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HR ノートパッドの設定と使い方

HR ノートパッドを設定するには、HR ノートパッドの設定 (HR_NP_CONFIG) コンポーネントを使用します。

次の各トピックでは、HR ノートパッドの概要、および HR ノートパッドの設定方法と使用方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

HR ノートパッドの設定 - アプリケーション ページ

HR_NP_CONFIG_HDR

アプリケーション別に HR ノートパッドを設定します。

HR ノートパッドの設定 - キーの設定ページ

HR_NP_CONFIG2

メモの保存条件を設定します。

HR ノートパッドの設定 - リンクの設定ページ

HR_NP_CONFIG3

アプリケーション メモ ページに表示されるリンクを設定します。

ノートパッド テスタ ページ

HR_NP_TEST_API

ノートパッドの設定内容についてテストします。

<アプリケーション ページ> ノートパッド ページ

HR_NP_NOTE_SRCH

ノートパッド ページにアクセスして、メモを検索および入力します。

選択済メモ ページ

HR_NP_NOTE

メモを入力または更新します。

削除の確認ページ

HR_NP_MESSAGE

メモの削除を確認します。

個人検索ページ

HR_PSS_SEARCH

選択したメモの所有権を別の個人に移管します

ノートパッドはテキスト ベースのメモの論理グループ、言い換えれば、アプリケーションの適用条件においてユーザーが入力したメモの集まりです。たとえば、ePerformance の適用条件において従業員のパフォーマンス ノートパッドがあるとします。

HR ノートパッドを更新するプラグイン アプリケーションは、全ての HCM アプリケーションと統合できます。このプラグイン アプリケーションでは、アプリケーション データ行に関連する論理メモを記録できます。アプリケーション別に分割された共通データ構造を使用して、メモが保存されます。

ノートパッドは、テキスト ベースのメモを作成、編集、表示、削除するためにユーザーが使用できる一貫性のあるユーザー インターフェイス (UI) を提供します。ノートパッド UI は、メモを選択して管理するための 2 つのページと、警告とエラーを表示するための 2 次ページと、メモ履歴を表示するための 3 次ページから成る単一コンポーネントです。ほとんどの場合、アプリケーション ページに [メモ更新/表示] アイコンが表示されている場合はノートパッドのページにアクセスできます。

フィールドまたはコントロール

定義

[メモ更新/表示] アイコン ボタン

[メモ更新/表示] アイコンを使用すると、ユーザーはノートパッドのページにアクセスして、メモを入力し、表示できます。

ノートパッド UI は全てのアプリケーションで一貫性がありますが、特定のアプリケーションに固有の詳細なノートパッド表示や動作については、設定テーブルの、そのアプリケーション用のエントリで定義します。このエントリでは、ノートパッド UI の動作、および特定のアプリケーションで使用されるキーを定義します。この設定テーブルを使用して、現在標準でノートパッド機能が提供されていないアプリケーションにノートパッド ページを統合できます。また、PeopleTools で作成したアプリケーションにノートパッド機能を追加したり、ノートパッド ページの外観を変更することもできます。

HR ノートパッドの設定 - アプリケーション ページ (HR_NP_CONFIG_HDR) を使用して、アプリケーション別に HR ノートパッドを設定します。

画像: HR ノートパッドの設定 - アプリケーション ページ

次の例では、"HR ノートパッドの設定 - アプリケーション" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

HR ノートパッドの設定 - アプリケーション ページ

フィールドまたはコントロール

定義

オブジェクト オーナー ID名称

オブジェクト オーナーを選択します。オブジェクト オーナーの名称が表示されます。

プライバシー

以下のオプションから選択します。

  • 個人専用: メモのオーナーのみがメモにアクセスできます。

  • 他者表示可: 誰でもこの分割部分の既存メモを表示できますが、更新できるのはメモのオーナーのみです。

  • 他者編集可: 誰でもこの分割部分の既存メモを表示および編集できます。

削除可

このチェック ボックスをオンに設定すると、メモを削除できます。

移管可

このチェック ボックスをオンに設定すると、メモを入力した所有者がメモの所有権を別の個人に移管できます。

オーディット

このチェック ボックスをオンに設定すると、この分割部分の変更のオーディット機能が使用可能になります。移管や削除を含めた既存のメモに対する全ての変更履歴が、自動的に保持されます。

