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セクションの定義

記入票のセクションを作成するには、セクション定義 (EP_SECTION_DEFN) コンポーネントを使用します。

このトピックでは、記入票セクションの概要、およびその記入票テンプレートでの定義方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

セクション定義ページ

EP_SECTION_DEFN

セクションを定義します。

コンテンツ グループの定義ページ

EP_CONTENT_SEC

コンテンツ グループ タイプとコンテンツ グループの両方を選択します。

セクションとは、記入票テンプレートの構成要素の 1 つです。セクションは、パフォーマンス記入票やキャリア開発記入票の構成に含まれます。たとえば、組織はパフォーマンス評価に以下のセクションを含めることができます。

  • 組織のミッション。

  • ミッションに沿った部門のイニシアティブ。

  • 従業員の目標。

  • 従業員のコンピテンシー、責務、またはラーニング。

  • 従業員のコメントを追加するセクション。

  • 管理者のコメントを追加するセクション。

  • 署名のセクション。

これらの各セクションは、記入票テンプレートに追加できる個別のセクション定義になります。

画像: セクション間、テンプレート間、および作成された記入票間の関係を示す定義の関係チャート

この図は、セクション、テンプレート、作成された記入票の関係を示しています。

セクション間、テンプレート間、および作成された記入票間の関係を示す定義の関係チャート

セクションを定義する際は、以下の内容を指定します。

  • セクションが評価対象か、または加重対象か

  • 従業員の評価レベルの算出に使用する計算方法。

  • 従業員の評価に使用する評価モデル。

  • セクションの制御オプション。

  • セクションに関連付けるコンテンツ タイプのカテゴリ。

  • 記入票に含める情報。

ePerformance には、以下のセクション定義が標準で用意されています。

  • キャリア プラン サマリ

  • コンピテンシー

  • 従業員 (従業員コメント)

  • 目標

  • Init (イニシアティブ)

  • ラーニング

  • 管理者 (管理者コメント)

  • ミッション

  • 責務

  • 署名

  • 電子署名

    このセクションでは、従業員が記入票を受諾する日時、および管理者が記入票を確定する日時を電子的に記録するために使用されます。このセクションは、テンプレート レベルで記入票の印刷バージョンが有効にされている場合のみ表示されます。

    電子署名セクションでの管理者と従業員の署名」も参照してください。

  • サマリ (総合評価)

評価対象と加重対象

評価対象にするセクションは、従業員の責務やコンピテンシーなどの一部のセクションです。ただし、ミッションなどの他のセクションは評価対象にしません。他の項目より高く評価するセクションに加重を行うこともできます。セクションまたはセクション内の項目に加重を行うと、セクションや項目に重要度のレベルを設定することができます。

計算方法

組織で従業員のパフォーマンスを評価する場合、従業員の評価レベルはシステムに自動計算させることも、ユーザーが手動で入力することもできます。ePerformance には、以下のような 3 種類の計算方法が用意されています。

  • 平均

    この計算方法を使用するには、セクションとその項目に関連付けられている評価モデルで、その評価内容に対応した評価レベル値が定義されている必要があります。評価レベル値を使用して、加重がある場合は加重平均が、ない場合は通常の平均が計算されます。その後、再び評価モデルにより、この平均値が記入票の評価レベルに換算されます。

  • 合計

    この計算方法を使用するには、セクションとその項目に関連付けられている評価モデルで点数が定義されている必要があります。また、セクションの評価モデルで点数の範囲 (開始点数と終了点数) が指定されている必要があります。評価モデルの定義に基づき評価レベルが点数に換算され、点数の合計が計算されます。そして、セクションの評価モデルの点数の範囲に従って、合計点数が相当する評価レベルに換算されます。加重は無視されます。項目の評価レベルは、合計計算方法では使用されません。

