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マウス オーバー ポップアップの設定

従業員のマウス オーバー ポップアップ ページを設定するには、マウスオーバー フィールド定義 (HR_MO_FLDNM_TBL)、マウスオーバー ページ デザイン (HR_MO_TBL)、およびマウスオーバー コンポーネント設定 (HR_MO_COMPONENTS) コンポーネントを使用します。

次の各トピックでは、マウス オーバー ポップアップ ページの概要、従業員の写真とマウス オーバー ポップアップ ページの概要、およびアプリケーションのページに対するマウス オーバー ポップアップの設定方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

マウスオーバー フィールド定義ページ

HR_MO_FLDNM_TBL

マウスオーバー ページ デザイン コンポーネントで有効化され、マウス オーバー ポップアップ ページで使用できるマウス オーバー ポップアップ フィールドおよび補助フィールドを定義します。

システム データとして用意されているフィールドのみがマウスオーバー ポップアップ アプリケーション クラスによって取得されます。

マウス オーバー列 1 ページ

HR_MO_CL1_TBL

マウス オーバー ポップアップ ページの最初の列にフィールドを定義することで、マウス オーバー ページ デザインを作成します。

マウス オーバー列 2 ページ

HR_MO_CL2_TBL

マウス オーバー ポップアップ ページの 2 番目の列にフィールドを定義することで、マウス オーバー ページ デザインを作成します。

マウスオーバー コンポーネント設定ページ

HR_MO_COMP_SETUP_1

コンポーネントのマウス オーバー ポップアップ ページを使用可能にします。マウス オーバー ポップアップ機能を利用するコンポーネントを定義します。この設定では、ポップアップ タイプ、コンポーネントで使用するマウス オーバー ID、およびオーナー ID とサブ オーナー ID (必要な場合) を定義することになります。

マウスオーバー コンポーネント設定 - 個人詳細ページ

HR_MO_COMP_SETUP_2

マウス オーバー ページを取得する ID フィールドを指定します。

マウス オーバー ポップアップ機能では、この例に示すように、下に点線が引かれた個人名または ID の上でマウス ポインタを一時停止すると、従業員または応募者の追加情報をすばやく確認できます。

画像: 従業員の追加データを表示するマウス オーバー ポップアップ ページの例

マウス オーバー ポップアップ ページの例を示します。

従業員の追加データを表示するマウス オーバー ポップアップ ページの例

PeopleSoft HCM アプリケーションには、組織内の所属グループまたは他のグループに有用な方法で、このマウス オーバー ポップアップ ページを設定できる柔軟性があります。写真、職務名、部門、監督者の氏名、勤務地などの従業員情報が記載されているポップアップ ページを設定できます。あるいは、特定のビジネス プロセスの実行時には、従業員や応募者の電子メールなど、連絡先情報が記載されたポップアップにすると便利です。この電子メール連絡先情報は、クリックすると電子メール通知が起動するアイコンに関連付けることもできます。

さまざまなマウス オーバー ポップアップ ページ デザインを作成して、特定の製品、機能またはユーザー ロールに関連付けます。あるいは、複数の製品で同じデザインを共有します。たとえば、あるページには従業員の福利厚生の選択内容を表示し、別のページには従業員の休日スケジュールを表示するとさらに便利です。

マウス オーバー ポップアップ ページのレイアウトおよびデザイン

マウスオーバー ページ デザイン コンポーネントを使用して、マウス オーバー ID を指定し、これによって、所定のマウス オーバー ポップアップ ページに表示するフィールドおよび列の数を定義します。ページを異なって表示できる 3 つのレイアウト デザインが用意されています。

  • 1 列のデータ (HR_MO_DSP_1_POP)

  • 2 列のデータ (HR_MO_DSP_1_2_POP)

  • 1 列目が従業員の写真、2 列目がデータ (HR_MO_DSP_P_2_POP)

各列にはフィールドを 7 つまで含めることができます。ただし、マウス オーバー ポップアップ ページに従業員の写真を入れた場合、イメージは列 1 に表示され、その列にその他のフィールドは表示されません。

