マウス オーバー ポップアップ ページについて
このトピックでは、次の概要について説明します。
マウス オーバー ポップアップ ページの指定方法。
顧客のポップアップ ページ。
顧客連絡先のポップアップ ページ。
サプライヤのポップアップ ページ。
サプライヤ内線番号のポップアップ ページ。
サプライヤ連絡先のポップアップ ページ。
ユーザーは、マウス オーバー ポップアップ ページを使用して、顧客、サプライヤ、連絡先、スポンサなどのフィールドに関する追加情報を確認できます。ポップアップ ページでは、名前、電話番号、所在地、電子メール アドレスなどの情報が提供されます。
この機能によって、主ページのスペースを使用したり、2 次ページを開く必要なく、ページに追加情報を表示できます。
マウス オーバー ポップアップ ページは、アプリケーション デザイナを使用して設定する PeopleTools 機能です。PeopleSoft FSCM では、選択したページにマウス オーバー ポップアップ機能が提供されます。ただし、全ての顧客ページおよびサプライヤ ページがマウス オーバー ポップアップ機能に対してアクティブ化されるわけではありません。追加ページでマウス オーバー ポップアップ機能をアクティブ化するには、PeopleTools のアプリケーション デザイナを使用します。
「マウス オーバー ポップアップ機能のアクティブ化」を参照してください。
次のことが可能です。
追加のポップアップ ページの設定。
次の 2 つのレベルでのマウス オーバー ポップアップ ページ機能のオンとオフ。
インストール レベルのパーソナル設定の定義ページ。
ユーザー レベルのマイ パーソナル設定ページ。
ポップアップ ページは、点線があるフィールドにマウスを合わせるとアクティブ化されます。たとえば、次のページでは、[発注書の管理] - 発注書ページにある [サプライヤ名] フィールドの [CAMPER'S WAREHOUSE] のポップアップ ページがアクティブ化されています。
画像: マウス オーバー ポップアップ ページの例
次の例では、マウス オーバー ポップアップ ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

