期間の作成

期間を設定するには、期間コンポーネント (GP_CALENDAR_PERIOD) を使用します。

給与計算または休暇欠勤を処理するには、計算対象となる期間に対し、期間 ID を使って支給期間の開始日、終了日、周期を定義します。

ページ名

定義名

用途

期間ページ

GP_CALENDAR_PERIOD

単一の支給期間を定義します。

期間 - 自動作成ページ

自動期間作成ページ

GP_AUTO_PRD

複数の支給期間を定義します。

期間ページ (GP_CALENDAR_PERIOD) を使用して、単一の支給期間を定義します。

画像: 期間ページ

次の例では、期間ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

期間ページ

注: 処理が開始された後は、期間ページ上のフィールドを編集できません。変更するには、給与計算実行をキャンセルします。

フィールドまたはコントロール

定義

期間開始日期間終了日

計算される期間の日付を入力します。

カレンダーによっては、支給期間が同じでも、その支給日は異なる場合があります。支給日はカレンダーの定義ページで指定します。

周期

周期を入力します。この周期を使用して、ジェネレーション コントロールの周期なしで定義された支給、控除、または休暇付与エレメントを非年次化します。ジェネレーション コントロールの周期がエレメントに対して定義されている場合は、以下のとおりになります。

  • エレメントのジェネレーション コントロールとカレンダー ID のジェネレーション コントロールが一致する場合には、このジェネレーション コントロールの周期は非年次化係数に使用されます。

  • エレメントのジェネレーション コントロールとカレンダー ID のジェネレーション コントロールが一致しない場合は、いくつかの例外を除き、エレメントは処理されません。

    遡及調整がある場合は、調整は支給または控除には適用されますが、支給または控除自体は処理されません。控除プログラムにより、延滞回収処理は実行されます。回収金額が生成されると、控除額は回収金額に変換されます。

注: 休暇付与エレメントには 2 つのジェネレーション コントロール フィールドがあり、1 つは主要エレメント、もう 1 つは調整処理に使用します。

フィールドまたはコントロール

定義

周期係数

年次化または非年次化の係数を表示します。

期間 ID で定義可能な時間および周期のデータ例

次の表は、終了日と周期を変えることで異なる期間を定義する例を示しています。

開始日

終了日

周期

6 月 1 日

6 月 7 日

週次

6 月 1 日

6 月 30 日

月次

6 月 1 日

6 月 15 日

半月

6 月 1 日

8 月 31 日

四半期

周期の例

4 つのエレメントがあり、各エレメントが総額 1200 で開始していると仮定してください。次の表は、さまざまな周期オプションを組み合わせた場合の影響を表しています。周期オプション適用後の各エレメントの値は、表の最終行に表示されています。

周期

エレメント 1

エレメント 2

エレメント 3

エレメント 4

金額

1200

1200

1200

1200

周期 (エレメント定義)

月次 (12)

月次 (12)

月次 (12)

月次 (12)

ジェネレーション コントロール周期

なし

月次 (12)

月次 (12)

年次 (1)

支給期間の周期

半月 (24)

半月 (24)

半月 (24)

半月 (24)

カレンダーのジェネレーション コントロール周期

なし

月次 (12)

なし

半月 (24)

計算金額

(金額×年次化係数/非年次化係数)

600

(金額×周期/支給期間の周期)

1200

(金額×周期/ジェネレーション コントロールの周期)

処理なし

24 000

(金額×周期/ジェネレーション コントロールの周期)

期間 - 自動作成ページ (GP_AUTO_PRD) を使用して、複数の支給期間を定義します。

注: [グローバル ペイロール/休暇欠勤管理] メニューからアクセスした場合、ページ名は [期間 - 自動作成] になります。[HCM 基本設定] メニューからアクセスした場合、ページ名は [自動期間作成] になります。ページは、タイトルを除いて同じです。

画像: 期間 - 自動作成ページ

次の例では、期間 - 自動作成ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

期間 - 自動作成ページ

期間作成パラメータを入力して [実行] をクリックします。

フィールドまたはコントロール

定義

周期 ID

カレンダーの期間周期を入力します。このフィールドは期間の名称作成にも使用します。

注: 入力した値が、[単位] フィールドと [期間内の単位数] フィールドの値との整合性を検証して変更されることはありません。

期間ページ」を参照してください。

単位

期間の単位を選択します。

[日数][月数][期間内の単位数] フィールドと共に使用し、期間の日数または月数を指定します。

[半月] は 15 日間を表します。最初の半月周期には常に 1 日から 15 日までが含まれます。2 番目の半月周期には、16 日から 28、29、30、31 日のいずれかまで (月によって異なる) が含まれます。この値を選択すると、[期間内の単位数] が表示されなくなります。

期間内の単位数

作成された各期間の単位数を入力します。

開始日終了日

[開始日] の日付から期間が作成されます。[終了日] の日付に達するまで、期間が連続して作成されます。

[終了日] より以前、または同日を終了日として持つ期間が作成されます。

期間 ID プレフィックス

7 文字までの半角英数字でプレフィックスを入力します。システムでは、このプレフィックスに期間周期サフィックスと連番を組み合わせて、各期間固有の期間 ID を作成します。

期間周期サフィックス

期間 ID に追加される期間周期サフィックス (接尾辞) を入力します。デフォルト値は選択した周期 ID の最初の文字になっています。

連番

最初の期間の番号を入力します。以降に作成される各期間に対し、連番が継続して自動的に割り当てられます。

これは、同じ年に別の処理を実行して期間を作成する際に便利です。仮に、月次の給与計算に 6 つの期間を作成する必要があるとします。このフィールドに 1 を入力すると、1 から 6 までの期間が作成されます。その後、残りの月の期間を作成する際には、7 を入力します。

作成される期間 ID (最大値は 99)

このフィールドは、期間 ID プレフィックス、期間周期サフィックス、および連番を組み合わせ、プロセスによって作成される期間を示します。たとえば、期間 ID プレフィックスに PAY2001、期間周期サフィックスに M、連番に 1 と入力した場合、作成される期間は PAY2001M01 から PAY2001Mnn となります。nn は、作成された最後の期間の番号です。

例: 単位と期間内の単位数の組み合わせ

次の表は、単位と期間内の単位数のさまざまな組み合わせを使用して定義した期間の例を示しています。

単位

期間内の単位数

結果

7

7 日間単位の期間が作成されます (週単位の給与計算に使用)。

14

14 日間単位の期間が作成されます (隔週単位の給与計算に使用)。

半月

なし。

15 日間単位の期間が作成されます (半月周期の給与計算に使用)。期間には、1 日から 15 日までのものと 16 日から各月の最終日までのものがあります。

1

1 か月単位の期間が作成されます (月単位の給与計算に使用)。

3

3 か月単位の期間が作成されます (四半期単位の給与計算に使用)。