WIP ステータスの設定
WIP ステータスを設定するには、Approval Transactions コンポーネント (GVT_WIP_RECORD) を使用します。
次の各トピックでは、WIP ステータスの設定方法について説明します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
GVT_WIP_RECORD1 |
USFED または Federal eApps トランザクションに対して WIP ステータスを定義し、ステータス タイプを関連付けます。 |
|
GVT_WIP_RECORD2 |
関連するバッチ プロセスに対して WIP ステータスおよびタイプを指定します。 このページが表示されるのは、USFED トランザクションの場合のみです。 |
サンプル設定の確認後は、リクエスト プロセスの分析、機関で使用するプロセスの決定、WIP ステータスの定義、およびステータス タイプへの各 WIP ステータスのリンクを行います。
システムで提供されているステータスの全てまたは一部を使用でき、それらのステータスを 1 つのプロセスで複数回使用できます。たとえば、機関では、PAR の処理に 2 つの権限レベルと 2 つの承認レベルが必要な場合です。または、サンプル システムに示されているように、2 つの権限レベルと 1 つの承認レベルが必要な場合です。
各ステータスに適切な WIP ステータス タイプを割り当てます。PAR が承認パスを通過するとき、ステータス タイプは承認されるまで [Work-in-progress] に保持され、承認された時点で [Completed] になります。
次の表は、使用可能な WIP ステータス タイプとそれぞれを使用した場合を示した定義の一覧です。
WIP ステータス タイプ |
定義 |
---|---|
Work-in-progress |
リクエストは、最終レベルの承認に到達していません。人事異動情報は、Federal PAR コンポーネントのみにあり、コア レコードおよびコア コンポーネントには適用 (送信) されません。 |
Completed |
リクエストは全ての評価レベルを正常に完了済みで、ヒューマン リソース管理によって承認されます。人事異動は、コア レコードおよびコア コンポーネントに適用 (送信) されます。 |
Canceled |
完了リクエストがヒューマン リソース管理によってキャンセルされます。人事異動は、Federal PAR コンポーネントで保持されますが、コア レコードおよびコア コンポーネントからは削除されます。 |
Corrected |
完了リクエストがヒューマン リソース管理によって修正されます。人事異動は、Federal PAR コンポーネントで保持されますが、コア レコードおよびコア コンポーネントで更新されます。 |
IRR Reported |
リクエストは、個人退職金レコード (IRR) でレポートされます。 |
Transaction Setup ページ (GVT_WIP_RECORD1) を使用して、USFED または Federal eApps トランザクションに対して WIP ステータスを定義し、ステータス タイプを関連付けます。
ナビゲーション
検索ページで、[Transaction] の値として [USFED] を選択します。
Federal eApps for Self Service トランザクションに対して、FE_ で始まるその他の値を選択します。
画像: Transaction Setup ページ
次の例では、Transaction Setup ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

システムでは WIP 設定が用意されているため、サンプル データベースに適用したときにこのページに表示されるページ コントロールを説明します。USFED トランザクションの値は、機関に必要な設定に対応するように変更できます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
WIP Status Label |
WIP ステータス ラベルを入力します。このラベルは、さまざまなヒューマン リソース ページで WIP ステータスを参照するためのものです。たとえば、人事・労務管理のリクエスト ページで WIP ステータスを参照する場合、サンプル システムのラベルは [Par Status] (人事異動要求ステータス) です。 |
Avail to Manager Self-Service (管理者セルフサービスで使用可能) |
セルフサービス トランザクションに対する承認を設定する場合のみ、このオプションを選択します。 |
Effective Dated Record |
レコードに有効日を指定する場合に選択します。USFED トランザクションの場合は、これを選択する必要があります。 |
Valid WIP Statuses
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
WIP Status |
必要に応じて、3 文字のステータス コードを追加または変更します。各 WIP ステータスは、承認プロセスの 1 ステップを表します。 |
Description、Short Description |
WIP ステータスに対応する 3 文字の PAR ステータスを選択すると、HCM ページには名称または略称が表示されます。 |
Allow Row Insert |
選択したステータスでユーザーが人事トランザクションから新しい行を挿入することを許可する場合は、このオプションを選択します。 たとえば、ユーザーが人事・労務管理の Data Control ページで有効日付きの新しい行を入力して新しいデータを追加したり、変更履歴を作成できる場合です。これらのタイプのページは、WIP 処理ページの一部で、ユーザーが新しい行を入力できる WIP ステータスを指定する WIP 管理設定に依存します。 |
Status Type |
WIP ステータスにリンクするステータス タイプを選択します。有効なステータス タイプは次のとおりです。
これらのステータス コードは、このトピックの概要で定義しています。 「WIP ステータス コードおよびステータス タイプについて」を参照してください。 |
Personnel Action Processing
このグループ ボックスでは、選択したステータスのページの印刷フォームに関連する詳細を入力します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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SF-52 Print Area |
実際のフォームで名前が表示される領域を選択します (例: Part A - Box 6: Authorized By)。 |
Allow SF-50 Print |
SF-50 ボタンを使用可能にする場合に選択します。これによって、このステータスの人事トランザクションに対して SF50 フォームを印刷できます。 |
全てのデータ行の確認
このページで提供されているデータ行のデータの確認および修正を続行します。必要に応じて、データ行を追加します。
Batch Programs ページ (GVT_WIP_RECORD2) を使用して、関連するバッチ プロセスの WIP ステータスおよびタイプを指定します。
このページが表示されるのは、USFED トランザクションの場合のみです。
ナビゲーション
検索ページで、[Transaction] の値として [USFED] を選択します。
画像: Batch Programs ページ
次の例では、Batch Programs ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
Program |
新しい行を挿入する SQR、COBOL、またはアプリケーション エンジン プロセスの名前を入力します。挿入された行には、最高位の有効日と、このページの [Status Type] フィールドに指定されたステータス タイプが設定されます。 必要に応じて行を追加して、プログラムを追加します。 |
Status Type |
プログラムで挿入する新しい行のステータス タイプを指定します。オプションは、次のとおりです。
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WIP Status |
新しい行に挿入する WIP ステータスを選択します。 |
例
たとえば、前述の表示に基づくと、FGHR002B プロセスでは、最高位の有効日で [Completed] ステータス タイプの行が挿入され、[WIP Status] フィールドには、PRO (Processed by Human Resources) が表示されます。