PeopleSoft Financials および Supply Chain Management では、次のタイプのポップアップ ページが提供されます。
顧客のポップアップ ページ。
顧客連絡先のポップアップ ページ。
顧客のポップアップ ページ。
顧客内線番号のポップアップ ページ。
顧客連絡先のポップアップ ページ。
顧客のポップアップ ページには、次の 3 つのタイプがあります。
請求先顧客ポップアップ ページ (タイプ 1)
出荷先顧客ポップアップ ページ (タイプ 2)
販売先顧客ポップアップ ページ (タイプ 3)
ポップアップ ページに表示される住所と電話番号は、メイン ページに表示される情報によって異なります。メイン ページに請求書や注文などのドキュメントに関する情報が表示されており、そのドキュメントが所在地を参照している場合は、そのドキュメントの所在地の住所と電話番号が表示されます。それ以外の場合、このページには、顧客の主住所と電話番号が表示されます。表示される主住所は、請求先、販売先、出荷先など、ページのタイプによって異なります。たとえば、請求先顧客の場合、このページには、主要な請求先住所および電話番号が表示されます。出荷先顧客の場合、このページには、主要な出荷先住所および電話番号が表示されます。販売先顧客の場合、このページには、主要な販売先住所および電話番号が表示されます。現在日付が、有効日として使用されます。
ポップアップ ページに、空白として表示されるフィールドがある場合は、その顧客のデータが定義されていないことを意味します。たとえば、電話番号と Web サイトはオプションのフィールドであるため、顧客マスターでこれらのフィールドが空白になっている場合は、ポップアップ ページで空白として表示されます。
顧客の電話番号は、3 つの個別のフィールド (国コード、電話および内線) に保存されます。これら 3 つのフィールドは、ページに表示される際には結合されます。国コードの先頭には + が付き、内線フィールドの先頭には x が付きます。顧客の FAX 番号は 3 つの個別のフィールドではなく、1 つのフィールドのみで構成されているため、顧客マスター レコードに表示されるとおりに表示されます。
請求先顧客ポップアップ ページ (タイプ 1)
請求先顧客ポップアップ ページ (SAC_CUSTBIL_POP):
画像: 請求先顧客ポップアップ ページの例
次の例では、請求先顧客ポップアップ ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このポップアップ ページが使用される箇所の例は、次のとおりです。
PeopleSoft 契約管理の請求情報の確認 - 発生ベース ページ。
PeopleSoft Grants の先行報酬予算の確認コンポーネント。
PeopleSoft 売掛金管理の取引明細確認ページ。
PeopleSoft 請求管理の請求書入力ページ。
出荷先顧客ポップアップ ページ (タイプ 2)
出荷先顧客ポップアップ ページ (SAC_CUSTSHP_POP):
このページは、現在、特定のページでは使用できません。このポップアップ ページをアクティブ化するには、以下の作業を行います。
「マウス オーバー ポップアップ機能のアクティブ化」を参照してください。
販売先顧客ポップアップ ページ (タイプ 3)
販売先顧客ポップアップ ページ (SAC_CUSTSLD_POP):
画像: 販売先顧客ポップアップ ページの例
次の例では、販売先顧客ポップアップ ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このポップアップ ページが使用される箇所の例は、次のとおりです。
PeopleSoft 契約管理の"契約 - 一般情報"ページ。
PeopleSoft 受注管理の売買契約フォーム ページ。
連絡先のポップアップ ページには、次の 3 つのタイプがあります。
請求先顧客連絡先ポップアップ ページ (タイプ 4)
出荷先顧客連絡先ポップアップ ページ (タイプ 5)
販売先顧客連絡先ポップアップ ページ (タイプ 6)
連絡先の住所がページに対して適切なタイプの住所である場合は、連絡先の住所が表示されます。適切なタイプの住所ではない場合は、顧客の主住所が表示されます。たとえば、請求先担当者ポップアップ ページで、連絡先の住所が請求先住所としてマークされていない場合は、顧客の主要請求先住所が表示されます。連絡先の住所は顧客連絡先ページに保存されます。現在日付が、有効日として使用されます。
ポップアップ ページに、空白として表示されるフィールドがある場合は、その連絡先のデータが定義されていないことを意味します。たとえば、電話番号およびタイトルはオプションのフィールドです。このため、連絡先マスターでこれらのフィールドが空白になっている場合は、ポップアップ ページで空白として表示されます。
連絡先の電話番号は、3 つの個別のフィールド (国コード、電話および内線) に保存されます。これら 3 つのフィールドは、ページに表示される際には結合されます。国コードの先頭には + が付き、内線フィールドの先頭には x が付きます。
ポップアップ ページの電子メール リンクがクリックされると、ユーザーの定義済メール プログラムの新しいウィンドウが表示され、ユーザーは新しい電子メールを作成できます。電子メール アドレスは、電子メールに自動的に入力されます。
請求先顧客連絡先ポップアップ ページ (タイプ 4)
請求先顧客連絡先ポップアップ ページ (SAC_CUSTCNTBIL_POP):
画像: 請求先顧客連絡先ポップアップ ページの例
次の例では、請求先顧客連絡先ポップアップ ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

PeopleSoft 受注管理の返品フォーム ページでこのポップアップ ページが使用されている箇所の例。
出荷先顧客連絡先ポップアップ ページ (タイプ 5)
出荷先顧客連絡先ポップアップ ページ (SAC_CUSTCNTSHP_POP):
画像: 出荷先顧客連絡先ポップアップ ページの例
次の例では、出荷先顧客連絡先ポップアップ ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

PeopleSoft 受注管理の返品フォーム ページでこのポップアップ ページが使用されている箇所の例。
販売先顧客連絡先ポップアップ ページ (タイプ 6)
販売先顧客連絡先ポップアップ ページ (SAC_CUSTCNTSLD_POP):
画像: 販売先顧客連絡先ポップアップ ページの例
次の例では、販売先顧客連絡先ポップアップ ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

