給与支給対象時間入力の給与支給ステータスの更新

グローバル ペイロールの費用データを勤務管理へ送信ページから更新プロセスを起動して、更新の処理を開始します。

更新プロセスでは以下の処理が行われます。

• SP (給与計算に送信) に設定された各入力の給与支給ステータスが以下のように更新されます。

  • 入力が正しく処理されても、勤務管理で労働コスト配分機能が使用可になっていない場合は、ステータスは CL (クローズ) になります (理由コードは "配分なし")。

  • 入力が抽出されても、処理されなかった場合は、RP (給与計算で却下) になります (理由コードは "未処理")。

    このステータスが適用されるのは、グローバル ペイロールで給与支給対象時間が処理されない場合です。これは、ユーザーが同じ支給エレメントまたは控除エレメントに手動でポジティブ入力を行った場合に生じる可能性があります。手動で行ったポジティブ入力は常に優先されます。このことは、従業員が支給または控除の対象でない場合や受給者が給与計算からキャンセルされた場合にも生じることがあります。

• 各給与支給対象時間入力に対して元の勤務管理連番が返されます。同時に、その連番に対応して、グローバル ペイロールのバンドル プロセス中に作成された相互参照番号も返されます。

  この相互参照番号により、勤務管理ではどの入力がバンドルされたかが識別され、支給と控除について算出された費用を日次詳細にリンクできるようになります。

• 勤務管理で労働コスト配分機能を使用できるように設定してある場合は、給与支給対象時間の入力に関連付けられている費用データが勤務管理に送られます。

  労働コスト配分機能は使用可能、労働単価平準化機能は使用不可になっている場合は、グローバル ペイロールから送られた労働コスト配分額と平準化された労働コスト配分額は同じになります。

• 労働コスト配分機能と労働単価平準化機能の両方が勤務管理で使用可能に設定されている場合は、労働コスト配分額がグローバル ペイロールから勤務管理に送られます。その後、労働単価平準化プロセスが起動されます。

費用データを勤務管理へ送信ページ (GP_TL_PREPARE) を使用して、支給対象時間入力の給与支給ステータスを勤務管理で更新します。また、労働コスト配分機能が有効な場合は費用データを返します。

このページを使用する前に、給与計算実行を最終決定しておく必要があります。

1 回の給与計算実行につき更新プロセスを 1 回だけ実行できます。プロセス ストリームを使用して給与計算を実行した場合には、同じプロセス ストリームを使用してデータを勤務管理に返すことができます。1 回に 1 つのストリームに対してラン コントロールを起動します。実行するたびにこのページに戻り、次のストリームに対してラン コントロールを起動します。