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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理
11gリリース1 (11.1.1.9.0)
E51441-06
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7 Oracle WebCenter Portalの管理対象サーバーとアプリケーションの起動および停止

この章では、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する方法について説明します。Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行った、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション構成のほとんどの変更は、動的ではありません。変更を有効にするには、管理対象サーバーを再起動する必要があります。たとえば、バックエンド・サーバーの接続詳細を変更する場合は、アプリケーションの管理対象サーバーを再起動する必要があります。例外もあります。ポートレット・プロデューサおよび外部アプリケーションの登録は動的です。登録した新規ポートレット・プロデューサや外部アプリケーションは、アプリケーションで即座に使用可能になります。既存の接続に対して行った変更も即座に有効になります。

この章には次のトピックが含まれます:

すべての起動および停止操作は、Oracle WebLogic Server管理コンソールからも実行できます。『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動および停止に関する項も参照してください。


注意:

Fusion Middleware ControlまたはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、管理サーバー、管理対象サーバー、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションを起動および停止する前に、ノード・マネージャを実行している必要があります


権限:

この章のタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールでWebLogic ServerのAdminまたはOperatorロールが付与されている必要があります。

第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。


7.1 ノード・マネージャの起動

Fusion Middleware ControlまたはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、管理サーバー、管理対象サーバー、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションを起動および停止する前に、ノード・マネージャを実行している必要があります。ノード・マネージャはインストールの後に起動されるため、ノード・マネージャを再起動する必要があるのは意図的に停止された場合のみです。

startNodeManager.shを使用してノード・マネージャを起動する方法の詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』のノード・マネージャの使用に関する項を参照してください。

7.2 WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止

Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行った、WebCenter Portal構成のほとんどの変更は、動的ではありません。変更を有効にするには、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。

管理対象サーバーを起動または再起動すると、その管理対象サーバーにデプロイされているすべてのアプリケーションは自動的に起動します。詳細は、表7-1も参照してください。

表7-1 Oracle WebCenter Portal管理対象サーバーおよびアプリケーション

管理対象サーバー アプリケーション

WC_Spaces

webcenter (WebCenter Portalアプリケーション)

webcenter-help (WebCenter Portalオンライン・ヘルプ)

WC_Portlet

portalTools (OmniPortlet)

wsrp-tools (WSRPツール)

pagelet-producer (ページレット・プロデューサ)

services-producer (WebCenterサービス・プロデューサ)

WC_Collaboration

owc_discussions (ディスカッション・サーバー)

WC_Utilities

analytics-collector (分析)

activitygraph-engines (アクティビティ・グラフ)

wcps-services (パーソナライズ・サービス)

WC_CustomPortal

<your_portal_framework_application_name>



注意:

この項の説明は、表7-1に示すWebCenter Portal管理対象サーバーの起動および停止手順です。他のコンポーネントの管理対象サーバーを起動および停止するには、次を参照してください。
  • Oracle WebCenter Content管理対象サーバーは、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』を参照してください。

  • Oracle SOA Server管理対象サーバーは、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。


管理対象サーバーに特定の起動順序はありませんが、複数の管理対象サーバーを起動する必要がある場合、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理解消サーバーを最後に起動することをお薦めします。

Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Portal管理対象サーバーを起動、停止または再起動する手順は、次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインします。

  2. 「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で、「WebLogicドメイン」を開きます。

  3. 「wc_domain」を開き、起動または停止する管理対象サーバーを選択します。

    管理対象サーバーのホームページが表示されます(図7-2)。

    図7-1 管理対象サーバーのホームページ

    図7-1の説明が続きます
    「図7-1 管理対象サーバーのホームページ」の説明

  4. 「WebLogic Server」メニュー:

    • 管理対象サーバーを起動するには、「制御」→「起動」を選択します。

    • 管理対象サーバーを停止するには、「制御」→「停止」を選択します。

    図7-2 管理対象サーバーの起動または停止

    図7-2の説明が続きます
    「図7-2 管理対象サーバーの起動または停止」の説明

    あるいは、「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で管理対象サーバーの名前を右クリックして、管理対象サーバーのメニュー・オプションにアクセスします。

コマンド行ツールを使用してWebCenter Portal管理対象サーバーを起動または停止するには、管理者ガイドのOracle WebLogic Serverインスタンスの起動および停止に関する項を参照してください。

7.3 WebCenter Portalアプリケーションの起動および停止

Fusion Middleware ControlからWebCenter Portalを起動、再起動および停止する操作は簡単です。

あるいは、WLSTを使用することもできます。

Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してWebCenter Portalを起動することもできます。詳細は、管理者ガイドのOracle WebLogic Server管理コンソールの表示に関する項を参照してください。


注意:

アプリケーション構成を変更したら、WebCenter PortalがデプロイされているWC_Spaces管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。

7.3.1 Fusion Middleware Controlを使用したWebCenter Portalの起動

WebCenter Portalを起動すると、ユーザーがアプリケーションを使用できるようになり、停止すると使用できなくなります。

Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Portalを起動するには:

