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HR 通知の設定

HR 通知機能を設定するには、インストール設定 (HCSC_NOTIF_INSTALL) コンポーネント、通知受取人設定 (HCSC_RCPNT_SETUP) コンポーネント、埋め込み型リンクの設定 (HCSC_LINK_SETUP) コンポーネント、および埋め込み型リンクの割当 (HCSC_LINK_ASSIGN) コンポーネントを使用します。

このセクションでは、HR 通知の設定方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

インストール設定ページ

HCSC_NOTIF_INSTALL

HR 通知機能を有効にし、アナウンスメントを発行するユーザー ロールを指定します。

受取人タイプ情報の指定ページ

HCSC_RCPNT_SETUP

受取人タイプに関する一般情報を入力します。

セキュリティの設定ページ

HCSC_RCPNT_SECURIT

(省略可) この受取人タイプへの通知を構成および送信できるユーザーのロールを指定します。

受取人選択方法の選択ページ

HCSC_RCPNT_SOURCE

受取人リスト選択方法を定義します。

プロンプト レコードの選択ページ

HCSC_RCPNT_RECPRMT

この受取人タイプに関連する受取人を取得するために、受取人の検索で照会されるレコードとフィールドを指定します。

プロンプト検索フィールドの選択ページ

HCSC_RCPNT_FLDPRMT

受取人の検索で使用される検索フィールドを指定します。

確認ページ

HCSC_RCPNT_CONFIRM

送信前に受取人タイプの設定を確認します。

埋め込み型リンクの設定ページ

HCSC_LINK_SETUP

通知に含めることができるリンクを設定します。

埋め込み型リンクの割当ページ

HCSC_LINK_ASSIGN

埋め込み型リンクをアプリケーション コンポーネントに関連付けます。

HR 通知ページ

HCSC_NOTIF_ADHOC

通知を構成および送信します。

詳細オプション ページ

HCSC_NOTIF_ADV_OPT

将来または繰返の通知のオプションを指定します。

通知の処理ページ

HCSC_NOTIF_RC

HCSC_NOTIFY AE プログラムを実行して、保留中および繰返の通知を処理します。

インストール設定ページ (HCSC_NOTIF_INSTALL) を使用して、HR 通知機能を有効にし、アナウンスメントを発行するユーザー ロールを指定します。

画像: インストール設定ページ

次の例では、インストール設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

インストール設定ページ

フィールドまたはコントロール

定義

HR 通知を有効化

クリックすると、HCM システムで HR 通知機能が有効になります。

ロール名

ユーザー ロールを入力して、アナウンスメントを発行する権限をそのユーザー ロールを持つユーザーのみに制限します。

ロールが選択されていない場合は、全てのユーザーがアナウンスメントを発行できます。

受取人タイプ情報の指定ページ (HCSC_RCPNT_SETUP) を使用して、受取人タイプに関する一般情報を入力します。

画像: 受取人タイプ情報の指定ページ

次の例では、受取人タイプ情報の指定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

受取人タイプ情報の指定ページ

フィールドまたはコントロール

定義

データ タイプ

受取人タイプが顧客データ、サンプル データ、またはシステム データのいずれかの場合に指定します。

システム提供の受取人タイプ

次の表は、HR 通知の作成で使用するシステム提供の受取人タイプの一覧です。

受取人タイプ

説明

ユーザー リスト ソース

ALL

システム全体に配布

全て

COMPANY

会社

App クラス

DEPT

部門

App クラス

EMPL

従業員

App クラス

GP_PYGRP

GP 支給グループ

SQL

HR BU

HR ビジネス ユニット

App クラス

HR GROUP

HR グループ ID

App クラス

JOBCODE

職務コード

App クラス

PAY ADM

給与計算管理者

ロール ベース

PAYGROUP

支給グループ

クエリー

POS_NUM

ポジション番号

App クラス

TASKGRP

タスク グループ

App クラス

TASKPRFL

タスク プロファイル

App クラス

TL_GRPID

TL グループ ID

App クラス

UNION CD

組合コード

App クラス

WORK GRP

ワークグループ

App クラス

セキュリティの設定ページ (HCSC_RCPNT_SECURIT) を使用して、この受取人タイプへの通知を構成および送信できるユーザーのロールを任意で指定します。

