ユーザー アクセスの制限

ユーザーが、全ての国に対して定義されたエレメント、または特定の国に対して定義されたエレメントのどちらにアクセスできるのか、PeopleSoft によって配布および管理されるエレメントを管理できるかどうかを制御できます。

ページ名

定義名

用途

ユーザー ルール プロファイル

GP_OPR_RULE_PRF

全ての国または特定の国に対して定義されたエレメントへのアクセス権を管理します。また、ユーザーが PeopleSoft 配布/管理のエレメントを管理できるかどうかを定義します。

このページを使用する前に、PeopleTools でユーザー ID を作成します。

エレメントを作成する場合、そのエレメントを全ての国で使用するか、または特定の国で使用するかをエレメント名ページの [使用先] フィールドで指定します。エレメントは、下位のレベルで定義されたエレメントを使用することはできません。たとえば、[全ての国] と定義されたデュレーション エレメントは、単一の国 (フランスなど) に定義された変数を使用できません。使用できるのは、[全ての国] と定義されたエレメントに限られます。ただし、フランスに定義されたデュレーションは、フランスに定義された変数だけでなく、[全ての国] と定義された変数も使用できます。

グローバル ペイロール ユーザー プロファイル ページでは、エレメントを追加する際に [使用先] フィールドおよび [国] フィールドに表示されるデフォルト値を定義します。

次の表は、グローバル ペイロール ユーザー プロファイル ページでの設定がエレメント名ページの [使用先] フィールドと [国] フィールドにどのように影響するかを一覧にしたものです。

グローバル ペイロール ユーザー プロファイル ページ

エレメント名ページ

[使用先] = [全ての国]

[使用先] = [全ての国] がデフォルトです。

[国] フィールドのデフォルト値は [全て] です。

[使用先] = [特定の国]

[使用先] = [特定の国] は変更できません。

[国] フィールドのデフォルトは特定の国になり、変更できません。

警告 [全ての国] と定義されたエレメントを保存した後に [使用先] フィールドを変更する場合は、その影響を十分に検討してください。エレメントが給与計算処理に使用されていると、問題が発生する可能性があります。

注: グローバル ペイロールのユーザー ルール プロファイルは、ヒューマン リソース管理のものとは別です。

グローバル ペイロール ユーザー プロファイル ページ (GP_OPR_RULE_PRF) を使用して、全ての国または特定の国に対して定義されたエレメントへのアクセス権を管理します。

また、ユーザーが PeopleSoft 配布/管理のエレメントを管理できるかどうかを定義します。このページを使用する前に、PeopleTools でユーザー ID を作成します。

画像: グローバル ペイロール ユーザー プロファイル ページ

次の例では、グローバル ペイロール ユーザー プロファイル ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

ユーザー ルール プロファイル ページ

ここで入力される情報が全ての検索ビューで参照され、表示されるエレメントが決定します。

セッション デフォルト

フィールドまたはコントロール

定義

使用先

このユーザー ID を持つユーザーがアクセス可能なエレメントを指定します。値は以下のとおりです。

[全ての国]: 全ての国に対して定義されるエレメント。

[特定の国]: [国] フィールドで選択する国にのみ定義されるエレメント。

注: ルールと国は、エレメント名共通ページでエレメントを定義する際に関連付けます。

PS エレメント変更可

このチェック ボックスをオンにすると、ユーザーは PeopleSoft 配布/管理のエレメントを管理できます。この "エレメントの管理" とは、エレメントの定義を編集し、エレメント所有者を "PS 配布/ユーザーにより修正" に変更することを意味します。エレメントが一度ユーザーの管理下に置かれると、その後、そのエレメントを "PS 配布/管理" に戻すことはできなくなります。

製品ドキュメントの『PeopleTools: Security Administration』を参照してください。