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グループ定義の設定

グループ定義を設定するには、グループ ビルド - レコード/フィールド コンポーネント (GB_REC_FIELD)、グループ条件コンポーネント (GB_CRITERIA_TABLE)、グループ ビルド - グループ定義コンポーネント (GB_GRP_DEFN_TABLE)、およびグループ ビルド (会社/部門) コンポーネント (RUNCTL_GBP003) を使用します。

次の各トピックでは、グループ定義の概要、クエリー定義の概要、部門別グループの自動生成の概要、およびグループ定義の設定について説明します。

ページ名

定義名

用途

グループ ビルド - レコード/フィールド ページ

GB_REC_FIELD

グループ条件ページとグループ定義ページで使用するフィールドを選択します。

グループ条件ページ

GB_GRP_CRIT1_TBL

グループ条件 ID を作成します。グループ条件 ID は、他のエレメントと組み合わせて複雑なグループを作成する基礎単位です。

グループ定義コメントの 2 次ページ

GB_GRP_CRIT1_SEC

グループ条件の定義についてのコメントを自由形式で入力します。

グループ プロファイル ページ

GB_GRP_DEF1_TBL

グループ プロファイルを作成します。

(省略可) 既存のグループ条件 ID やクエリーをグループ定義に指定します。

グループ定義ページ

GB_GRP_DEF2_TBL

グループの定義やグループ条件の絞り込みに使用するレコード、フィールドおよびフィールド値を指定します。

グループ ビルド定義の表示ページ

GB_GRP_DEF1_SEC

グループ定義に指定したレコード、フィールド、フィールド値および演算子を表示します。

グループ結果ページ

GB_GROUP_RES_SEC

グループ ビルド ページで作成したグループのメンバーを表示およびソートします。

グループ ビルド (会社/部門)ページ (会社/部門からのグループ ビルド)

RUNCTL_GBP003

グループ ビルド SQR プロセス (GBP003) を実行して既存の会社/部門構造をグループ形式に変換し、部門からグループを作成します。

グループのメンバーを定義するには、次の手順に従います。

  1. (クエリーを使用しない場合は必須)グループ ビルド - レコード/フィールド コンポーネント (GB_REC_FIELD) で各レコードにフィールドを選択して、グループ条件ページ (GB_GRP_CRIT1_TBL) と グループ定義ページ (GB_GRP_DEF2_TBL) でグループ条件を作成するために使用できるようにします。

    グループ ビルド - レコード/フィールド ページ」を参照してください。

  2. (省略可) グループ条件ページでグループ条件を作成します。

    グループ条件とはレコードとフィールドとで構成される基礎単位で、さまざまなグループの作成に繰り返し利用できます。たとえば、従業員の部門と加入組合に基づいて複数のビジネス プロセスを処理する場合に、DEPT AND UNION CODE というグループ条件 ID を作成するとします。グループ条件 ID を一度作成しておけば、それを利用してさまざまなグループを定義できます。

    レコード名

    フィールド名

    Job

    部門

    Job

    組合コード

    グループ条件ページ」を参照してください。

  3. グループ プロファイル ページ (GB_BRP_DEFN1_TBL) で、グループ条件 ID またはクエリーをグループ定義に指定します。

    グループ プロファイル ページでは、グループ条件 ID とクエリーをグループ定義の一部として使用できます。

    • グループ条件 ID の使い方

      グループ条件 ID を使用すると、追加のレコード、フィールド、およびフィールド値をグループ定義ページで定義できます。ただし、グループ条件は 1 つのグループにつき 1 つしか使用できません。

      グループ プロファイル ページ」を参照してください。

    • PeopleSoft クエリーの使い方

      PeopleSoft クエリーを使用すると、既存のクエリーを選択したり、新規のクエリーを作成できます。クエリーを使うと、グループ条件ページやグループ定義ページで使用可能な 32 のレコードよりも広い範囲のシステム レコードのセットにアクセスできます。ただし、クエリーはグループ定義で使われる特定のルールに従う必要があります。1 つのグループ定義に関連付けられるクエリーは 1 つだけです。

