セルフ サービス休暇リクエストの予測ルールの定義
セルフ サービスの予測および残数照会プロセスを使用するルールを定義するには、予測コンポーネント (GP_ABS_SS_FCST) を使用します。
予測 ページ (GP_ABS_TAKE6) を使用して、予測結果グリッドに表示する予測結果エレメントを指定します。
また、名称として HR のテキスト カタログからカスタマイズしたラベルを表示するか、またはエレメント名ページ (GP_PIN) で定義されているエレメント名称を表示するかどうかも指定します。
ナビゲーション
画像: 予測ページ
次の例では、予測 ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

このページは、休暇取得 - 予測ページで休暇取得エレメントに定義された予測ルールを表示します。ページ上部の [予測エレメント] フィールドは、予測プロセス中に変換されるフォーミュラです。[予測結果エレメント リスト] グリッドには、予測プロセスの実行後に休暇イベント入力コンポーネントの休暇欠勤予測結果ページに表示される項目が表示されます。予測プロセスの実行後にセルフ サービス ユーザーに対してこれらの結果の全てまたは一部を表示することができます。
注: このページに情報を入力するには、予測メッセージ ページの [予測可] チェック ボックスと、休暇取得定義ページの [予測使用] チェック ボックスがオンになっている必要があります。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
セルフサービス |
このエレメントの予測結果をセルフ サービス ユーザーに表示する場合にオンにします。 |
ラベル |
セルフ サービスに表示する予測エレメントのラベルを指定します。ラベルを指定しない場合は、エレメントの名称が表示されます。 |
残数照会ページ (GP_ABS_TAKE7) を使用して、残数照会プロセスで表示する休暇付与残数を指定し、名称として HR のテキスト カタログからカスタマイズしたラベルを表示するか、またはエレメント名ページ (GP_PIN) で定義されているエレメント名称を表示するかどうかも指定します。
ナビゲーション
画像: 残数照会ページ
次の例では、残数照会ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

このページは、予測ページと機能が似ていますが、残数照会プロセスのルールに適用されます。
次の表は、予測残数プロセスがエラーで終了した場合に表示されるシステム生成のエラー メッセージの一覧です。メッセージ エラーが表示された場合、休暇欠勤管理者およびシステム管理者は、この情報を使用して休暇欠勤予測機能を管理します。
注: メッセージが表示されるコンポーネントが休暇欠勤管理者のページか休暇セルフ サービスのページかによって、これらのメッセージの形式は異なります。これらのエラー メッセージを解決するために追加情報が必要な場合は、休暇欠勤管理者のページ (休暇欠勤イベント エントリおよび休暇残数確認) を使用します。
メッセージ ID |
機能 |
テクニカル |
---|---|---|
471 - MSGID-NO-TXN-DATA |
予測トランザクション行 (GP_TXN_DATA) がありません。この行はプッシュ ボタン PeopleCode により挿入されます。 |
トランザクション レコードがありません。PS_GP_TXN_DATA で TXN_ID、TXN_NUM との一致を取得する Select で、行が返されません。この原因は、PeopleCode 内の問題か、データ入力に関連する問題 (GPPOLRUN を DOS または Animator から手動で実行している場合) です。PeopleCode にバグがない限り、オンラインで発生する可能性はほとんどありません。 |
472 - MSGID-INVALID-TXN-DATA |
予測トランザクション行 (GP_TXN_DATA) のデータが無効です。フィールド OPRID、BATCH_RUN_ID、CAL_RUN_ID、EMPLID または COUNTRY のうち 1 つ以上がこのレコード内にありません。 |
トランザクション レコード データが無効です。TXN_ID、TXN_NUM と一致する行が PS_GP_TXN_DATA に存在しますが、他のフィールドの 1 つ以上が空白です (OPRID、BATCH_RUN_ID、CAL_RUN_ID、EMPLID、COUNTRY)。PeopleCode にバグがない限り、オンラインで発生する可能性はほとんどありません。 |
473 - NO-TXN |
予測トランザクション定義 (GP_TXN) がありません。示された TXN_ID および COUNTRY にトランザクション定義を追加してください。[メイン メニュー]、[HRMS 基本設定]、[製品/業務別定義]、[グローバル ペイロール/休暇欠勤管理]、[エレメント]、[休暇欠勤予測トランザクション]。トランザクション ID は、休暇欠勤予測の場合は 100、残数予測の場合は 110 です。 |