  1. Fusion Middleware Controlで、WebCenter Portalアプリケーションのホームページに移動します。

    第6.2項「WebCenter Portalのホームページへの移動」を参照してください。

  2. WebCenter Portalのメイン・メニューから、「WebCenter」→「ポータル」「制御」→「起動」を選択します。

    あるいは、「WC_Spaces」を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。

    進行状況メッセージが表示されます。

  3. 「閉じる」をクリックします。

アプリケーションのステータスが「稼働中」(緑色の矢印)に変化する様子に注意してください。

7.3.2 WLSTを使用したWebCenter Portalの起動

WLSTコマンドのstartApplicationを使用して、WebCenter Portalを起動します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstartApplicationに関する項を参照してください。

WebCenter Portalアプリケーションの場合、appName引数は必ずwebcenterになります。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

7.3.3 Fusion Middleware Controlを使用したWebCenter Portalの停止

WebCenter Portalアプリケーションを停止すると、誰もそのアプリケーションを使用できなくなります。アプリケーションを停止してもそのソース・ファイルはサーバーから削除されません。停止したアプリケーションを後で再起動すると、再び利用できます。

WebCenter Portalを停止しても、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Spaces)は引き続き使用できます。

Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Portalアプリケーションを停止するには:

  1. Fusion Middleware Controlで、WebCenter Portalのホームページに移動します。

    第6.2項「WebCenter Portalのホームページへの移動」を参照してください。

  2. メイン・メニューから、「WebCenter」→「ポータル」「制御」→「停止」を選択します。

    あるいは、「WC_Spaces」を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。

  3. 「OK」をクリックして続行します。

    進行状況メッセージが表示されます。

  4. 「閉じる」をクリックします。

ステータスが「停止中」(赤色の矢印)に変化する様子に注意してください。

7.3.4 WLSTを使用したWebCenter Portalの停止

WLSTコマンドのstopApplicationを使用して、WebCenter Portalアプリケーションを停止します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstopApplicationに関する項を参照してください。

WebCenter Portalアプリケーションの場合、appName引数は必ずwebcenterになります。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

7.4 Portal Frameworkアプリケーションの起動および停止

Fusion Middleware ControlからPortal Frameworkアプリケーションを起動および停止する操作は簡単です。

あるいは、WLSTを使用することもできます。

Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してPortal Frameworkアプリケーションを起動することもできます。詳細は、管理者ガイドのOracle WebLogic Server管理コンソールの表示に関する項を参照してください。


注意:

アプリケーション構成を変更したら、Portal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。

7.4.1 Fusion Middleware Controlを使用したPortal Frameworkアプリケーションの起動

Portal Frameworkアプリケーションを起動すると、ユーザーがアプリケーションを使用できるようになり、停止すると使用できなくなります。

Portal Frameworkアプリケーションを停止しても、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーは引き続き使用できます。

Fusion Middleware Controlを使用してPortal Frameworkアプリケーションを起動するには:

  1. Fusion Middleware Controlで、Portal Frameworkアプリケーションのホームページに移動します。

    第6.3項「Portal Frameworkアプリケーションのホームページへの移動」を参照してください。

  2. 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「アプリケーション・デプロイメント」「制御」→「起動」を選択します。

    あるいは、Portal Frameworkアプリケーションの名前を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。

    進行状況メッセージが表示されます。

  3. 「閉じる」をクリックします。

アプリケーションのステータスが「稼働中」(緑色の矢印)に変化する様子に注意してください。

7.4.2 WLSTを使用したPortal Frameworkアプリケーションの起動

WLSTコマンドのstartApplicationを使用して、Portal Frameworkアプリケーションを起動します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstartApplicationに関する項を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

7.4.3 Fusion Middleware Controlを使用したPortal Frameworkアプリケーションの停止

Portal Frameworkアプリケーションを停止すると、誰もそのアプリケーションを使用できなくなります。アプリケーションを停止してもそのソース・ファイルはサーバーから削除されません。停止したアプリケーションを後で再起動すると、再び利用できます。


注意:

Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してWebCenter Portalを停止することもできます。詳細は、管理者ガイドのOracle WebLogic Server管理コンソールの表示に関する項を参照してください。

Portal Frameworkアプリケーションを停止するには:

  1. Fusion Middleware Controlで、Portal Frameworkアプリケーションのホームページに移動します。

    第6.3項「Portal Frameworkアプリケーションのホームページへの移動」を参照してください。

  2. メイン・メニューから、「アプリケーション・デプロイメント」「制御」→「停止」を選択します。

    あるいは、Portal Frameworkアプリケーションの名前を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。

  3. 「OK」をクリックして続行します。

    進行状況メッセージが表示されます。

  4. 「閉じる」をクリックします。

ステータスが「停止中」(赤色の矢印)に変化する様子に注意してください。

7.4.4 WLSTを使用したPortal Frameworkアプリケーションの停止

WLSTコマンドのstopApplicationを使用して、Portal Frameworkアプリケーションを停止します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstopApplicationに関する項を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。