Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理 11gリリース1 (11.1.1.9.0) E51441-06 |
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この章では、ビジネス・ロール・ページを作成してターゲット化する方法およびその他の関連するビジネス・ロール・ページ管理タスクを実行する方法について説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
権限: この章のタスクを実行するには、WebCenter PortalのAdministrator ロールまたは次の権限を付与されているカスタム・ロールが必要です。
さらに、ポータルの作成および管理の権限( |
ビジネス・ロール・ページは、関連性の高いコンテンツを特定のユーザーに公開する方法を提供します。ビジネス・ロール・ページは、営業チーム、会計チーム、管理スタッフなどの特定のタイプのグループ、またはユーザー(あるいはユーザー・ロール)向けのページです。
ビジネス・ロール・ページは、WebCenter Portalシステム管理者がビジネス・ロール・ページを公開すると、ターゲットのビジネス・ロールを共有するすべてのユーザーのホーム・ポータル・ビューで使用できます。たとえば、HR_ORG
ロールに割り当てられたすべてのユーザーをターゲットにするビジネス・ロール・ページは、ロールHR_ORG
に割り当てられたすべてのユーザーのホーム・ポータル・ビューに表示されます。
ヒント: ビジネス・ロール・ページがホーム・ポータル・ナビゲーションに表示されていなくても、ターゲットのユーザーはこのページを「ページのパーソナライズ」ページで常に使用できます。 |
HR_ORG
ロールに割り当てられていない個人ユーザーにページを表示する場合、システム管理者はこのユーザーにアクセス権限を付与できます。シードされたビジネス・ロール・ページ(表51-1を参照)には、変更できない事前設定されたアクセス設定があります。シードされたビジネス・ロール・ページのアクセス設定を変更する方法の詳細は、第51.4.3項「シードされたビジネス・ロール・ページのアクセス権限の設定」を参照してください。
システム管理者は、ビジネス・ロール・ページを作成できる唯一のユーザー・タイプです。その他のユーザーは、システム管理者が権限を付与した場合のみ、ビジネス・ロール・ページの編集、コピーおよび削除、ならびにページの権限の変更を行えます(詳細は、第51.4項「ビジネス・ロール・ページのターゲット・ユーザーの指定」を参照)。
表51-1に、デフォルトのWebCenter Portalインストールに含まれているシードされたビジネス・ロール・ページをリストし、説明します。また、これらが表示されるコンテキストについて説明します。
これらのページは、WebCenter Portal偽装を除いて、「システム・ページ」ページにも表示されます(第50章「システム・ページのカスタマイズ」を参照)。
表51-1 シードされたビジネス・ロール・ページ
ページ | 説明 | コンテキスト |
---|---|---|
アクティビティ |
「ピープル・コネクション」および「パブリッシャ」タスク・フローから「アクティビティ・ストリーム」を表示します。これはコンテンツをストリームに投稿するために使用できます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』のポータル・アクティビティの追跡に関する項および「フィードバックおよびメッセージ・ボードでの作業」を参照してください。 |
認証された(ログインしている)ユーザーそれぞれのホーム・ポータル・ビューにデフォルトで表示されます。 |
分析 |
WebCenter Portal、ポータル、ポートレットおよびサービスに関係のあるパフォーマンス・メトリックを表示します。詳細は、第27.1項「Oracle WebCenter Portalのパフォーマンス・メトリックの理解」を参照してください。 |
デフォルトでは非表示ですが、ホーム・ポータルのシステム管理者のビューの「ページのパーソナライズ」ページでアクセスできます。 |
ドキュメント |
「ドキュメント・エクスプローラ」タスク・フローを表示します。詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「「ドキュメント・サービス」タスク・フローについて」の項を参照してください。 |
デフォルトでは、認証されたユーザーそれぞれのホーム・ポータル・ビューに表示されます。 |
プロファイル |