PeopleSoft アプリケーションには、次のマウス オーバー ID が用意されています。

マウス オーバー ID

説明

APPLICNT_INFO_1

応募者情報 - 列 1 と 列 2 のデータ

APPLICNT_INFO_2

応募者情報 - 1 列のデータ

EMPLOYEE_INFO_1

従業員情報 – 従業員の写真と 1 列のデータ

EMPLOYEE_INFO_2

従業員情報 - 列 1 と 列 2 のデータ

EMPLOYEE_INFO_3

従業員情報 - 1 列のデータ

注: 用意されているいずれかのマウス オーバー ID のバリエーションを使用する場合は、その ID のマウスオーバー ページ デザインで行を挿入し、[オーナー ID] および [サブ ID] フィールドを使用することをお勧めします。用意されている値は、他のアプリケーションで使用される可能性があるため、行を挿入してオーナー フィールドを使用する以外は値を変更しないでください。用意されている ID を変更すると、現在、マウス オーバー ID を使用している他のアプリケーションに影響を与える可能性があります。

マウス オーバー ポップアップ ページのデザインを作成する前に、マウスオーバー フィールド定義コンポーネントで、ページに含めるフィールドを指定する必要があります。PeopleSoft アプリケーションには、次の定義済みのフィールドが用意されています。

応募者データ

個人および職務データ

  • APPLID (応募者 ID)

  • APP_ADDRESS (応募者アドレス)

  • APP_EMAIL (応募者電子メール)

  • APP_EMAIL_PRF (応募者優先電子メール)

  • APP_EMPLID (応募者従業員 ID)

  • APP_NAME (応募者氏名)

  • APP_PERSON_ID (応募者個人 ID)

  • APP_PER_STATUS (応募者タイプ)

  • APP_PHONE (応募者電話番号)

  • APP_PHONE_PRF (応募者指定電話番号)

  • APP_POI_TYPE (応募者関係者タイプ)

  • APP_PERF_CONT (応募者指定連絡先)

  • APP_STATUS_CODE (応募者ステータス コード)

  • APP_STATUS_REASON (応募者ステータス理由)

  • ADDRESS (住所)

  • BUSINESS_UNIT (ビジネス ユニット)

  • COMPANY (会社)

  • DEPTID (部門)

  • EMAIL (電子メール)

  • EMPLID (個人 ID)

  • EMPL_STATUS (給与ステータス)

  • ESTABID (事業所 ID)

  • GRADE (等級)

  • HR_STATUS (HR ステータス)

  • JOBTITLE (職務名)

  • LOCATION (勤務地)

  • MANAGER_ID (管理者)

  • NAME (従業員名)

  • PHONE (電話)

  • REG_REGION (法定区域)

  • SAL_ADMIN_PLAN (給与プラン)

警告 他のフィールドの追加はカスタマイズと見なされ、新しいフィールドに関連付けられているデータを取得する際に使用するアプリケーション パッケージ/クラス (HR_MO_COMMON: SET_UP_COMMON) PeopleCode を修正する必要があります。

PeopleTools アプリケーション デザイナの設定

マウス オーバー ポップアップ ページのほとんどの設定は、HCM システムに用意されている PIA 設定ページを介して実行します。ただし、ページ ポップアップを有効にし、ページ レイアウトを選択することで、アプリケーション デザイナで、ページ フィールド プロパティにマウス オーバー ポップアップ プロパティを設定することも必要です。これは、マウスオーバー ページ デザイン コンポーネントの [提示されるポップアップ ページ] フィールドで指定します。マウス オーバー ポップアップを設定すると、ポップアップが起動されるフィールドの下線に点線のマウスオーバー インジケータが表示されます。

注: 従業員または応募者の ID がレコード構造のレベル 0 に配置されてる場合は、HCM のさまざまな多くのページにマウス オーバー ポップアップ機能を適用できます。

重要 マウス オーバー ポップアップ付きで使用するようにページ フィールド プロパティを設定し、このページをコンポーネントで使用すると、ページにマウス オーバー インジケータが表示されます。このページが複数のコンポーネントに存在し、その各コンポーネントが適切に設定されていない場合は、適切でないことを示すメッセージが表示されます。

ページ レベルおよびマウス オーバー ポップアップ ページの有効化の詳細については、『PeopleTools: Application Designer Developer's Guide』製品ドキュメンテーションを参照してください。

管理者セルフサービス マウス オーバー ポップアップ ページで、管理者が従業員の写真および従業員の詳細を表示できるように、システムを設定できます。ただし、インストール テーブル - HCM オプション ページで、[セルフサービスで表示] チェック ボックスがオンになっている場合、PeopleSoft システムでは、さまざまなセルフサービス トランザクション ページに従業員の写真が既に表示されています。ページに対して従業員の写真とマウス オーバー ポップアップの両方を使用可能にすると、従業員名の横にあるヘッダー セクションに従業員の写真が表示され、これらのページに提供されるマウス オーバー コンポーネント設定は、従業員の写真が含まれないマウス オーバー ID を使用するように設定されます。これはマウスオーバー コンポーネント設定ページで行います。