設定

キーの設定ページにアクセスします。

"HR ノートパッドの設定 - キーの設定" ページを使用して (HR_NP_CONFIG2) を使用して、メモの保存条件を設定します。

画像: HR ノートパッドの設定 - キーの設定ページ

次の例では、"HR ノートパッドの設定 - キーの設定" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

HR ノートパッドの設定 - キーの設定ページ

このページは、ノートパッド キー設定用であり、6 つの条件キー行があります。グリッドの各行では、1 つのキー設定要件がサポートされます。

フィールドまたはコントロール

定義

プロンプト テーブル

ユーザーが UI のキー検索フィールドに値を入力するときに、有効値リストへの値の表示やエントリの検証に使用されるテーブルを選択します。

プロンプト フィールド

有効値リストの値を取得する、プロンプト テーブル内のフィールドを選択します。プロンプト テーブル フィールドに値を入力する場合は、このフィールドにも値を入力する必要があります。

キー フィールド ラベル

このフィールドに対してページに表示される設定可能なラベルを選択します。

関連する表示フィールド

値の関連フィールドとして UI に表示される、プロンプト テーブルのフィールド名を入力します。このフィールドに対する入力は任意です。このフィールドを指定しない場合、この条件キーには関連フィールドは表示されません。たとえば、日付や番号の条件キーには、通常は表示フィールドを指定しません。

キーを非表示

UI ページにこのキー フィールドを表示させるかどうかを設定します。デフォルトでは、このチェック ボックスはオンになっています。

必須

このチェック ボックスをオンに設定すると、メモを追加する際に、このキー フィールドが必須入力フィールドであることを示します。デフォルトでは、このチェック ボックスはオフになっています。

入力可能

このチェック ボックスをオンに設定すると、UI 検索条件でこのキー フィールドに値を入力できます。デフォルトでは、このチェック ボックスはオンになっています。このチェック ボックスをオフにすると、このキーの値は API によって自動的にロードされて UI に表示されます。ユーザーによる変更は認められません。

クエリーに必須

このチェック ボックスをオンに設定すると、検索条件に一致するメモの一覧を参照したり、新規メモを追加する際に、UI 検索条件にこのキーを入力する必要があります。デフォルトでは、このチェック ボックスはオフになっています。

グリッド上に表示

このチェック ボックスをオンに設定すると、検索条件を満たすメモの一覧に条件キー値が表示されます。[クエリーに必須] チェック ボックスがオフに設定されている条件キーでは、このチェック ボックスは通常オンに設定されます。

選択した行をクリア

この設定から消去する条件キー行を選択した後で、このボタンをクリックします。ページには引き続き行が表示されますが、プロンプト テーブルとフィールドの情報は消去されます。

HR ノートパッドの設定 - リンクの設定ページ (HR_NP_CONFIG3) を使用して、アプリケーション メモ ページに表示されるリンクを設定します。

画像: HR ノートパッドの設定 - リンクの設定 ページ: [メニュー/バー] タブ

次の例では、"HR ノートパッドの設定 - リンクの設定" ページ: [メニュー/バー] タブのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

HR ノートパッドの設定 - リンクの設定ページ: [メニュー/バー] タブ

このページを使用して、ノートパッド UI ページの下部のナビゲーション リンクの 1 つをユーザーがクリックすると実行されるナビゲーションを定義します。

フィールドまたはコントロール

定義

リンク フィールド名

ナビゲーション リンク名を選択します。このフィールドの有効値リストには、メモ詳細 UI 用に標準で用意されている 4 つのナビゲーション フィールドが表示されます。ここで、リンク行を追加しない場合は、このアプリケーションの UI にはリンクは表示されません。

メニュー名

リンクをクリックすると転送される先のメニュー名を選択します。このフィールドの有効値リストには、データベースの全てのメニューが表示されます。

メニュー バー名

リンクをクリックすると転送される先のメニュー バー名を選択します。このフィールドの有効値リストには、[メニュー名] フィールドに指定されたメニューの全てのメニュー バーが表示されます。

"HR ノートパッドの設定 - リンクの設定" ページにある[アイテム/ページ] タブにアクセスします。

画像: HR ノートパッドの設定 - リンクの設定ページ: [アイテム/ページ] タブ

次の例では、"HR ノートパッドの設定 - リンクの設定" : [アイテム/ページ] タブのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

