Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発 11gリリース1 (11.1.1.9.0) E49666-05 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
次のトピックではOracle WebCenter Portal 11gリリース1の新機能や変更された機能について紹介し、詳細情報へのリンクを提供します。
Oracle Fusion Middleware製品11gリリース1のシステムおよびプラットフォーム固有の情報は、Oracle Fusion Middlewareシステム要件および仕様を参照してください。そのガイドでは、認証されているものを見つける方法および認証の要件を検証する方法を説明します。システム管理者は、Oracle WebCenter Portalをインストールする前にこれらのタスクを実行します。
WebCenter Portal 11gリリース1 (11.1.1.9.0)には、次の新機能と変更された機能が含まれます。
クラウド・テクノロジでのWebCenter Portalの実行のサポート:
Portalオンプレミス: 顧客データ・センターのWebCenter Portalデプロイメント。
Oracle Private Cloud: Oracle MWaaSのWebCenter Portalのプロビジョニングおよび実行、つまり、Oracle EM Cloud Controlの使用。
Oracle Public Cloud: Oracle Java Cloud Service(JCS)のプロビジョニングおよび実行。
Folders_gフォルダ・サービスからFrameworkFoldersフォルダ・サービスへのWebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション・コンテンツの移行のサポート。『Oracle WebCenter Portalの管理』の付録「Folders_gのFrameworkFoldersへの移行」を参照してください。
11.1.1.8.0以前のポータルの現行リリースへのアップグレードのサポート。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の11.1.1.8.0以前のポータルのアップグレードに関する項を参照してください。
Show Detail Frame
コンポーネントの子(コンテンツ)がいつ作成されるかを指定するShow Detail Frame
コンポーネントのchildCreation
プロパティの追加、そしてこれにより処理時間が削減されます。表B-7 Show Detail Frameコンポーネントの属性のchildCreation
を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートでのイメージ・レンディションのサポート。第27.3.6項「コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートでのイメージ・レンディションの使用」を参照してください。
WebCenter Portal 11gリリース1 (11.1.1.8.3)には、次の新機能と変更された機能が含まれています。
既存のページ・テンプレートと比較して効率とパフォーマンスが向上した、4つの新しいページ・テンプレートのサポート。「新しいページ・テンプレート」を参照してください。
Folders_gのかわりとして、Oracle WebCenter Contentからスケーラブルで高パフォーマンスのフォルダ・サービスを提供するFrameworkFoldersコンポーネントのサポート。「FrameworkFoldersのサポート」を参照してください。
4つの新しいページ・テンプレートでは、既存のページ・テンプレートと比較して効率とパフォーマンスが向上しました。ファイルの内容は次のとおりです。
4つのページ・テンプレート: Skyrosサイド・ナビゲーションv2、Skyrosサイド・ナビゲーション(ストレッチ) v2、Skyrosトップ・ナビゲーションv2およびSkyrosトップ・ナビゲーション(ストレッチ) v2
1つのスキン: Skyros v2
これは、新しいページ・テンプレートの優先スキンです。既存のページ・テンプレートで新しいSkyros v2スキンを使用しないでください。同様に、新しいページ・テンプレートで既存のスキンを使用しないでください。
2つのタスク・フロー: ポータル・サイド・ナビゲーションおよびポータル・トップ・ナビゲーション
これらのタスク・フローは、横側のペインまたはポータル上部のタブのページ・テンプレートでナビゲーションを実装します。これらのタスク・フローのナビゲーションのスタイルは、このパッチで使用できるスキン・ファイルのCSSに依存します。別のスキンを使用しているページ・テンプレートでこれらのタスク・フローを使用する場合は、スキンのCSSの不一致により、ナビゲーションが予期したとおりに表示されないことがあります。ただし、ナビゲーション・セクションを、新しいSkyros v2スキン・ソース・コードから現在のスキン・ソース・コードにコピーして貼り付けた場合は、予期したとおりの結果が得られます。
WebCenter Portal 11gリリース1 (11.1.1.9.0)では、これらのファイルは事前インストールされて「共有アセット」ページに表示され、これはAdministrator
またはApplication Specialist
ロールの権限がある場合に使用できます。
アセット・タイプ | ファイル名 |
---|---|
ページ・テンプレート | pageTemplate_Skyros_Side_Navigation_Stretch_v2.ear
|
スキン | skin_Skyros_v2_Skin.ear |
タスク・フロー | taskFlow_Portal_Side_Navigation.ear
|
次の手順を実行して、新しいページ・テンプレートを使用します。
ホーム・ポータルおよびすべての新しいポータルのページで新しいデフォルト・ページ・テンプレートを設定するには(ポータルのテンプレートで、特定のページ・テンプレートを使用するように指定されていない場合)、『Oracle WebCenter Portalの管理』のデフォルト・ページ・テンプレートの選択に関する項を参照してください。
個々のポータルで使用されているページ・テンプレートを変更するには、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルのページ・テンプレートの変更に関する項を参照してください。
ページ・テンプレートで使用されている優先スキンを変更するには、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページ・テンプレートの優先スキンの設定に関する項を参照してください。
詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページ・テンプレートの作業に関する章および第11章「ページ・テンプレートの開発」を参照してください。
