PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスを使用した個人プロファイルの管理

このトピックでは、従業員が PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスを使用してプロファイル データを管理する方法について説明します。このトピックで説明する Fluid ページと同等のクラシック ページはありませんが、トピック「個人プロファイルの管理」で説明されている「現在のマイ プロファイル」ページとほぼ同様に機能します。

PeopleSoft HCM の Fluid ページの一般的な情報は、「PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスのホーム ページについて」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください

ページ名

定義名

用途

「タレント プロファイル」タイル

HC_JPM_PROFILE_XFR_FL_GBL (これはタイル用のコンテンツ参照です)

このタイルをタップして、個人プロファイルを表示および更新できる Fluid ページにアクセスします。

「タレント プロファイル」ページ

JPM_PERS_PROFL_FLU

自分のプロファイル データに関するサマリ情報が表示されます。

<コンテンツ タイプ> ページ

JPM_ITMDTL_SCF

コンテンツ アイテムを追加、更新または削除します。

「承認要求」ページ

JPM_APPROVAL_FLU

プロファイル コンテンツの変更を承認のために送信します。

ユーザーは多数のプロファイルを持つことができます。「タレント プロファイル」ページには、システムの主要個人プロファイル タイプを持つプロファイルの情報が表示されます。主要個人プロファイル タイプは、「プロファイル タイプの設定」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理プロファイル管理」) で指定されています。

プロファイルを表示する Fluid ページは、使いやすさを重視して簡素化されています。特に、次のようになっています。

  • コンテンツ アイテムをドラフトとして保存する機能はなく、また、クラシック ページでドラフトとして保存されたコンテンツ アイテムにアクセスすることもできません。

  • 新しいプロファイルを作成するとき、個人の任務プロファイルから自動的にアイテムをコピーする機能はありません。

  • ユーザーは自分の任務プロファイルからコンテンツ アイテムをコピーできません。

  • Fluid ページには、「プロファイル タイプの設定」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理プロファイル管理」) で、「サマリ」属性が選択されているかどうかに関係なく、「詳細」属性が選択されているフィールド (プロパティ) のみ表示されます。

  • Fluid ページでは、プロファイル内でコンテンツ タイプを必須にできる設定は認識されません。

  • Fluid ページでは、履歴は表示されません。

  • 関連アイテムはサポートされません。

「タレント プロファイル」タイルを使用して、個人プロファイルを表示および更新できる Fluid ページにアクセスします。

画像: 「タレント プロファイル」タイル

次の例では、「タレント プロファイル」タイルを説明します。

「タレント プロファイル」タイル

タレント プロファイル詳細タイルをタップすると、従来のメニュー ナビゲーションを使用しないで、簡単に従業員セルフサービス プロファイル データ トランザクションにアクセスできます。

「タレント プロファイル」ページ (JPM_PERS_PROFL_FLU) を使用して、自分のプロファイル データに関するサマリ情報を表示します。

画像: (タブレット) 「タレント プロファイル」ページ: 「コンピテンシー」

次の例では、タブレット用の「コンピテンシー」の「タレント プロファイル」ページを説明します。従業員がコンピテンシーを変更する場合は承認が必要となるため、この例には承認関連フィールドが表示されています。

「コンピテンシー」グリッドには、ユーザーの能力レベルのグラフィカル表示を含む「能力レベル」列が含まれています。この列で、緑色はユーザーの能力レベルが職務要件を上回っていることを示し、灰色は能力レベルが職務要件に一致していることを示し、赤色は能力レベルが職務要件を下回っていることを示します。

(タブレット) 「コンピテンシー」の「タレント プロファイル」ページ

画像: (スマートフォン) 「タレント プロファイル」ページ: 「コンピテンシー」

次の例では、スマートフォン用の「コンピテンシー」の「タレント プロファイル」ページを説明します。

(スマートフォン) 「タレント プロファイル」ページ: 「コンピテンシー」

画像: (タブレット) 「タレント プロファイル」ページ: 「資格」

次の例では、タブレット用の「資格」の「タレント プロファイル」ページを説明します。「資格」には複数のコンテンツ タイプが含まれるため、次の例には、含まれるコンテンツ タイプのリストが表示されるように「資格」タブが拡張されたページが示されています。

