特殊な状態の処理

このトピックでは、次の方法について説明します。

  • 2 つのオープンなカレンダー グループに含まれる受給者の処理。

  • オフサイクル カレンダーの実行。

2 つのオープンなカレンダー グループに含まれる受給者の処理

同じ支給グループに対して、月末の給与計算と四半期のボーナスなどの 2 つの支給を短期間で作成する必要が生じる場合があります。1 人の受給者に対し、異なるカレンダー グループ ID で同時に確認フェーズを実行することはできないため、支給ごとに個別のカレンダーを作成し、それらを同じカレンダー グループ ID に、処理されるべき順序で追加する方法を推奨しています。

受給者が複数のオープンなカレンダー グループに含まれる場合、その受給者は最初に使用されるカレンダー グループ ID で選択および処理されます。2 番目のカレンダー グループ ID で処理されるときには、その受給者のステータスはエラーになってしまいます。2 番目のカレンダー グループ ID で受給者を処理するには、以下のいずれかを行います。

  • 最初のカレンダー グループ ID を最終決定して、その後で 2 番目のカレンダー グループ ID を実行します。

  • 最初のカレンダー グループ ID で受給者を一時停止して、次に一時停止のアクションを呼び出すために、最初のカレンダー グループ ID を再計算します。次に、2 番目のカレンダー グループ ID を再実行および最終決定します。その後、最初のカレンダー グループ ID を再計算します。これが適用できるのは、たとえば、期間中に受給者の支給グループが変わり、以前と現在の支給グループのカレンダーが別のカレンダー グループにリンクされている場合などです。

オフサイクル カレンダーの実行

オフサイクル給与計算を実行する必要が生じる場合があります。たとえば、従業員が雇用終了した後に、すぐに給与を支給する必要のある場合や、給与計算結果を修正する必要のある場合などです。オフサイクル処理の実行指示に関しては、この PeopleBook の他の箇所で説明しています。