以前のOracle WebCenter Portalでは、Folders_gのみをサポートしていました。WebCenter Portal11gリリース1 (11.1.1.8.3) では、Oracle WebCenter Portalの新しいインストールをFrameworkFoldersと統合できます。11g リリース1 (11.1.1.8.3)にパッチを適用したOracle WebCenter Portalの既存のインストールでは、引き続きFolders_gを使用する必要があります。
FrameworkFoldersコンポーネントでは、リポジトリ・コンテンツにアクセスして編成するスケーラブルな階層フォルダ・インタフェースを提供し、これはコンテンツ・サーバー用の推奨される企業フォルダ・サービスです。
WebCenter Portal 11gリリース1 (11.1.1.8.0)には、次の新機能と変更された機能が含まれています。
用語の変更:
前のリリース | 11g リリース1 (11.1.1.8.0) |
---|---|
WebCenter Portal: Spaces | WebCenter Portal |
スペース | ポータル |
スペース・テンプレート | ポータル・テンプレート |
リソース | アセット |
エンドユーザー・エクスペリエンス
更新されたプロファイル・ユーザー・インタフェースではプロファイル情報の組織が強化され、クリックにより編集、プロファイル写真機能のクリアが実行できます。『Oracle WebCenter Portalの使用』の「プロファイルの管理」を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」、「管理」および「開発環境」で参照されています。
ファセット検索、ドキュメント・サムネイルなど、検索操作の向上(Oracle SES 11.2.2.2でサポートされます)。『Oracle WebCenter Portalの使用』の「情報の検索」を参照してください。
ポータル・ビルダー
インプレース・ページ作成など、ポータル作成の簡素化。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「新しいポータルの作成および構築」を参照してください。
再設計されたポータル編集および管理のユーザー・インタフェース(ポータル・ビルダー)。複数のタスクを少数の手順に統合しています。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「ポータルの編集」および「ポータルの管理」を参照してください。
「Web」ビュー(編集用)、「データ」ビュー(管理用)、インライン・リソース・カタログ(コンポーネントのページへのドラッグ・アンド・ドロップのサポート付き)、「選択」ビューといった、簡素化されたページ作成および編集。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「ポータル・ページの使用」を参照してください。
新しいページの作成時のポータル・ナビゲーションの自動更新。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の既存のポータルでのページまたはサブページの作成に関する項を参照してください。
ツールの遅延プロビジョニング。WebCenter Portalでは、バックエンド・サーバーの構成を、ポータルの作成時ではなく、ツールを最初に使用する際に行い、新しいポータルをより迅速に作成できるようにします。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の新規ポータルの作成に関する項を参照してください。
階層ページのサポート(サブページ)。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルでのページまたはサブページの作成に関する項を参照してください。
更新されたプロファイル・ユーザー・インタフェースではプロファイル情報の組織が強化され、クリックにより編集、プロファイル写真機能のクリアが実行できます。新しいコンポーネント・プロパティにより、ピープル・コネクションおよびアクティビティ・グラフ・コンポーネントが強化されました。詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「ポータルへのアクティビティ・グラフと推奨の追加」、「ポータルへのコネクションの追加」および「ポータルへのプロファイルの追加」の各章を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「エンドユーザー・エクスペリエンス」、「管理」および「開発環境」で参照されています。
スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど様々なデバイスでのポータル・ページのレンダリング方法を制御するデバイス設定。ページ・バリアントを作成し、iOS電話、iOSタブレットなど特定のデバイス・グループを対象として、そのグループでポータルを最適にレンダリングできます。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルのデバイス設定の管理に関する項、「ポータルのデバイス・グループの管理」の章、およびデバイス・グループのページ・バリアントの作成に関する項を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「管理」および「開発環境」で参照されています。
コンテンツ・プレゼンタおよびCSS3 Media Queriesを使用して、ブラウザ(スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど)の幅に合せるレスポンシブ・レイアウトを生成する方法例を示すレスポンシブ・コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のレスポンシブ・テンプレートの使用に関する項を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「開発環境」で参照されています。
開発環境
更新されたプロファイル・ユーザー・インタフェースではプロファイル情報の組織が強化され、クリックにより編集、プロファイル写真機能のクリアが実行できます。新しいコンポーネント・プロパティにより、ピープル・コネクションおよびアクティビティ・グラフ・コンポーネントが強化されました。第37章「ピープル・コネクション・サービスの導入」、第39章「ピープル・コネクションのタスク・フロー・バインディング・パラメータ」および第46章「アクティビティ・グラフの統合」を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「エンドユーザー・エクスペリエンス」, 「ポータル・ビルダー」および「管理」で参照されています。