      グループ ビルドに使用するクエリーの定義について」を参照してください。

  4. グループ定義ページで、レコード、フィールドおよびフィールド値を選択してグループを定義または絞り込みます。

    グループ定義にグループ条件 ID を指定した場合は、グループ定義ページで、グループ条件のフィールドとレコードに適切なフィールド値を指定する必要があります。グループ定義には、その他のレコード、フィールド、および値を追加することもできます。

    グループ定義にクエリーを指定した場合は、グループ定義ページでこれ以上選択できません。

    グループ条件やクエリーを使わずに、グループ定義ページだけでグループを定義することもできます。

    グループ定義ページ」を参照してください。

    注: グループ定義ページで使用できるのは、グループ ビルド - レコード/フィールド コンポーネントで選択したフィールドのみです。

    注: グループ ID を保存した後は、グループ別セキュリティ ページ (GB_GRP_SEC_TBL) またはユーザー別セキュリティ ページ (GB_GRP_SEC_TBL) で、そのグループに対するアクセス権を自分自身に与える必要があります。この作業を行わないと、グループ ビルド - グループ定義コンポーネント (GB_GRP_DEFN_TABL) で、そのグループにアクセスできません。

    グループ セキュリティの設定」を参照してください。

画像: グループ定義を定義する方法

次の図は、前述のグループの定義と作成、部門からのグループの作成、およびグループ作成のクエリー方法を示しています。

グループ定義を定義する方法

グループ条件ページまたはグループ定義ページでは 32 のテーブルが利用できますが、それ以上のテーブルにアクセスするグループを定義するには、グループ ビルドで PeopleSoft クエリーを使用します。

グループ定義で使用するクエリーを定義する際には、以下の制約が適用されます。

  • クエリーに挿入する最初のレコードは、グループ ビルド ビュー (GB_QRY_LINK_VW) である必要があります。

    システムでは、グループ ビルド - グループ定義コンポーネントで作成した SQL ステートメントと PeopleSoft クエリーで作成した SQL ステートメントとの結合に、このビューが使用されます。

  • GB_QRY_LINK_VW レコードから以下の 4 つのフィールドを選択する必要があります。

    • EFFDT

    • EEFFSEQ

  • PeopleSoft クエリーに追加するレコードには、最低 1 つの条件が必要です。

    PeopleSoft クエリーでは、GB_QRY_LINK_VW レコードから条件を追加できません。

  • SQL ステートメントが返すフィールドは定義できません。

  • ユニオンは使用できません。

  • 集計式は使用できません。

  • ツリー オプションは式として使用できません。

  • プロンプトは式として使用できません。

    フィールド名、式、定数、In List、現在日付、および有効連番のみ使用可能です。

  • クエリーの左側条件に式を使用できません。

  • 式の最大長は "254" バイトです。

『PeopleTools: PeopleSoft Query』を参照してください。

組織に部門セキュリティ構造がある場合、同様の構造をグループに対して作成するとなると、既に行った大量の作業をもう一度繰り返して行うことになります。作業の重複をできるだけ避けるため、既存の部門構造をグループ形式に変換するグループ ビルド SQR プロセス (GBP003) が用意されています。このプロセスでは、既存の会社、セットID、および部門構造に対応するグループを新しく作成します。

以下に例を示します。

  • セットID USA の部門 10100 は、グループ USA 10100 になります。

  • セットID USA の部門 10200 は、グループ USA 10200 になります。

  • 会社 CCB は、グループ CCB になります。

ある部門にアクセスできるユーザーには、その部門に対して新しく作成されたグループに対するアクセス権限が自動的に与えられます。たとえば、セットID USA の部門 10200 にアクセスできるユーザーには、新しいグループ USA 10200 へのアクセス権限が与えられます。

グループ ビルド - レコード/フィールド ページ (GB_REC_FIELD) を使用して、グループ条件ページとグループ定義ページで使用するフィールドを選択します。

画像: グループ ビルド - レコード/フィールド ページ

次の例では、グループ ビルド - レコード/フィールド ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

グループ ビルド - レコード/フィールド ページ

検索ページで選択したレコードについて、グループ条件ページとグループ定義ページでグループ条件を作成する際に使用可能にするフィールドを選択します。このページで選択したフィールドのみが、グループ条件ページで使用可能になります。

