キャリア プランについて

従業員をつなぎ止めておくことと、やる気を引き出すことは、企業が成功するための重要な要素です。HR でキャリア プラン ビジネス プロセスを使用して、企業が従業員の才能を常に最大限に活用できるようにします。キャリア プランを使用すると、従業員の評価とランク付け、希望職務の記録、キャリア パスの作成、長期目標の作成、メンターの割り当て、コンピテンシーの選択、研修プランの立案、能力開発プランの作成が可能です。

キャリア プラン ビジネス プロセスを導入するには、次の手順に従います。

1. 事前設定作業を行います。

2. キャリア パスを作成します。

3. キャリア プランを作成します。

設定がすべて完了したら、従業員データを確認し、従業員レポートを定期的に実行して、企業の成長に対応し、時間の経過に伴う要件の変化に合うように、キャリア パスやキャリア プランを調整します。

米国連邦政府のユーザー向けキャリア プラン ビジネス プロセスでは、キャリア プランを設定したり、従業員のキャリア育成パスの能力開発プラン (IDP) を作成することができます。IDP の進捗、職務異動コスト、研修、従業員評価、メンタリングおよび自己導入型のキャリア育成アクティビティを追跡できます。従業員または監督者はいつでも、キャリア プランの処理をリクエストできます。

キャリア プランを作成すると、システムによって次のことが行われます。

1. 機関のレビューおよび承認パスに従って、プランを送信します。

2. プランに関連付けられているコストおよびアクティビティを追跡します。

3. IDP 出力フォームを生成します。

キャリア プランを使用すると、パフォーマンス評価および研修プログラムを補完したり、従業員が主要な管理者になるための準備を整えることができます。キャリア プランは、空きポジションのバックアップ職員の育成に役立ちます。

キャリア プラン承認プロセス

画像: キャリア プラン承認プロセス

次の図は、キャリア プラン承認プロセスの概要を示しています。

次の定義で、キャリア プランの送信およびレビュー プロセスについて説明します。これらはそのまま使用するか、独自の要件に合うように変更できます。

ステータス	キャリア プラン ステータス コード	定義
作成中	1	従業員および監督者が、キャリア プランを作成し、このステータスを割り当て、第 2 レベルの監督者または管理者に送信するまでプランを処理します。
監督者への送信済	2	監督者がこのステータスを割り当て、第 2 レベルの監督者または管理者にキャリア プランを送信します。
管理者による承認済	3	管理者または第 2 レベルの監督者がこのステータスを割り当て、ヒューマン リソース管理部門にプランを送信します。
管理者による承認却下済	4	管理者または第 2 レベルの監督者がこのステータスを割り当て、キャンセルするために、発信者にキャリア プランを返送します。
HR による承認済	5	ヒューマン リソース管理の担当者が、このステータスを割り当てることによって、リクエストを承認します。
HR による承認却下済	6	ヒューマン リソース管理の担当者が、このステータスを割り当てることによって、リクエストの承認を却下します。