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フォームの設計

このセクションでは、フォーム設計ウィザード コンポーネント (FORM_DESIGN_WIZARD) を使用したフォームの設計方法を説明します。

注: フォーム設計ウィザード コンポーネントにアクセスできるのは、フォーム設計者とフォーム管理者のみです。さらに、既存のフォームを変更できるのはフォーム オーナーのみです。

ページ名

定義名

用途

フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報ページ

FORM_DSN_WZR_MAIN

フォームの基本情報を定義します。

フォームの設計 - ステップ 2: 説明ページ

FORM_DSN_WZR_INST

フォームの作成方法と送信方法を示す説明を指定します。

フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド ページ

FORM_DSN_WZR_FLDS

フォームに表示するフィールドを定義します。

フォーム フィールド編集ページ

FORM_L_FLD_SEC

フィールドに対するその他の要件を定義します。

フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート ページ

FORM_DSN_WZR_ATCH

フォームに添付ファイルを関連付けます。

フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ

FORM_DSN_WZR_PRTL

フォームのメニュー位置を指定します。

フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス ページ

FORM_DSN_WZR_AW

フォームに必要な承認ワークフローを割り当てます。

フォームの設計: 完了ページ

FORM_DSN_WZR_DONE

フォームをプレビュー、アクティブ化、または再設計します。

フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報ページ (FORM_DSN_WZR_MAIN) を使用して、フォームの基本情報を定義します。

画像: フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報ページ

次の例では、"フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計 - ステップ 1: 基本情報ページ

フィールドまたはコントロール

定義

フォーム

フォームの固有 ID です。この ID は、新しいフォームを追加するときに指定します。

ステータス

フォームの現在のステータスをリストします。このフィールドの値は、自動的に割り当てられます。値は以下のとおりです。

  • 設計中: フォームが設計中であり、まだパブリッシュされていないことを示します。

  • アクティブ: フォームの設計が完成し、フォームがパブリッシュされたことを示します。

  • 非アクティブ: フォーム オーナーまたはフォーム管理者によって、フォームが非アクティブにされたことを示します。

    フォーム管理者またはフォーム オーナーは、フォーム管理ページを使用してフォームを非アクティブにすることができます。フォームが非アクティブの場合、フォーム ユーザーがフォームを完成することはできません。

開始有効日

フォームを使用を有効にする日付を入力します。

終了有効日

フォームの期限を終了する日付を入力します。フォームを無期限で使用する予定の場合、このフィールドは空白のままにしてください。

ラベル

フォームにアクセスするためにユーザーが選択するメニュー アイテムのラベルを入力します。

ラベル名に使用できるのは、英数字と下線のみです。

詳細説明

フォームの説明を入力します。この説明は、パブリッシュされたフォームにユーザーがアクセスする際、フォーム ラベルの下に表示されます。

オーナー ID

フォームの責任者のユーザー ID を入力します。フォーム設計を変更できるのはこの人物のみです。

フォームの設計 - ステップ 2: 説明ページ (FORM_DSN_WZR_INST) を使用して、フォームの作成方法と送信方法を示す、ユーザー向けの説明を指定します。

画像: フォームの設計 - ステップ 2: 説明ページ

次の例では、"フォームの設計 - ステップ 2: 説明" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計 - ステップ 2: 説明ページ

HTML エディタを使用して、フォーム作成方法の説明を入力します。ツールバーのボタンを使用すると、テキストのコピー、貼り付け、書式設定が行える他、グラフィックやリンクを挿入できます。

フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド ページ (FORM_DSN_WZR_FLDS) を使用して、フォームに表示するフィールドを定義します。

画像: フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド ページ

次の例では、"フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド ページ

[左の列] グリッドおよび [右の列] グリッド内に行を挿入して、フォームの左右の列に表示するフィールドを定義します。

各行について、次のパラメータの値を指定して、対象フィールドの要件を定義します。

フィールドまたはコントロール

定義

ラベル

このフィールドに使用するラベルを入力します。

使用タイプ

フィールドのタイプと、必要に応じて (使用タイプに応じて) 長さを選択します。値は以下のとおりです。

コード: フォーム ユーザーがコード リストから応答を選択するためのコード フィールドを定義する場合に使用します。

日付: 日付に使用します。

番号: 数値エントリに使用します (指定できるのは正の値のみ)。

プロンプト: ユーザーが既存の PeopleSoft データベース テーブルからデータを選択するためのプロンプト フィールドを定義します。

セクション: フォームをセクションに分けるために使用します。セクションには説明テキストを伴うヘッダーを含めることができる他、セクションを定義するための HTML エディタが用意されています。

符号付き: 符号付きの数値エントリに使用します (正または負の値を指定可能)。

テキスト: テキスト エントリに使用します。

時刻: 時間のエントリに使用します。

Y/N: "はい" か "いいえ" の応答に使用します。

長さ

フィールドの長さを選択します。このフィールドは、[番号] フィールド、[プロンプト] フィールド、[符号付き] フィールド、または [テキスト] フィールドに対してのみ変更できます。それ以外のフィールドでは、事前設定された長さが使用されます。