デフォルト ルール オプション

フィールドまたはコントロール

定義

フィールド名フィールド ラベル

グループ条件を作成する際に使用可能にするフィールド名を選択します。フィールド名を選択すると、その名称が [フィールド ラベル] に自動的に表示されます。この名称は変更可能です。

編集テーブル

フィールドの編集テーブルを選択します。フィールドはこのテーブルに表示されます。

必要条件フィールド

フィールドまたはコントロール

定義

プロンプトを表示するフィールドフィールド ラベル

必要に応じて、グループ条件のフィールドを入力するために表示されるフィールドを選択します。

たとえば、デフォルト ルールのフィールドが部門の場合、"SETID" を選択します。これは、部門を選択する前に部門のセットID を選択する必要があるためです。[プロンプトを表示するフィールド] で値を選択すると、対応する [フィールド ラベル] に値が表示されます。

同等のレコード フィールド

[プロンプトを表示するフィールド] に選択した値と同等のレコード フィールドを選択します。たとえば、部門の SETID と同等のレコード フィールドは SETID_DEPT です。

[同等なレコード フィールド] の値は、[プロンプトを表示するフィールド] の値と同じものになる場合もあります。また、値自体がない場合もあります。同等のフィールドがない場合、このフィールドは空白のままにしておきます。

グループ条件ページ (GB_GRP_CRIT1_TBL) を使用して、グループ条件 ID を作成します。グループ条件 ID は、他のエレメントと組み合わせて複雑なグループを作成する基礎単位です。

画像: グループ条件ページ

次の例では、グループ条件ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

グループ条件ページ

フィールドまたはコントロール

定義

ブール値

このフィールドは、2 行目のデータ行をページに追加した場合にのみ表示されます。このページで入力したレコードとフィールドの処理方法をシステムに対して指定するために使います。有効値は [AND] (デフォルト) と [OR] です。

(

リンクしたレコードとフィールド名のセットまたはサブセットを作成します。AND/OR 条件を複数指定する場合、かっこを使うことにより指定が明確になります。ネストは 5 つのレベルまで可能です。値の一覧が表示されます。デフォルトでは何も表示されません。

レコード

グループ条件の定義に含めるレコード名を入力します。グループ ビルド - レコード/フィールド コンポーネントで使用可能に設定したレコードが一覧表示されます。

フィールド名

グループ条件の定義に含めるフィールド名を入力します。[レコード] フィールドで選択したレコードについて、グループ ビルド - レコード/フィールド コンポーネントで使用可能に設定したフィールドが一覧表示されます。

フィールド ラベル

Tab キーを押して [フィールド名] フィールドから出ると、このフィールドにフィールド ラベルが表示されます。内容は変更できます。

編集テーブル

編集テーブルは、所定のフィールドに入力したデータを確認するために、システムで使用されます。入力したフィールド名が編集テーブルにリンクされている場合、Tab キーを使って [フィールド名] フィールドから出ると、このフィールドにそのテーブル名が表示されます。

)

複数のレコードとフィールドをリンクするネスト ステートメントを完了します。値の一覧が表示されます。

グループ プロファイル ページ (GB_GRP_DEF1_TBL) を使用して、グループ プロファイルを作成します。

(省略可) 既存のグループ条件 ID やクエリーをグループ定義に指定します。

画像: グループ プロファイル ページ

次の例では、グループ プロファイル ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

グループ プロファイル ページ

フィールドまたはコントロール

定義

グループ ID

検索ページでグループ ID を入力または選択します。

注: NOGROUP というグループ ID は、グループを指定しない変動報酬プランに使用されます。このため、NOGROUP は予約済みのグループ ID となり、グループ ビルド アプリケーションではグループ ID が NOGROUP のグループは作成できません。

グループ条件 ID

このグループ定義に既存のグループ条件を含める場合、ここにグループ条件 ID を入力します。含めない場合は、空白のままにしておきます。1 つのグループに含めることができるグループ条件 ID は 1 つだけです。

[リフレッシュ] アイコン

[グループ条件 ID] フィールドで値を変更した場合、この [リフレッシュ] ボタンをクリックしてグループ定義ページに新しい値を再ロードします。

複合グループ - バッチ処理

オンラインで作成すると時間がかかる複合グループに対してバッチ処理を行う場合に、このチェック ボックスをオンにします。バッチ処理は、システムを他の用途に使用していないオフ ピーク時に実行できます。

