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PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスのホーム ページについて

ここでは、PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスの概要を説明します。

Oracle の PeopleSoft には 2 つのユーザー インターフェイスが用意されています。

  • PeopleSoft クラシック ユーザー インターフェイス。ラップトップおよびデスクトップで使用するように設計されています。

    このインターフェイスは、以前は PIA (PeopleSoft インターネット アーキテクチャ) と呼ばれていました。

  • PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイス。モバイル デバイスで使用するように設計されていますが、ラップトップおよびデスクトップでも使用できます。

    PeopleSoft HCM のさまざまなセルフサービス トランザクション用の Fluid ページが用意されています。

Fluid モードは Web プロファイルで有効です。Fluid モードが無効な場合、Fluid ページとコンテンツ参照はシステム全体で無効になります。ユーザーは、クラシックと Fluid の両方のバージョンがあるページのクラシック バージョンにアクセスできますが、Fluid コンポーネントとしてのみ存在するトランザクションにはアクセスできません。Fluid モードが有効な場合は、Web プロファイルの追加設定によって、モバイル デバイスと同様にデスクトップ デバイスでも Fluid モードが使用可能かどうかを管理します。デスクトップ デバイスで Fluid ページが表示されるのは、ブラウザが PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスをサポートしている場合のみです。ユーザーが古いブラウザを使用している場合は、デスクトップ デバイスに対して Fluid モードが有効でもクラシック ページのみ表示されます。

PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスに関する PeopleTools ドキュメンテーションは以下のとおりです。

  • 『PeopleTools: Applications User's Guide』 の「Working With PeopleSoft Fluid User Interface」

  • 『PeopleTools: Fluid User Interface Developer's Guide』

ホーム ページは、トランザクションにアクセスするためにユーザーがタップするタイルの集まりです。ホーム ページには、さまざまなフォーム ファクタに異なるタイルを表示できます。たとえば、標準の従業員セルフサービス ホーム ページに表示されるタイルの一部は、小さいフォーム ファクタ (電話など) には表示されません。

ユーザーは複数のホーム ページを使用できます。メインの Fluid ホームから全てのホーム ページにアクセスできます。Fluid ホームは、ユーザーが Fluid モードでシステムにサインインすると表示されます (つまり、ユーザーがモバイル デバイスからサインインしたとき、または、デスクトップ デバイスに対して Fluid が有効な場合は Fluid ページをサポートするブラウザからサインインしたとき)。さらに、ユーザーはクラシック メニューから [Fluid ホーム] を選択して Fluid ホームにアクセスすることもできます。

Fluid ホームには、最初にユーザーのデフォルトのホーム ページが表示されます。別のホーム ページにアクセスするには、ホーム ページのタイトルをタップして、表示されるリストから別のホーム ページを選択します。

ホーム ページでタイルをタップすると、対応するトランザクションが開きます。ほとんどの標準タイルでは Fluid ページが開きますが、クラシック ページが開くタイルもあります。

ホーム ページのタイルには、動的な情報 (最終支給日、現在のパフォーマンス記入票の数など) も表示できます。ユーザーは、パーソナル設定オプションを使用して、各ホーム ページに表示するタイルを選択できます。

PeopleSoft HCM には、2 つの標準ホーム ページが用意されています。標準ホーム ページとそのタイルについては、次の各トピックで説明します。

Fluid ページがクラシック ページと同等で Fluid モードの場合、クラシック メニューにはクラシック ページではなく Fluid ページへのナビゲーションが表示されます。

たとえば、Fluid モードでない場合、クラシック メニューに表示されるパスは select [セルフサービス], then select [給与計算/報酬], then select [給与小切手表示]で、クラシックの給与小切手表示ページにアクセスします。Fluid モードでは、このメニュー パスは表示されず、代わりにクラシック メニューには Fluid ページへのパスとして select [セルフサービス], then select [給与計算/報酬], then select [支給]が表示されます。この置換は、Fluid モードではクラシック ページにまったくアクセスできないことを意味します。

ユーザーを同等のクラシック ページではなく Fluid ページに導くロジックは、条件ナビゲーションと呼ばれます。条件ナビゲーションは、ユーザーがモバイル デバイスで最初にシステムにアクセスしたときに Fluid ホームを表示するメカニズムでもあります。

ユーザーがデスクトップまたはラップトップで Fluid ホーム ページにアクセスしてタイルをタップした場合、条件ナビゲーション ロジックによってユーザーはクラシック ページにリダイレクトされません。ただし、PeopleSoft HCM には、クラシック ページが開くタイル ([会社ディレクトリ] タイルなど) も用意されています。これは、条件ナビゲーションの機能ではありません。タイルからクラシック ページが開くのは、ページの Fluid バージョンがないためです。タイルは、クラシック ページへのナビゲーション ショートカットとして単独で機能します。

標準のホーム ページに関するドキュメンテーションには、標準の Fluid トランザクションの条件ナビゲーションに関する情報が記載されています。

全ての Fluid ページの上部には、標準バナーが表示されます。バナーには、ページ タイトルおよび以下の標準ボタンが表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

[ホーム] アイコン (ホーム)

メインの PeopleSoft ホーム ページに戻る場合にタップします。

[検索] アイコン (検索)

PeopleSoft グローバル検索機能にアクセスする場合にタップします。

[通知] アイコン (Fluid) (通知)

タップすると、通知ウィンドウにアクションと警告が表示されます。

[アクション リスト] アイコン (アクション リスト)

タップすると、現在のウィンドウに対して実行できるアクションのリストが表示されます。適用条件に応じたパーソナル設定オプションに従って、このメニューでは [サインアウト] コマンドが常に使用可能です。

[ナビゲーション バー] アイコン (ナビゲーション バー)

ナビゲーション バーを使用する場合にタップします。ナビゲーション バーには、[最近表示した場所]、[お気に入り]、[ナビゲータ] (展開してクラシック メニュー階層を表示)、[クラシック ホーム] など、便利なナビゲーション オプションが表示されます。ユーザーは、パーソナル設定オプションを使用して、ナビゲーション バーに対して Fluid タイルを追加したり削除することもできます。