(USA) Company State Tax Table の設定
Company State Tax Table を設定するには、Company State Tax Table コンポーネント (CO_STATE_TAX_TBL) または Agency State Tax Table USF コンポーネント (CO_STATE_TAX_TBL) と Tax Collector Table コンポーネント (TAX_COLLECTOR_TBL) を使用します。
次の各トピックでは、Company State Tax Table の設定方法について説明します。
注: 次の各トピックで説明する税テーブルは、Payroll for North America と給与計算インターフェイスの両方のアプリケーションに必要です。これらの各アプリケーションに固有の追加の税データ設定については、各アプリケーションのドキュメントに記載されています。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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CO_STATE_TAX_TBL |
組織が税の徴収または支払を行う各州の Company State Tax Table にエントリを設定します。 |
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CO_STATE_TAX_TBL2 |
会社に関連付けられている任意所得補償保険プランを指定します。 |
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CO_STATE_TAX_TBL3 |
州税に対する一般会計勘定科目を入力します。 |
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Company State Tax Report ページ |
PRCSRUNCNTRL |
TAX704 を実行して Company State Tax Table の情報を出力し、会社が税の徴収または支払を行う州を特定します。 |
General ページ (CO_STATE_TAX_TBL) を使用して、組織が税の徴収または支払を行う各州の Company State Tax Table にエントリを設定します。
ナビゲーション
画像: Company State Tax Table - General ページ
次の例では、Company State Tax Table - General ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

[State Tax Data 1] および [Local Tax Data] の [State] フィールドは、このテーブルに対して編集されます。従業員に対する州税および地方税の情報を入力する前に、このテーブルにエントリを作成する必要があります。
State Withholding
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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Employer ID |
州源泉徴収に対する州事業主 ID を入力します。 |
Non-Resident Declaration Reqd |
このチェック ボックスは、州の Federal/State Tax Table 1 レコードに基づいてデフォルトでオンまたはオフになります。州が非居住者の従業員に対して非居住者申告を義務付けているかどうかを示します。 |
State Unemployment
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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Exempt From SUT |
この州では会社に SUT の支払を義務付けていない場合は、このチェック ボックスをオンにします。会社全体で SUT が免税されないように会社テーブルに指定している場合は、このオプションを使用します。ここでオンにすると、[Exempt from SUT] は従業員レベルのデフォルトになり、この州で採用された従業員については、State Tax Data ページのこのチェック ボックスがオンになります。 「Company State Tax Table - General ページ」を参照してください。 |
Employer ID |
州の失業保険に対する州事業主 ID を入力します。 |
MA Health Insurance Override |
(MA 専用)マサチューセッツ標準健康保険料率が State Tax Table からデフォルトで設定されます。マサチューセッツの場合は、新しい事業主に対する健康保険料が異なります。低い料率が適用されるマサチューセッツの事業主の場合は、このチェック ボックスをオンにして適切なマサチューセッツの健康保険率を入力します。 |
Experience Rate Percent |
[State Unemployment] グループ ボックスに入力する経験レートは、州の失業保険の機関から受け取るレートを反映する必要があります。[Effective Year] および [Effective Quarter] フィールドに、レートが有効になる年度および四半期を入力します。これによって、単一カレンダー年内で異なるレートを設定できます。 |
MA Health Insurance Rate |
(MA 専用)上書きをオンにした場合は、適切な健康保険率を入力します。 |
Branch Code |
このフィールドはアリゾナ用の情報です。TAX860AZ.SQR によって、州の EIN の末尾に支社コードが追加されます。 |
UBI Number (統合ビジネス ID 番号) |
ワシントン州にある会社を追加する場合は、割り当てられている UBI 番号を入力します。ワシントン州のみで会社の四半期レポートに使用します。 |
EAF Rate (雇用管理基金レート) |
ワシントン州にある会社を追加する場合は、さらに雇用管理基金に対する税の計算に使用する EAF を入力します。雇用管理基金は、失業者のための仕事探しの支援および研修に資金を供給します。ワシントン州のみで会社の四半期レポートに使用します。 |
State Disability
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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Exempt From ER Disability |
この州の従業員が雇用主支払の州の所得補償税を免除されている場合、このチェック ボックスをオンにします。このフィールドは参照専用であり、システムでは使用されません。 |
Experience Rate Percent |
[State Disability] グループ ボックスに入力する経験レートは、州の所得補償の機関から受け取るレートを反映する必要があります。[Effective Year] および [Effective Quarter] に、レートが有効になる年度および四半期を入力します。これによって、単一カレンダー年内で異なるレートを設定できます。 注: システムでは四半期 1 のレコードが存在することを想定しているため、四半期 1 のレコードを設定する必要があります。後続の四半期のレコードが必要なのは、年度の途中でレートが変更される場合のみです。四半期 2 のレコードを設定して、四半期 1 のレコードを設定しないと、給与計算時に "SUT rate not found on Company/State Tax table" エラーが表示されます。このエラーは、処理する支給終了日に関係なく発生します。 |