バッチ処理は、PeopleSoft プロセス スケジューラにより行われるため、このチェック ボックスをオンにする場合は、必ずプロセス スケジューラが起動していることを確認してください。処理が完了すると、プロセス スケジューラからユーザーに通知されます。スケジュールしておいたグループの実行ステータスが必要な場合は、"グループ定義 - グループ結果" ページを参照してください。

注: グループ定義ページの [集計開始] ボタンをクリックすると、作成対象のグループがプロセス スケジューラに送信されます。既に作成されている複合グループがある場合、[集計開始] ボタンをクリックするとグループの行数が集計されます。

管理者セルフサービス使用可

管理者セルフサービス トランザクションのアクセス タイプとしてグループ ID を使用する場合に、このチェック ボックスをオンにします。

コメント

このリンクをクリックして、グループ ビルド定義の表示ページにコメントを自由形式で入力し、グループ定義ページで定義した Where 句を表示します。

クエリー名

このグループ定義に既存のクエリーを含める場合、ここにクエリー名を入力します。含めない場合は、空白のままにしておきます。

警告 このフィールドにあるオプションのリストにアクセスすると、レコード GB_QRY_LINK_VW を含む既存のクエリーが全て表示されます。ただし、グループ ビルド プロセスでは、EMPLID フィールド、EMPL_RCD フィールド、EFFDT フィールド、および EFFSEQ フィールドのあるクエリーのみが使用できます。これらのフィールドの設定されていないクエリーを選択すると、グループ定義ページに [集計開始] ボタンと [グループ表示] ボタンが表示されません。

グループ ビルドに使用するクエリーの定義について」を参照してください。

管理者 ID

グループに管理者がいる場合、その管理者を指定します。たとえば、定義するグループが部門 10200 の全従業員で構成される場合、その部門の管理者の従業員 ID をここに入力します。また、プロジェクト チームのリーダーを指定するために、このフィールドを使用することもできます。

変動報酬管理では、プランがグループにより管理される場合、グループ管理者 ID を使用して報奨割当ページにアクセスできるユーザーが決定されます。

[管理者セルフサービス使用可] チェック ボックスをオンにした場合、管理者 ID は必須です。

承認者 ID

このグループをグループ別変動報酬管理ビジネス プロセスで使用する予定の場合、グループに対する報奨を承認する従業員の ID をこのフィールドに入力します。値の一覧が表示されます。

[管理者セルフサービス使用可] チェック ボックスをオンにし、セルフサービス トランザクションでワークフローを使用する場合、承認者 ID は必須です。

『PeopleTools: PeopleSoft Query』を参照してください。

グループ定義ページ (GB_GRP_DEF2_TBL) を使用して、グループの定義やグループ条件の絞り込みに使用するレコード、フィールドおよびフィールド値を指定します。

画像: グループ定義ページ

次の例では、グループ定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

グループ定義ページ

グループ定義

このページは、グループ プロファイル ページで入力したグループ条件と組み合せて使用できます。また、このページだけでグループを作成することもできます。以下のいずれかの方法で、このページを使用します。

  • グループ プロファイル ページでグループ条件 ID を入力した場合

    グループ定義ページのレコード名およびフィールド名には、グループ条件ページから値が自動的にロードされます。このページでレコード名およびフィールド名を変更することはできません。グループの定義を完了するには、グループ定義ページの [Where 句] グループ ボックスで、各フィールド名に適切なフィールド値を入力してパラメータを完成させます。定義には、レコード、フィールド名、およびフィールド値をさらに追加できます。

  • グループ条件 ID を使用しない場合

    グループの定義は全てこのページで行います。グループの作成に使用するレコード、フィールド名、およびフィールド値を全て入力します。

  • グループ プロファイル ページでクエリーを入力した場合

    クエリーに基づいて作成されるグループに対して、絞り込みの設定はできません。

フィールドまたはコントロール

定義

[集計開始] アイコン ボタン (集計開始)

ページの保存後、グループにメンバーが何人いるかを計算するには、この [集計開始] アイコンをクリックします。"グループ定義 - グループ プロファイル" ページで [複合グループ - バッチ処理] チェック ボックスをオンにした場合に、[集計] ボタンをクリックすると、作成対象のグループが PeopleSoft プロセス スケジューラに送信されます。

