フォームの設計
このセクションでは、フォーム設計ウィザード コンポーネント (FORM_DESIGN_WIZARD) を使用したフォームの設計方法を説明します。
注: フォーム設計ウィザード コンポーネントにアクセスできるのは、フォーム設計者とフォーム管理者のみです。さらに、既存のフォームを変更できるのはフォーム オーナーのみです。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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FORM_DSN_WZR_MAIN |
フォームの基本情報を定義します。 |
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FORM_DSN_WZR_INST |
フォームの作成方法と送信方法を示す説明を指定します。 |
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FORM_DSN_WZR_FLDS |
フォームに表示するフィールドを定義します。 |
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FORM_L_FLD_SEC |
フィールドに対するその他の要件を定義します。 |
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FORM_DSN_WZR_ATCH |
フォームに添付ファイルを関連付けます。 |
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FORM_DSN_WZR_PRTL |
フォームのメニュー位置を指定します。 |
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FORM_DSN_WZR_AW |
フォームに必要な承認ワークフローを割り当てます。 |
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FORM_DSN_WZR_DONE |
フォームをプレビュー、アクティブ化、または再設計します。 |
フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報ページ (FORM_DSN_WZR_MAIN) を使用して、フォームの基本情報を定義します。
ナビゲーション
画像: フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報ページ
次の例では、"フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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フォーム |
フォームの固有 ID です。この ID は、新しいフォームを追加するときに指定します。 |
ステータス |
フォームの現在のステータスをリストします。このフィールドの値は、自動的に割り当てられます。値は以下のとおりです。
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開始有効日 |
フォームを使用を有効にする日付を入力します。 |
終了有効日 |
フォームの期限を終了する日付を入力します。フォームを無期限で使用する予定の場合、このフィールドは空白のままにしてください。 |
ラベル |
フォームにアクセスするためにユーザーが選択するメニュー アイテムのラベルを入力します。 ラベル名に使用できるのは、英数字と下線のみです。 |
詳細説明 |
フォームの説明を入力します。この説明は、パブリッシュされたフォームにユーザーがアクセスする際、フォーム ラベルの下に表示されます。 |
オーナー ID |
フォームの責任者のユーザー ID を入力します。フォーム設計を変更できるのはこの人物のみです。 |
フォームの設計 - ステップ 2: 説明ページ (FORM_DSN_WZR_INST) を使用して、フォームの作成方法と送信方法を示す、ユーザー向けの説明を指定します。
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フォーム設計ウィザードの "フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報" ページで、[次へ] をクリックします。
画像: フォームの設計 - ステップ 2: 説明ページ
次の例では、"フォームの設計 - ステップ 2: 説明" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

HTML エディタを使用して、フォーム作成方法の説明を入力します。ツールバーのボタンを使用すると、テキストのコピー、貼り付け、書式設定が行える他、グラフィックやリンクを挿入できます。
フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド ページ (FORM_DSN_WZR_FLDS) を使用して、フォームに表示するフィールドを定義します。
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フォーム設計ウィザードの "フォームの設計 - ステップ 2: 説明" ページで、[次へ] をクリックします。
画像: フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド ページ
次の例では、"フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

[左の列] グリッドおよび [右の列] グリッド内に行を挿入して、フォームの左右の列に表示するフィールドを定義します。
各行について、次のパラメータの値を指定して、対象フィールドの要件を定義します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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ラベル |
このフィールドに使用するラベルを入力します。 |
使用タイプ |
フィールドのタイプと、必要に応じて (使用タイプに応じて) 長さを選択します。値は以下のとおりです。 コード: フォーム ユーザーがコード リストから応答を選択するためのコード フィールドを定義する場合に使用します。 日付: 日付に使用します。 番号: 数値エントリに使用します (指定できるのは正の値のみ)。 プロンプト: ユーザーが既存の PeopleSoft データベース テーブルからデータを選択するためのプロンプト フィールドを定義します。 セクション: フォームをセクションに分けるために使用します。セクションには説明テキストを伴うヘッダーを含めることができる他、セクションを定義するための HTML エディタが用意されています。 符号付き: 符号付きの数値エントリに使用します (正または負の値を指定可能)。 テキスト: テキスト エントリに使用します。 時刻: 時間のエントリに使用します。 Y/N: "はい" か "いいえ" の応答に使用します。 |
