汎用レポートの設定
汎用レポートを設定するには、汎用レポート分割レベル (GP_GENRPT_BRK_LVLS) コンポーネントと汎用レポート (GP_GENRPT) コンポーネントを使用します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
GP_GENRPT_BRK_LVLS |
分割レベルを定義します。 |
|
GP_GENRPT_SETUP |
レポート ID とパラメータを定義します。 |
|
GP_GENRPT_ROW |
レポートの行または列を指定し、エレメントを定義します。 |
汎用レポート分割レベル ページ (GP_GENRPT_BRK_LVLS) を使用して、分割レベルを定義します。
ナビゲーション
画像: 汎用レポート分割レベル ページ
次の例では、汎用レポート分割レベル ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

注: 分割レベルに部門を指定してソートする場合、ビジネス ユニットで先にソートし、それから部門でソートすることをお勧めします。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
分割レベル |
分割レベルを識別する番号およびコードです。 |
データ タイプ |
値は以下のとおりです。 [システム データ]: PeopleSoft が用意した分割レベルのタイプです。 [ユーザー データ]: システム データ以外の全ての分割レベルのタイプです。 |
名称 |
分割レベルを識別できる名称を入力します。この名称が、レポートされる分割データの見出しになります。 |
エレメント
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
入力タイプ |
分割レベルに関連付けるエレメントの入力タイプを選択します。[システム エレメント - 文字列] または [変数 - 文字列] を選択できます。 |
エレメント名 |
分割レベルに関連付けるシステム エレメントまたは変数を選択します。たとえば、分割レベルとして支給グループを定義する場合、GP PAYGROUP エレメントを選択します。 注: 選択したエレメントは全て変換され保存される必要があります。 |
レコード (テーブル) 名 |
[入力タイプ] に [変数 - 文字列] を選択した場合は、変数のロード元であるレコードの名称を入力します。 |
フィールド名 |
[入力タイプ] に [変数 - 文字列] を選択した場合は、変数のロード元のレコード名のほかに、そのレコードのフィールドも指定します。 |
ソースと利用法
システム エレメントを選択すると、そのシステム エレメントのソース/使用ページにある情報がこのグループ ボックスに表示されます。
汎用レポート - 定義ページ (GP_GENRPT_SETUP) を使用して、レポート ID およびパラメータを定義します。
ナビゲーション
画像: 汎用レポート - 定義ページ
次の例では、汎用レポート - 定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
レポート タイプ |
[サマリ]、[リスト] (エレメント リスト)、[累計] のいずれかを選択します。 |
通貨 |
レポートのデフォルト通貨を定義します。金額は、この通貨へ換算された後に処理されます。ここで指定した通貨は、汎用レポート作成のラン コントロール ページで変更することができます。 汎用レポートの金額は最大 14 桁までです。小数点以下の値の処理は、通貨コードによって異なります。通貨によっては、金額の小数点第 2 位、第 3 位、または第 4 位以下が切り捨てられます。小数点以下を使用しない通貨の場合、14 桁全てを金額の表示に使用できます。 |
レポート分割レベル
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
分割レベル 1、分割レベル 2、分割レベル 3 |
最大 3 つの分割レベルを使用することができます。複数の分割レベルを使用する場合は、最初に分割レベル 1、次に分割レベル 2、最後に分割レベル 3 でソートが実行されます。汎用レポート分割レベル ページで設定した分割レベルから選択します。 |
レベル 1 のページ分割、レベル 2 のページ分割、レベル 3 のページ分割 |
選択した分割レベルでレポートのページ分割 (改ページ) を行う場合は、それぞれのチェック ボックスをオンにします。 |
受給者オプション
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
ソート オプション |
従業員別にソートする場合のデフォルトの方法を選択します。従業員 ID および雇用レコード番号別、または氏名および雇用レコード番号別にソートできます。このソート オプションはレポートの実行時にラン コントロール ページで変更することができます。 |
従業員レベルのページ分割 |
サマリ タイプのレポートでのみ有効です。従業員別にページを分けて印刷する場合にこのチェック ボックスをオンにします。 |
空白行非表示 |