  • 評価ランク

    この計算方法は合計と似ていますが、適用できるのは記入票の総合評価セクションのみです。この計算方法を使用するには、総合評価セクションに関連付けられた評価モデルで評価ランク適用が指定され、点数とその範囲 (開始点数と終了点数) が定義されている必要があります。全セクションの評価点数の合計が計算され、その合計値が相当する評価ランクの評価レベルに換算されます。

制御オプション

制御オプションによって、セクションの用途とセクション定義ページの [セクション]、[項目] および [サブ項目] グループ ボックスで使用可能となるフィールドが決まります。ePerformance には、以下のタイプの制御オプションが用意されています。

制御オプション

セクションの扱い

ビジネス目標

ビジネス目標ページのセクションに接続し、2 つの目標を関連付け、コピーすることができます。

キャリア プラン サマリ

評価対象や加重対象にできません。

項目やサブ項目を設定できません。

従業員コメント

評価対象や加重対象にできません。

項目やサブ項目を設定できません。

ラーニング

評価対象や加重対象にできます。

項目やサブ項目を設定できません。

管理者コメント

評価対象や加重対象にできません。

項目やサブ項目を設定できません。

なし

評価対象や加重対象にできます。

項目やサブ項目を設定できます。

総合評価

評価対象や加重対象にできます。

項目やサブ項目を設定できません。

署名

評価対象や加重対象にできません。

項目やサブ項目を設定できません。

電子署名

従業員が面接内容を受諾した日時を記録します。

管理者が面接内容を確定した日時を記録します。

電子署名セクションでの管理者と従業員の署名」も参照してください。

セクションを作成する前に、次の手順を完了しておく必要があります。

  1. 評価モデルを定義します。

  2. コンテンツ タイプを定義します。

  3. (省略可) プロファイル タイプを定義します。

    コンピテンシーと責務が職務によって異なる場合は、任務プロファイルを使用してセクションに関連する評価要素を作成することができます。職務ごとに個別のテンプレートを登録するよりも、この方が簡単な場合があります。任務プロファイルは、職務コード、職務系列、給与等級およびポジションに関連付けできます。つまり、同じ職務コード、職務系列、給与等級またはポジションに関連付けられた従業員の記入票には同じコンテンツがダウンロードされます。

セクション定義ページ (EP_SECTION_DEFN) を使用してセクションを定義します。

画像: セクション定義ページ (1/2)

次の例では、セクション定義ページ (1/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

セクション定義ページ (1/2)

画像: セクション定義ページ (2/2)

次の例では、セクション定義ページ (2/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

セクション定義ページ (2/2)

詳細情報を入力します。この情報は、後ほどテンプレート定義 - 構成ページで、該当するセクションのフィールドに値をロードするのに使用されます。ここで入力した説明は、テンプレート定義ページに追加するセクションの指定に使用されます。

セクション

フィールドまたはコントロール

定義

評価

自動計算または手動入力でこのセクションに評価レベルを割り当てる場合は、このチェック ボックスをオンにします。記入票のセクション サマリに [評価レベル] フィールドが表示されます。

このチェック ボックスは、[制御オプション] フィールドで [ラーニング][なし]、または [総合評価] が選択されていると使用可能になります。

計算方法

このセクションを評価する際に使用する計算方法を選択します。以下の値があります。

  • 平均

  • 合計

  • 評価ランク

このフィールドは、[評価] チェック ボックスがオンになっており、[制御オプション] フィールドが [ラーニング][なし] または [総合セクション] に設定されていると使用可能になります。

暫定評価

記入票への暫定評価の入力を管理者に認める場合は、このチェック ボックスをオンにします。

このチェック ボックスは、[評価] チェック ボックスがオンになっており、[制御オプション] フィールドが [総合評価] に設定されていると使用可能になります。

評価モデル

セクションのデフォルトの評価モデルを選択します。

このフィールドは、[評価] チェック ボックスがオンになっており、[制御オプション] フィールドが [ラーニング][なし] または [総合評価] に設定されていると使用可能になります。