トランザクション定義がありません。PS_GP_TXN で TXN_ID との一致を取得する Select で、行が返されません。これはデータ設定の問題です。オンライン トランザクションでは定義が必要なので、発生する可能性はほとんどありません。 |
474 - INVALID-TXN |
予測トランザクション定義データ (GP_TXN) が無効です。カレンダー グループ ID (予測カレンダー テンプレート) がありません。新しい休暇欠勤予測トランザクションを追加する場合、必ず、正しいカレンダー テンプレートを関連付けるようにしてください。また、予測を実行できるようにする全ての従業員/支給グループについて、予測する全てのカレンダーおよび日付がテンプレートに含まれているようにしてください。 |
トランザクション定義が無効です。TXN_ID と一致する行が PS_GP_TXN に存在しますが、CAL-RUN-ID-TMPLT が空白です。これはデータ設定の問題です。これも、発生する可能性はほとんどありません。 |
475 - OL-RUNCTL-MISSING |
予測プロセスに対するラン コントロール (GP_RUNCTL) がありません。これはプッシュ ボタン PeopleCode により挿入されます。 |
ラン コントロールがありません。PS_GP_RUNCTL で OPRID および RUN_CNTL_ID との一致を取得する Select で、行が返されません。この原因は、PeopleCode 内の問題か、データ入力に関連する問題 (GPPOLRUN を DOS または Animator から手動で実行している場合) です。PeopleCode にバグがない限り、オンラインで発生する可能性はほとんどありません。 |
476 - INVALID-RUNCTL |
ラン コントロール (GP_RUNCTL) が無効です。カレンダー グループ ID がありません。ラン コントロールがプッシュ ボタン PeopleCode により挿入されました。 |
ラン コントロールが無効です。OPRID および RUN_CNTL_ID と一致する行が PS_GP_RUNCTL に存在しますが、CAL_RUN_ID が空白です。PeopleCode にバグがない限り、オンラインで発生する可能性はほとんどありません。 |
477 - NO-EVENT |
この従業員について予測するための休暇欠勤イベントが存在しません。休暇欠勤セルフ サービスから予測するときは少なくとも 1 つのイベントが存在するため、セルフ サービスでこのエラーが発生する可能性はほとんどありません。 |
この従業員に対する休暇欠勤イベントが存在しません。これは、(無効でないイベントのみについて) 最小値 (bgn_dt) と最大値 (end_dt) を検索する GP_ABS_EVENT に対する SELECT で行が返されない場合に示されます。予測時に無効なイベントしか存在しない場合、これが発生する可能性があります。イベントの作成または変更後に予測すれば、これは発生しません。 |
478 - SQL-ERROR |
休暇欠勤予測中の SQL エラー。データベース内に競合が存在しない限り、このタイプのエラーが発生する可能性はほとんどありません。システム管理者またはデータベース管理者に連絡してください。 |
PTPSQLRT を呼び出すたびに、Select または Fetch のいずれかで SQL-ERROR が発生する可能性があります。これは ZZ000-SQL-ERROR セクションで設定されます。これには、システム管理者の操作が必要です。 |
479 - NO-PAYEE-ERROR |
予測は正常に完了しました。エラーは見つかりませんでした。 |
予測は正常に完了しました。予測プロセスはエラーなしで終了しました。セルフ サービスでは、カスタマイズ済みのメッセージを表示するように決定したときに、デフォルトの [完了] メッセージではなく 479 メッセージ/ステータスも使用されます (国別休暇取得設定)。 |
480 - PAYEE-ERROR |
予測はエラーなしで完了しました。このタイプのエラーが発生した場合、[休暇欠勤イベント入力] の [予測メッセージ] タブで詳細を確認する必要があります。このエラーについてはさまざまな原因が考えられるため、エラー処理モジュールにより生成された各メッセージの詳細を確認する必要があります。 |
呼び出されたいずれかの COBOL モジュールで受給者エラーが検出された場所を示します。PS_GPXPYE_SEG_STAT レコードで、CALC_ACTION='C' および PYE_CALC_STAT ('00','02','03','04','05') の箇所を選択します。これには、システム管理者の操作が必要です。 |
481 - NO-CAL-RUN-DTL |
カレンダー グループ ID (テンプレート) は予測期間を満たしていません。そのため、処理するカレンダーがありません。予測期間を満たすカレンダー グループ ID (テンプレート) にカレンダーを追加してください。 |