次の表は、用意されている管理者セルフサービス ページの一覧で、インストール テーブルで従業員の写真を使用可能に指定するとヘッダーに写真が表示され、さらにマウス オーバー ポップアップも指定されると、結果的にポップアップには写真を使用しないマウス オーバー ID を使用するように設定されます。

管理者セルフサービス メニュー グループ

トランザクション ページ

職務/個人情報

従業員個人情報の表示

昇進・昇格処理

昇進・昇格の承認

昇進・昇格ステータスの表示

従業員の転属処理

転属の承認

転属ステータスの表示

従業員の退職処理

退職の承認

退職ステータスの表示

従業員の雇用終了処理

従業員雇用終了の承認

従業員雇用終了ステータスの表示

職務変更リクエスト

職務変更の確認

常勤/パートタイム ステータスの変更リクエスト

常勤/パート ステータスの承認

常勤/パート変更ステータスの表示

勤務地変更の承認

勤務地変更ステータスの表示

報酬およびストック

アドホック給与変更リクエスト

給与履歴の表示

キャリア プラン

キャリア プランの管理

インストール テーブルで [従業員が写真をアップロード可能] オプションが選択されている場合は、HR システム写真、個人でアップロードした写真、またはダミーのデフォルト写真のいずれかの写真をヘッダー セクションに表示するように、従業員がオプションを決定できます。

マウスオーバー フィールド定義ページ (HR_MO_FLDNM_TBL) を使用して、マウスオーバー ページ デザイン コンポーネントで有効化され、マウス オーバー ポップアップ ページで使用できるマウス オーバー ポップアップ フィールドおよび補助フィールドを定義します。

システム データとして用意されているフィールドのみがマウスオーバー ポップアップ アプリケーション クラスによって取得されます。

画像: マウスオーバー フィールド定義ページ

次の例では、マウスオーバー フィールド定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

マウスオーバー フィールド定義ページ

マウス オーバー ポップアップ ページで使用するように設定するフィールドを定義します。この機能には 31 のフィールドが用意されています。他のフィールドの追加はカスタマイズと見なされ、新しいフィールドに関連付けられているデータを取得する際に使用するアプリケーション パッケージ/クラス (HR_MO_COMMON: SET_UP_COMMON) への PeopleCode 修正が必要になります。

注: システム データとして用意されているフィールドのみがマウスオーバー ポップアップ アプリケーション クラスによって取得されます。データを取得するために、コンポーネントに追加される新しいフィールドには HR_MO_COMMON アプリケーション パッケージ への変更が必要です。

フィールドまたはコントロール

定義

フィールド名

ユーザー用にマウス オーバー ポップアップ ページのデザインを作成する場合は、マウスオーバー ページ デザイン ページで入力できるようにフィールド名を定義します。PeopleSoft アプリケーションには、マウス オーバー ポップアップ ページのために複数の定義済みフィールドが用意されています。

マウス オーバー ポップアップ ページについて」を参照してください。

ラベル

マウス オーバー ポップアップ ページに表示されるデフォルトのラベル名を定義します。ここに入力する値は、マウス オーバー列 1 ページとマウス オーバー列 2 ページの [ラベル] フィールドのデフォルト値になりますが、そのページで値を上書きできます。

設定用の補助フィールド

フィールドまたはコントロール

定義

表示フィールドを表示

マウスオーバー ページ デザイン ページに [表示] フィールドを表示するには、このフィールドのチェック ボックスをオンにします。[表示] フィールドを使用して、マウス オーバー ポップアップ ページのフィールド値の表示 (コードを表示、名称を表示、またはコードと名称の両方を表示) を指定します。たとえば、[部門] フィールドに "11000" の部門コードを表示するか、"会計" の部門名を表示するか、"11000 会計" というコードと名称の両方を表示するかを決定できます。

フィールドまたはコントロール

定義

タイプ フィールドを表示

マウスオーバー ページ デザイン ページに [フィールド タイプ] フィールドを表示するには、このフィールドのチェック ボックスをオンにします。フィールドに同じデータの異なるタイプを使用する可能性がある場合は、[フィールド タイプ] フィールドを使用します。たとえば、個人の電話に対して [自宅][勤務先] または [その他] のタイプを使用することがあります。

