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Oracle® Fusion Middlewareパッチ適用ガイド
11g リリース1 (11.1.1.9.0)
B61412-13
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B パッチ・セット・アシスタントの画面

この付録では、パッチ・セット・アシスタントの画面のスクリーンショットを掲載し、各画面について説明します。

内容は次のとおりです。

B.1 ようこそ

psa_welcome90.pngについては周囲のテキストで説明しています。

「ようこそ」画面はインストーラを起動するたびに表示されます。

スキーマのアップグレード・プロセス時は、「ログの表示」をクリックすればいつでもログ・ファイルを表示できます。ログ・ファイルに書き込まれたメッセージを含む別のウィンドウ(「ログ・ファイル・ビューア」)が表示されます。「ログ・ファイル・ビューア」の最上部には、ログ・ファイルの場所と名前が表示されます。「リフレッシュ」をクリックすると、ログに記録された最新のメッセージを表示できます。

B.2 コンポーネントの選択

select_comp90.pngについては周囲のテキストで説明しています。

この画面を使用して、アップグレードするコンポーネント・スキーマを選択します。

パッチ・セット・インストーラには、Middlewareホームにあるすべてのコンポーネントがリストされます。たとえば、パッチ・セット・インストーラをMW_HOME/oracle_common/bin/psaディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはc:\Products\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)から起動した場合、パッチ・セット・インストーラには、/home/Oracle/Middlewareディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはc:\Products\Oracle\Middlewareディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるすべてのコンポーネントがリストされます。

パッチ・セット・アシスタントでは、一度に1つの最上位レベルのコンポーネントしかアップグレードできません。前述の図ではOracle SOAが選択されているため、パッチ・セット・アシスタントでは、SOAINFRAスキーマと、SOAINFRAスキーマが依存するMDSスキーマがアップグレードされます。ただし、最上位レベルの「Oracle Metadata Services」ボックスは、そのスキーマがアップグレード対象であっても選択されません。

このMiddlewareホームにある他の2つの最上位レベル・スキーマ(この場合は「Oracle Audit Services」および「Oracle Platform Security Services」)のいずれかをアップグレードする場合は、パッチ・セット・アシスタントを再起動して、それらのコンポーネントを個別に選択する必要があります。


ノート:

リリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0からアップグレードする場合、prefix_ACTIVITIESスキーマはリリース11.1.1.4.0まで導入されないため、ご使用の環境では使用可能になりません。WebCenter Portalコンポーネントからこのスキーマを必ず選択解除してください。そうしないと、パッチ・セット・アシスタントでこのスキーマの資格証明を要求されます。

B.3 前提条件

prereq90.pngについては周囲のテキストで説明しています。

処理を続行する前に、この画面を使用してデータベースの前提条件を満たしていることを確認します。すべてのチェック・ボックスを選択して、アップグレードの前提条件をすべて満たしていることを確認する必要があります。すべての前提条件を満たしていないと、次の画面には進めません。Webcenter Contentの場合、「前提条件」画面の後で、「Content Serverのディレクトリ」と呼ばれる新しい画面も表示されます。Content Serverがインストールされている、ドメイン・ディレクトリ・パスを指定します。

「データベースのバックアップが完了済」を選択し、第4.4.3項「データベースとデータベース・スキーマのバックアップ」の手順に従ってデータベースをバックアップしたことを確認します。

「Fusion Middlewareのアップグレードを行うデータベースのバージョンがOracleにより動作保証済」を選択して、「Oracle Fusion Middlewareサポートされるシステム構成」ページにあるOracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポート対象プラットフォームのドキュメントを読んだこと、およびご使用のデータベースがOracle Fusion Middlewareでの使用について動作保証されていることを確認します。

B.4 Content Serverのディレクトリ(WebCenter Contentのみ)

four.gifの説明が続きます
図four.gifの説明

B.5 スキーマ・データベース資格証明

schema90.pngについては周囲のテキストで説明しています。

この画面を使用して、データベース接続の資格証明、およびアップデートするスキーマの情報を指定します。この画面はアップグレードが必要なコンポーネント・スキーマごとに1回表示されます。最初に表示された後は、データベース資格証明のすべての値が画面に自動的に入力されて表示されます。スキーマが異なるデータベース上にある場合は、それに応じてデータベース接続情報を変更する必要があります。

次の表で、この画面のフィールドについて説明します。

フィールド 説明
データベース・タイプ ドロップダウン・リストからデータベース・タイプを選択します。このリストでは、スキーマに対して有効なデータベース・タイプのみが選択可能になります。次のデータベース・タイプがサポートされています。
  • Oracle Database