オンライン トランザクション レコードおよびラン コントロール レコードは、オンライン Peoplecode を介して作成されます。これらのレコードが選択されて検証されると、GPPOLRUN は予測期間を決定し、予測で処理するカレンダーごとに GPXCAL_RUN_DTL を作成します。実行するカレンダーを制御するために、期間の開始日と終了日が FCST 期間の開始日と終了日の範囲内にある従業員の支給グループの最終決定されたカレンダーのみが GPXCAL_RUN_DTL に挿入され、一致する CAL_ID および GP_PAYGROUP に対応する実際の GP_CAL_RUN_DTL からデータが選択されます。 GPXCAL_RUN_DTL で CAL_RUN_ID との一致を取得する後続の Select でレコードが選択されない場合、メッセージ #481 - NO CAL RUN DTL が生成されます。何も存在しないということは、従業員の支給グループのテンプレートが予測期間と一致しないということです。複数の支給グループに対するカレンダーがテンプレートに含まれるが、このイベントを処理するために従業員の支給グループに必要なカレンダーが存在しない場合に、これが発生する可能性があります。たとえば、支給グループ A に 04 年 1 月から 12 月までのカレンダーがあります。支給グループ B には 04 年 3 月から 12 月までのカレンダーがあります。支給グループ B に属する従業員には、2 月のイベントのみがあります。この場合、このエラーが生成されます。 |
482 - INVALID-TXN-DATA-BAL |
予測トランザクション行 (GP_TXN_DATA) のデータが無効です。予測の指定日 (FCST_ASOF_DT) または休暇取得エレメント (PIN_FCST_TAKE_NUM) のうち、1 つまたは複数のフィールドがこのレコードにありません。 |
残数照会のみ。TXN_ID、TXN_NUM と一致する行が PS_GP_TXN_DATA に存在しますが、FCST_ASOF_DT が空白か、PIN_FCST_TAKE_NUM がゼロです。PeopleCode にバグがない限り、オンラインで発生する可能性はほとんどありません。 |
483 - NO-EVENTS-TO-FCST |
予測するイベントがありません。予測終了日が、最後に最終決定された休暇欠勤カレンダーの期間終了日以前です。休暇欠勤予測の予測終了日が最大イベント終了日と同じです。休暇残数予測で、予測終了日が指定日と同じです。 |
全てのイベントが処理される一方で、1 つ以上の新しいイベントがさかのぼって入力されることを考慮します。FCST-END-DT < PRD-END-DT であれば、従業員の全ての休暇欠勤イベントの終了日が最終決定されたカレンダー内にある場合、既に最終決定されたカレンダー期間に対して休暇欠勤イベントが入力された場合、または残数照会の指定日が最終決定されたカレンダー内にある場合に、これが発生する可能性があります。従業員は、代わりに現在残高のリストを参照する必要があります。 |
484 - ASOF-DT-BEFORE-TEMPLATE |
カレンダー グループ ID (テンプレート) は予測期間を満たしていません。指定日は、予測用のテンプレートとして使用するカレンダー グループに関連付けられたカレンダー期間の最早開始日以上である必要があります。カレンダー グループ ID コンポーネントを使用して、予測する期間に対応するテンプレートにカレンダーを追加してください。 |
残数照会の指定日が最後に最終決定されたカレンダーの期間最終日より大きく、テンプレートのカレンダーの最小値 (期間開始日) よりも小さい場合、つまり、EVENT-BGN-DT > PRD-END-DT かつ EVENT-BGN-DT < TMPLT-BGN-DT である場合は、これが発生する可能性があります。また、残数照会の指定日がテンプレートのカレンダーの最小値 (期間開始日) よりも小さい場合、つまり、EVENT-BGN-DT < TMPLT-BGN-DT である場合にも、これが発生する可能性があります。 |
485 - NO-TMPLT-CALENDARS |
テンプレートにカレンダーが見つかりませんでした。カレンダー グループ ID コンポーネントを使用して、予測する期間に対応するテンプレートにカレンダーを追加してください。 |
テンプレートのカレンダーに対応するカレンダー詳細が存在しないか、日付が存在しません。これは、ラン コントロールから GP_CALENDAR、GP_CAL_DTL および GP_CAL_PRD の結合で CAL_RUN_ID を取得する SELECT によって示されます。これは、システム管理者の操作を必要とするデータ設定の問題です。 |
486 - INVALID-ASOF-DT |
残数予測の指定日が、休暇欠勤の開始日と終了日の間にあります。休暇欠勤イベントの開始日/終了日の前または後の指定日を選択してください。 |
