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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
11gリリース1 (11.1.1.9.0)
E50013-05
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45 ポータルへのコネクションの追加

この章では、「コネクション」タスク・フローをポータルに追加する方法を説明します。「コネクション」タスク・フローにより、同僚や仕事上の関係者のソーシャル・ネットワークを構築し、コラボレーション作業環境を促進できます。

この章の内容は、次のとおりです。


権限:

この章のタスクを実行するには、ポータルレベルの権限Basic Services: Edit Page Access and Structure (標準権限)またはPages: Edit Pages (アドバンスト権限)が必要です。ポータル・モデレータは、デフォルトでこの権限を持っています。

権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


45.1 コネクションについて

コネクションは、同僚や仕事上の関係者を集めてソーシャル・ネットワークを構築するための手段になります。自分のコネクションを管理し、他のユーザーのコネクションを表示するためのツールも用意されています。ピープル・コネクションのプリファレンスを使用すると、コネクションのあるユーザーとそれ以外のユーザーに異なるアクセス・レベルを付与できます。たとえば、自分のプロファイルの表示権限をコネクションのみに限定したり、コネクションがプロファイルの特定セクションを表示できるようにする一方、コネクションでないユーザーにはそれらのセクションを表示しないようにできます。


関連項目:

Oracle WebCenter Portalの使用のコネクション・プリファレンスの設定に関する項

他のユーザーとコネクションを持つと、それらのユーザーに自分の「ピープル・コネクション」ビューへのアクセス権を与え、自分もそれらのユーザーの「ピープル・コネクション」ビューにアクセスできることになります。


注意:

ピープル・コネクションには、コネクション、アクティビティ・ストリーム、メッセージ・ボード、フィードバックおよびプロファイルが含まれます。詳細は、次を参照してください:

個々のユーザーがソーシャル・ネットワークの構築を始める前に、アプリケーション管理者は、すべてのユーザーが自分および他のユーザーのコネクションに関して表示できる内容と実行できる操作に関わるグローバル・アプリケーション・デフォルトを設定できます。詳細は、Oracle WebCenter Portalの管理のコネクションの構成に関する項を参照してください。

WebCenter Portalでは、コネクションの次のタスク・フローが提供されます。

コネクションの各タスク・フローには、タスク・フロー・インスタンスの外観および動作の制御に使用できるプロパティが関連付けられています。たとえば、コネクションのプロパティを使用して、「コネクション - カード」と「コネクション - クイック・ビュー」の各タスク・フローに表示するコネクション数や行数を指定できます。

コネクションの機能の使用方法の詳細は、Oracle WebCenter Portalの使用の連絡先の管理に関する項を参照してください。

45.2 ページへのコネクションのタスク・フローの追加

ページに「コネクション」タスク・フローを追加する手順は、第14.2項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。


ヒント:

「コネクション」タスク・フローの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのポータル・カタログでは、「コネクション」タスク・フローは「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダに含まれます。

45.3 コネクションのタスク・フロー・プロパティの設定

コネクションのタスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図45-5)。

図45-5 コネクションのタスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」

図45-5の説明が続きます
「図45-5 コネクションのタスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」」の説明

次の各項では、コネクションのタスク・フローに関連付けられたプロパティと、「パラメータ」タブで使用できるプロパティについて説明します。

45.3.1 コネクションのタスク・フロー・プロパティについて

コネクションのタスク・フローにプロパティ値を設定した場合、その値が設定されたタスク・フロー・インスタンスのみが影響を受けます。同じタスク・フローの他のインスタンスは、この変更による影響を受けません。

デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第45.3.2項「コネクションのタスク・フロー・パラメータ」を参照してください。一部のタスク・フローでは、このタブのパラメータにより、ページ・パラメータやページ定義変数へのタスク・フローの結付けが容易になります。詳細は、第19章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびADFコンポーネントの結付け」を参照してください。

「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第14.3.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。

「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。プロパティの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。エディタの使用方法の詳細や一般的なEL式の説明は、Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発の式言語式に関する項を参照してください。


注意:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの汎用の「表示オプション」タブでELを入力する際、閉じ大カッコがないなど無効な構文が検出された場合にのみ、パーサーはエラーを報告します。検証は構文に対してのみ行われ、式の値に対しては行われません。汎用の表示オプションとは、表14-1「表示オプション・プロパティ」に掲載されているオプションです。

汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。


45.3.2 コネクションのタスク・フロー・パラメータ

表45-1に、コネクションのタスク・フローに固有のパラメータを示します。

表45-1 コネクションのタスク・フロー・パラメータ

パラメータ 説明

Allow Remove

タスク・フローでコネクションの削除用コントロールを使用できるかどうかを表すブール値。

trueまたはfalseを入力します。

この値は、タスク・フロー・インタンスがリスト形式で表示される場合にのみ有効です。詳細は、Profile Formatを参照してください。

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Connection List Name

コネクションのグループ化リストの名前。

このパラメータを使用して、指定されたコネクション・リストのコネクションのみに表示を限定します。

コネクション・リストの名前を入力します。

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Current View

デフォルトで表示するビュー。

有効な値は、次のとおりです。

  • connections—(デフォルト値)コネクション・リスト

  • receivedInvitations—受信したコネクションの招待のリスト

  • sentInvitations—送信したコネクションの招待のリスト

  • people—コネクションの対象となる人を検索するための検索フィールド

ユーザーがタスク・フロー・インスタンスにアクセスすると、ここで指定したビューが最初に表示されます。people以外のすべての選択肢では、アプリケーションのデフォルト・ビュー(connections)に移動するためのコントロールが表示されます。peopleを選択すると、他のユーザーをコネクションに招待するための検索および選択用コントロールが表示されます。

このパラメータは、「コネクション」タスク・フローに関連付けられています。

Filter Pattern

タスク・フローのコンテンツに対するフィルタとなる値。

たとえば、patという条件を含むユーザー名(patricksripathyなど)のコネクションのみを表示するには、「Filter Pattern」フィールドにpatと入力します。

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Hide Footer

タスク・フローのフッターを非表示にするかどうかを表すブール値。

このパラメータを使用して、タスク・フロー下部のリンクの表示と非表示を切り替えます。表示されているコネクションを超える数のコネクションがある場合に、ユーザーはこのリンク(表示されている場合)を使用してコネクションの詳細ビューに移動できます。

  • タスク・フローのフッターを非表示にするには、チェック・ボックスを選択します(#{true})。

  • タスク・フローのフッターを表示するには、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false})。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • コネクション - カード

  • コネクション - クイック・ビュー

Hide Header

タスク・フローのヘッダーを非表示にするかどうかを表すブール値。

このパラメータを使用して、タスク・フロー下部のリンクの表示と非表示を切り替えます。表示されているコネクションを超える数のコネクションがある場合に、ユーザーはこのリンク(表示されている場合)を使用してコネクションの詳細ビューに移動できます。

  • タスク・フローのヘッダーを非表示にするには、チェック・ボックスを選択します(#{true})。

  • タスク・フローのヘッダーを表示するには、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false})。(デフォルト)

このパラメータは、「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フローに関連付けられています。

Hide Name

Profile Formaticonicに設定されている場合に、コネクションの名前をコネクションのピクチャの下に表示するかどうかを決定します。

  • コネクションの名前を非表示にするには、チェック・ボックスを選択します(#{true})。コネクションの写真は、自身のプロファイルへのリンクです。

  • 写真の下にコネクションの名前を表示するには、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false})。コネクションの名前は、自身のプロファイルへのリンクです。(デフォルト)

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Launch Style

現在はsnapshotとprofileの2つのオプションがあります。デフォルト値はsnapshotです。このタスク・フローのパラメータは、Profile Launched on Selectionが選択されている場合にのみ有効になります。

次の形式のいずれかを選択します。

  • Snapshot—ユーザーがコネクションをクリックしたときに「プロファイル」ポップアップを起動します。

  • Profile—ユーザーがコネクションをクリックしたときに「プロファイル」ページを起動します。

このパラメータは、Profile Launched on Selectionが選択されている場合のみ考慮されます。

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Number of Columns

タスク・フローに表示する列数。

たとえば、6つのコネクションを表示する場合、値を2にすると、コネクションは2列で3行に表示されます。

ユーザーのコネクション数が列と行の制限の適用後に表示可能な数を超えている場合は、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。(Number of Rowsも参照してください。)

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • コネクション - カード

  • コネクション - クイック・ビュー

Number of Connections per page

タスク・フロー・インスタンスに表示するコネクション数。

数値(10215など)を入力します。

ここに入力した数値により、タスク・フロー・インスタンスに表示されるコネクション数が制限されます。ユーザーのコネクション数が指定された値を超える場合は、「プロファイル」ページの「コネクション」サブページ全体のビューに移動できるように、「詳細」リンクが表示されます。

このパラメータは、行数と列数の両方がパラメータとして指定されている場合は、無視されます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • コネクション - カード

