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一般ワークフロー情報

1 人の従業員が日常業務として行うタスクの多くは、複数のステップで構成される大きなタスクの一部であり、複数の人がそのタスクに携わっています。たとえば、PeopleSoft ヒューマン リソース管理を使用して従業員の入社手続きをする場合、以下のように、実際には複数の担当者が手続きにかかわります。

PeopleSoft のワークフローによって、このプロセス全体が自動化されます。他のプロセスも同様です。

注: HCM システムにはワークフロー ビジネス プロセスがいくつか用意されていますが、初期設定では全てのワークフローがオフになっています。ワークフローを使用するには、PeopleSoft のワークフロー設定をオンにしておく必要があります。

注: select [HCM 基本設定], then select [共通定義], then select [セルフサービス] メニューの順にクリックし、このメニューに含まれる各コンポーネントを使用して、PeopleSoft セルフ サービス アプリケーションのワークフローを設定する必要があります。

セルフサービス トランザクションにおけるワークフローの使い方」を参照してください。

PeopleSoft HCM には、アクティブな職務レコードがある従業員全員を自動的にロール ユーザーとして入力するためのメッセージ エージェントが用意されています。

ユーザー プロファイル コンポーネントで従業員を 1 人ずつロール ユーザーとして手動入力することもできますが、ユーザーとして指定する従業員の数が多い場合、この処理は非常に面倒な作業です。一部のワークフロー プロセスでは、組織の全従業員が対象になることもあります。メッセージ エージェントを使用すると、従業員をワークフローのロール ユーザーに変換する時間を大幅に短縮できます。

監督者のロールが関係するワークフローの開始時には、稼動中のヒューマン リソース管理データベースでクエリーを実行する 3 つの動的 SQR のうちの 1 つを使用します。PeopleSoft ヒューマン リソース管理システムのポジション管理の運用方法 (全体、一部、なしのいずれか) に合わせて、これらのロール ユーザー クエリーのうち 1 つを選択し、監督者のルートに割り当てます。次の表は、選択可能なロール クエリーのリストです。自社の人事管理方法に適したものを 1 つ選択します。

ポジション管理の運用状態

クエリー

全体をポジション管理

[ROLE] 監督者全体ポジション管理

なし (ポジション管理がオフ)

[ROLE] 監督者ポジション管理なし

一部をポジション管理

[ROLE] 監督者一部ポジション管理

動的ロール ユーザー クエリーを使うと、監督者のロール ユーザーの割り当てが、稼動中のヒューマン リソース管理データと同様、正確なものになります。また、この動的クエリーを使うと、監督者の人事データをヒューマン リソース管理システムとロール ユーザー テーブルの 2 か所で管理する必要がなくなります。

デフォルトのクエリーは [ROLE] 監督者一部ポジション管理ロール ユーザー クエリーです。PeopleTools の一般的なワークフローでは、全てこのクエリーが使われます。クエリーの対象となるのは、稼動中のヒューマン リソース管理データベースではなく、ロール ユーザー テーブルです。

他の 2 つの監督者のロール ユーザー クエリーを PeopleSoft ワークフローで使う場合は、監督者が含まれるルートを全て修正する必要があります。