評価レベル表示

選択した評価モデルの値を記入票に表示する方法を選択します。オプションは [ドロップダウン リスト] および [オプション ボタン] です。

重要 選択した評価モデルの評価値が 10 を超える場合は、常に [ドロップダウン リスト] オプションを使用します。

加重

このセクションに、記入票の他のセクションと比較した相対加重を割り当てる場合は、このチェック ボックスをオンにします。セクション サマリに [セクション加重] フィールドが表示されます。

このチェック ボックスは、[評価] チェック ボックスがオンになっており、[制御オプション] フィールドが [ラーニング] または [なし] に設定されていると使用可能になります。

[総合評価] セクションの計算方法で [合計] または [評価ランク] を選択して評価レベルの自動計算を行うときは、セクションごとの加重計算はできません。(計算方法は、テンプレート定義コンポーネントで指定します。)

評価レベル表示

これらの値のいずれかを選択して、評価オプションを表示する方法を示します。

  • ドロップダウン リスト

  • オプション ボタン

最低加重

このセクションの最低加重を入力します。このフィールドは、評価レベルの計算でセクションの加重が最低値を下回らないようにするために使用されます。

[加重] チェック ボックスをオンにすると、このチェック ボックスが使用可能になります。

加重

このセクションのデフォルトの加重を入力します。[加重] チェック ボックスをオンにすると、このチェック ボックスが使用可能になります。

制御オプション

このフィールドを使用して、このセクションで入力できる情報のタイプとその処理方法を定義します。

  • ビジネス目標 – このセクションをビジネス目標ページのセクションに接続し、ビジネス目標をパフォーマンス記入票に関連付け、コピーする場合はこのオプションを選択します。

  • キャリア プラン サマリ – 従業員のキャリア プラン情報を管理者に表示する場合はこのオプションを選択します。このセクションに表示される情報は読み取り専用であり、管理者が [従業員キャリア プランの更新] リンクをクリックすると、従業員のキャリア プラン データが管理者セルフサービスに転送され、編集できるようになります。セクション定義の下部に表示されるロールのルール セクションでは、[管理者] ロールのみが選択可能です。

  • 従業員コメント – 評価ステータスが 従業員と共有保留通知、または 承認済 のとき、従業員が管理者のパフォーマンス評価にコメントを入力し、編集する場合にこのオプションを選択します。

    この制御オプションを使用すると、管理者評価のページで、管理者による従業員の評価に対して従業員がコメントを入力できるようになります。

    このオプションを選択すると、このページのフィールドは全て無効になります。

  • ラーニング - 従業員と管理者がこのセクションを使用して、ラーニング情報を追加または表示、および人事部門担当者がエンタープライズ ラーニング マネジメントからラーニング情報を表示および検索する場合に選択します。[評価] および [加重] チェック ボックスのみオンになります。

    注: Oracle Business Intelligent Publisher (BI Publisher) レポートには、ラーニング セクションがあります。

  • 管理者コメント – 管理者がこのセクションを使用して、評価ステータスが評価進行中従業員と共有保留通知、または 承認済のとき、パフォーマンス評価の従業員コメントに対してコメントを入力する場合にこのオプションを選択します。このオプションを選択すると、このページのフィールドは全て無効になります。

  • なし – 制御オプションが適用されない場合はこのオプションを選択します。このオプションを選択するのは、ほとんどの場合、ミッション、イニシアティブ、目標、コンピテンシー、または責務のセクションを作成するときです。

  • 総合評価 – このセクションに記入票の総合評価を含める場合にこのオプションを選択します。記入票テンプレートの中で [総合評価] に設定できるセクションは 1 つだけです。このオプションを選択すると、このページの [セクション評価] および [総合評価] 以外のフィールドは全て無効になります。

  • 署名 – あらかじめ定義しておいた署名セクションを、評価の印刷時に出力する場合に選択します。このセクションは 2 行で構成され、1 行目は従業員の署名、2 行目は管理者の署名に使用されます。それぞれの行に署名と日付が含まれています。このセクションの署名のフォーマットを変更するには、テキスト カタログを修正します。