PeopleSoft 受注管理の返品フォーム ページでこのポップアップ ページが使用されている箇所の例。
サプライヤのポップアップ ページには、次の 3 つのタイプがあります。
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 1)。
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 2)。
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 3)。
注: これら全てのポップアップ ページは、視覚的に同じです。メイン ページでデータの入力が必要となるフィールドおよびそれぞれに対するデータの取得方法のみが異なります。
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 1)
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 1) (SAC_VENDOR_POP):
画像: サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 1) の例
次の例では、サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 1) の例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

PeopleCode は、SETID、VENDOR_ID およびデフォルト所在地を使用して、VENDOR_LOC の行を読み取ります。現在日付が、有効日として使用されます。行の取得後に、発注先住所連番を使用して、電子メール ID および事務所電話番号と共に表示される適切な住所が選択されます。
このポップアップ ページが使用される箇所の例は、次のとおりです。
PeopleSoft 購買管理の"契約入力 - 契約"ページ。
PeopleSoft eSettlement の発注詳細ページ。
PeopleSoft 買掛金管理のマッチング例外ワークベンチ詳細ページ。
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 2)
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 2) (SAC_VENDOR_POP2):
画像: サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 2) の例
次の例では、サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 2) の例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ADDRESS_SEQ_NUM フィールドは、このページに表示される住所を参照します。この所在地の電子メールおよび事務所電話番号は、有効日として現在の日付を使用し、適切な行を取得して、このページに表示されます。VNDR_LOC を使用して所在地名が表示されます。
PeopleSoft 購買管理の返品先サプライヤ ページでこのポップアップ ページが使用されている箇所の例。
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 3)
サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 3) (SAC_VENDOR_POP3):
画像: サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 3) の例
次の例では、サプライヤ ポップアップ ページ (タイプ 3) の例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

VNDR_LOC フィールドによって定義されるサプライヤ所在地を使用して、発注先住所キー フィールドが取得され、それを使用して、かつ、現在の日付を有効日として使用し、ページに表示する適切な住所が取得されます。
このポップアップ ページが使用される箇所の例は、次のとおりです。
PeopleSoft 購買管理の受領書の管理 - ヘッダー詳細ページ。
PeopleSoft 買掛金管理のマッチング例外ワークベンチ詳細ページ。
サプライヤ内線番号のポップアップ ページには、次の 2 つのタイプがあります。
サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 1)。
サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 2)。
サプライヤ内線番号のポップアップ ページには、ポップアップ ページのサプライヤおよびコンタクト情報が含まれます。
サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 1)
サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 1) (SAC_VENDOREXT_POP):
画像: サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 1) の例
次の例では、サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 1) の例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

VENDOR は、SETID、VENDOR_ID がキーとなります。VNDR_HLOC_VW は、追加フィールド VNDR_LOC がキーとなり、VNDR_HADDR_VW は ADDRESS_SEQ_NUM がキーとなります。VENDOR_CNT_VW は、SETID、VENDOR_ID および CNTCT_SEQ_NUM がキーとなります。これら全てのフィールドは、表示する適切な行を取得するために、レベル 0 で必要となります。
PeopleSoft 購買管理の発注書の管理 - 発注書ページでこのポップアップ ページが使用されている箇所の例。
サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 2)
サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 2) (SAC_VENDOREXT_POP2):
画像: サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 2) の例
次の例では、サプライヤ内線番号ポップアップ ページ (タイプ 2) の例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

サプライヤ住所は、PO_HDR レコードにある ADDRESS_SEQ_NUM に基づいて取得されます。現在日付が、有効日として使用され、適切な住所行が取得されます。電子メールおよび事務所電話番号も同様に取得されます。
連絡先の場合、使用される住所は、CNTCT_SEQ_NUM がキーとなっているサプライヤ連絡先にリンクされている住所です。事務所電話番号および電子メールも、有効日として現在日付を使用し、この行から取得されます。
PeopleSoft 購買管理の発注確認通知の管理ページでこのポップアップ ページが使用されている箇所の例。
サプライヤ連絡先ポップアップ ページ (SAC_VENDRCNTCT_POP):
画像: サプライヤ連絡先ポップアップ ページの例
次の例では、サプライヤ連絡先ポップアップ ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

購買管理の契約入力ページでこのポップアップ ページが使用されている箇所の例。