長さ |
フィールドの長さを選択します。このフィールドは、[番号] フィールド、[プロンプト] フィールド、[符号付き] フィールド、または [テキスト] フィールドに対してのみ変更できます。それ以外のフィールドでは、事前設定された長さが使用されます。 数値フィールドの構文は X.Y です。ここで、小数点の前にある (X) は、整数部分の許容桁数を示し、小数点の後にある (Y) は、小数点以下の許容数を示します。 |
フィールド ステータス |
フィールドのステータス ([アクティブ] または [設計中]) を示します。 |
詳細 |
クリックすると、フォーム フィールドの詳細ページにアクセスできます。このページでは、フィールドに対する追加要件 (必須フィールドかどうかなど) を定義したり、ユーザーがフォームへの入力後フィールドを編集できます。 「フォーム フィールド編集ページ」を参照してください。 |
![]() ![]() |
矢印アイコンをクリックして、フィールドの位置を変更できます。 |
右の列へ移動 |
クリックすると、選択したフィールドが右の列に移動します。 |
左の列へ移動 |
クリックすると、選択したフィールドが左の列に移動します。 |
単一列スタイル |
オンの場合、単一列のフォームが作成されます。右の列で定義されたフィールドは、フォームを表示するときに左の列のフィールドに表示されます。 |
フォーム フィールド編集ページ (FORM_L_FLD_SEC) を使用して、フィールドの追加要件を定義します。
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"フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド" ページの [詳細] リンクをクリックします。
画像: プロンプト フィールドの例が表示されたフォーム フィールド編集ページ
次の例では、プロンプト フィールドのフォーム フィールド編集ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

画像: コード フィールドの例が表示されたフォーム フィールド編集ページ
次の例では、コード フィールドのフォーム フィールド編集ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページに表示されるフィールドは、フィールドの使用タイプに応じて変わります。この例では、[プロンプト] フィールドと [コード] フィールドについてページがどのように表示されるかを示します。次に示す情報は、このページに表示できる全てのフィールドをまとめたものです。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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必須 |
このフィールドに値を入力しないとユーザーがフォームを保存できないようにするには、これをオンにします。 |
大文字 (使用タイプが [プロンプト] または [テキスト] に設定されている場合にのみ使用可能)。 |
オンにすると、フォームの保存時にフィールド値が大文字に変換されます。[プロンプト] フィールドと [テキスト] フィールドについてのみ使用できます。このオプションは、ユーザー入力が大文字でも小文字でもかまわないコード値 (部門 ID など) に使用してください。 |
名称 |
このフィールドの代替ラベルとして、最大 100 文字を入力します。入力した名称は、短縮ラベル ("フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド" ページの [ラベル] フィールドで指定された値) ではなく、フォーム上に表示されます。 |
プロンプト レコード、セットID ([使用タイプ] が [プロンプト] に設定されている場合にのみ使用可能) |
このフィールドに使用する値を含むレコードを選択します。セットID ベースのテーブルでは、値の取得元のセットID を指定します。フォーム ユーザーは、プロンプト リストから値を 1 つ選択するか、フィールドに値を入力してこのフィールド タイプを完成します。 選択できるレコードは、プロンプト レコード定義ページを使用してフォーム管理者が指定します。 「プロンプト レコードの定義」を参照してください。 |
プロンプト コントロール ([セクション] 以外の全ての使用タイプで使用可能) |
フォーム ユーザーがこのフィールドに入力した値を、使用可能な値のリストをフィルタするためのキーとして、このフォームの別の場所にある 1 つ以上のプロンプト フィールドで使用するには、[プロンプト コントロール] グリッドに行を挿入し、このフィールドを参照する各フォーム フィールドのレコード名とフィールド名を選択します。 たとえばフォームを設計する際、フォーム作成中にプロンプト フィールドで使用できるプロジェクト ID を、ユーザーが既に選択したビジネス ユニットに関連付けられたものだけに制限するには、次を実行します。
選択できるレコードは、プロンプト レコード定義ページを使用してフォーム管理者が指定します。 「プロンプト レコードの定義」を参照してください。 |
フィールド値、トランスレート名称 ([使用タイプ] が [コード] に設定されている場合にのみ使用可能) |
このフィールドに対して有効なコードおよびそれに関連付けられたトランスレート値を定義するために使用します。トランスレート値は、ユーザーがフィールドを完成したときにドロップダウン リストに表示されます。 |
フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート ページ (FORM_DSN_WZR_ATCH) を使用して、フォームに添付ファイルを関連付けます。
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フォーム設計ウィザードの "フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド" ページで、[次へ] をクリックします。
画像: フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート ページ
次の例では、"フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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添付 |