    選択すると、[総合評価] 以外のフィールドは全て無効になります。

    注: 署名のフォーマットを定義するテキスト カタログ エントリは、評価用が APPR_MAIN1_INST2 で、評価要素の設定 (記入票) 用が APPR_BASE_SEC_DESC です。セクション タイプの適用条件は、どちらも SIGN を選択します。

  • 電子署名 - 従業員が評価を受諾した日時、および管理者が評価を確定した日時を記録する場合にこのオプションを選択します。Oracle Business Intelligence Publisher (BI Publisher) を使用して記入票を表示または印刷する場合、従業員名、および従業員が記入票を受諾した日付が電子署名セクションの従業員の署名行に出力されます。また、管理者の署名行には、管理者名および管理者が記入票を完了した日時が出力されます。管理者の署名のタイミングは、記入票のテンプレート定義で選択した承認形態によって異なります。

    電子署名セクションでの管理者と従業員の署名」も参照してください。

項目

このグループ ボックスのフィールドは、[制御オプション] フィールドが [なし] に設定されている場合に使用できます。ここに表示されるフィールドでは、記入票のセクションに、ミッション、イニシアティブ、目標、コンピテンシー、責務、テキスト入力項目などのコンテンツ アイテム (項目) を含めるかどうかを指定します。1 つのセクションに含める項目は全て同じコンテンツ タイプにする必要があります。項目は、指定したルールに基づいて評価または追跡されます。通常、従業員コメント、管理者コメント、総合評価および署名のセクションにはコンテンツ アイテムは含まれません。

フィールドまたはコントロール

定義

項目を使用

セクションで項目を使用する場合は、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオンにすると、このページの他のフィールドが選択可能になります。

このチェック ボックスは、[制御オプション] フィールドが [なし] に設定されている場合にのみ使用可能になります。

評価要素の設定 - 記入票ページ、テンプレート定義 - コンテンツ ページ、およびパフォーマンス記入票またはキャリア開発記入票で、選択した項目が表示されます。

注: [重要] チェック ボックスをオンにすると、[項目] グループ ボックス内の全てのチェック ボックスとフィールドに重要インジケータが付けられます。

コンテンツ タイプ

テンプレート定義 - コンテンツ ページで従業員のパフォーマンス評価に使用される評価要素を定義するときにコンテンツ アイテム (任務属性) の取得元となるコンテンツ タイプを選択します。プロファイル管理ビジネス プロセスのコンテンツ カタログに定義されている全てのコンテンツ タイプを選択できます。ただし、別のコンテンツ タイプの子として定義されているだけのコンテンツ タイプは選択できません。

テキスト入力

記入票やテンプレートのセクションにテキスト入力の項目を追加できるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。たとえば、管理者はこの機能を使用して、従業員に受講させる研修コースのリストを追加記入できます。入力された各テキスト入力項目には項目連番 ID が割り当てられます。この項目はテーブルに格納されないため、再利用することはできません。

コンテンツ グループの定義

このリンクをクリックして、コンテンツ グループの定義ページ (EP_CONTENT_SEC) にアクセスし、コンテンツ グループ タイプとコンテンツ グループの両方を選択できます。コンテンツ グループ タイプとコンテンツ グループを選択すると、テンプレート定義ページに表示されるセクションが決まります。この情報はコンテンツ カタログで設定されます。

PeopleSoft Human Resources Manage Profiles』「Understanding the Content Catalog[英語版] を参照してください。

評価

自動計算または手動入力でこのセクションに評価レベルを割り当てる場合は、このチェック ボックスをオンにします。テンプレート定義 - コンテンツ ページに [評価モデル] フィールドが表示され、記入票のセクション サマリに評価レベルのフィールドが表示されます。