  • エディションベースの再定義に対応したOracle Database

  • Microsoft SQL Server

  • IBM DB2

  • MySQL

さらに、Oracle Data Integratorでは、次のデータベースもサポートされています。

  • Sybase Adaptive Server Enterprise

  • PostgreSQL

  • Hypersonic SQL

ノート: エディションベースの再定義に対応するOracle Databaseデータベース・タイプは、EBRデータベースに作成したエディションのアップグレードが必要な場合のみ選択されます。該当しない場合は、「Oracle Database」を選択します。

接続文字列 データベース接続の資格証明を指定します。
  • Oracleデータベースの場合:

    host:port/service_name
    
  • Microsoft SQL ServerおよびIBM DB2データベースの場合

    //host:port;DatabaseName=dbname
    
  • MySQLデータベースの場合:

    //host:port/database
    
DBAユーザー名 データベース管理者ユーザーのユーザー名およびロールを指定します。
  • Oracleデータベースの場合は、SYSと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザー(たとえば、sys as sysdbaまたはDBA権限を持つ任意のユーザー)を入力します。

  • Microsoft SQL Serverデータベースの場合は、saと入力するか、db_ownerロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • IBM DB2データベースの場合は、db2adminと入力するか、DBAロールを持つ任意のユーザーを入力します。

  • Hypersonicデータベースの場合は、saを入力します。

  • Sybaseデータベースの場合は、saを入力します。

  • MySQLデータベースの場合は、rootと入力します。

DBAパスワード データベース管理者ユーザーのパスワードを入力します。

これらの値を入力したら、「接続」をクリックしてデータベースに接続します。接続に成功したら、画面上で次の2つの追加フィールドがアクティブになります。

フィールド 説明
スキーマ・ユーザー名 このドロップダウン・リストには、接続先のデータベースで使用可能なすべての製品スキーマが含まれています。アップグレードするスキーマをドロップダウン・リストから選択します。

ノート: Oracle WebCenter Content Server - 完全(prefix_OCS)の場合、スキーマ名を移入するドロップダウン・リストがあります。

ノート: ドロップダウン・リストが空である場合は、必要な権限を持つユーザーとしてデータベースに接続していることを確認してください。

スキーマ・パスワード 選択したスキーマのパスワードを指定します。

B.6 Recordsディレクトリ(WebCenter Contentのみ)

seven.gifの説明が続きます
図seven.gif'の説明

この画面では、ご使用のドメイン・ディレクトリへの完全なパスを指定します。

B.7 調査

examine.pngについては周囲のテキストで説明しています。

このページには、アップグレードする各コンポーネント・スキーマのステータスが表示されます。次の表に、コンポーネントのステータス・インジケータの意味を示します。

ステータス 説明
進行中 パッチ・セット・アシスタントが、更新可能なスキーマかどうかを調査しています。
保留中 このスキーマは、先行するコンポーネントの調査終了後、パッチ・セット・アシスタントによって調査されます。
アップグレード済 このスキーマは、パッチ・セット・アシスタントによって正常にアップグレードされているか、最新バージョンのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)によって作成されています。このスキーマではアクションは実行されません。
失敗 このスキーマはアップグレードできません。
スキップ済 このスキーマの調査はスキップされました。これは、依存スキーマの調査が失敗したときに発生します。
成功 このスキーマの調査は正常に実行されており、アップグレードする準備ができています。

B.8 アップグレード・サマリー

upgrade_summ.pngについては周囲のテキストで説明しています。

このページを使用して、選択したオプションのサマリーをレビューし、アップグレード・プロセスを開始します。

「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、このアップグレード情報をレスポンス・ファイルに保存します。このファイルは、後でコマンドラインからパッチ・セット・アシスタントを実行する際に使用できます。詳細は、第4.5.2項「コマンドラインからのパッチ・セット・インストーラの使用」を参照してください

B.9 アップグレードの進行状況

psa_upgrade_progress90.gifについては周囲のテキストで説明しています。

この画面には、スキーマのアップグレードの進行状況が表示されます。「アップグレードの進行状況」バーは、開始時の0%からアップグレード完了時の100%まで移動します。

B.10 アップグレード成功

upgrade_success.pngについては周囲のテキストで説明しています。

この画面は、アップグレードが正常に完了したことを示します。

MW_HOME/oracle_common/upgrade/logsディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\upgrade\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるログ・ファイルで、アップグレードの詳細について必ず確認してください。(正確なディレクトリ・パスは画面上に表示されます。)ログ・ファイルを任意のテキスト・エディタで表示するか、「ログの表示」ボタンをクリックできます。