(タブレット) 「資格」の「タレント プロファイル」ページ

画像: (スマートフォン) 「タレント プロファイル」ページ: 「資格」

次の例では、スマートフォン用の「資格」の「タレント プロファイル」ページを説明します。

(スマートフォン) 「資格」の「タレント プロファイル」ページ

ヘッダー

「タレント プロファイル」ページには、共通の従業員セルフサービス ヘッダーが含まれます。ヘッダーには、従業員の名前、職務名、写真 (使用可能な場合) および関連アクションのアイコンが含まれます。関連アクション アイコンを使用すると、その他のセルフサービス トランザクションにアクセスできます。

「従業員セルフサービス ホーム ページの使用」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください

コンテンツ タイプ

プロファイル タイプを設定する管理者は、含めるコンテンツ タイプを選択し、これらのコンテンツ タイプをタブに分類します。

「タレント プロファイル」ページの左パネルに、主要個人プロファイル タイプのタブが表示されます。タブが 1 つのコンテンツ タイプを表している場合、そのタブ名をタップすると、プロファイル内のコンテンツ アイテムに関するサマリ情報が表示されます。複数のコンテンツ タイプを含むタブをタップすると、そのタブが展開し、含まれているコンテンツ タイプがメイン タブ見出しの下にリストされ、最初のコンテンツ タイプが選択されます (つまり、その内容が右側に表示されます)。このような第 2 レベルのコンテンツ タイプについては、コンテンツ アイテムの数がタブ ラベルの一部として表示されます。

タブおよびサブセクションは、プロファイル タイプに定義されている順序で表示されます。

コンテンツ アイテム

左パネルのコンテンツ タイプをタップすると、関連するコンテンツ アイテムが右パネルに表示されます。たとえば、左パネルで「コンピテンシー」コンテンツ タイプをタップすると、右パネルにプロファイル内の特定のコンピテンシーがリストされます。これらのアイテムはアルファベット順で表示されます。

従業員によるセルフサービスでの更新を許可するようにコンテンツ タイプが設定されている場合、従業員はコンテンツ アイテムを追加、更新および削除できます。個々のコンピテンシーをタップすると、編集可能な詳細ページが表示されます。アイテムを削除するには、詳細ページの「削除」ボタンを使用します。コンテンツ アイテムには有効日があるため、履歴データを持つコンテンツ アイテムを削除すると、直近の履歴行が最新になります。

セルフサービス更新が許可されていない場合、コンテンツ アイテムのリストに「追加」ボタンまたはアイコンは含まれず、既存のコンテンツ アイテムをタップすると、「削除」ボタンのない読取り専用の詳細ページが表示されます。

セルフサービス更新を許可する設定オプションは、コンテンツ タイプ全体に適用できます。また、「コンピテンシー」の評価タイプ フィールドなどのインスタンス識別子にも適用できます。たとえば、「コンピテンシー」の標準設定で、従業員は評価タイプが「自己申告」であるコンテンツ アイテムを更新できますが、評価タイプが「承認済/公認」であるコンテンツ アイテムは更新できません。この設定では、自己評価済コンピテンシーをタップすると、編集可能な詳細ページが開きますが、公認コンピテンシー評価をタップすると、読取り専用の詳細ページが開きます。

承認

フィールドまたはコントロール

定義

承認者に提出

コンテンツ アイテムの変更に承認が必要となる場合、ユーザーが変更を加える詳細ページには、「保存」ボタンではなく「続行」ボタンが含まれます。ユーザーが「続行」ボタンをタップしてメインの「タレント プロファイル」ページに戻ると、コンテンツ アイテムのリストに「承認者に提出」ボタンが表示されます。ユーザーは、変更を送信しないで (1 つのコンテンツ タイプの) 別のコンテンツ アイテムの更新を続行できます。ユーザーが「承認者に提出」ボタンをタップすると、「承認要求」ページが表示されます。ユーザーは、このページでコメントを追加した後、統合された承認リクエストを送信できます。

ユーザーが、承認を必要とするコンテンツ アイテムを変更すると、そのコンテンツ アイテムの詳細ページは、変更が送信されていなくても、読取り専用になります。ユーザーは、元の変更が送信および承認されるまで、これ以上の変更を行うことはできません。