画像: セキュリティの設定ページ

次の例では、セキュリティの設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

セキュリティの設定ページ

ユーザーのユーザー ID を使用して、受取人タイプに対するロール ベースのセキュリティが検証されます。通知を作成するとき、ユーザーが選択できるのは、ユーザーに割り当てられたユーザー ロールに関連付けられた受取人タイプのみです。

フィールドまたはコントロール

定義

ロール名

ユーザー ロールを入力して、この受取人タイプに通知を送信する権限をそのユーザー ロールを持つユーザーのみに制限します。

ロールが選択されていない場合は、全てのユーザーがこの受取人タイプに通知を送信できます。

受取人選択方法の選択ページ (HCSC_RCPNT_SOURCE) を使用して、受取人リストの選択方法を定義します。

画像: 受取人選択方法の選択ページ

次の例では、受取人選択方法の選択ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

受取人選択方法の選択ページ

フィールドまたはコントロール

定義

ユーザー リスト ソース

受取人タイプに対して対象の受取人のリストを解決するのに使用する方法を選択します。オプションは、以下のとおりです。

  • 全ユーザー

    HCM システム内の全ユーザーに通知が送信されます。

  • ロール ベース

    このオプションを使用して、同じロールのユーザー グループである受取人タイプ (例: 給与計算管理者) を作成します。

  • SQL 定義

    このオプションは、アプリケーション デザイナ SQL から受取人リストをロードする上級導入担当者には便利です。

    SQL 出力は単一列の出力で、有効な EMPLID が返されます。

  • クエリー ベース

    このオプションは、アプリケーション デザイナにアクセスできない場合に [SQL 定義] の代替になります。

    クエリー出力は単一列の出力で、有効な EMPLID が返されます。

  • App クラス

    このオプションは、最も柔軟な方法で受取人選択を定義して導入します。

    [App クラス] 方法は、有効な EMPLID を含む文字列の配列を返す必要があります。

通知/アナウンスメントを送信する前に、AE プログラムは (選択した方法を使用して) 受取人タイプを解決し、対象の受取人、電子メール ID、および ユーザー ID を取得します。

ソースの選択

このセクション内のフィールドは、選択したユーザー リスト ソースに基づいて変更されます。選択したソースに関する追加情報を入力します。

選択したユーザー リスト ソースが以下の場合、

  • [SQL 定義] の場合、SQL オブジェクト ID を入力します。

  • [ロール ベース] の場合、ユーザー ロールを入力します。

  • [クエリー ベース] の場合、クエリーを入力します。

  • [App クラス] の場合、アプリケーション クラス、パッケージおよび方法を入力します。

プロンプト レコードの選択ページ (HCSC_RCPNT_RECPRMT) を使用して、この受取人タイプに関連する受取人を取得するために、受取人の検索で照会されるレコードとフィールドを指定します。

