承認権限について
動的ステップに関連し、ロールまたはユーザー別に承認権限を特定できます。これを実行するため、承認フレームワークは適切な監督権限のある承認者をユーザー リストから選択し、その承認者が承認条件を満たしていることを検証します。
各トランザクションに対し、承認権限を確立します。権限は、ロールまたはユーザー ID 別での承認に対応します。
権限は、プロセス定義の設定ページで定義される定義 ID 全体にわたって設定できます。
システムは、トランザクションを承認するための権限が個々の承認者にあることを確認するため、権限ごとに特定のユーザー ID をチェックします。見つかった場合、承認条件をチェックします。条件を満たした場合、そのユーザーには権限があります。
特定のユーザー ID の権限が見つからなかった場合、システムは承認階層を使用してロールベースの権限を探します。
承認階層に対し、システムはまず定義 ID 別に権限を探します。権限が見つからなかった場合、システムは定義 ID がない行の権限を探します。どの権限承認条件も満たさなかった場合、システム プロセスは権限がないと見なされます。
動的権限はヘッダーまたは行レベルのいずれかに対して確立できますが、両方に対して確立することはできません。
ワークフローが変更オーダーまたは調達依頼に対して開始されるときに、システムは承認権限データをユーザー リストと比較し、承認プロセスを検証します。承認を検証するためにシステムが実行する処理は、次のとおりです。
ユーザー リストをチェックし、返された最初のユーザー リストに最初の承認者を割り当てます。
ユーザー ID に対して確立されたロールを確認します。
そのユーザー ID に対して設定された承認限度額を特定します。
この金額が人材募集を満たしており、承認者リストが完了している場合、調達依頼状況を最初の承認者に転送します。
全ての条件を満たすまで、追加の承認者検索を続行します。
承認者条件が満たされない場合、承認を管理者に転送します。