| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B55910-11 |
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この項では、Oracle WebCenter Portalおよび関連製品をシステムから削除する方法について説明します。
ソフトウェアをアンインストールするときは、この章で説明する手順に必ず従ってください。ソフトウェアを手動でアンインストールしようとすると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する場合があります。この項の手順に従うと、ソフトウェアを正しく削除できます。
内容は次のとおりです。
アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホームを削除しようとしています。Oracleホームを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。
この手順では、作成済のWebLogicドメインが削除されることはなく、Oracleホームのソフトウェアが削除されるだけです。
システムからOracle WebCenter Portalを正しく削除するには、次のタスクが必要です。
Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーおよびプロセスを停止する必要があります。
詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する説明を参照してください。
ノード・マネージャを停止するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』のノード・マネージャの停止に関する項の手順を参照してください。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動して、WebCenterスキーマをデータベースから削除します。
手順については、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する項を参照してください。
Oracle UCMをOracle WebCenter Portalのインストールとは別にインストールした場合は、Oracle WebCenter Portalを削除する前にこのソフトウェアを別にOracle WebCenter Portalソフトウェアから削除する必要があります。
システムからOracle UCM 11gを削除するには、『Oracle WebCenter Contentインストレーション・ガイド』のOracle WebCenter Contentの削除に関する説明を参照してください。
前のバージョンのOracle UCMのを削除するには、次のURLでContent Serverインストレーション・ガイド for Microsoft WindowsおよびContent Serverインストレーション・ガイド for UNIXを参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E10316_01/owc.htm
Oracle UCMを削除したら、次のOracle WebCenter Portalの削除手順に進むことができます。
Oracle WebCenter Portalをアンインストールすると、WebCenter OracleホームとともにOracle共通ホーム・ディレクトリが削除されます。
アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホームを削除しようとしています。この手順では、作成済のWebLogicドメインが削除されることはなく、Oracleホームのソフトウェアが削除されるだけです。
Oracleホームの削除を選択する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。
アンインストーラを起動するには、WebCenter_ORACLE_HOME/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebCenter_ORACLE_HOME\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動して、アンインストーラを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./runInstaller.sh -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
Windowsオペレーティング・システムの場合:
setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
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注意: JRE_LOCATIONへの全体パスを指定します(相対パスはサポートされていません)。 |
表6-1の手順に従ってOracle WebCenterを削除してください。
アンインストール画面についてさらにヘルプが必要な場合は、付録B「Oracle WebCenter Portalのアンインストール画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
表6-1 Oracle WebCenter Portalのアンインストール画面のフロー
| 画面 | 説明および必要なアクション |
|---|---|
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1つ以上のOracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントを削除しようとする際に、インストーラによってこの画面が表示されます。 |
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アンインストールするOracleホームを確認します。 「削除」をクリックして続行します。 「警告」画面で、ソフトウェアとともにOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。 アンインストーラによってソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」を、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」を、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。 「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順は、「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」を参照してください。 |
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この画面には、アンインストールの進捗状況およびステータスが表示されます。 |
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この画面では、完了したアンインストールのサマリーが表示されます。 「終了」をクリックして画面を終了します。 |
この項では、oracle_commonディレクトリの削除方法について説明します。このディレクトリには、他のOracleホーム・ディレクトリと同様に、oui/bin(UNIXオペレーティング・システム)またはoui\bin(Windowsオペレーティング・システム)に独自のアンインストーラが格納されています。
アンインストーラを起動するには、MW_HOME/oracle_common/oui/bin(UNIXオペレーティング・システム)またはMW_HOME\oracle_common\oui\bin(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリにナビゲートして、アンインストーラを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./runInstaller -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
Windowsオペレーティング・システムの場合:
setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
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注意: JRE_LOCATIONへの全体パスを指定します(相対パスはサポートされていません)。 |
アンインストーラの起動後は、表6-1の手順に従ってOracle共通ホームを削除します。
削除中に警告画面で「いいえ」を選択した場合は、Oracleホーム・ディレクトリとすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、WebCenter Oracleホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middleware/Oracle_WC1の場合は、次のようにします。
> cd /home/Oracle/Middleware > rm -rf Oracle_WC1
Windowsオペレーティング・システムでは、WebCenter Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_WC1である場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Oracle_WC1フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
同じ手順を使用してOracle共通ホーム(oracle_common)ディレクトリを手動で削除することもできます。
Oracle WebLogic Serverの削除手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のソフトウェアの削除に関する項を参照してください。
ソフトウェアを削除した後、手動でMiddlewareホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでミドルウェア・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のようにします。
> cd /home/Oracle > rm -rf Middleware
Windowsオペレーティング・システムでは、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリにナビゲートし、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。
システムにOracle JDeveloperをインストールした場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』(Oracle Fusion Applications Edition)のOracle JDeveloperのアンインストールに関する項を参照し、このソフトウェアをシステムから削除する方法を確認してください。
Windowsシステムでは、Start Menu\Programsフォルダからプログラム・グループを手動で削除することも必要です。システムのフォルダ名やプログラム・グループ名は異なる場合もありますが、たとえば、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから次のものを削除します。
Oracle Fusion Middleware 11.1.1.6.0
Oracle WebCenter 11g - Home1
Oracle WebLogic
Windowsオペレーティング・システムでは、すべてのプログラムを削除した後、正常にクリーンアップされるように、コンピュータを再起動する必要があります。
Oracle製品が格納されているディレクトリにOracle WebCenterを再インストールすることはできません。以前と同じディレクトリにOracle WebCenterを再インストールする場合は、この章の手順に従ってソフトウェアをアンインストールしてから、第2章「Oracle WebCenter Portalのインストール」の手順に従ってソフトウェアを再インストールする必要があります。
部分的にインストールまたは構成したため、Oracle WebCenter Portalを再インストールする必要がある場合は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』の部分的または中断されたインストールや構成からのリカバリに関する項の重要な情報を参照してください。