開発者は、式言語(EL)を使用して、デバイス設定に関する情報を取得できます。デバイス設定では、スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど様々なデバイスでのポータル・ページのレンダリング方法を制御します。第G.15項「デバイス設定に関連するEL式」を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」および「管理」で参照されています。
コンテンツ・プレゼンタおよびCSS3 Media Queriesを使用して、ブラウザ(電話、タブレット、パーソナル・コンピュータなど)の幅に合せる応答レイアウトを生成する方法例を示すレスポンシブ・コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート。第27.3.4項「レスポンシブ・テンプレートの使用」および第27.3.5項「レスポンシブ・テンプレートの拡張」を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」で参照されています。
カスタムの共有ライブラリの開発およびデプロイメントの簡素化。WebCenter Portalでは、タスク・フロー、データ・コントロール、マネージドBeanなどのカスタム・コンポーネントを構築し、共有ライブラリにあるそれらを直接WebCenter Portalサーバーにデプロイできる新しいJDeveloperテンプレートを提供します。第55章「JDeveloperを使用したWebCenter Portalのコンポーネントの開発」を参照してください。
管理
レガシーWebCenter Portalの顧客にとってなじみのある概念の、パワー・ユーザー指向の操作性を持つ、簡素化されたWebCenter Portal管理。『Oracle WebCenter Portalの管理』のポータル・ビルダー管理におけるポータルの管理に関する項を参照してください。
新しいプロファイルの構成設定には、新規プロファイル・ユーザー・インタフェースもしくはレガシー・プロファイル・ユーザー・インタフェースのどちらを表示するかを指定したり、プロファイルの同期設定を指定するためのプロパティが含まれています。『Oracle WebCenter Portalの管理』の「ピープル・コネクションの管理」の章を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「エンドユーザー・エクスペリエンス」、「ポータル・ビルダー」および「開発環境」で参照されています。
スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど様々なデバイスでのポータル・ページのレンダリング方法を制御するデバイス設定。ページ・バリアントを作成し、iOS電話、iOSタブレットなど特定のデバイス・グループを対象として、そのグループでポータルを最適にレンダリングできます。『Oracle WebCenter Portalの管理』のデバイスおよびデバイス・グループのデプロイに関する項、デバイス・グループに対するシステム・ページのページ・バリアントの作成に関する項、および「デバイス設定の管理」の章を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」および「開発環境」で参照されています。
偽装。これにより、権限のあるユーザーは、別のユーザーを偽装し、別のユーザーのWebCenter Portalでの操作を検証して、予期しない結果に対するトラブルシューティングを行うことができます。『Oracle WebCenter Portalの管理』の「偽装の管理」の章を参照してください。
ポータルのライフサイクル・ツールの向上。これにより、最小のダウンタイムで、1つ以上のポータルのエクスポート/インポートおよびバックアップ/リカバリが可能となります。『Oracle WebCenter Portalの管理』の「ポータル、テンプレート、アセットおよび拡張機能のデプロイ」および「WebCenter Portalのバックアップ、リカバリおよびクローニングの管理」の章を参照してください。
WebCenter Portalの管理ユーザー・インタフェース内の統合Oracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサ。これにより、システム管理者はページレット・プロデューサのページレットの存在を認識し、エンド・ユーザーに対してこれらのページレットを使用可能にできます。UIを統合することにより、ページレット・プロデューサの開発者は、ページレットを表示するWebCenter Portalからページレット・プロデューサの管理UIに容易に移動して、新しいページレットを作成したり、既存のページレットを編集することが可能となります。『Oracle WebCenter Portalの管理』の「ページレット・プロデューサの管理」の章を参照してください。
新しいページ・パフォーマンス・アナライザ。これにより、個々のコンポーネントのポータル・ページへの表示に要する時間、およびページの表示に要するすべての時間が示されます。初期レベルのパフォーマンス分析を行う開発者、独自のページを構築する顧客、およびWebCenter Portalでページをカスタマイズするユーザーにとって、この新しいツールは便利です。『Oracle WebCenter Portalの管理』の動作の遅いページ・コンポーネントを特定する方法に関する項を参照してください。
ペルソナおよびそのWebCenter Portal内でのロールに応じて再構成されたドキュメント・ライブラリ。
『Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』(このガイド)は、主にJDeveloperを使用してポータルとWebCenter Portal Frameworkアプリケーションの両方をサポートする開発者が必要とする情報を提供します。
『Oracle WebCenter Portalの使用』は、一般的にWebCenter Portalを使用して、コンテンツの提供およびレビューを行ったり、社会的な交流に参加したり、ホーム・ポータルを利用して独自のドキュメントやプロファイルを管理するナレッジ・ワーカーが必要とする情報を提供します。
『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』には、ポータル・ビルダーを使用して、ポータル、ポータルの構造(ページ階層、ナビゲーション、セキュリティ)およびそのコンテンツ(ページのコンポーネント、レイアウト、動作など)を作成および管理するアプリケーション・スペシャリストが必要とする情報が記載されています。
『Oracle WebCenter Portalの管理』には、システム管理者が必要とする情報が記載されています。システム管理者は、IT担当者やビジネス・ユーザーからの要求に応じて新しいマシンを設定し、既存のアプリケーションのシステムとデータベースをクローニングまたはバックアップします。また、パッチ、パッケージおよびアプリケーションをインストールし、その他の管理に関連する作業を実行します。
詳細は、「ペルソナ一覧」を参照してください。