フィールドまたはコントロール

定義

アイコン フィールドを表示

マウスオーバー ページ デザイン ページに [アイコン ID] フィールドを表示するには、このフィールドのチェック ボックスをオンにします。フィールドにイメージを関連付けることが予想される場合は、[アイコン ID] フィールドを使用します。たとえば、ユーザーが選択すると別のウィンドウが表示され、電子メール ソフトウェアが起動するアイコン イメージが付いた電子メール フィールドが必要な場合があります。

注: PeopleSoft アプリケーションは、電子メール フィールド アイコンをサポートするように設定されています。その他のタイプのソフトウェアを使用するには、PeopleCode への変更が必要になります。

マウス オーバー列 1 ページ (HR_MO_CL1_TBL) を使用して、マウス オーバー ポップアップ ページの最初の列にフィールドを定義することで、マウス オーバー ページ デザインを作成します。

画像: マウス オーバー列 1 ページ

次の例では、マウス オーバー列 1 ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

マウス オーバー列 1 ページ

マウス オーバー列 2 ページ (HR_MO_CL2_TBL) を使用して、マウス オーバー ポップアップ ページの 2 番目の列にフィールドを定義することで、マウス オーバー ページ デザインを作成します。

画像: マウス オーバー列 2 ページ

次の例では、マウス オーバー列 2 ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

マウス オーバー列 2 ページ

注: マウス オーバー列 2 ページはマウス オーバー列 1 ページの設定と同様に設定しますが、[オーナー ID]/サブ ID データ フィールドが異なります。[従業員の写真を含む] チェック ボックスおよび [ポップアップ ページ] フィールドは、マウス オーバー列 1 ページのみで使用できます。[オーナー ID] および [サブ ID] フィールドは、マウス オーバー列 2 ページにのみ表示されます。

マウス オーバー ポップアップ ページを作成する際は、列 1 のみ、列 2 のみ、または列 1 と列 2 の両方を表示するようにフィールドを定義できます。

フィールドまたはコントロール

定義

マウス オーバー ID

この固有のマウス オーバー ポップアップ ページ レイアウトを定義するマウス オーバー ID を入力します。このコードは、このマウス オーバー ポップアップ レイアウトを使用する各コンポーネントに関連付けることになります。

提供されているマウス オーバー ID の詳細については、「マウス オーバー ポップアップ ページについて」を参照してください。

オーナー ID / サブ ID データ

このレベルによって、オーナーおよびサブ オーナーのマウス オーバー ポップアップ ページにさまざまな項目が表示されます。複数の異なるオーナー ID およびページ構造を、同じマウス オーバー ID に関連付けることができます。

フィールドまたはコントロール

定義

オーナー ID

さまざまなオーナーに対して表示が異なる同じポップアップ ページがある場合は、オーナー ID を入力します。たとえば、グループまたはアプリケーションが同じマウス オーバー ID を使用し、既存の ID のデータ詳細には変更が必要な場合は、このフィールドを使用します。

オーナー ID を指定しなかった場合は、最も新しい有効なマウス オーバー ID を使用してページが表示されます。マウスオーバー コンポーネント設定ページでマウス オーバー ID をコンポーネントに関連付ける場合は、オーナー ID を入力して、このオーナー用にデザインされた固有のマウス オーバー ポップアップ ページを指定することもできます。

従業員の写真を含む

ポップアップ ページに従業員の写真を表示するには、このチェック ボックスをオンにします (使用可能な場合)。このチェック ボックスをオンにすると、列 1 のフィールドは入力不可になり、写真以外のその他のデータは列 1 に表示されないことを示すメッセージが表示されます。

注: このフィールドは、マウス オーバー列 1 ページでのみ有効で、従業員の写真を表示するものであり、応募者のマウス オーバー ポップアップ ページには使用しません。

インストール テーブル - HCM オプション ページで、[写真を表示] オプションが選択解除されている場合は、[従業員の写真を含む] が選択されているマウス オーバー ポップアップ ページにダミー写真が表示されます。

サブ ID

さまざまなサブ オーナーに対して表示が異なる同じポップアップ ページを表示するために、サブ オーナー ID を入力します。

オーナー ID またはサブ オーナー ID を指定しなかった場合は、最も新しい有効なマウス オーバー ID を使用してページが表示されます。マウスオーバー コンポーネント設定ページでマウス オーバー ID をコンポーネントに関連付ける場合は、オーナー ID およびサブ オーナー ID を入力して、このオーナーまたはサブ オーナー用にデザインされた固有のマウス オーバー ポップアップ ページを指定することもできます。