  • コネクション - 詳細ビュー

  • コネクション - クイック・ビュー

Number of Rows

タスク・フローに表示する行数。

たとえば、6つのコネクションを表示する場合に、Number of Columnsに値2を指定し、Number of Rowsに値2を指定すると、コネクションは2列で2行に表示されます。つまり、表示されるコネクションは4つになります。

ユーザーのコネクション数が列と行の制限の適用後に表示可能な数を超えている場合は、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。(Number of Columnsも参照してください。)

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • コネクション - カード

  • コネクション - クイック・ビュー

Number of Rows (list layout)

コネクションのタスク・フロー(リスト・レイアウトのもの)に表示する行数。

この値は、コネクションのタスク・フローの表示がconnectionsに設定されている場合にのみ有効です。(詳細は、Current Viewを参照してください。)

ユーザーのコネクション数が行の制限の適用後に表示可能な数を超えている場合は、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。

このパラメータは、「コネクション」タスク・フローに関連付けられています。

Profile Format

タスク・フローのレイアウト・スタイル。

次の形式のいずれかを選択します。

  • vcard—各コネクションを仮想名刺として表示します。コネクションのユーザー名とステータス・メッセージ、およびコネクションとやりとりを行うためのクイックアクセス・ボタンが表示されます。

  • iconic—コネクションの個人プロファイル写真を表示し、写真の下にユーザー名を表示します。

  • list—コネクションをリストに表示します。個人プロファイルの写真、ユーザー名、最近のプロファイルの更新に関する情報、コネクションとやりとりを行うためのクイックアクセス・ボタンが表示されます。

  • tiled—コネクションの個人プロファイルの写真を表示し、写真の横にユーザー名と役職を表示します。

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Profile Launched on Selection

ユーザーがタスク・フローに表示されたコネクションをクリックしたときに「プロファイル」ポップアップを表示するかどうかを表すブール値。

  • ユーザーがコネクションをクリックしたときにユーザーのプロファイルを起動する場合は、チェック・ボックスを選択します(#{true})。起動されるプロファイル・ビューは、Launch Styleの選択(SnapshotまたはProfile)によって決まります。

  • このオプションを有効にしない場合は、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false})。

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Show "See all your connections" in footer always

フッターに「すべてのコネクションを表示」リンクを常に表示するかどうかを決定します。

このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。

Sort Criteria

コネクションのソート順。

日時の降順でコネクションをソートするには、LAST_ACTIVITY_TIMEを入力します。名前のアルファベット順にソートするには、空白のままにします。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • コネクション - カード

  • コネクション - 詳細ビュー

User Id

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に設定されます(#{securityContext.userName})。この値は編集しないでください。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • コネクション - クイック・ビュー

  • コネクション - 詳細ビュー

User Name

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に設定されます(#{securityContext.userName})。この値は編集しないでください。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • コネクション - カード

  • コネクション


45.3.3 プロパティを使用したコネクションのタスク・フロー・インスタンスの構成

この項では、プロパティ値を使用して特定のタスク・フロー・インスタンスの動作を変更する方法の例を示します。このような変更は、ページ・エディタ(コンポーザ)で行われるため、該当タスク・フロー・インスタンスのすべてのユーザーのビューが影響を受けます。

この項の内容は、次のとおりです。

45.3.3.1 「コネクション - カード」への「削除」ボタンの追加

デフォルトでは、「コネクション - カード」タスク・フローにはコネクションを完全に削除するコントロールは表示されません。「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのAllow Removeプロパティを使用すると、表示される各コネクションの横に「削除」ボタンを表示できます。Allow Removeは、該当タスク・フローのProfile FormatプロパティがListまたはVirtual Business Cardに設定されている場合に有効になります。

「コネクション - カード」タスク・フローでコネクションを削除できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. Profile Formatlistに設定します。

  4. Allow Removeの値を指定します。

  5. 「OK」をクリックします。

45.3.3.2 指定されたリストのコネクションのみの限定表示

「コネクション - カード」タスク・フローのインスタンスでは、Connection List Nameプロパティを使用して、指定したコネクション・リストに含まれるユーザーのみにコネクションの表示を制限できます。


関連項目:

コネクション・リストの詳細は、Oracle WebCenter Portalの使用の連絡先のグループの作成と管理に関する項を参照してください。

「コネクション - カード」タスク・フローの表示を特定のコネクション・リストのみに制限するには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. 「Connection List Name」フィールドに、コネクションの表示を制限するために使用するコネクション・リストの名前を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

