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有効なチャートフィールド組み合わせの入力と管理

HCM に有効なチャートフィールド組み合わせを入力するには、組合せコード テーブルのロード (RUN_BUD003) と、組合せコード テーブル (VALID_COMBO_TABLE) の各コンポーネントを使用します。

次の各トピックでは、組合せコード、有効な組み合わせのロード、およびスピード入力の概要と、組合せコードについて説明します。

ページ名

定義名

用途

組合せコード テーブルのロード ページ

RUNCTL_FILEPATH

組合せコードのロード プロセス (BUD003) を実行して、HR_ACCT_CD_LOAD サービス オペレーションにより GL_ACCT_CD_TBL に既にインポート済みであるチャートフィールド組み合わせを組合せコード テーブルにロードします。

組合せコード テーブル ページ

VALID_COMBO_TBL

HCM にインポート済みであり、組合せコードのロード プロセス (BUD003) によってロードされている全ての組合せコードを確認します。

有効なチャートフィールド値の組み合わせをインポートしない場合は、手動でそれらの値を定義して、確認します。

資金ソース情報ページ

HP_FUNDSRC_INF_SBP

資金ソースのデフォルトの資金割当終了日を表示します。PeopleSoft ヒューマン リソース管理のコミットメント会計管理ビジネス プロセスでは、この情報が使用されます。

組合せコード レポート ページ

PRCSRUNCNTL

組合せコード レポート (PAY760) を実行して、有効組合せテーブル (VALID_COMBO_TBL) の内容についてのレポートを作成します。

スピード入力ページ

HMCF_SPEEDTYPE

PeopleSoft Financials で管理されているスピード入力テーブルを確認します。

組合せコードとは、チャートフィールドの組み合わせを定義するためのキーのことです。取引の一般会計への転記プロセスを実行する際、組合せコードによって、各取引に含めるチャートフィールドが特定されます。

有効な組合せコードとは、一般会計で有効なチャートフィールドの組み合わせです。有効な組合せコードは、有効組合せテーブル (VALID_COMBO_TBL) に保存され、チャートフィールド組み合わせの検証プロセスで使用されます。

注: 有効な組合せコードを使用せずに、トランザクション ページでチャートフィールド組み合わせを入力したい場合は、組合せコード テーブルにはロードしないでください。チャートフィールド トランザクション テーブル (ACCT_CD_TABLE) には、ユーザーが使用するチャートフィールド組み合わせがロードされるため、ユーザーはこれらの組み合わせを追跡したり再利用することができます。

このトピックでは、有効な組合せコードを有効組合せテーブルに入力する 3 つの方法について説明します。どの方法を使用するかは、主として、使用している一般会計システムとそのバージョンによって異なります。

Financials データベースからのインポート

PeopleSoft Financials 8.0 またはそれ以降のリリースと統合している場合、インテグレーション ブローカーを使用して、Financials データベースから有効なチャートフィールド組み合わせをインポートして、それらのデータを最新の状態に保つことができます。

Financials から有効な組み合わせをインポートするには、次の手順に従います。

  1. HR_ACCT_CD_LOAD インテグレーション ブローカー サービス オペレーションを使用して、組み合わせデータ情報を Financials (FSCM) から HCM にパブリッシュします。

    HCM がこのサービス オペレーションを受信すると、データはハンドラによって正しいレイアウトに配置され、GL_ACCT_CD_TBL にロードされます。

  2. 組合せコードのロード SQR プロセス (BUD003) を実行して、有効組合せテーブルにロードします。

画像: Financials データベースからの有効組合せコードのインポート

次の図は、前述の Financials データベースからの有効組合せコードのインポート プロセスを示しています。

Financials データベースからの有効組合せコードのインポート

フラット ファイルのロード

インテグレーション ブローカー機能が組み込まれていない会計システムと統合している場合は、インバウンド フラット ファイル プロセスを使用して、有効組合せテーブル (VALID_COMBO_TBL) にロードし、管理します。

