トランザクションおよび承認について
この概要では、次について説明します。
承認および承認フレームワーク。
承認を伴う従業員セルフサービス トランザクション。
承認ステップの WIP ステータス。
承認トランザクションの PAR デフォルト。
標準承認フロー。
汎用の承認フレームワークを使用して、連邦のセルフサービス トランザクションの承認が管理されます。承認フレームワークは、承認プロセスを作成、実行および管理するためのツールです。承認ワークフローは、依頼者が昇進などのトランザクションを送信するとトリガされます。アプリケーションによって、トランザクションが承認フレームワークに渡され、適切な承認プロセス定義を探して承認ワークフローが開始されます。承認プロセス定義は、誰がどの順序でトランザクションを承認する必要があるかを制御します。管理者は、承認フレームワークの承認トランザクションのステータスをモニターし、送信済トランザクションに対して様々なアクションを実行できます。
「承認について」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください。
eProfile-人材プロファイルには、承認フレームワークの承認処理を含む連邦セルフサービス トランザクションが 3 つ含まれています。
氏名変更。
住所変更。
婚姻区分変更。
注: 電話番号の変更トランザクションは、承認プロセスを使用しません。リクエストが送信されると、自動的に PeopleSoft HR テーブルが更新されます。
休職のリクエストトランザクションおよび雇用終了のリクエストトランザクションでは、PAR テーブルに直接書き込む USFED 承認トランザクション定義を使用します。USFED トランザクションは、(承認フレームワークは使用せず) PeopleSoft ワークフローを使用して、承認を管理します
「WIP 管理システム設定について」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください。
連邦の WIP 管理システムは、承認プロセスと連携して、承認プロセスの各ステップの経過に合わせて人事異動要求の追跡と処理を自動化します。各トランザクションは、承認プロセスの各ステージで特定の WIP ステータスを使用するように設定されます。
承認フレームワークは汎用のワークフロー承認エンジンであるため、連邦の WIP ステータスを承認ステップと関連付けるには、承認フレームワーク外で追加の設定を行う必要があります。
注: WIP ステータスを承認ステップと関連付ける場合は、承認処理ステップを表すステップを手動で設定します。標準承認プロセスを変更する場合は、これらのステップ定義が承認フレームワーク プロセス定義と同期するように注意してください。
「承認ステップの WIP ステータスの定義」を参照してください。
PeopleSoft HR では、人事異動要求 (PAR) システムによって、様々なリクエストがヒューマン リソース管理の承認担当者に自動送信されます。PAR 処理は承認フレームワークの承認プロセスとは関係がなく、すべての承認フレームワークの承認が完了した後でのみ実行され、この時点で、コンポーネント インターフェイスにより自動的にトランザクション データが PAR テーブルにプッシュされます。
PAR システムへのプッシュをサポートするには、PAR テーブルに必須で、セルフサービス リクエストを作成した従業員が通常は入力しない特定のフィールドのデフォルト値を指定する必要があります。
「PAR 追跡データの定義」を参照してください。
画像: 従業員セルフサービス トランザクションのプロセス フロー
このプロセス フロー図は、従業員セルフサービス トランザクションが最初に承認フレームワークの承認を経由してから、連邦の PAR 処理に送信され、その後で主要な HR テーブルに対してデータ変更が行われることを示しています。

承認フレームワークは、管理者トランザクションと従業員トランザクションの両方の承認プロセスを制御します。PeopleSoft には、すべての U.S. 連邦セルフサービス トランザクション用に完全に設定された承認プロセス (WIP ステータスを含む) が用意されています。標準承認プロセスを使用するかぎり追加の設定は必要ありませんが、共通の承認フレームワーク ページを使用すると標準設定を確認 (または変更) できます。
承認フレームワーク プロセス定義
eProfile-人材プロファイルの連邦トランザクション用の承認フレームワーク プロセス定義は、次のとおりです。
トランザクション |
承認フレームワーク プロセス ID |
---|---|
氏名変更 |
FederalNameChg |
住所変更 |
FederalAddrChg |
婚姻区分変更 |
FederalMarChg |
承認フレームワーク プロセス定義には、承認者ごとのステップが含まれています。(開始のリクエストは、ステップとして定義されません。)標準プロセス定義の 3 つすべてに 2 ステップの承認プロセスが用意されており、各承認者はトランザクションを承認または却下できます。いずれかの承認者がトランザクションを却下した場合、そのリクエストはクローズされ、発信者に却下が通知されます。
両方の承認者がトランザクションを承認した場合、PAR テーブルが更新され (連邦職務、連邦個人データおよび従業員追跡テーブル)、続いて、Personnelist ロールに割り当てられているユーザーへのワークフロー通知がトリガされます。