ePerformance とのデスクトップ インテグレーションについて
デスクトップ インテグレーションは、Microsoft Office 製品と PeopleSoft アプリケーションの間の統合を編成する共通フレームワークです。ePerformance はこのフレームワークを採用しており、Microsoft Outlook との統合によって次の 2 つの機能を提供します。
電子メールのコンテンツを Outlook から直接、PeopleSoft の記入票に評価メモとして追加できます。
PeopleSoft の評価 (記入票) における複数の日付を Outlook でタスクとして追跡できます。
評価プロセス中に、管理者は直属部下または評価対象者に関するパフォーマンス情報を記録するためにメモを入力し、従業員も自身のためにメモを入力します。PeopleSoft システムで [評価メモ] アイコンをクリックしてメモを手動で入力できるだけでなく、Outlook アプリケーションで電子メール メッセージから評価メモを挿入することもできます。
Outlook の一部としてロードされる PeopleSoft メニューのアドインを使用して、ユーザーは電子メール コンテンツを自分 (従業員) または自分が選択した従業員 (管理者) に対する評価メモとして追加できます。
Outlook インテグレーションによって作成される評価メモは、PeopleSoft システムで作成される評価メモと似ています。これらは両方とも、文字数が 8095 文字に制限されており (この制限を超えた Outlook のコンテンツは切り捨てられます)、プレーン テキストのみをサポートしています (Outlook コンテンツに含まれているリッチ テキスト形式、特殊文字およびイメージは削除されます)。Outlook から挿入された各メモには、メモの最後に「Outlook から送信」という句が追加されます。
Outlook からの電子メールの添付ファイルはサポートされていません。つまり、添付ファイルは評価メモの一部として使用できません。
「Outlook からの評価メモの挿入」を参照してください。
従業員の進捗をさまざまなチェックポイントで追跡できる期間途中の評価機能により、ePerformance には、管理者と従業員が自分の評価における多数の期日を Outlook タスクとして管理するために役立つ方法が用意されています。
評価プロセスのさまざまなポイントで、従業員と管理者のタスクを作成するためのデータが Outlook に送信されます。Outlook へのさまざまなタスクの送信を起動するイベントは、以下のとおりです。
記入票が作成されたとき。
管理者、従業員、またはその両方が (記入票のテンプレート定義のプロセス ページでの指定に従って) 最終評価要素の記入票を更新できる場合、管理者、従業員、またはその両方に評価要素の承認期日のタスクが送信されます。
管理者と従業員の両方が (記入票のテンプレート定義のプロセス ページでの指定に従って) チェックポイントの更新を許可されている場合、管理者と従業員の両方が各チェックポイント期日のタスクを受信します。
具体的には、管理者は各チェックポイント期日のタスクを受信します。従業員は、ロール ルールの設定でコメントが有効になっている場合にもタスクを受信します。
管理者、従業員、またはその両方が進捗追跡ステップを完了する権限を持っている場合、管理者、従業員、またはその両方に進捗追跡の完了期日のタスクが送信されます。
ユーザーが管理者評価 (または自己評価の入力) ステップで評価を開始したとき。
(記入票のテンプレート定義の一般ページで指定されている) 評価を更新できる各ユーザーに、評価期日のタスクが送信されます。
ユーザーが未処理の評価リクエスト ページで指名リクエストを受諾し、フィードバック記入票が作成されたとき。
被指名者に評価期日のタスクが送信されます。
Outlook タスクには、以下の情報が含まれています。
件名
件名テキストには、ロールと評価プロセスのステップ名が含まれます。
進捗状況
初期値は N で、これは未処理を表します。
優先度
有効な値は、高、標準、低です。新規タスクの優先度のデフォルト値は "高"です。
期限
この値は、対応するステップのテンプレート定義に指定されている期日設定を使用して計算されます。
アラーム日
この値は、ePerformance ページの [期間終了日以前のリマインダ日数] フィールドに指定された数値を期日から差し引いて計算されます。
メッセージ本文
電子メール本文には、ユーザーを ePerformance の関連する記入票に転送するためのセキュア URL が記載されます。
次のイベントが発生すると、タスクのステータスが更新されます。
ユーザーが期間途中、最終評価要素または評価記入票をクリックして完了すると、管理者および従業員に対して、対応するタスクのステータスが完了に設定されます。評価記入票については、ステータス変更は全てのロールに適用されます。
管理者が従業員に対する評価記入票をキャンセルすると、全てのロールに対して、対応するタスクのステータスが削除済に設定されます。