インバウンド フラット ファイル プロセスを使用して、有効な組合せコードをロードするには、次の手順に従います。

  1. 有効な組み合わせデータを含むフラット ファイルを、GL_ACCT_CD_TBL で指定されたレイアウト フォーマットで作成します。

  2. HR_ACCT_CD_LOAD サービス オペレーションを使用して、この組み合わせデータをパブリッシュするインバウンド フラット ファイル プロセスを開始します。

    サービス オペレーションが受信されると、データはハンドラによって正しいレイアウトに配置され、GL_ACCT_CD_TBL にロードされます。

  3. 組合せコードのロード SQR プロセス (BUD003) を実行して、有効組合せテーブルにロードします。

画像: フラット ファイルを使用した有効組合せコードのインポート

次の図は、前述のフラット ファイルを使用した有効組合せコードのインポート プロセスを示しています。

フラット ファイルを使用した有効組合せコードのインポート

手動によるロード

PeopleSoft Financials と統合していない場合、有効なチャートフィールド組み合わせを組合せコード テーブル ページで直接入力できます。インストール テーブルで一般会計インジケータが選択されている場合、このページでデータを手動で入力することはできません。

『PeopleSoft FSCM: Resource Management』を参照してください。

"スピード入力" とは、頻繁に使用されるチャートフィールド組み合わせに使用するショートカット キーのことを指します。スピード入力を使用することによって、入力作業を最小限にし、仕訳の効率を大幅に向上させ、エラーを削減できます。

PeopleSoft Financials 8.0 またはそれ以降のリリースと統合している場合、HR_CHARTFLD_COMBO_SYNC サービス オペレーションを使用して、スピード入力テーブルを最新の状態に保つことができます。Financials データベースのスピード入力テーブルに変更が加えられると、インテグレーション ブローカーによる HCM の更新が起動されます。

組合せコード テーブルのロード ページ (RUNCTL_FILEPATH) を使用して、組合せコード テーブルのロード プロセス (BUD003) を実行して、HR_ACCT_CD_LOAD サービス オペレーションにより GL_ACCT_CD_TBL に既にインポート済みであるチャートフィールド組み合わせを組合せコード テーブルにロードします。

画像: 組合せコード テーブルのロード ページ

次の例では、組合せコード テーブルのロード ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

組合せコード テーブルのロード ページ

フィールドまたはコントロール

定義

指定日

PeopleSoft 一般会計からインポートするチャートフィールド組み合わせの指定日を入力します。

非アクティブ勘定をダウンロードしない

このチェック ボックスをオンにすると、現在の会計年度で該当する項目のない組み合わせが非アクティブになります。

このチェック ボックスをオフにすると、古い組み合わせが現在の会計年度でもアクティブのままになります。

組合せコード テーブル ページ (VALID_COMBO_TBL) を使用して、HCM に対して組合せコードのロード プロセス (BUD003) によってインポートされた全ての組合せコードを確認します。有効なチャートフィールド値の組み合わせをインポートしない場合は、手動でそれらの値を定義して、確認します。

画像: 組合せコード テーブル ページ

次の例では、組合せコード テーブル ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

組合せコード テーブル ページ

注: Financials からインポートされた組合せコードのチャートフィールド値は変更できませんが、名称を変更したり、アクティブまたは非アクティブに設定できます。

フィールドまたはコントロール

定義

一般会計組合せコード

HCM のページでこのコードを入力して、チャートフィールドのこの組み合わせをトランザクションで使用します。

組合せコードは、以下の条件に合致する場合、インストール テーブルの [組合せコードの最終採番番号] フィールドに基づき、システムによって連番で生成されます。

  • チャートフィールド組み合わせを、インテグレーション ブローカーによって Financials から受信済みであること

  • [一般会計組合せコード] の値が、インバウンド フラット ファイルで提供されたものではないこと

  • チャートフィールド組み合わせを手動で追加し、[一般会計組合せコード] の値を事前に割り当てていないこと

有効値

このフィールドは、セットID に対して初めてチャートフィールド組み合わせを入力するときのみ入力可能となります。チャートフィールド組み合わせが有効な場合に、オンにします。同じセットID に組み合わせが既に存在している場合、このフィールドには、既存の組み合わせの値に基づいて値が自動的に入力され、変更することはできません。

資金ソース情報

このリンクをクリックすると、資金ソース情報ページが表示され、デフォルトの資金割当終了日が示されます。コミットメント会計管理ビジネス プロセスは、部門予算およびエンカンバランス定義でデフォルトの資金割当終了日を使用します。

PeopleSoft Human Resources Manage Commitment Accounting』「Funding End Dates and Multiyear Encumbrances[英語版] を参照してください。

チャートフィールド詳細

組合せコードを手動で設定している場合、このチャートフィールド組み合わせに適用される各チャートフィールドのチャートフィールド値を入力します。

注: 標準チャートフィールド設定ページでアクティブに設定されているチャートフィールドのみが、このページに表示されます。