数値フィールドの構文は X.Y です。ここで、小数点の前にある (X) は、整数部分の許容桁数を示し、小数点の後にある (Y) は、小数点以下の許容数を示します。

フィールド ステータス

フィールドのステータス ([アクティブ] または [設計中]) を示します。

詳細

クリックすると、フォーム フィールドの詳細ページにアクセスできます。このページでは、フィールドに対する追加要件 (必須フィールドかどうかなど) を定義したり、ユーザーがフォームへの入力後フィールドを編集できます。

フォーム フィールド編集ページ」を参照してください。

上に移動 および 下に移動

矢印アイコンをクリックして、フィールドの位置を変更できます。

右の列へ移動

クリックすると、選択したフィールドが右の列に移動します。

左の列へ移動

クリックすると、選択したフィールドが左の列に移動します。

単一列スタイル

オンの場合、単一列のフォームが作成されます。右の列で定義されたフィールドは、フォームを表示するときに左の列のフィールドに表示されます。

フォーム フィールド編集ページ (FORM_L_FLD_SEC) を使用して、フィールドの追加要件を定義します。

画像: プロンプト フィールドの例が表示されたフォーム フィールド編集ページ

次の例では、プロンプト フィールドのフォーム フィールド編集ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

プロンプト フィールドの例を示すフォーム フィールド編集ページ

画像: コード フィールドの例が表示されたフォーム フィールド編集ページ

次の例では、コード フィールドのフォーム フィールド編集ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

コード フィールドの例を示すフォーム フィールド編集ページ

このページに表示されるフィールドは、フィールドの使用タイプに応じて変わります。この例では、[プロンプト] フィールドと [コード] フィールドについてページがどのように表示されるかを示します。次に示す情報は、このページに表示できる全てのフィールドをまとめたものです。

フィールドまたはコントロール

定義

必須

このフィールドに値を入力しないとユーザーがフォームを保存できないようにするには、これをオンにします。

大文字 (使用タイプが [プロンプト] または [テキスト] に設定されている場合にのみ使用可能)。

オンにすると、フォームの保存時にフィールド値が大文字に変換されます。[プロンプト] フィールドと [テキスト] フィールドについてのみ使用できます。このオプションは、ユーザー入力が大文字でも小文字でもかまわないコード値 (部門 ID など) に使用してください。

名称

このフィールドの代替ラベルとして、最大 100 文字を入力します。入力した名称は、短縮ラベル ("フォームの設計 - ステップ 3: フォーム フィールド" ページの [ラベル] フィールドで指定された値) ではなく、フォーム上に表示されます。

プロンプト レコードセットID ([使用タイプ] が [プロンプト] に設定されている場合にのみ使用可能)

このフィールドに使用する値を含むレコードを選択します。セットID ベースのテーブルでは、値の取得元のセットID を指定します。フォーム ユーザーは、プロンプト リストから値を 1 つ選択するか、フィールドに値を入力してこのフィールド タイプを完成します。

選択できるレコードは、プロンプト レコード定義ページを使用してフォーム管理者が指定します。

プロンプト レコードの定義」を参照してください。

プロンプト コントロール ([セクション] 以外の全ての使用タイプで使用可能)

フォーム ユーザーがこのフィールドに入力した値を、使用可能な値のリストをフィルタするためのキーとして、このフォームの別の場所にある 1 つ以上のプロンプト フィールドで使用するには、[プロンプト コントロール] グリッドに行を挿入し、このフィールドを参照する各フォーム フィールドのレコード名とフィールド名を選択します。

たとえばフォームを設計する際、フォーム作成中にプロンプト フィールドで使用できるプロジェクト ID を、ユーザーが既に選択したビジネス ユニットに関連付けられたものだけに制限するには、次を実行します。

  • ビジネス ユニット フィールドの [プロンプト コントロール] グリッドに 1 行を追加し、プロジェクト レコードと同じレコード名、およびそのレコード内にある、ビジネス ユニットと同じフィールド名を指定します。

  • [プロジェクト ID] フィールドを [プロンプト] フィールドとして定義し、ビジネス ユニットの [プロンプト コントロール] レコード名に使用されたレコード名を、[プロジェクト ID] のプロンプト レコードとして指定します。

選択できるレコードは、プロンプト レコード定義ページを使用してフォーム管理者が指定します。

プロンプト レコードの定義」を参照してください。

フィールド値トランスレート名称 ([使用タイプ] が [コード] に設定されている場合にのみ使用可能)

このフィールドに対して有効なコードおよびそれに関連付けられたトランスレート値を定義するために使用します。トランスレート値は、ユーザーがフィールドを完成したときにドロップダウン リストに表示されます。

フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート ページ (FORM_DSN_WZR_ATCH) を使用して、フォームに添付ファイルを関連付けます。