現在のユーザーの「プロファイル」を表示します。これには、「アクティビティ」、「コネクション」、「ドキュメント」、組織図(「組織」)およびユーザーのプロファイル詳細(「情報」)のサブページが含まれます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』の「プロファイルの管理」および『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「「ドキュメント・サービス」タスク・フローについて」の項を参照してください。 |
デフォルトでは、認証されたユーザーそれぞれのホーム・ポータル・ビューに表示されます。 |
ポータル |
現在のユーザーと関係のあるポータルを表示します(ユーザーが属しているポータル、ユーザーがアクセス権限を持っているポータル、ユーザーが検索できるポータルなど)。リストされた各ポータルには、ポータルでアクションを実行するためのオプション付きの関連メニューがあります。このページでは、ポータルの作成および追加のポータルの検索を行うためのコントロールも提供します。 |
デフォルトでは、認証されたユーザーそれぞれのホーム・ポータル・ビューに表示されます。 |
ポータル・テンプレート |
デフォルトおよびカスタムのポータル・テンプレートのリストを表示し、カスタム・ポータル・テンプレートを作成する方法およびテンプレートのリストをフィルタリングする方法を提供します。 |
デフォルトでは非表示ですが、認証された各ユーザーのホーム・ポータル・ビューの「ページのパーソナライズ」ページでアクセスできます。 |
タグ・センター |
「タグ」タスク・フローまたは検索結果内のタグをユーザーがクリックしたときにレンダリングされる「タグ・センター」を表示します。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』の「タグの使用」を参照してください。 |
ユーザーがタグをクリックすると起動します。 |
WebCenter Portal偽装 |
WebCenter Portalシステム管理者が、サポート担当者や他のポータル管理者などのユーザー(「偽装者」)のグループに偽装の権限を割り当てることができるページを表示します。こうすることによって、偽装者は他のユーザー(「被偽装者」)として操作を実行できます。詳細は、第38章「偽装の管理」を参照してください。 (偽装者による)偽装セッションの開始方法および(被偽装者による)偽装セッションの許可方法の手順については、『Oracle WebCenter Portalの使用』の「WebCenter Portal偽装の使用」を参照してください。偽装ELおよび偽装APIの詳細は、『Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のWebCenter Portal偽装ELおよび偽装APIの使用に関する項を参照してください。 |
WebCenter Portal偽装は、OAM 11g 11.1.2.0に依存しています。WebCenter Portalインスタンスのために偽装を有効化するには、その前にまずOAM 11g (Oracleのシングル・サインオン・ソリューション)をインストールして構成し、OAMで偽装を有効にする必要があります。OAM 11gのインストールと構成の詳細は、第33.2項「Oracle Access Manager(OAM)の構成」を参照してください。 |
WebCenter Portalシステム管理者は、ページ作成のデフォルトを設定し、ビジネス・ロール・ページの作成に必要な手順の数を減らすことができます。つまり、「ページの作成」ダイアログを開いたときにデフォルトで選択されるページ・スタイルを指定できます。「ページの作成」ダイアログをバイパスすることも選択できます。こうすると、デフォルトのページ・スタイルが強制的に選択されます。
関連項目: ビジネス・ロール・ページ用にシステム管理者が設定するページ作成のデフォルトは、個人用ページにも影響します。認証されたユーザーは、ホーム・ポータルで作成した独自の個人用ページのページ作成のデフォルトをオーバーライドできます(詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』の個人用ページのページ作成のデフォルトの設定に関する項を参照)。ポータルで作成されるページのデフォルトは、ポータル・モデレータによって制御されます(詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータル・ページの作成および編集に関する項を参照)。 |
ビジネス・ロール・ページのページ作成のデフォルトを設定するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
「ページ・デフォルトの設定」をクリックして、「ページ・デフォルトの設定」ダイアログを開きます(図51-1)。
「ページ・スタイル」ドロップダウン リストからページ・レイアウトを選択します。