リストとサマリの場合にのみ有効です。値が 0 の行を印刷しないようにする場合にオンにします。 |
行/列ページ (GP_GENRPT_ROW) を使用して、レポートの行または列を指定し、エレメントを定義します。
ナビゲーション
画像: 行/列ページ
次の例では、行/列ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

汎用レポート - 定義ページで選択したレポート タイプによって、このページに表示されるフィールドが異なります。ただし、列タイトル フィールド、[合計を印刷] チェック ボックス、[エレメント名] フィールド、[名称] フィールドについては、全てのレポートに共通して表示されます。
選択したレポート タイプによって表示されるフィールドは以下のとおりです。
[リスト] または [サマリ] を選択した場合 |
[累計] を選択した場合 |
---|---|
入力タイプ |
ユーザー キー |
加算/減算 |
フィールド ラベルを印刷 |
結果のない場合は行を印刷しない |
|
カレンダー ID を印刷 |
行/列
各レポート タイプの行と列に含まれるデータ タイプの一覧を以下の表に示します。
レポート タイプ |
列 |
行 |
---|---|---|
リスト |
エレメントまたはエレメント グループ |
受給者 |
サマリ |
期間 |
エレメント (1 つまたは複数) |
累計 |
累計 |
受給者 |
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
列タイトル |
各列のタイトルを定義します。タイトルは 2 行×30 文字まで入力できます。 |
ユーザー キー |
(累計タイプのみ) 累計のユーザー キーを選択します。列は、ユーザー キーかエレメントになります。 |
合計を印刷 |
改ページの前に合計を印刷する場合、このチェック ボックスをオンにします。 |
フィールド ラベルを印刷 |
レポート タイプが [累計] であり、列がユーザー キーではない場合のみ、このチェック ボックスが表示されます。列のエレメントの値ではなく、ラベルを印刷する場合にこのチェック ボックスをオンにします。[ラベル] フィールド内の文字列が印刷されます。 |
結果のない場合は行を印刷しない |
レポート タイプが [累計] であり、列がユーザー キーではない場合に、このチェック ボックスが表示されます。累計に終了日がなく、結果がゼロとなった行を新しいカレンダーに繰り越す場合にその行を印刷しないようにするには、このチェック ボックスをオンにします。このようにすることで、不要な行をレポートに表示しないようにすることができます。 |
カレンダー ID を印刷 |
レポート タイプが [累計] であり、列がユーザー キーではない場合のみ、このチェック ボックスが表示されます。このチェック ボックスをオンにすると、処理の結果作成された行のカレンダー ID が印刷されます。これにより、遡及処理が発生したカレンダー グループのレポートであることが識別しやすくなります。 |
エレメント
レポートの各行または各列においてレポートされるエレメントを選択します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
入力タイプ |
エレメントの入力タイプを選択します。選択できる値は、[自動割当]、[ブラケット]、[控除]、[支給]、[フォーミュラ]、[システム エレメント] および [変数] です。 |
エレメント名 |
エレメント名を選択します。 |
ラベル |
レポート タイプが累計の場合に、ユーザー キーまたはカレンダー ID 以外の列に対して [フィールド ラベルを印刷] チェック ボックスをオンにすると、[名称] フィールドに代わって表示されます。関連するエレメントが 0 以外のときに列に出力するラベルを入力します。 |
加算/減算 |
列または行の合計にエレメントを加算するのか、または合計から減算するのかを選択します。 |
注: レポート タイプが累計の場合、有効桁数が必要になる場合があります。全てのユーザー キーは、設定時に定義された累計の結果テーブルから取得されます。ユーザー キーが印刷され、その後それらのキーから開始される累計結果が選択されます。
また、累計に終了日が定義されていないために、ローン返済などのイベントが終了しても累計が繰り越される場合があります。このような場合には、常に処理結果がゼロとして繰り越される累計 (毎月の控除など) を特定して、[結果のない場合は印刷しない] チェック ボックスをオンにする必要があります。同様に、累計の保存オプションに "全ての計算"が定義されていて、カレンダー実行で遡及処理が発生した場合も、[結果のない場合は印刷しない] チェック ボックスをオンにします。カレンダー グループに給与計算カレンダーと休暇欠勤カレンダーの両方がある場合は、遡及期間から現在の期間までの全てのカレンダー (給与計算と休暇欠勤の両方) に累計が表示されます。こうした累計で結果がゼロになる列を特定できる場合も、[結果のない場合は印刷しない] チェック ボックスをオンにして、不要な行が印刷されないようにします。