画像: フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート ページ

次の例では、"フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計 - ステップ 4: 添付テンプレート ページ

フィールドまたはコントロール

定義

添付

クリックしてファイルを添付します。表示されるウィンドウで [参照] ボタンをクリックし、ファイルを見つけて選択したら、[アップロード] ボタンをクリックします。

説明

ファイルの説明を入力します。このフィールドを空白のままにすると、ファイル名が使用されます。

添付ファイル

添付ファイルの名前が表示されます。

開く

クリックして添付ファイルを開きます。

フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (FORM_DSN_WZR_PRTL) を使用して、フォームのメニュー位置を指定します。

画像: フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (1/2)

次の例では、"フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ" ページ (1/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (1/2)

画像: フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (2/2)

次の例では、"フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ" ページ (2/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計 - ステップ 5: メニューへのパブリッシュ ページ (2/2)

ページ上部のフォーム名の下に、メニュー階層が表示されます。最上位レベルの [ルート] は、メニュー階層の [メイン メニュー] と同じです。リンクをクリックして、フォームを表示するメニュー階層レベルに移動してください。次に、メニューに表示する順序を制御する連番を [連番] に入力します。この例では、フォームは [メイン メニュー]、[管理者セルフサービス] の下に最後のアイテムとしてレビュー予定時刻やトラベル/経費センターと共に表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

連番

フォームに表示するメニュー内での順序を指定する値を入力します。アイテムは昇順で表示されます。

フォルダ

このグリッドには、現在選択されているメニュー レベルのフォルダと、それらに関連付けられた連番がリストされます。フォルダをクリックすると、メニュー階層内のそのフォルダのレベルに移動します。

コンテンツ参照

このグリッドには、選択したメニュー階層レベルで使用可能なコンポーネントと、それらに関連付けられた連番がリストされます。これは、メニュー内でフォームが表示されるレベルです。

注: 割り当てられたロールでアクセスが許可されているコンポーネントのみがグリッドに表示されます。

フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス ページ (FORM_DSN_WZR_AW) を使用して、フォームに必要な承認ワークフローを割り当てます。

画像: フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス ページ

次の例では、"フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計 - ステップ 6: 承認プロセス ページ

フィールドまたはコントロール

定義

ロックダウン オプション

フォーム インスタンスを送信後に変更できるようにするかどうか、およびどのような条件でそれを許可するかを指定します。値は以下のとおりです。

  • ロックダウンしない: フォーム インスタンスをいつでも変更できるようにするには、このオプションを選択します。このオプションにより、ユーザーはフォームが送信および承認された後もフォームを更新できます。

  • 送信後にロックダウン: フォームの送信後 (承認ステータスが [保留] または [承認済]) にフォームへの変更を許可しない場合は、このオプションを選択します。

  • 承認後にロックダウン: フォーム インスタンスの承認後 (承認ステータスが [承認済])、このフォーム インスタンスへの変更を一切許可しない場合は、このオプションを選択します。フォーム送信後も、承認されるまではフォームを変更することができます。

注: PeopleSoft アプリケーションに統合されているフォームの場合、PeopleSoft トランザクション テーブルに送信された後にフォームを変更することはできません。

承認者リスト

行を挿入し、このフォームに必要な承認者リストを選択します。承認者のパスはシーケンシャルでなければならず、ブランチ処理はサポートされていません。

承認者リストは、ユーザー リスト定義ページ (select [エンタープライズ コンポーネント], then select [承認], then select [承認], then select [ユーザー リスト設定]) を使用して作成されます。

ユーザー リスト定義ページ を参照してください。

必須の全ての承認者リストを指定したら、[OK] をクリックします。フォーム名と同じ名前を使用して、承認プロセス定義 ID が自動的に作成されます。

事前設定されたフォーム承認設定では、通知イベントの [承認へ転送][レビューへ転送][最終承認時]、および [最終却下時] がサポートされます。

フォームの設計 - 完了ページ (FORM_DSN_WZR_DONE) を使用して、フォームのプレビュー、アクティブ化、または再設計を行います。

画像: フォームの設計: 完了ページ

次の例では、フォームの設計: 完了ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フォームの設計: 完了ページ

このページでは、次のリンクを使用して、フォームをプレビューし、必要に応じて変更し、設計を確定した後でアクティブ化できます。

フィールドまたはコントロール

定義

フォームのプレビュー

クリックしてフォームをプレビューします。設計したフォームのプレビューが、ユーザーがフォーム作成を完了したときのように表示されます。各ページをプレビューしてフォーム内を移動し、フォーム フィールドを操作してテストしてください。

フォームの再設計

クリックすると、フォーム設計ウィザード コンポーネントに戻ります。ここからフォーム設計を続行できます。

フォームのアクティブ化

クリックしてフォームをアクティブ化し、パブリッシュします。確認メッセージが表示されます。フォームのステータスが [アクティブ] に更新されます。