関連項目: シードされたページ・スタイルの詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページ・スタイルの概要に関する項を参照してください。このリストは、追加のカスタム・ページ・スタイルを含む場合や、ページ・スタイルを短いリストに制限している場合があります。 |
「ワンクリック・ページ作成の有効化」のオプションを選択します。
はい: 「ページの作成」ダイアログをバイパスし、指定した「ページ・スタイル」を使用してすべての個人用ページを作成します。
ヒント: 「ページの作成」ダイアログをバイパスしてページを作成する場合、新しいページは汎用名になります。ページ名の変更の詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページの名前変更に関する項を参照してください。 |
いいえ: 「ページの作成」ダイアログが表示され、指定した「ページ・スタイル」がすべての個人用ページの「ページの作成」ダイアログのデフォルトとして選択されます。新しい個人用ページに異なるスタイルを選択できます。
「保存」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
注意: 個人用ページまたはビジネス・ロール・ページの「ページのコピー」アクションを選択して、これをビジネス・ロール・ページとしてコピーすることも可能です。詳細は、第52.8項「個人用ページのコピー」および第51.10項「ビジネス・ロール・ページのコピー」を参照してください。 |
新しいビジネス・ロール・ページを作成するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
「作成」をクリックします(図51-2)。
ワンクリック・ページ作成を有効にしている場合、新しいページがリストに表示されます。ワンクリック・ページ作成を有効にしなかった場合、次の手順に進みます。
「ページの作成」ダイアログで、一意のページ名を「ページ名」フィールドに入力し、「ページ・スタイル」を選択します(図51-3)。
関連項目: シードされたページ・スタイルの概要は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の初期ページ・スタイルに関する項を参照してください。 |
「作成」をクリックします。
新しいページがビジネス・ロール・ページのリストに表示されます。
関連項目: システム管理者は、カスタム・ページ・スタイルに属性を設定できます。この属性によって、そのスタイルに基づいて新しく作成されるページを、ページ編集モードで開くかページ表示モードで開くかを決めることができます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータル・アセットのプロパティの設定に関する項を参照してください。 |
後でページにコンテンツを追加できます。次の項(第51.4項「ビジネス・ロール・ページのターゲット・ユーザーの指定」)では、ビジネス・ロール・ページのアクセス権限を設定する手順を説明します。
次の手順:
第51.4項「ビジネス・ロール・ページのターゲット・ユーザーの指定」の説明に従って、ページのユーザーを定義します。
第51.7項「ビジネス・ロール・ページのデフォルトの表示順の設定」の説明に従って、ページの表示順を選択します。
『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページでのWeb開発コンポーネントの使用に関する項の説明に従って、コンテンツをページに追加します。
ビジネス・ロール・ページのターゲット・ユーザーはときどき変化する場合があります。たとえば、元々製品開発チーム用に設計したページをセールス・チーム全体に表示する必要が生じる場合があります。マーケティング部門のページにパブリック・アクセス権限を指定する必要が生じる場合があります。選択した部門のメンバーにEdit Pages
権限などの追加のアクセス権限を付与する必要が生じる場合があります。
注意: システム管理者は、作成するビジネス・ロール・ページのアクセス権限を設定できます(詳細は、第51.4.1項「カスタム・ビジネス・ロール・ページのアクセス権限の設定」を参照)。シードされたビジネス・ロール・ページのデフォルトのアクセス権限の設定は、WebCenter Portalのユーザー・インタフェースから変更できません(表51-1「シードされたビジネス・ロール・ページ」を参照)。シードされたビジネス・ロール・ページのアクセス権限を設定する方法の詳細は、第51.4.3項「シードされたビジネス・ロール・ページのアクセス権限の設定」を参照してください。 |
