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アクセス/更新テーブルの分析レポートの使い方

このトピックでは、アクセス/更新テーブルの分析レポートについて説明します。

ページ名

定義名

用途

アクセス/更新テーブルの分析レポートの使い方

TAU_RUN_CONTROL

アクセス/更新テーブルの分析レポートを実行します。

アクセス/更新テーブルの分析レポートでは、以下の処理を行います。

  • 以下の PeopleSoft アプリケーションの分析

    • SQR レポート

    • COBOL プログラム

    • アプリケーション エンジン プログラム

    • PS クエリー ビュー

  • アプリケーション内の SQL ステートメントで参照されるレコード名のレポート

  • 参照したレコードがどのように処理されたか (SELECT、UPDATE、DELETE など) のレポート

レポートの情報は以下の目的に使用します。

  • プログラムの機能とデータの管理方法の理解

  • 提案されているカスタマイズの影響の評価

  • プログラムの実行に必要となる基本的なデータベース権限の設定

  • 特定のレコードを使用または変更する全てのバッチ プロセスの特定

アクセス/更新テーブルの分析レポートのトラブルシューティング

プログラミング環境には柔軟性があり、PeopleTools で利用可能なメタ SQL のセットは非常に多いため、アクセス/更新テーブルの分析レポートで作成されるテーブル リストが不完全になる場合があります。このリストは以下の場合に不完全になります。

  • SQR で動的な代替テーブルを使用できる場合

    アクセス/更新テーブルの分析レポートでは、代替可能なテーブルのセットを完全には認識できないため、この種類の SQR がある場合は条件をレポートします。

  • SQL ステートメントで使用可能で、実行時に SQR で変換可能な文字列変数内に、SQL 句の構文が SQR で組み込まれる場合

    アクセス/更新テーブルの分析レポートでは、このスタイルのコーディングを検出できませんが、このような種類の SQL 句にあるテーブル参照は多くありません。

  • (#INCLUDE) SQC ファイルを含む構文で SQR がライブラリを参照する場合

    含まれるモジュールが汎用性の高いライブラリで、汎用のルーチンが多く含まれる場合は、参照されるテーブルが実際の数より多く表示されることがあります。

  • 他のモジュールの (CALL ... USING) ルーチンを呼び出す構文で COBOL プログラムがライブラリを参照する場合

    呼び出されるモジュールが汎用性の高いライブラリで、汎用のルーチンが多く含まれる場合は、参照されるテーブルが実際の数より多く表示されることがあります。

  • プラットフォーム固有の手続き型ロジック (Microsoft SQL Server の "Transact-SQL" や Oracle の "SQL-Plus" など) が指定されたメタ SQL 句 %Execute() がアプリケーション エンジン プログラムに含まれる場合

    このようなメタ SQL 句が使用されている場合、アクセス/更新テーブルの分析レポートでは未分析としてレポートされます。

  • アプリケーション エンジン プログラムで PeopleCode ステップが使用されている場合

    PeopleCode が使用されている場合、アクセス/更新テーブルの分析では、SQL ステートメントの有無に関係なく未分析としてレポートされます。

  • 動的なオブジェクト参照を含むメタ SQL のフォームがアプリケーション エンジン プログラムに含まれる場合

    アクセス/更新テーブルの分析レポートでは、代替可能なテーブルのセットを完全には認識できないため、この種類のメタ SQL がある場合は条件をレポートします。

アクセス/更新テーブルの分析ページ (TAU_RUN_CONTROL) を使用して、アクセス/更新テーブルの分析レポートを実行します。

画像: アクセス/更新テーブルの分析ページ

次の例では、アクセス/更新テーブルの分析ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

アクセス/更新テーブルの分析ページ

フィールドまたはコントロール

定義

アプリケーション タイプ

レポートで分析するアプリケーションのタイプを選択します。オプションは以下のとおりです。

  • アプリケーション エンジン プログラム

  • SQR レポート

  • COBOL プログラム

  • クエリー

製品

分析を特定の製品のアプリケーションに制限する場合は、ここで選択します。

アプリケーション名

分析するアプリケーションの名前の一部または全部を入力します。"?" を入力すると、製品内の全てのアプリケーションがレポート対象になります。

注: アプリケーションのタイプによっては、製品内のアプリケーション数が 1,000 を超える場合もあります。

レポートを実行するには、このページに入力した情報だけを使用する方法と、入力した値を検索条件にして、[使用可能アプリケーション] グループ ボックスと [選択アプリケーション] グループ ボックスを使用してアプリケーションのリストを作成する方法があります。

たとえば、[SQR レポート] および [ヒューマン リソース管理] を選択し、[アプリケーション名] フィールドに "R" を入力してユーティリティを実行すると、REG001FR、REG002FR、REG003FR のレポートが分析されます。検索を絞り込むには、[使用可能アプリケーションのリフレッシュ] ボタンをクリックし、分析するレポートを 3 つのレポートから選択して、[選択アプリケーション] リストに追加します。

使用可能アプリケーションのリフレッシュ使用可能アプリケーション

[使用可能アプリケーションのリフレッシュ] をクリックすると、[アプリケーション名] フィールドに入力した検索条件に一致するアプリケーションが [使用可能アプリケーション] グループ ボックスに表示されます。分析対象のアプリケーションを選択します。

注: 1 回のみの変換ルーチンやインストール中に使用されるシステム設定ユーティリティなど、アプリケーションの数が少ない場合は、通常のラン コントロール ページには関連付けられず、[使用可能アプリケーション] リストには表示されません。このようなアプリケーションは、挿入ボタンをクリックして [選択アプリケーション] リストにアプリケーション名を入力します。

<<追加<<

[追加] をクリックすると、[使用可能アプリケーション] リストで選択したアプリケーションが [選択アプリケーション] リストに追加されます。

[選択アプリケーション] リストにアプリケーションを追加したら、[アプリケーション名] フィールドに新しい検索条件を入力して、[使用可能アプリケーション] リストをリフレッシュできます。

アプリケーションの選択解除選択アプリケーション

レポートでは、[選択アプリケーション] リストに含まれる全てのアプリケーションが分析されます。アプリケーションを追加したり削除する場合は、挿入アイコンおよび削除アイコンをクリックします。

[アプリケーションの選択解除] ボタンをクリックすると、分析対象に選択したアプリケーションのリストが選択解除されます。

PeopleTools テーブルを含む

分析対象に PeopleTools テーブルを含める場合は、このチェック ボックスをオンにします。PeopleTools テーブルでは、全ての PeopleSoft オブジェクトを定義し、関連する言語の制御、通貨換算、プロセス スケジューラ アクティビティなどのシステム動作を管理します。

ソース コードの場所

COBOL プログラムを分析する場合は、サーバー上の COBOL ソース コードの場所を示すパスを入力します。

注: このフィールドは、COBOL プログラムを分析対象として選択した場合にだけ表示されます。

Tools プログラムの場所

SQR プログラムを分析対象にして、PeopleTools テーブルを除外する場合は、サーバー上の PeopleTools SQR コンポーネントの場所を示すパスを入力します。

注: このフィールドは、SQR レポートを分析対象として選択した場合にだけ表示されます。