プロンプト テーブル

セクションに含めるコンテンツ アイテムが保存されているテーブルの名前を選択します。

セクションの評価モデルを使用

このチェック ボックスをオンにすると、記入票テンプレートの項目およびサブ項目の全てに対して、セクションの評価モデルがデフォルトとして使用されます。

このチェック ボックスは、評価モデルを [セクション] グループ ボックスの [評価モデル] フィールドに入力すると使用可能になります。

加重

このチェック ボックスをオンにすると、セクションの項目に、同じセクションの他の項目と比較した相対加重が割り当てられます。セクション サマリに [セクション加重] フィールドが表示されます。

[総合評価] セクションの計算方法で [合計] または [評価ランク] を選択して評価レベルの自動計算を行うときは、セクションごとの加重計算はできません。(計算方法は、テンプレート定義コンポーネントで指定します。)

[評価] チェック ボックスをオンにすると、このチェック ボックスが使用可能になります。

目標評価レベル

このチェック ボックスをオンにすると、テンプレート定義 - コンテンツ ページで、コンテンツ アイテムに目標能力レベルを設定できます。これにより、目標能力レベルが記入票のコンテンツ アイテムに表示されるようになります。[評価] チェック ボックスもオンにすると、このチェック ボックスが使用可能になります。

注: 目標評価レベルはラーニング統合機能で使用されます。従業員が目標評価レベルを作成しない場合、システムから個人の人事考課が ELM に送信されます。ELM ではギャップ分析の適合が行われ、従業員へのラーニングが提案され、ラーニング グリッドにラーニング コースが追加されます。

必須

記入票の記入者による項目の編集や削除を認めない場合は、このチェック ボックスをオンにします。この設定は、テンプレートまたは任務プロファイルで定義されているかどうかにかかわらず、全ての項目に適用されます。

最低加重

項目に対し最低加重を設定できるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。最低加重は、テンプレート定義 - 構成ページで入力します。

評価プロセス中に管理者は、評価上の更新リンクをクリックして最低加重を編集することができます。

説明

テンプレート定義 - コンテンツ ページ、およびパフォーマンス記入票またはキャリア開発記入票の [説明] フィールドを表示する場合は、このチェック ボックスをオンにします。コンテンツ カタログから項目が追加されると、この項目に関連する説明が表示されますが、編集はできません。項目を手動で追加した場合、テンプレート定義 - コンテンツ ページで必須として項目がマークされない限り、[説明] フィールドを編集できます。

重要

[項目] グループ ボックス内の全てのチェック ボックスとフィールドに重要インジケータを付ける場合は、このチェック ボックスをオンにします。

期日

記入票の項目に期日を設定できるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。たとえば、あるコンピテンシーにおける従業員の習熟期限や特定の目標の達成期限の日付を、管理者が指定できるようになります。評価プロセス中に、管理者は期日を変更することができます。

評価尺度

評価尺度には、パフォーマンスを比較する際の基準が示されます。コンテンツ カタログから項目が追加されると、この項目に関連する評価尺度が表示されますが、編集はできません。項目を手動で追加した場合、[評価尺度] フィールドを編集できます。

担当者

従業員と管理者のどちらがこの項目の担当かを示す [担当者] フィールドを項目に含める場合は、このチェック ボックスをオンにします。このフィールドの情報は参照専用です。この表示によって特に処理が変わることはありません。評価プロセス中に管理者は、評価上の更新リンクをクリックし、[担当者] フィールドを編集することができます。

警告日

記入票の項目に警告日を設定できるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。評価プロセス中に管理者は、評価上の更新リンクをクリックして警告日を編集することができます。

達成率

記入票の項目に達成率の入力フィールドを表示させる場合は、このチェック ボックスをオンにします。従業員および管理者はこのフィールドを使用して、特定の目標に対する達成率を指定することができます。

目標のストレッチ

記入票の項目を目標のストレッチとしてフラグ設定する場合は、このチェック ボックスをオンにします。このフィールドは情報提供のみを目的としています。

難易度

[難易度] フィールドを表示する場合は、このチェック ボックスをオンにします。[難易度] フィールドには、その値として[基本][中級]、および [高度] が含まれます。これらの値は項目の難易度と関連付けられます。コンテンツ カタログからの項目が追加されると、このフィールドにはその項目に関連付けられた難易度が表示され、その値は編集できません。手動で追加された項目については、テンプレート定義 - コンテンツ ページでその項目が必須としてマークされていない限り、難易度を選択できます。