「ページのパーソナライズ」ページのページのアクセス権限を設定する制御はホーム・ポータルにあり、「ビジネス・ロール・ページ」ページのアクセス権限を設定する制御はWebCenter Portal管理にあります(図51-4)。
この項では、ビジネス・ロール・ページの特定のアクセス権限の設定方法およびページをパブリックにする方法について説明します。次のサブセクションが含まれます:
システム管理者は、作成するビジネス・ロール・ページのアクセス権限を設定できます。ただし、WebCenter Portal管理のユーザー・インタフェースを使用して、シードされたビジネス・ロール・ページのアクセス権限を設定することはできません(シードされたビジネス・ロール・ページへのアクセス権限の設定の詳細は、第51.4.3項「シードされたビジネス・ロール・ページのアクセス権限の設定」を参照)。
作成したカスタム・ビジネス・ロール・ページのターゲット・ユーザーを指定するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
アクセス権限を設定しているカスタム・ビジネス・ロール・ページの「アクション」アイコンを選択してクリックし、「ページのアクセス権限の設定」を選択して「ページのアクセス権限の設定」ダイアログを開きます(図51-5)。
ロールauthenticated-role
(WebCenter Portalにログインしているユーザー)が「ロールまたはユーザー」の下に追加されます。
すべてのパブリック・ユーザー(ログインしなかったユーザーおよびログインしていたユーザー)にアクセス権限を付与するには、「パブリック・アクセス権限の追加」をクリックします。
ロールanonymous-role
が「ロールまたはユーザー」の下に追加されます。
関連項目: ビジネス・ロール・ページへのパブリック・アクセス権限を有効にするこの方法は、表示アクセス権限に加えてその他の権限をパブリック・ユーザーに付与する方法を提供します。このようなユーザーに表示アクセス権限のみを付与するには、第51.4.2項「カスタム・ビジネス・ロール・ページへのパブリック・アクセス権限の付与」の手順に従って、これを素早く設定できます。 |
選択したユーザー、グループおよびアプリケーション・ロールにアクセス権限を付与するには、「アクセス権限の追加」をクリックします。
「アクセス権限の追加」ダイアログが開きます(図51-6)。
ホーム・ポータルでこのビジネス・ロール・ページを公開するユーザー、グループおよびアプリケーション・ロールを特定します。
選択可能なすべてのユーザー、グループおよびアプリケーション・ロールから選択します。検索機能を使用してアイデンティティ・ストアを検索します。
「検索」フィールドに、ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールの検索語を入力します。アイデンティティ・ストアの検索のヒントは、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のアイデンティティ・ストアでのユーザーまたはグループの検索に関する項を参照してください。
ヒント: この検索は大/小文字を区別しません。 |
「検索」アイコンをクリックします。
検索条件と一致するユーザー、グループおよびアプリケーション・ロールが、「ユーザーの追加」ダイアログに表示されます。
リストから1つ以上の名前を選択します。
複数のユーザーを選択するにはCtrl+Click
を押します。
「選択」をクリックします。
選択結果が、「ページのアクセス権限の設定」ダイアログに表示されます。デフォルトでは、選択したユーザーには「ページの表示」権限が付与されます。
ユーザー名、グループまたはアプリケーション・ロールそれぞれに対して、1つ以上のチェック・ボックスを選択してページの権限を付与します。
ページの表示 - ユーザーはページを表示できますが、ページに対するアクションを実行できません。
ページの編集 - ユーザーはページを編集できます。これには、コンテンツの追加、並べ替えおよび削除、ならびにページ・スキームの変更が含まれます。
ページの削除 - ユーザーはページを削除できます。
すべてのページ・アクションの実行 - ユーザーにはページに対する完全なアクセス権限があります。これらのユーザーは、ページの編集、ページ・レイアウトの改訂、他のユーザーに対する追加のアクセス権限の設定およびその他のすべてのページ権限の設定を実行できます。
ページのパーソナライズ - ユーザーはページの個人用ビューを変更できます。このような変更は、ページの他のユーザーのビューには影響しません。
ページへのアクセス権限を取り消すには、ユーザーまたはロールを選択し、「アクセス権限の削除」をクリックします。
ヒント: 権限を取り消すには、チェック・ボックスを選択解除します。 |
「OK」をクリックして、変更を保存します。
このページは、ターゲット・ユーザーが次回WebCenter Portalにログインしたときにホーム・ポータルのビューに表示されます。