既に作成されている複合グループの場合、[集計] ボタンをクリックするとグループの行数が集計されます。

集計結果

[集計開始] ボタンをクリックすると、グループのメンバー数が表示されます。グループ定義に有効日付きのレコードを使用した場合、従業員 1 人につき複数行のデータがグループに含まれる場合があります。各データ行は 1 アイテムとして集計され、[集計結果] に表示されます。

[グループ表示] アイコン ボタン (グループ表示)

グループを作成してグループ結果ページにアクセスするには、この [グループ表示] ボタンをクリックします。グループ結果ページには、グループの全メンバーが表示されます。

コメント

このリンクをクリックすると、グループ ビルド定義の表示ページにアクセスします。このページでは、コメントを入力したり、グループ定義ページで定義した Where 句を表示できます。

Where 句

フィールドまたはコントロール

定義

レコード

グループの定義に使うレコード名を入力します。有効なレコード名が一覧表示されます。このフィールドにグループ条件の定義内容がロードされている場合、その内容は変更できません。

フィールド名

グループの定義に使うフィールド名を入力します。[レコード] フィールドに入力したレコードの有効値が一覧表示されます。グループ プロファイル ページでグループ条件 ID を入力した場合、このフィールドに値が自動的にロードされ、変更できません。

ラベル

[フィールド名] フィールドからカーソルを移動すると、このフィールドに自動的に値が入力されます。

演算子

フィールド値をグループに含めるか、除外するかを定義します。以下に示す有効な演算子の表を参照してください。

注: (JPN) 年功給、昇給などの日本特有の処理のためにグループを定義する場合には、JOB レコードの有効日フィールドに対する演算子に Current を設定しないでください。Current を選択すると、過去にさかのぼって処理を実行する際に、必要な結果が得られない場合があります。ここで有効日フィールドに対して Current を設定しない代わりに、処理ページの指定日を使って、現行データ以外のデータを抽出するプロセスを実行できます。

編集テーブル

編集テーブルは、所定のフィールドに入力したデータを確認するために、システムで使用されます。入力したフィールド名が編集テーブルにリンクされている場合、このフィールドにテーブル名が表示されます。

注: 入力したフィールド名が別のフィールドのキーに設定されている場合は、そのフィールドの定義を完了するために入力する必要があるその他のフィールドが自動的に表示されます。たとえば、ある給与ステップに基づいてグループを作成する場合、セットID、給与プラン、および給与等級も指定する必要があります。

リストからフィールド値を選択します。

有効な演算子

演算子

説明

<

N より小さい

<=

N 以下

<>

N と等しくない

=

N と等しい

>

N より大きい

>=

N 以上

Between

 

Current

 

有効日 <

有効日が N より小さい

有効日 <=

有効日が N 以下

有効日 >

有効日が N より大きい

有効日 >=

有効日が N 以上

In List

 

IS NULL

フィールド値が 0

Like

 

Max

最大

Min

最小

Not Btw

間にない

Not Equal

 

Not In

リストにない

Not Like

 

Not Null

フィールド値が 0 以外

有効日付きのデータを使ったグループの定義

グループの定義に使用できるレコードには、以下のように有効日付きのものがあります。

  • JOB (職務情報)

  • PERS_DATA_EFFDT (有効日付き個人データ)

  • TL_EMPL_DATA (従業員時間プロファイル)

  • COMPENSATION (給与)

システムには、これらのレコードの現在データと履歴データの両方が保存されるため、これらのレコードを使ってグループを作成する方法が 2 つあるということになります。

  • 現在データを使う場合

    たとえば、従業員の現在の職務のみを選択し、以前の職務は除外する場合です。条件 Current がレコードの有効日に自動的に追加されます。

  • 履歴データを使う場合

    たとえば、従業員が組織で担当した全ての職務を対象とする場合です。グループには 1 人の従業員について複数行のデータが含まれることがあります。グループを定義する際に有効日に関する条件を指定しない場合、現在のシステム日付時点の履歴データが全て検出されます。