画像: プロンプト レコードの選択ページ

次の例では、プロンプト レコードの選択ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

プロンプト レコードの選択ページ

受取人選択方法の選択ページで選択したユーザー リスト ソースが [全ユーザー] または [ロール ベース] のいずれかの場合、このページは該当しません。

このページの情報を使用して、ユーザーが受取人を検索して選択する動的ページが作成されます。

プロンプト検索フィールドの選択ページ (HCSC_RCPNT_FLDPRMT) を使用して、受取人の検索で使用される検索フィールドを指定します。

画像: プロンプト検索フィールドの選択ページ

次の例では、プロンプト検索フィールドの選択ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

プロンプト検索フィールドの選択ページ

受取人選択方法の選択ページで選択したユーザー リスト ソースが [全ユーザー] または [ロール ベース] のいずれかの場合、このページは該当しません。

キー フィールド

フィールドまたはコントロール

定義

キー値

受取人の検索で検索フィールドとして表示および使用するキー フィールドを入力します。最大 4 つのキー フィールドを入力できます。

検索では、プロンプト レコードの選択ページで選択したレコードに属するキー フィールドに選択対象が限定されます。

フィールド ラベル

キー フィールドのユーザー定義ラベルがデフォルトで表示されます。ラベルは編集可能で、HR 通知ページの受取人の検索でキー フィールド ラベルとして使用されます。

レコード名表示名

キー フィールドのプロンプト検索が必要な場合は、キー フィールドの値を取得するのに使用するレコードを入力します。表示名も同様に入力します。

プロンプト

クリックすると、受取人の検索でキー フィールドに対するプロンプト検索が使用可能になります。

このフィールドは、レコード名と表示名の値が指定された場合のみ入力可能になります。

確認ページ (HCSC_RCPNT_CONFIRM) を使用して、送信前に受取人タイプの設定を確認します。

画像: 確認ページ (1/2)

次の例では、確認ページ (1/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

確認ページ (1/2)

画像: 確認ページ (2/2)

次の例では、確認ページ (2/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

確認ページ (2/2)

このページを使用して、受取人タイプの作成リクエストを発行する前に、入力した全ての受取人タイプ設定情報が正しいことを確認します。

埋め込み型リンクの設定ページ (HCSC_LINK_SETUP) を使用して、通知に含めることができるリンクを設定します。

画像: 埋め込み型リンクの設定ページ

次の例では、埋め込み型リンクの設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

埋め込み型リンクの設定ページ

フィールドまたはコントロール

定義

リンク タイプ

作成する埋め込み型リンクのタイプを選択します。オプションは、以下のとおりです。

メニュー アイテム

URL

URL

URL を入力します。

このフィールドは、選択したリンク タイプが [URL] の場合に表示されます。

メニュー アイテムの選択

クリックすると、メニュー アイテムの コンテンツ参照の選択ページ (HCSC_CRFURL_SELECT) でツリー構造からコンテンツ参照が選択されます。

選択すると、[ポータル名][ポータル オブジェクト名]、および [ポータル ラベル] の各フィールドに、選択したコンテンツ参照に関連する値がロードされます。

ナビゲーション

このセクションには、選択したメニュー アイテムのポータル名、コンポーネント名、マーケット、およびナビゲーション パス (該当する場合) がリストされます。

フィールドまたはコントロール

定義

URL

クリックすると、受取人が実行時に受信する通知からこの埋め込み型リンクをクリックしてアクセスするページにアクセスします。

埋め込み型リンクの割当ページ (HCSC_LINK_ASSIGN) を使用して、埋め込み型リンクをアプリケーション コンポーネントに関連付けます。

画像: 埋め込み型リンクの割当ページ

次の例では、埋め込み型リンクの割当ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

埋め込み型リンクの割当ページ

ユーザーがアプリケーション コンポーネントから作成された通知に埋め込み型リンクを含めるには、埋め込み型リンクの割当ページでその埋め込み型リンクをアプリケーション コンポーネントに関連付ける必要があります。

ユーザーがアプリケーション コンポーネントから通知を構成するとき、そのアプリケーション コンポーネントに割り当てられた埋め込み型リンクのみを選択して、通知に追加できます。

フィールドまたはコントロール

定義

リンク名

指定したコンポーネントに関連付ける埋め込み型リンクを選択します。

HR 通知ページ (HCSC_NOTIF_ADHOC) を使用して、通知を構成および送信します。

画像: HR 通知ページ

次の例では、HR 通知ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

HR 通知ページ

このページを使用して、トランザクション コンポーネントに関連付けられていないアドホック通知を構成および送信します。検索ページで、受取人に送付済みまたは送付が予定されている通知のリストを検索できます。