任意のユーザー(ログインしているかしていないかは不問)が、特定のカスタム・ビジネス・ロール・ページを表示できるように指定できます。このようなページをパブリック・ホーム・ポータルに公開できます。またはURLをパブリック・ビジネス・ロール・ページに公開し、すべてのユーザーが簡単にアクセスできるようにすることができます。
関連項目: この項で説明するプロセスでは、すべてのパブリック・ユーザーが、選択したカスタム・ビジネス・ロール・ページを表示できます。パブリック・ユーザーにページに関する追加の権限を付与するには、第51.4.3項 「シードされたビジネス・ロール・ページのアクセス権限の設定」で説明されている手順に従います。 |
カスタム・ビジネス・ロール・ページをパブリックにするには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
アクセス権限を設定しているビジネス・ロール・ページの「アクション」アイコンをクリックし、「パブリックにする」を選択します(図51-7)。
初期設定のビジネス・ロール・ページ(「アクティビティ」や「ポータル」など)は、デフォルトではすべてのユーザーが使用できます(表51-1「シードされたビジネス・ロール・ページ」を参照)。WebCenter Portalを使用してシードされたビジネス・ロール・ページのセキュリティを変更することはできません。デフォルトのセキュリティ設定を変更する場合、たとえばシードされたビジネス・ロール・ページをすべてのユーザーに対して非表示にする場合、pages.xml
ファイル内のデフォルトのビジネス・ロール・ページの設定を変更し、WLSTコマンドexportMetadata
/importMetadata
を使用してWebCenter Portalが使用するMDSリポジトリに変更をアップロードする必要があります。
シードされたビジネス・ロール・ページのデフォルトのセキュリティ設定を変更するには:
WLSTコマンドexportMetadata
を実行して、ユーザー・ロールanonymous-role
およびauthenticated-role
に対してpages.xml
をエクスポートします。
例:
exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/anonymous-role/pages.xml') exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/authenticated-role/pages.xml')
ここで、toLocation
はエクスポートするファイルのシステム上のターゲット・ディレクトリを指定します。構文の詳細は、『WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のexportMetadataに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
両方のpages.xml
ファイルのセキュリティを必要に応じて変更します。つまり、各ビジネス・ロール・ページを非表示または表示にマークします。
<!-- Business Role Pages -->
<pageDef id="Page_2eb852ac_10f5902cb2f__7ff7"
contentMRef="/oracle/webcenter/page/scopedMD/
s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/businessRolePages/
ActivityStreamMainView.jspx" shared="true" hidden="true"/>...
<pageDef id="Page_2eb852ac_10f5902cb2f__7ff7" contentMRef="/oracle/webcenter/page/scopedMD/ s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/businessRolePages/ ASpaceTemplatesMainView.jspx" shared="true" hidden="false"/>...
<pageDef id="Page_2eb852ac_10f5902cb2f__7ff7" contentMRef="/oracle/webcenter/page/scopedMD/ s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/businessRolePages/ MyProfileMainView.jspx" shared="true" hidden="true"/>...
