カレンダー グループの定義
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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GP_CALENDAR_RUN |
同時に処理するカレンダーのグループを定義します。カレンダーはリストされている順序で処理されます。 |
カレンダー グループには、オンサイクル実行時に同時に処理するカレンダー、またはオフサイクル実行時に処理するオフサイクル グループを指定します。カレンダー グループを作成する際は、以下の点を考慮してください。
ラン コントロール ページで定義した処理フェーズは、カレンダー グループの全メンバーに対して実行されます。このため、まったく同じ計算が必要なカレンダーをグループにまとめます。
国が異なるエレメントを同時に処理することはできません。
支給元が (カレンダーの支給グループに基づいて) 異なる国であるカレンダーは、同じカレンダー グループに入れないようにしてください。
カレンダー グループ ID のカレンダーの順序によって、計算処理順序が決定されます。
同じカレンダー グループ ID で、休暇欠勤カレンダーと給与計算カレンダーを処理する場合は、正確な結果が得られるように、給与計算カレンダーより先に休暇欠勤カレンダーを処理します。
処理の順序
支給期間の日付の順序に従ってカレンダーの処理を実行してください。給与計算は、カレンダーが実行および最終決定される順序に基づいて処理される場合が非常に多いからです。カレンダーを支給期間の順序で実行しない場合、累計および遡及制限日付の処理方法に影響が出る可能性があります。次に続く支給期間用以外のカレンダーを挿入すると、予期しない結果を招く可能性があります。
支給期間の順序に従わずに処理されるカレンダーでは、累計結果に関して以下のような問題が発生します。
処理されている国に対して、最終決定された給与計算または休暇欠勤カレンダーの中でどれが最新かを判断し、累計がカレンダー処理に含まれます。
累計値は、支給期間の開始日および終了日ではなく、累計の開始日および終了日に基づいて、各カレンダーに保存されます。
累計の開始日および終了日に支給期間の日付が含まれる場合は、結果テーブルに累計が書き込まれます。
累計は結果テーブルには書き込まれない可能性があり、累計値を参照または更新するのを防ぐため、次のカレンダーに含まれない場合があります。
累計残高が正しくない場合があります。
2 月のカレンダーを処理する前に 3 月のカレンダーを実行すると仮定します。この場合、2 月の開始残高として含まれる累計残高が、3 月のカレンダーの結果に含まれる可能性があります。
支給期間の順序に従わずに処理されるカレンダーでは、遡及制限日付に関する以下のような問題が発生します。
遡及制限日付は、受給者の処理中にそのカレンダーグループ ID 内で最初に処理されるカレンダーに基づいて決められます。
後でそれ以前の支給期間の日付を持つカレンダーが処理されたとしても、遡及制限日付は最初に処理されたカレンダーの日付に基づいて決められます。
遡及処理においては、最終決定したカレンダーの中から、カレンダー期間の終了日がトリガ有効日よりも後の日付で、最新のタイムスタンプを持つものを検索することで、再実行するカレンダーが決められます。
たとえば、1 月のカレンダー (カレンダー 1)、2 月のカレンダー (カレンダー 2)、別の 1 月のカレンダー (カレンダー 3)、3 月のカレンダー (カレンダー 4) を、この順で実行し最終決定するとします。2 月 15 日の遡及データがある場合、カレンダー 2、カレンダー 3、およびカレンダー 4 が再実行されます。
注: オンサイクル処理では、複数のカレンダーに同じカレンダー グループ ID を指定し、受給者の確認処理が完了した後にそれらのカレンダーのうち 1 つを処理しないと決めた場合は、他のカレンダーを実行する前に全実行をキャンセルしておく必要があります。実行をキャンセルした後、キャンセルしたい支給グループのカレンダーに戻り、元の支給グループ ID を変更または削除します。その後、処理中の支給グループの給与計算を再実行します。オフサイクル処理では、全実行をキャンセルする必要はありません。代わりに、カレンダー グループからオフサイクル グループを削除し、適切なグループを追加できます。オフサイクル処理を再度実行する際に、削除されたオフサイクル グループがキャンセルされ、追加したグループが処理されます。
カレンダー グループ ページ (GP_CALENDAR_RUN) を使用して、同時に処理するカレンダーのグループを定義します。
カレンダーはリストされている順序で処理されます。
ナビゲーション
画像: カレンダー グループ ページ
次の例では、カレンダー グループ ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

注: オンサイクル実行の処理が開始された後は、カレンダー グループ ページ上のフィールドを編集できません。このページを変更するには、給与計算実行をキャンセルします。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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テンプレートとして使用 |
このカレンダー グループを使ってオンラインの休暇欠勤予測または残数照会プロセスを実行する場合は、このチェック ボックスをオンにします。このオプションはオフサイクル処理では選択できません。 「オンラインの休暇欠勤予測および残数照会プロセス」を参照してください。 |
ストリーム処理の実行 |
このカレンダー グループにストリーム処理を使用する場合は、このチェック ボックスをオンにします。この機能は通常、オフサイクル処理には使用されません。 |
オフサイクル |
このカレンダー グループをオフサイクル処理に使用する場合は、このチェック ボックスをオンにします。 |
遡及トリガの処理 |
このカレンダー グループの遡及トリガを処理する場合は、このチェック ボックスをオンにします。 オンサイクル処理でのデフォルト値は、実行タイプ ページの [遡及トリガの処理] チェック ボックスの設定に基づいています。実行タイプの中に遡及トリガの処理が指定されているものがある場合、オンの状態がデフォルトになります。 オフサイクル処理では、このカレンダー グループに追加するオフサイクル グループに訂正トランザクションが含まれている場合、このチェック ボックスをオンにする必要があります。 |
カレンダー リスト
同時に処理するカレンダーをリストします。[連番] フィールドで入力する番号によってカレンダーの処理順序が決まります。このグリッドは、[オフサイクル] チェック ボックスをオンにすると非表示になります。
処理順のオフサイクル グループ リスト
以下のグリッドは、[オフサイクル] チェック ボックスをオンにすると表示されます。処理するオフサイクル グループをリストします。オフサイクル グループには、特定の支給グループおよび期間について処理するオフサイクル トランザクションを指定します。
画像: オフサイクル グループの値の入力ページ
次の例では、オフサイクル グループの値の入力ページのフィールドおよびコントロールを説明します。