クリックしてファイルを添付します。表示されるウィンドウで [参照] ボタンをクリックし、ファイルを見つけて選択したら、[アップロード] ボタンをクリックします。 |
説明 |
ファイルの説明を入力します。このフィールドを空白のままにすると、ファイル名が使用されます。 |
添付ファイル |
添付ファイルの名前が表示されます。 |
開く |
クリックして添付ファイルを開きます。 |
フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (FORM_DSN_WZR_PRTL) を使用して、フォームのメニュー位置を指定します。
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フォーム設計ウィザードの "フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート" ページで、[次へ] をクリックします。
画像: フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (1/2)
次の例では、"フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ" ページ (1/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

画像: フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (2/2)
次の例では、"フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ" ページ (2/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ページ上部のフォーム名の下に、メニュー階層が表示されます。最上位レベルの [ルート] は、メニュー階層の [メイン メニュー] と同じです。リンクをクリックして、フォームを表示するメニュー階層レベルに移動してください。次に、メニューに表示する順序を制御する連番を [連番] に入力します。この例では、フォームは [メイン メニュー]、[管理者セルフサービス] の下に最後のアイテムとしてレビュー予定時刻やトラベル/経費センターと共に表示されます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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連番 |
フォームに表示するメニュー内での順序を指定する値を入力します。アイテムは昇順で表示されます。 |
フォルダ |
このグリッドには、現在選択されているメニュー レベルのフォルダと、それらに関連付けられた連番がリストされます。フォルダをクリックすると、メニュー階層内のそのフォルダのレベルに移動します。 |
コンテンツ参照 |
このグリッドには、選択したメニュー階層レベルで使用可能なコンポーネントと、それらに関連付けられた連番がリストされます。これは、メニュー内でフォームが表示されるレベルです。 注: 割り当てられたロールでアクセスが許可されているコンポーネントのみがグリッドに表示されます。 |
フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス ページ (FORM_DSN_WZR_AW) を使用して、フォームに必要な承認ワークフローを割り当てます。
ナビゲーション
フォーム設計ウィザードの "フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ" ページで、[次へ] をクリックします。
画像: フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス ページ
次の例では、"フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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ロックダウン オプション |
フォーム インスタンスを送信後に変更できるようにするかどうか、およびどのような条件でそれを許可するかを指定します。値は以下のとおりです。
注: PeopleSoft アプリケーションに統合されているフォームの場合、PeopleSoft トランザクション テーブルに送信された後にフォームを変更することはできません。 |
承認者リスト |
行を挿入し、このフォームに必要な承認者リストを選択します。承認者のパスはシーケンシャルでなければならず、ブランチ処理はサポートされていません。 |
承認者リストは、ユーザー リスト定義ページ (
) を使用して作成されます。ユーザー リスト定義ページ を参照してください。
必須の全ての承認者リストを指定したら、[OK] をクリックします。フォーム名と同じ名前を使用して、承認プロセス定義 ID が自動的に作成されます。
事前設定されたフォーム承認設定では、通知イベントの [承認へ転送]、[レビューへ転送]、[最終承認時]、および [最終却下時] がサポートされます。
フォームの設計 - 完了ページ (FORM_DSN_WZR_DONE) を使用して、フォームのプレビュー、アクティブ化、または再設計を行います。
ナビゲーション
"フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス" ページで [OK] をクリックします。
画像: フォームの設計: 完了ページ
次の例では、フォームの設計: 完了ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページでは、次のリンクを使用して、フォームをプレビューし、必要に応じて変更し、設計を確定した後でアクティブ化できます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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フォームのプレビュー |
クリックしてフォームをプレビューします。設計したフォームのプレビューが、ユーザーがフォーム作成を完了したときのように表示されます。各ページをプレビューしてフォーム内を移動し、フォーム フィールドを操作してテストしてください。 |
フォームの再設計 |
クリックすると、フォーム設計ウィザード コンポーネントに戻ります。ここからフォーム設計を続行できます。 |
フォームのアクティブ化 |
クリックしてフォームをアクティブ化し、パブリッシュします。確認メッセージが表示されます。フォームのステータスが [アクティブ] に更新されます。 |