フィールドまたはコントロール

定義

プロセス モニター

クリックすると、プロセス リスト ページにアクセスし、HCSC_NOTIFY AE プログラムの現在のステータスが表示されます。

送付方法

対象の受取人に送付する通知のタイプを選択します。オプションは、以下のとおりです。

アナウンスメント: アナウンスメントは、受取人がアクセス可能なホームページ、ワークセンター、またはダッシュボードに追加されるアナウンスメント ページレットに表示されます。

電子メール通知: 電子メール メッセージは受取人のメールボックスに送信されます。

電子メールとアナウンスメントの両方

ユーザーがアナウンスメントを送信する適切なロールを持たない場合 (ユーザー ロールによってインストール設定ページで設定されるため)、このグリッドは表示されません。この場合、ユーザーは電子メール通知の送信のみ実行できます。

送信 (ボタン)

クリックすると通知が送信されます。

通知の送信日が将来の日付の場合、通知は保存されて送信日に送信されます。

リンクの追加 (ボタン)

クリックすると、リンク名の検索ページ (HCSC_NOTIF_LIN_SEC) にアクセスし、通知に追加する埋め込み型リンクを選択します。

添付ファイルの追加 (ボタン)

クリックすると、添付ファイルの検索ページにアクセスし、添付ファイルを通知にアップロードします。

削除 (ボタン)

クリックすると、HCM システムから通知が削除されます。通知を作成中の場合は、このボタンをクリックすると、その内容が全てクリアされます。

詳細オプション (ボタン)

クリックすると、詳細オプション ページにアクセスして、将来または繰返の通知のオプションを指定します。

宛先

[受取人の検索] アイコンを使用して、通知の受取人を選択します。

受取人の検索ページで、受取人タイプを選択し、それぞれの検索フィールドに検索条件を入力します。

ユーザーは、通知の作成時にアクセス権が付与された受取人タイプを表示して選択できます。

セキュリティの設定ページ」も参照してください。

メッセージ

リッチ テキスト エディタで通知の内容を入力します。

詳細オプション ページ (HCSC_NOTIF_ADV_OPT) を使用して、将来または繰返の通知のオプションを指定します。

画像: 詳細オプション ページ

次の例では、詳細オプション ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

詳細オプション ページ

送信オプション

フィールドまたはコントロール

定義

送信日

対象の受取人に通知を送信する日付を選択します。将来に通知を送信するには、将来の日付を入力します。通知は保存され、将来の日付に送信されます。

送信日に過去の日付を入力しないでください。

アナウンスメント有効期限

アナウンスメントがアナウンスメント ページレットに表示されなくなる日付を指定します。

ユーザーがアナウンスメントを送信する権限を持たない場合、このグリッドは表示されません。

このアナウンスメントはユーザーが削除可

必要な場合は受取人がページレットからアナウンスメントを削除できるようにする場合に選択します。

ユーザーがアナウンスメントを送信する権限を持たない場合、このグリッドは表示されません。

繰返オプション

フィールドまたはコントロール

定義

繰返

クリックすると、アナウンスメントが繰返アナウンスメントとしてマークされます。

周期

繰返アナウンスメントの周期を選択します。

オプションは、以下のとおりです。

毎日

毎月

隔月

隔週

毎週

開始日

繰返アナウンスメントの送信を開始する曜日または日にちを入力します。

選択した周期が [毎日] の場合、このフィールドは表示されません。

注: ユーザーが月の最終日を選択した場合は、ユーザーが毎月月末に通知を送信することを意図していると見なされます。たとえば、31 日が選択された場合、通知が送信されるのは 1 月 31 日、2 月 28 日または 29 日、3 月 31 日、4 月 30 日 などです。

繰返終了日

繰返アナウンスメントの送付を終了する日付を入力します。