HR ノートパッドの設定 - リンクの設定ページ: [アイテム/ページ] タブ

フィールドまたはコントロール

定義

リンク フィールド名

ナビゲーション リンク名を選択します。このフィールドの有効値リストには、メモ詳細 UI 用に標準で用意されている 4 つのナビゲーション フィールドが表示されます。ここで、リンク行を追加しない場合は、このアプリケーションの UI にはリンクは表示されません。

バー アイテム名

リンクをクリックすると転送される先のメニュー バー アイテム名を選択します。このフィールドの有効値リストには、[バー名] フィールドに指定されたメニュー バーの全てのアイテムが表示されます。

ページ アイテム名

リンクをクリックすると転送される先のページ名を選択します。このフィールドの有効値リストには、[バー アイテム名] フィールドに指定されたバー アイテムの全てのページが表示されます。

モード

ドロップダウン値の [追加][更新/表示][履歴の修正] からページの動作モードを選択します。

ノートパッド テスタ ページ (HR_NP_TEST_API) を使用して、ノートパッドの設定をテストします。

画像: ノートパッド テスタ ページ

次の例では、ノートパッド テスタ ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ノートパッド テスタ ページ

このページを使用して、必要に応じてアプリケーション、サブ ID を指定してノートパッドの設定をテストします。

このページには、指定したオブジェクト オーナー ID および サブ ID について定義されたアプリケーション キーが表示されます。このページに最初にアクセスしたときには、[オブジェクト オーナー ID] フィールドのみが入力可能になっています。オブジェクト オーナー ID を入力すると、このアプリケーションの有効なサブ ID が全て [サブID] フィールドのドロップダウン リストに表示されます。サブ ID を選択すると、"HR ノートパッドの設定 - キーの設定" ページで設定したアプリケーション キー (6 個まで) が表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

API のメソッド

テストのメソッドを選択します。

  • Add()

  • Edit()

  • InvokeNotepad()

  • View()

API を実行

このボタンをクリックすると、入力したキーを使用して API メソッドが実行されます。

<アプリケーション ページ> ノートパッド ページ (HR_NP_NOTE_SRCH) を使用して、メモを検索および入力するノートパッド ページにアクセスします。

画像: 職務データ の各ページからアクセスできるノートパッド ページの例

次の例では、職務データ の各ページからアクセスできるノートパッド ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

職務データ の各ページからアクセスできるノートパッド ページの例

注: ノートパッド ページに表示されるフィールドは、ノートパッドの設定によって決定されます。

選択条件

ページの設定によって、メモに追加する個人を選択する必要がある場合があります。[メモ開始日] および [終了] の日付を任意で入力できます。

フィールドまたはコントロール

定義

検索

クリックすると、検索条件に一致したメモのリストが表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

新規ノートの追加

クリックすると選択済メモ ページにアクセスでき、新しいメモを作成できます。

既存のメモ

このセクションには、検索条件に一致するメモがあるかどうかが表示されます。[件名] 列のリンクをクリックすると、選択済メモ ページが開き、既存のメモを表示または編集できます。

フィールドまたはコントロール

定義

削除

表示されたメモを 1 つ以上選択してこのボタンをクリックすると、選択したメモがシステムから削除されます。

移管

表示されたメモを 1 つ以上選択し、このボタンをクリックして個人検索 - 単純ページにアクセスして、選択したメモを別の個人に移管します。

選択済メモ ページ (HR_NP_NOTE) を使用して、メモを入力または更新します。

画像: 選択済メモ ページ

次の例では、選択済メモ ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

選択済メモ ページ

フィールドまたはコントロール

定義

有効日

新規メモのメモ作成日がページに表示される有効日です。日付は変更できません。

注: メモに関連付けられているレコードの有効日を変更してもメモの有効日は変更されません。その結果、メモにアクセスできなくなります。たとえば、職務データ行のメモを 2009 年 1 月 1 日の有効日で作成した場合は、メモの有効日も 2009 年 1 月 1 日 です。修正モードで職務データ行の有効日を 2009 年 1 月 20 日に変更した場合、メモの有効日は変更されません。データの 1 月 20 日の行に対するメモを表示すると、1 月 20 日のメモのみが表示されます。データの 1 月 1 日の行がないと、元のメモにはアクセスできず、ユーザーは元のメモが存在していたことがわからなくなります。

件名

メモの件名を入力します。このエントリは、ノートパッド ページの [件名] 列にリンクとして表示されます。