Employer ID |
(E&G) カリフォルニア、ミシガン、およびミネソタでグループ化している州の所得補償に対する適切な事業主 ID を入力します。ここで事業主 ID を入力して、ラン コントロール ページで [Separate Tax Report] チェック ボックスをオンにした場合は、T002CAHP、T002MIHP、および T002MNHP レポートが事業主 ID でグループ化されます。このレポートには、州の源泉徴収、州の失業保険、および州の所得補償が示されます。 |
TAX002、TAX810、および TAX860 レポートに対するデータを生成するための SUT 免税の設定
TAX002、TAX810、および TAX860 レポートは、SUT 賃金に基づいて生成されます。このページで [Exempt From SUT] フィールドをオンにすると、課税対象賃金が生成されず、TAX002、TAX810、および TAX860 レポートにはデータが含まれません。
州失業税は免税のままにする一方、TAX002、TAX810、および TAX860 レポートで必要な賃金詳細レポートのデータを生成できるように、以下を実行して課税支給を生成します。
Company Table-FICA/Tax Details ページで [Company Exempt from SUT] フィールドの選択が解除されていることを確認します。
Company State Tax Table - General ページの [Exempt From SUT] フィールドの選択は解除したままにします。
これらのステップでは、各従業員の State Tax Data ページの [Exempt From SUT] フィールドの選択が解除されていることを確認する必要があります。3 つ全てのページで [Exempt From SUT] フィールドの選択が解除されていることを確認します。
Company State Tax Table – General ページで [State Unemployment] の [Employer ID] フィールドにダミーの番号を入力します。
[State Unemployment] の経験レートに "0" (ゼロ) の値を入力します。
これらのステップを実行すると、SUT 税額を計算せずに課税賃金を追跡できます。TAX002、TAX810、または TAX860 レポートでは、SUT 対象賃金をレポートできます。
VDI/FLI ページ (CO_STATE_TAX_TBL2) を使用して、会社に関連付けられている任意所得補償保険プランを指定します。
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画像: Company State Tax Table - VDI/FLI ページ
次の例では、Company State Tax Table - VDI/FLI ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページには、VDI (任意所得補償保険) プランおよび任意州家族休暇保険プランに関する情報を設定するセクションとほぼ同一のセクションが含まれています。
Voluntary Disability Plan
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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Voluntary Disability Plan |
定義するプランが州で許可されている任意所得補償保険プランであることを示す場合は、このチェック ボックスをオンにします。 |
Plan Number |
任意所得補償保険プランのプラン番号を入力します。ニュージャージーの場合は、この番号が [Form W-2] に表示されます。 |
VDI Administrator Code |
プランの管理者を指定するコードを選択します。管理者コードは、VDI/FLI Administrator Table ページで管理します。 |
Employee Rate Percent |
従業員支払レートを入力します。 |
Employer Rate Percent |
事業主支払レートを入力します。 |
VDI 賃金を追跡できるようにレートがゼロの VDI を設定するには、このページの [Employee Rate Percent] および [Employer Rate Percent] に "99.99999" と入力します。
State Family Leave Insurance
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
Voluntary Family Leave Plan |
定義するプランが州で許可されている任意家族休暇プランであることを示す場合は、このチェック ボックスをオンにします。 |
FLI Plan Number |
任意家族休暇保険プランのプラン番号を入力します。 |
FLI Administrator Code |
プランの管理者を指定するコードを選択します。管理者コードは、VDI/FLI Administrator Table ページで管理します。 |
Employee Rate Percent |
従業員支払レートを入力します。 |
Employer Rate Percent |
事業主支払レートを入力します。 |
FLI 賃金を追跡できるようにレートがゼロの FLI を設定するには、このページの [Employee Rate Percent] および [Employer Rate Percent] に "99.99999" と入力します。
GL Accounts ページ (CO_STATE_TAX_TBL3) を使用して、州税に対する一般会計勘定科目を入力します。
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画像: Company State Tax Table - GL Accounts ページ
次の例では、Company State Tax Table - GL Accounts ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

該当する場合は、以下の会社前払に対する一般会計勘定科目番号を入力します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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SWT |
州の源泉徴収税の未払。 |
SUT (Employee) |
州の失業保険の従業員前払。 |
SUT (Employer) |
州の失業保険の事業主前払。 |
SDI (Employee) |
州の所得補償の従業員前払。 |
SDI (Employer) |
州の所得補償の事業主前払。 |
VDI (Employee) |
任意所得補償保険の従業員前払。 |
VDI (Employer) |
任意所得補償保険の事業主前払。 |
FLI (Employer) |
州家族休暇保険の従業員前払。 |
VFLI (Employee) |
任意家族休暇保険の従業員前払。 |
VFLI (Employer) |
任意家族休暇保険の事業主前払。 |