提示されるポップアップ ページ

選択したマウス オーバー ID を使用している場合は、アプリケーション デザイナでのページの保存時に、ページ レイアウト名が表示され、ページに適用するポップアップ/レイアウトを決定します。ページ レイアウトとして、1 列のデータ (HR_MO_DSP_1_POP) のページ、2 列のデータ (HR_MO_DSP_1_2_POP) のページ、または従業員の写真と 1 列のデータ (HR_MO_DSP_P_2_POP) のページを指定します。

列 1 および列 2

このグリッド ボックスのフィールドは、マウスオーバー フィールド定義ページで選択した [フィールド名] の値と、このフィールド名に対して選択した補助フィールドによって異なります。これらのページで入力したフィールドおよびフィールド詳細データによって、ユーザーへのマウス オーバー ポップアップ ページの表示方法が決まります。

注: 1 つの列に対してフィールドを 7 つまで選択できます。

フィールドまたはコントロール

定義

順序

システムによって 99 の順序が自動的に割り当てられる、住所フィールドを除くあらゆるフィールド名に 98 までの順序を入力できます。マウス オーバー ページのレイアウトでは住所は 2 行に表示されるため、住所フィールドは列の下部に配置されます。

フィールド名フィールド名

マウス オーバー ポップアップ ページに表示するフィールドを選択します。値はマウスオーバー フィールド定義ページで定義されます。[フィールド名] フィールドに値を入力すると、[フィールド名] の値が表示されます。グリッドには、マウスオーバー フィールド定義ページで選択した補助フィールドに基づいて追加のフィールドが表示されます。

フィールド タイプ

使用可能な複数のオプションがある場合に表示する、フィールド値の特定のタイプを選択します。たとえば、[電話] フィールドに勤務先電話番号または自宅電話番号のいずれを表示するかを選択します。

このフィールドは、このフィールド名に対するマウスオーバー フィールド定義ページで、[タイプ フィールドを表示] チェック ボックスがオンになっている場合に使用できます。

表示

ユーザーに対するフィールド値の表示方法を指定します。選択できる表示方法は、フィールド値のコード (CODE)、フィールドの名称 (DESC)、またはフィールドのコードと名称の両方 BOTH です。たとえば、"290000" の職務コードを表示するか、"事務職" の職務名を表示するか、"290000 事務職" というコードと名称の両方を表示できます。

このフィールドは、このフィールド名に対するマウスオーバー フィールド定義ページで、[表示フィールドを表示] チェック ボックスがオンになっている場合に使用できます。

ラベル

ユーザーに表示するラベル名を入力します。フィールド値はマウスオーバー フィールド定義ページからデフォルトで提供されますが、このページで値を上書きできます。

アイコン ID

ユーザーがクリックして個人に連絡できるように、ユーザーに表示するアイコンを指定します。たとえば、ユーザーは、電子メールソフトウェアが起動される電子メール アイコンをクリックできます。PeopleSoft アプリケーションでは、電子メールを介して個人に連絡する、この機能をサポートしています。

このフィールドは、このフィールド名に対するマウスオーバー フィールド定義ページで、[アイコン フィールドを表示] チェック ボックスがオンになっている場合に使用できます。

アイコン

[アイコン ID] フィールドで選択したアイコンが表示されます。

アイコン テキスト

ユーザーがアイコン上にマウスのポインタを重ねたときに表示されるテキストを指定します。アイコン ID の名称がデフォルト値として表示されますが、ここで値を上書きできます。このフィールドは、[アイコン ID] フィールドで値を選択した後の入力に対して有効になります。

マウスオーバー コンポーネント設定ページ (HR_MO_COMP_SETUP_1) を使用して、コンポーネントのマウス オーバー ポップアップ ページを有効にします。

マウス オーバー ポップアップ機能を利用するコンポーネントを定義します。この設定では、ポップアップ タイプ、コンポーネントで使用するマウス オーバー ID、およびオーナー ID とサブ オーナー ID (必要な場合) を定義することになります。