有効日付きレコードを 2 つ含むグループ定義を作成する場合、有効日を使って 2 つのレコードをリンクできます。次の表に、2 つの有効日付きフィールドをリンクする方法を示します。

演算子

説明

Effdt<=

有効日が N 以下

Effdt>=

有効日が N 以上

Effdt<

有効日が N より小さい

Effdt>

有効日が N より大きい

グループ ビルド定義の表示ページ (GB_GRP_DEF1_SEC) を使用して、グループ定義に指定したレコード、フィールド、フィールド値および演算子を表示します。

画像: グループ ビルド定義の表示ページ

次の例では、グループ ビルド定義の表示ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

グループ ビルド定義の表示ページ

フィールドまたはコントロール

定義

Where 句

グループ定義ページで定義した Where 句を表示します。

グループ結果ページ (GB_GROUP_RES_SEC) を使用して、グループ ビルド ページで作成したグループのメンバーを表示およびソートします。

画像: グループ結果ページ

次の例では、グループ結果ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

グループ結果ページ

グループ メンバーのチャンク制御の使い方

グループ メンバーは膨大な数になる場合もあるため、ページには複数のグループ メンバーが 1 つのチャンクとして一括でロードされます。インストール テーブルのサードパーティ/システム ページの [スクロールの最大行数] フィールドで、チャンクに含めることのできる行数を指定できます。フィルタおよびナビゲーション ボタンを使って、表示するチャンクを制御します。

フィルタ機能では、検索条件を入力してチャンクに含めるメンバーを指定できます。1 つまたは複数のフィルタ フィールドに情報を入力して、検索条件を絞り込むことができます。

重要 グループ ビルドでは、JOB テーブル、COMPENSATION テーブル、PERSON テーブル、および PER_ORG_ASGN テーブルが自動的に結合されます。このページのグループ結果と SQL エディタから起動したクエリーの結果とを比較する場合、これら 4 つのレコードに結合結果を SQL エディタで追加して、結果を正しく比較できるようにしてください。

[集計開始] ボタンをクリックすると、システム日付がパラメータとして自動的に指定されます。たとえば、グループ ビルド - グループ定義コンポーネントで日付条件をまったく指定していなくても、JOB.EFFDT <= Given Date という条件が、作成された SQL に追加されます。

以下のフィルタおよびナビゲーション ボタンを使用して、メンバーのチャンク間を移動できます。

フィールドまたはコントロール

定義

氏名で検索

1 つ以上の文字をこのフィルタ フィールドに入力して検索すると、その文字で始まる姓の従業員がページに表示されます。

ワイルドカードの % を使用すると、レコードが選択しやすくなります。たとえば、John という名前の従業員を全員検索する場合は、「%John」と入力します。

ID (従業員 ID)

1 つ以上の数字をこのフィルタ フィールドに入力して検索すると、その数字で始まる従業員 ID を持つ従業員がページに表示されます。

グループのソート基準

リストに表示されるメンバーを、従業員 ID氏名のどちらの順序で表示するかを選択します。

注: (JPN) 基本言語とログイン言語に日本語を使用する非 UNICODE のデータベースで漢字を使用すると、グループのソート基準機能が使用できなくなります。

[検索フィールドのリフレッシュ] アイコン ボタン

フィルタ フィールドに入力されている検索条件を全てクリアする場合は、この [検索フィールドのリフレッシュ] ボタンをクリックします。

検索

新しい検索結果を表示するには、この [検索] ボタンをクリックします。[グループのソート基準] グループ ボックスの左側には、全行数のうち現在どの行が表示されているかが表示されます。たとえば、"1 から 4 まで (4)" と表示されている場合は、全 4 行のうち 1 行目から 4 行目までが表示されていることを示します。

注: [検索] ボタンをクリックすると、[検索フィールドのリフレッシュ] アイコンをクリックするまで、このボタンは非表示になります。

グループ ビルド (会社/部門) ページ (RUNCTL_GBP003) を使用して、グループ ビルド SQR プロセス (GBP003) を実行して既存の会社/部門構造をグループ形式に変換し、部門からグループを作成します。

グループ ビルド SQR プロセス (GBP003) を実行して、部門構造をグループ形式に変換します。

処理が完了すると、グループ ビルドのページを使用してグループを表示して、グループが正しく生成されたかどうかを確認できます。