送信しないで変更をキャンセルするには、別のタブに移動した後、先に変更を保存するかどうかを尋ねるメッセージで「いいえ」をタップします。

ステータス

この列は、ユーザーが加えた変更がまだ承認されていない場合にのみ表示されます。

変更が承認のために送信されるまで、ステータスはユーザーが加えた変更のタイプを示します (「新規」、「更新」または「削除」)。

変更が送信されると、ステータスは「承認待ち」になります。変更が承認されると、「ステータス」フィールドは空白になります。「ステータス」フィールドがすべてのコンテンツ アイテムで空白の場合、「ステータス」列は表示されません。

アクション メニュー

「タレント プロファイル」ページから、(PeopleSoft Fluid ユーザー インターフェイスのバナーにある) メインの Fluid の「アクション」メニューと (標準の Fluid ページ ヘッダーの従業員名の隣にある) 関連するアクション メニュー の両方で追加のオプションを使用できます。

  • メインの Fluid の「アクション」メニューには、プロファイルの印刷というページ固有の 1 つのアクションが含まれています。

    このアクションを実行すると、個人プロファイル レポート (JPM_JPPP_RPT) が生成されます。これは、個人プロファイル内にある現在のすべてのアイテムが表示される PDF です。これは、管理者が「個人プロファイル レポート」ページ select (「人材開発」, then select 「プロファイル管理」, then select 「レポート」, then select 「個人プロファイル レポート」) から実行するレポートと同じレポートです。

  • 関連するアクション メニューには、「プロファイルの検索と比較」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理プロファイル管理」) のページ固有の 2 つのアクション (「マイ プロファイルの比較」と「プロファイルの検索/比較」) があります。

    いずれのアクションでも、プロファイル比較を実行するためのクラッシック ページが表示されます。「マイ プロファイルの比較」は、ユーザーが自分の個人プロファイルを自分自身の任務プロファイルと比較するために使用します。「プロファイルの検索/比較」を使用すると、ユーザーは様々なプロファイル比較を実行できます。

<コンテンツ タイプ> ページ (JPM_ITMDTL_SCF) を使用して、プロファイル コンテンツ アイテムの情報を追加、更新または削除します。ページ タイトルは、コンテンツ タイプに基づいて変化します。

画像: 承認が不要な場合の <コンテンツ タイプ> ページ

次の例では、変更に承認が不要な場合の <コンテンツ タイプ> ページを説明します。

承認が不要な場合の <コンテンツ アイテム> ページ

画像: 承認が必要な場合の <コンテンツ タイプ> ページ

次の例では、変更に承認が必要な場合の <コンテンツ タイプ> ページを説明します。ここでは、ページの下に「削除」ボタンは表示されません。

承認が必要な場合の <コンテンツ タイプ> ページ

ボタン

フィールドまたはコントロール

定義

キャンセル

タップすると、変更しないで「タレント プロファイル」ページに戻ります。

保存

このボタンは、変更に承認が必要でない場合に表示されます。タップすると、変更が保存され、「タレント プロファイル」ページに戻ります。

続行

このボタンは、変更に承認が必要な場合に表示されます。タップすると、変更を送信しないで「タレント プロファイル」ページに戻ります。他のコンテンツ アイテム (同じコンテンツ タイプを持つ) の変更を続行できます。変更を送信するには、「タレント プロファイル」ページの「承認者に提出」ボタンをタップします。

プロファイル データ

このページのフィールドは、コンテンツ タイプによって異なります。コンテンツ アイテムに国固有のフィールドがある場合、これらのフィールドはページの下の折りたたみ可能な国固有セクション内に表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

有効日

プロファイル データを更新する場合、有効日を現行レコードの日付よりも前の日付には変更できません。変更時に現行の有効日を保持した場合、現行レコードが更新されます。有効日を後の日付に変更した場合、新しい有効日の行が追加され、古い行ではなくこの新しい行が「タレント プロファイル」ページに表示されます。

「承認要求」ページ (JPM_APPROVAL_FLU) を使用して、承認のためにプロファイル変更を送信します。

画像: 「承認要求」ページ

次の例では、「承認要求」ページを説明します。

「承認要求」ページ

フィールドまたはコントロール

定義

送信

タップすると、ページにリストされているすべての変更を統合した承認要求が送信されます。

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