画像: マウスオーバー コンポーネント設定ページ

次の例では、マウスオーバー コンポーネント設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

マウスオーバー コンポーネント設定ページ

フィールドまたはコントロール

定義

コンポーネント名

マウス オーバー ポップアップ機能を利用するコンポーネントを指定します。

マーケット

コンポーネントのマーケットを指定します。マウスオーバー ポップアップ キー構造はコンポーネント別ですが、同じコンポーネント名の異なるマーケットが存在する場合は、マーケットで区別できます。たとえば、コンポーネント名の一方の行に "CAN"、コンポーネント名のもう一方の行に "USA" のマーケット コードを入力することで、カナダとアメリカの延滞残高を区別します。

マウスオーバー ポップアップ タイプ

このコンポーネントで使用するマウス オーバー タイプを選択します。値は [従業員] および [応募者] です。

職務を含める

ポップアップを介して取得されるデータが特定の従業員レコード番号に基づいている場合に、ユーザーが従業員レコード番号を指定できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオフにすると、従業員の現在有効な職務データが使用されます。

マウス オーバー ID

このコンポーネントに関して使用するマウス オーバー ID を入力します。マウス オーバー ID によってマウス オーバー ポップアップ ページの外観が決まりますが、これはマウスオーバー ページ デザイン コンポーネントで定義されます。

ヘッダーに従業員の写真が既に表示されている管理者セルフサービス ページには、従業員の写真を使用しないマウス オーバー ID (EMPLOYEE_INFO_3) を使用するようになります。用意されているページのリストについては、「従業員の写真とマウス オーバー ポップアップ ページについて」トピックを参照してください。

オーナー IDサブ ID

さまざまなオーナーに対して表示が異なる同じポップアップ ページがある場合は、オーナー ID またはサブ オーナー ID を入力します。オーナー ID またはサブ オーナー ID を指定しなかった場合は、最も新しい有効なマウス オーバー ID を使用してページが表示されます。

個人詳細

個人詳細ページにアクセスし、マウス オーバー ポップアップ ページを起動するレコード名およびフィールド名を入力するには、このリンクをクリックします。

注: アプリケーション デザイナでマウス オーバー ポップアップ ページを使用するには、ページのフィールド プロパティを設定する必要があります。設定すると ID の下に点線が表示され、これはフィールドに対するマウス オーバー ポップアップ機能が有効になったことを意味します。ポップアップ ページが指定されているコンポーネントが、マウスオーバー コンポーネント設定コンポーネントで適切に設定されていない場合は、エラー メッセージが表示されます。

詳細については、『PeopleTools: PeopleSoft Application Designer Developer's Guide』製品ドキュメンテーションを参照してください。

マウスオーバー コンポーネント設定 - 個人詳細ページ (HR_MO_COMP_SETUP_2) を使用して、マウス オーバー ページを取得する ID フィールドを指定します。

画像: マウスオーバー コンポーネント設定 - 個人詳細ページ

次の例では、"マウスオーバー コンポーネント設定 - 個人詳細" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

マウスオーバー コンポーネント設定 - 個人詳細ページ

従業員または応募者のレコードおよびフィールド

マウスオーバー コンポーネント設定ページで [職務を含める] チェック ボックスがオフの場合は、次のフィールドのみが入力の対象となります。

フィールドまたはコントロール

定義

従業員レコード名応募者レコード名

選択したコンポーネントのレコードを入力します。これは従業員情報または応募者情報を取得する際にシステムによって使用されます。

従業員フィールド名応募者フィールド名

マウス オーバー ポップアップ ページを起動して、従業員情報または応募者情報を取得する、[従業員/応募者レコード名] フィールドに指定されたレコードのフィールドを指定します。

重要 応募者情報または従業員情報の取得に使用されるフィールドは、コンポーネントのレベル 0 である必要があり、また、アプリケーション デザイナで、ページ フィールド プロパティにマウス オーバー ポップアップ プロパティを設定する必要があります。

詳細については、『PeopleTools: PeopleSoft Application Designer Developer's Guide』製品ドキュメンテーションを参照してください。

雇用レコードとフィールド

次の各フィールドは、マウス オーバー ポップアップ タイプが [従業員] であり、マウスオーバー コンポーネント設定ページで、コンポーネントの [職務を含める] チェック ボックスがオンになっている場合に表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

職務レコード名

選択したコンポーネントのレコード名を入力します。これは従業員レコード番号に固有の職務関連情報を取得する際にシステムによって使用されます。

職務フィールド名

職務レコード内のフィールド名を入力します。これは従業員レコード番号に固有の職務関連情報を取得する際にシステムによって使用されます。

注: レコードおよびフィールドは、コンポーネントのレベル 0 である必要があります。