非表示にするページに対してhidden="true"
を設定します。
表示するページに対してhidden="false"
を設定します。
WLSTコマンドimportMetadata
を使用して、pages.xml
ファイルに対する変更をMDSにアップロードします。
例:
importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/anonymous-role/pages.xml') importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/authenticated-role/pages.xml')
ここで、fromLocation
はインポートするファイルを含むディレクトリを指定します。構文の詳細は、『WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のimportMetadataに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
注意: デフォルトでは、任意の認証されたユーザー・ロールまたは匿名ユーザー・ロールは、「アクティビティ・ストリーム」ページを表示できません(ここで例として使用)。ただし、ユーザーは、WebCenter Portalにログインしている場合、「ページのパーソナライズ」ページからこの設定をオーバーライドし、「ページを表示」オプションを使用してページを表示できます。このユーザー・カスタマイズは、/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/user/<GUID of user>/pages.xml としてMDSにも格納されます。
<GUID of user>は、表 MDS内のこの |
カスタム・ビジネス・ロール・ページへのアクセス権限を取り消すには:
第51.4.1項「カスタム・ビジネス・ロール・ページのアクセス権限の設定」の手順に従い、「ページのアクセス権限の設定」ダイアログを開きます。
「ロールまたはユーザー」から、アクセス権限を取り消すユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールがある行を選択し、「アクセス権限の削除」をクリックします(図51-8)。
確認ダイアログで「削除」をクリックします。
ユーザーにビジネス・ロール・ページへのナビゲーションを提供するオプションには次のものがあります。
第51.6.1項「ビジネス・ロール・ページの表示および非表示」で説明されているように、「ページを表示」チェック・ボックスを使用して、1つの手順ですべての認可されたユーザーにページを表示できます。
第51.6.2項「ビジネス・ロール・ページへのナビゲーションの作成」で説明されているように、ビジネス・ロール・ページへのナビゲーション・リンクを作成します。
ホーム・ポータル・ナビゲーションでビジネス・ロール・ページを表示または非表示にするには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
表示または非表示にするページで次の手順を実行します(図51-9)。
「ページを表示」列のチェック・ボックスを選択し、認可されたユーザーのホーム・ポータル・ビューのページを表示します。
「ページを表示」列のチェック・ボックスを選択解除し、ビューのページを非表示にします。
ユーザーがページ権限を使用してビジネス・ロール・ページを使用できるようにした後、そのページへのリンクをホーム・ポータル・ナビゲーションに含めることによってアクセスしやすくすることもできます。このプロセスは、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のナビゲーション・モデルへのリソースの追加に関する項で説明しています。
ビジネス・ロール・ページを論理的な順序で表示すると、ページのコンテンツにアクセスしやすくなり、ユーザーをナビゲートしやすくなります。WebCenter Portalシステム管理者は、ビジネス・ロール・ページがその意図するユーザーに表示されるように初期順序を決定できます。これを実行するには、ページをドラッグ・アンド・ドロップして目的の順序にするか、または「並替え」アイコンをクリックします。
個々のユーザーは、ホーム・ポータルの「ページのパーソナライズ」ページで指定した初期表示順序を変更できます。また、使用しないビジネス・ロール・ページを非表示にできます。
注意: ページの順序と表示/非表示を定義する場所は2箇所あります。WebCenter Portal管理(ここで説明)と「ページのパーソナライズ」ページ(『Oracle WebCenter Portalの使用』のホーム・ポータルのページ順の並替えに関する項で説明)です。2つの違いは、管理の変更はアプリケーションのカスタマイズであり、「ページのパーソナライズ」の変更はユーザー・カスタマイズであることです。ユーザー・カスタマイズは、該当するユーザーのビューではアプリケーションのカスタマイズより優先されます。 |
ビジネス・ロール・ページの表示順を変更するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
ビジネス・ロール・ページを選択し、「並替え」列の矢印をクリックし、表示順を変更します(図51-10)。
かわりに、ページをドラッグ・アンド・ドロップして目的の順序にできます。
ビジネス・ロール・ページのEdit Page
権限を付与されたユーザーであれば誰でもそのページを編集できます。これらのユーザーにとって、編集プロセスは通常のページと同じです(詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページの編集に関する項および『Oracle WebCenter Portalの使用』の個人用ページの編集に関する項を参照)。