予測残数のみ。予測残数の指定日が既存の休暇欠勤イベントの途中にあります。これが問題となるのは、残数照会の設計に開始日/終了日が指定日となる一時的なダミー イベントの作成が含まれるためです。これにより、同日に同じ取得に対する 2 つのイベントは存在できないというルールに関連する問題が発生し、そのため、現在の休暇欠勤アーキテクチャおよびコーディングではそれがサポートされません。GP_ABS_EVENT に対してこの状況を検索する特定の SQL が、GPPOLRUN 内に発行されます。 |
487 - EVENTS-BEFORE-TEMPLATE |
カレンダー グループ ID (テンプレート) は予測期間を満たしていません。イベント開始日は、予測用のテンプレートとして使用するカレンダー グループに関連付けられたカレンダー期間の最早開始日以上である必要があります。カレンダー グループ ID コンポーネントを使用して、予測する期間に対応するテンプレートにカレンダーを追加してください。 |
従業員の全ての休暇欠勤イベントの最小値 (bgn_dt) が最後に最終決定されたカレンダーの期間最終日より大きく、テンプレートのカレンダーの最小値 (期間開始日) よりも小さい場合、つまり、EVENT-BGN-DT > PRD-END-DT かつ EVENT-BGN-DT < TMPLT-BGN-DT である場合は、これが発生する可能性があります。また、最終決定されたカレンダーがテンプレートに存在せず、従業員の全ての休暇欠勤イベントの最小値 (bgn_dt) がテンプレートのカレンダーの最小値 (期間開始日) よりも小さい場合、つまり、EVENT-BGN-DT < TMPLT-BGN-DT である場合にも発生する可能性があります。 |
488 - ASOF-DT-AFTER-TEMPLATE |
カレンダー グループ ID (テンプレート) は予測期間を満たしていません。指定日は、予測用のテンプレートとして使用するカレンダー グループに関連付けられたカレンダー期間の最大終了日以下である必要があります。カレンダー グループ ID コンポーネントを使用して、予測する期間に対応するテンプレートにカレンダーを追加してください。 |
残数照会の指定日がテンプレートのカレンダーの最大値 (期間終了日) よりも大きい場合、つまり、FCST-END-DT > TMPLT-END-DT である場合、これが発生する可能性があります。また、最終決定されたカレンダーがテンプレートに存在しない場合、および残数照会の指定日がテンプレートのカレンダーの最大値 (期間終了日) よりも大きい場合、つまり、EVENT-END-DT > TMPLT-END-DT である場合にも発生する可能性があります。 |
489 - EVENTS-AFTER-TEMPLATE |
カレンダー グループ ID (テンプレート) は予測期間を満たしていません。イベント終了日は、予測用のテンプレートとして使用するカレンダー グループに関連付けられたカレンダー期間の最大終了日以下である必要があります。カレンダー グループ ID コンポーネントを使用して、予測する期間に対応するテンプレートにカレンダーを追加してください。 |
従業員の全ての休暇欠勤イベントの最大値 (end_dt) がテンプレートのカレンダーの最大値 (期間終了日) よりも大きい場合、つまり、FCST-END-DT > TMPLT-END-DT である場合、これが発生する可能性があります。また、最終決定されたカレンダーがテンプレートに存在せず、従業員の全ての休暇欠勤イベントの最大値 (end_dt) がテンプレートのカレンダーの最大値 (期間終了日) よりも大きい場合、つまり、EVENT-END-DT > TMPLT-END-DT である場合にも発生する可能性があります。 |
490 - EVENT-NOT-FCSTD |
予測されたイベントはありませんでした。原因として、カレンダー グループ ID (テンプレート) が予測期間を満たしていないことが考えられます。そのため、処理するカレンダーがありません。レビューして、予測期間を満たすカレンダー グループ ID (テンプレート) にカレンダーを追加してください。別の原因として、予測で入力した日付範囲が、既に処理および最終決定された期間を満たしていないことが考えられます。予測では、最後に最終決定された期間以降が処理されます。 |
GPPOLRUN で検出される条件は汎用的です。バッチ中に発生する処理に関する情報をさらに得られない限り、全てを検出することはできません。そのため、イベントが入力されても、GPPOLRUN チェックを通過して、バッチ処理が続行される可能性もあります。たとえば、支給グループ A に 2004 全てに対応するカレンダーが存在するが、支給グループ B には 2004 年の 2 月から 12 月までのみに対応するカレンダーが存在する場合、支給グループ B の 1 月のカレンダーが処理されなかったために、支給グループ B に属する従業員に対して入力された 1 月のイベントは GPPOLRUN 編集で捕捉されず、そのイベントは処理されません。これは、エラー #490 (予測されたイベントはありませんでした) が発生する状況の一例です。これは 477 (イベントがありません) とは異なります。 |