[関連] および [リンク先]

[制御オプション] フィールドで [ビジネス目標] を選択すると、[関連] フィールドと [リンク先] フィールドが表示されます。

このセクションの項目をビジネス目標と関連付けるには、[関連] チェック ボックスをオンにします。このフィールドは [リンク先] フィールドと組み合わせて使用します。

[リンク先] ドロップダウン リスト ボックスで [任意のセクション] を選択します。パフォーマンス記入票で、ユーザーがビジネス目標を特定の項目に関連付け、[関連チェーン] アイコンを表示できるようになります。このアイコンをクリックすると、他の上位レベルの目標と関連付ける目標を選択する方法を表示できます。[関連] チェック ボックスをオンにすると、このチェック ボックスのみが使用可能になります。

[サポート] および [リンク先]

[制御オプション] フィールドで [ビジネス目標] を選択しない場合、[サポート] フィールドと [リンク先] フィールドが表示されます。

[サポート] チェック ボックスをオンにすると、このセクションの項目を同じ評価の別のセクションの項目に関連付けることができるようになります。このフィールドは、[リンク先] フィールドと組み合わせて使用します。

カスケード化された目標と同様に、[リンク先] オプションでは、現在のセクションが別のセクションと関連することを示すことができます。この関連付けは、記入票に情報メッセージとして表示されます。[サポート] チェック ボックスをオンにすると、このチェック ボックスが使用可能になります。

[ステータス] および [ユーザー定義値]

このチェック ボックスをオンにすると、項目のステータスを示すフィールドが記入票のセクション項目に追加されます。有効なステータスには、[完了][処理中]、および [該当なし] があります。

[ユーザー定義値] フィールドで選択できる値は、コンテンツ カタログのカスタム リスト値コンポーネント ([HCM 基本設定]、[製品/業務別定義]、[プロファイル管理]、[コンテンツ カタログ]、[カスタム リスト値]) を使用して定義します。

従業員評価尺度

[従業員評価尺度] フィールドをセクションに表示する場合は、このチェック ボックスをオンにします。従業員または管理者はこのフィールドを使用して、定義する項目を評価する方法を指定できます。

プライベート - 従業員に非表示

従業員または他の管理者にこのセクションの情報を表示しない場合は、このチェック ボックスをオンにします。

ユーザーがパフォーマンス記入票に項目を追加する場合、管理者の記入票からコピーするオプションを選択すると、項目が表示されません。

開始日

管理者または従業員が、このセクションで定義する項目の開始日を設定できるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。

終了日

管理者または従業員が、このセクションで定義する項目の終了日を設定できるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。

サブ項目

[項目] グループ ボックスの[項目を使用] チェック ボックスをオンにすると、このグループのフィールドが使用可能になります。

フィールドまたはコントロール

定義

サブ項目を使用

このセクションにサブ項目を含める場合は、このチェック ボックスをオンにします。サブ項目は通常、コンピテンシー機能で作成されるサブ コンピテンシーです。

プロンプト テーブル

セクションに含めるサブ項目が保存されているテーブルの名前を選択します。

テキスト入力

ユーザーがテキスト入力 (コード化されていない) サブ項目をこのセクションに追加できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。

コンテンツ タイプ

コンテンツ アイテムを選択する際に指定するコンテンツ タイプを選択します。選択できるコンテンツ タイプは、[項目] セクションの [コンテンツ タイプ] フィールドで選択した値に関連付けられるものです。コンテンツ タイプはコンテンツ カタログのコンテンツ グループ タイプで設定されます。

[コンテンツ タイプ] フィールドおよび [コンテンツ グループ タイプ] フィールドは、あらかじめ定義されたコンピテンシーを、記入票テンプレートの評価基準に追加するときの検索で使用されます。