WebCenter Portalシステム管理者は、「管理」ページからビジネス・ロール・ページの編集を開始することも可能です。
ビジネス・ロール・ページを編集するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
ページを選択し、編集するページの「アクション」アイコンをクリックし、「ページの編集」を選択します(図51-11)。
コンポーザでページが編集モードで開きます。コンポーザでのページの編集の詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページの編集に関する項を参照してください。
ページを編集し、「保存」、「閉じる」の順にクリックして終了します。
コンポーザでページを開かずにビジネス・ロール・ページのソースを編集できます。
ビジネス・ロール・ページのソースを編集するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
ソースを編集するカスタム・ページの「アクション」アイコンをクリックし、「ソースの編集」ページを選択します(図51-12)。
「ソースの編集」ダイアログが開きます(図51-13)。
必要に応じてページのソースを編集します。
ページのソースの編集の詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページのソース・コードの表示および変更に関する項を参照してください。
「OK」をクリックします。
ビジネス・ロール・ページをコピーすると、これを別のビジネス・ロール・ページとして保存したり、ホーム・ポータルのビューに個人用ページとして保存したりできます。別のビジネス・ロール・ページをコピーする場合、アクセス権限は元のページからコピーされないため、その新しいページについてアクセス権限を設定する必要があります(詳細は、第51.4項「ビジネス・ロール・ページのターゲット・ユーザーの指定」を参照)。カスタム・ビジネス・ロール・ページはコピーできません。
シードされたビジネス・ロール・ページをコピーするには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
ページを選択し、コピーするページの「アクション」アイコンをクリックし、「ページのコピー」を選択します(図51-14)。
「ページのコピー」ダイアログで、新しいページの名前を入力します(図51-15)。
「名前を付けてコピー」の横で、コピーが個人用ページかビジネス・ロール・ページかを指定します。
コピーを同じジョブ・ロールの人のグループに公開する場合、「ビジネス・ロール・ページ」を選択します。
自分のビューにのみコピーを公開(つまり、ホーム・ポータルのビューに個人用ページとして公開)する場合、「個人用ページ」を選択します。
「OK」をクリックします。
コンポーザでページが編集モードで開きます。コンポーザでのページの編集の詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページの編集に関する項を参照してください。
必要に応じてページを編集し、「保存」をクリックして終了します。
選択したビジネス・ロール・ページから、すべてのユーザー・カスタマイズを削除する制御を使用できます。この制御を使用すると、タスク・フローの並べ替え、サイズ変更、折りたたみなどの個人の変更が削除されます。これは、ビジネス・ロール・ページのユーザーごとの個人用ビューで実行します。
ビジネス・ロール・ページのすべてのビューからすべてのユーザー・カスタマイズを削除するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
ターゲット・ページの横の「アクション」メニューから「パーソナライズの削除」を選択します。
結果として表示される確認ダイアログで、「OK」をクリックします。
ユーザーによってページの自分のビューに追加されたすべてのユーザー・カスタマイズが削除されます。つまり、タスク・フローが元の位置に戻って、元のサイズになったり、折りたたまれていたタスク・フローが開いたりします。
カスタム・ビジネス・ロール・ページのDelete Page
権限を付与されたユーザーであれば誰でもそのページを削除できます。これらのユーザーにとって、このプロセスは通常のページの削除と同じです(詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページの削除に関する項を参照)。WebCenter Portalシステム管理者は、カスタム・ビジネス・ロール・ページを「管理」ページから削除することも可能です。
カスタム・ビジネス・ロール・ページをWebCenter Portalから削除すると、これをリカバリすることはできません。削除したページは永続的に削除され、このページに以前割り当てられたユーザーは、ホーム・ポータルのビューにこれを表示できなくなります。
カスタム・ビジネス・ロール・ページを削除するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「ビジネス・ロール・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して「ビジネス・ロール・ページ」に直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/businessrolepages
関連項目: 『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
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