45.3.3.3 コネクションのタスク・フロー・インスタンスの最初のビューの指定

コネクションのタスク・フロー・インスタンスの最初のビューを指定するには、Current Viewプロパティを使用します。ほとんどのビューでは、ここで指定したデフォルトを変更できるようになっています。例外はpeopleビューで、別のビューに切り替えるためのコントロールは表示されません。

コネクションのタスク・フロー・インスタンスの最初のビューを指定するには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. Current Viewに、次のいずれかを選択します。

    • connections—(デフォルト値)コネクション・リスト

    • receivedInvitations—受信したコネクションの招待のリスト

    • sentInvitations—送信したコネクションの招待のリスト

    • people—コネクションの対象となる人を検索するための検索フィールド

  4. 「OK」をクリックします。

45.3.3.4 表示するコネクション数の制限

「コネクション - カード」、「コネクション - 詳細ビュー」および「コネクション - クイック・ビュー」の各タスク・フローには、一度に表示するコネクション数を制限するためのNumber of Connections per pageプロパティがあります。ユーザーのコネクション数が指定された値を超える場合は、「プロファイル」ページの「コネクション」サブページ全体のビューに移動できるように、タスク・フローの下部にリンクが表示されます。

「コネクション - カード」、「コネクション - 詳細ビュー」または「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスに表示するコネクション数を制限するには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション - カード」、「コネクション - 詳細ビュー」または「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. Number of Connections per pageの値を指定します。

  4. 「OK」をクリックします。

45.3.3.5 行数と列数の指定

「コネクション」、「コネクション - カード」および「コネクション - クイック・ビュー」の各タスク・フローには、一度に表示する列数と行数を制御するためのプロパティがあります。列と行の値が両方とも指定されている場合に、ユーザーのコネクション数が指定された値を超えるときには、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。

表示するコネクションの行数と列数を指定するには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション」、「コネクション - カード」または「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. 表示する行数を制御するための数値を入力します。

    • 「コネクション」の場合は、Number of Rows (list layout)の数値を入力します。

    • 「コネクション - カード」と「コネクション - クイック・ビュー」の場合は、Number of Rowsの数値を入力します。

  4. 「コネクション - カード」と「コネクション - クイック・ビュー」の場合は、「Number of Columns」フィールドに数値を入力して、表示する列数を制御します。

  5. 「OK」をクリックします。

45.3.3.6 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスへのフィルタの適用

Filter Patternプロパティを使用すると、「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスにコネクションの表示を制限するフィルタ条件を適用して、条件に一致するコネクションのみを表示するようにできます。たとえば、patという条件を含むユーザー名(patricksripathyなど)のコネクションのみを表示するには、Filter Patternプロパティにpatと入力します。

フィルタはカードのすべての情報に適用されるため、ユーザーの役職や名前などに対するフィルタリングが可能です。たとえば、managerという条件を入力した場合は、役職にmanagerが含まれる人のコネクションのみがタスク・フロー・インスタンスに表示されます。

「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスにフィルタを適用するには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. 「Filter Pattern」にフィルタ条件を入力します。


    ヒント:

    たとえば、役職、ユーザー名または値の一部(manなど)を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

45.3.3.7 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスの表示形式の選択

Profile Formatプロパティでは、「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンス内のコネクションの配置を制御するためのオプションを指定できます。この選択は、情報の配置と表示される情報量の両方に影響します。

「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスの表示形式を選択するには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. 「Profile Format」ドロップダウン・リストから、形式を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

45.3.3.8 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスからの「プロファイル」ポップアップの起動

Profile Launched on Selectionプロパティは、ユーザーが「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスでコネクション名をクリックしたときに「プロファイル」ポップアップを起動する手段となります(図45-11)。

図45-11 「コネクション - カード」タスク・フローからの「プロファイル」ポップアップの起動

図45-11の説明が続きます
「図45-11 「コネクション - カード」タスク・フローからの「プロファイル」ポップアップの起動」の説明

このオプションが選択されていない場合にタスク・フローでコネクション名をクリックすると、単にそのコネクションが選択されます。

「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスから「プロファイル」ポップアップを起動できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・プロパティの編集の詳細は、第14.3項「コンポーネント・プロパティの変更」を参照してください。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。

  3. Profile Launched on Selectionのオプションを選択します。

    • ユーザーがコネクションをクリックしたときに「プロファイル」ポップアップを起動する場合は、チェック・ボックスを選択します(#{true})。

    • このオプションを有効にしない場合は、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false})。

  4. 「OK」をクリックします。

45.4 コネクションのタスク・フローの使用

「コネクション」タスク・フローの使用方法の詳細は、Oracle WebCenter Portalの使用の「連絡先の管理」を参照してください。