説明

このチェック ボックスをオンにすると、サブ項目の説明が評価に表示されます。評価プロセス中に管理者は、評価上の更新リンクをクリックしてサブ項目の説明を編集することができます。

プロファイル管理

このグループ ボックスを使用すると、従業員の新しい記入票を作成するときに、セクションの関連コンテンツ アイテムに自動的に値が移入されるようにできます。

フィールドまたはコントロール

定義

プロファイルからロード

指定したプロファイル タイプに関連付けられているコンピテンシーや責務が (プロファイルから)、従業員に作成された記入票に自動的にロードされるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。

このフィールドは、[制御オプション] フィールドが [なし] に設定されていない場合にのみ使用可能になります。

プロファイル タイプ

値を移入するコンテンツ アイテムのプロファイルを指定するときに使用するプロファイル タイプを選択します。これらのプロファイル タイプは、プロファイル管理ビジネス プロセスで定義されます。

このフィールドは、[プロファイルからロード] チェック ボックスをオンにした場合に使用できます。ロールは [評価ロール ルール] グリッドの個人プロファイルに関連付けられています。

次の例では、記入票作成プロセスで、従業員のパフォーマンス記入票にどのコンテンツ アイテムを移入するかを決定する方法を示します。

コンピテンシー セクションで [プロファイルからロード] オプションが有効にされており、プロファイル タイプとして [職務] を指定していると仮定します。実行時に、ユーザーがコンピテンシー セクションに含まれているテンプレートを使用してパフォーマンス記入票を作成する場合、システムでは次のように実行されます。

  1. セクションの [プロファイル タイプ] フィールドで指定されているプロファイル タイプ (職務) が指定され、そのプロファイル タイプに関連付けられている全てのプロファイル識別タイプが特定されます。

    画像: プロファイル タイプ - 識別ページ

    次の例では、プロファイル タイプ - 識別ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

    プロファイル タイプ - 識別ページ
  2. それぞれのプロファイル識別タイプで、全てのプロファイルに指定されるキー値を識別します。

    画像: 非個人プロファイル ページ

    次の例では、非個人プロファイル ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

    非個人プロファイル ページ
  3. PeopleSoft Human Resources Manage Profiles』「Profile Identity Options Page[英語版] で指定した順序連番に従って、これらのプロファイル識別タイプを順序付けます。

    たとえば、20 - [ポジション]、30 - [職務コード]、40 - [職務系列] のようになります。

  4. 記入票の従業員に関する職務情報レコードを取得します。

    ここでは、最初のプロファイル識別タイプ (たとえば 20 - ポジション) を取得し、従業員の職務レコードと指定したプロファイルのいずれかが一致するかどうかを参照します。

    1. 一致する場合 (つまり、従業員の職務データが存在しており、職務プロファイル識別タイプのプロファイルのキー値と一致する場合)、コンテンツ アイテム (セクション定義で指定したコンテンツ タイプに応じた、コンピテンシーと責務のいずれか) が、作成する記入票のセクションにロードされます。

    2. 一致しない場合、2 番目のプロファイル識別タイプ (30 - 職務コードなど) が使用され、一致するかどうかが参照されます。

    3. プロファイルの全てのプロファイル識別タイプが検索され、一致が見つからない場合は検索が停止し、コンテンツ アイテムは記入票にロードされません。

コンテンツ アイテムをロードできるプロファイルが指定されると処理が停止し、その他のコンテンツ アイテムをロードするプロファイルは検索されません。

コンテンツ グループの定義ページ (EP_CONTENT_SEC) を使用して、コンテンツ グループ タイプとコンテンツ グループの両方を選択します。

画像: コンテンツ グループの定義ページ

次の例では、コンテンツ グループの定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

コンテンツ グループの定義ページ

コンテンツ グループ タイプとコンテンツ グループを選択します。コンテンツ グループ タイプとコンテンツ グループによって、テンプレート定義ページに表示されるセクションが決まります。この情報はコンテンツ カタログで設定されます。