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索引の作成プロセスについて

このトピックでは、次の概要について説明します。

索引の作成プロセスの詳細については、『PeopleTools: Search Technology』を参照してください。

このトピックでは、次について説明します。

  • クエリーと検索定義。

  • 検索カテゴリ

クエリーと検索定義

PeopleTools 検索フレームワークでは、検索を作成するためにクエリーが必要です。クエリーおよび接続クエリーは、PeopleSoft によって提供される全ての索引に対して事前定義されています。クエリーを作成および実行するには、検索インスタンス ページで定義されたコールバック ユーザーにクエリー セキュリティが付与されている必要があります。クエリーに対する変更は、常に詳細に文書化しておく必要があります。

必要に応じて、索引とトランザクション テーブルを同期するために、削除クエリーも提供されます。

クエリーは検索定義に関連付けられており、データの検索可能な全ての部分を定義します。フィールド (属性とも呼ばれます) は、検索で使用でき、そのアクセス権限は検索定義で付与されます。一部のフィールドは、検索ページを変更することなくオンまたはオフにできます。これは、コンポーネント キーワード検索およびグローバル検索の場合です。索引付けされるフィールドの数は、パフォーマンスに影響します。検索定義は、作成される物理索引であると見なすこともできます。

ファセットは、検索定義でも定義され、オンまたはオフにできます。

注: 検索定義に関連付けられているファセット、つまり属性を変更する場合、同様の変更を検索カテゴリに対しても行う必要があります。索引付けされるファセットの数は、パフォーマンスに影響します。

Financial and Supply Chain Management の検索でのパフォーマンス考慮事項について」を参照してください

検索カテゴリ

検索カテゴリは、検索に使用されるオブジェクトです。1 つの検索カテゴリには、1 つの検索定義または 1 つの検索定義のグループ (索引とも呼ばれます) が含まれています。複数の索引間で値を検索するには、最初にそれらの索引を 1 つの検索カテゴリにまとめる必要があります。PeopleSoft により、定義済の検索カテゴリが提供されます。

重要 検索定義に関連付けられている既存の検索カテゴリ、ファセットまたは属性に対する変更は、マイナー カスタマイズと見なされ、詳細に文書化しておく必要があります。

索引を定義した後、作成プロセスにおける次のステップは、検索定義をデプロイすることです。常に検索定義をデプロイし、さらに複数の索引を含む検索カテゴリをデプロイする必要があります。検索定義と同名の 1 つの索引のみを含む検索カテゴリは、自動的にデプロイされます。

警告 検索定義のデプロイ ページでは、検索定義を削除することもできます。削除した検索定義を元に戻すことはできません。

検索定義をデプロイするには、左側の列にあるチェック ボックスを選択し、検索定義のデプロイ ページの最下部にスクロールして [デプロイ] ボタンを選択します。[デプロイ] ボタンを選択した後、[検索カテゴリ] タブを選択して、検索定義と同名のカテゴリが自動的にデプロイされたことを確認できます。

カテゴリに複数の検索定義 (EP_PROCURE_TO_PAY など) が含まれている場合、検索定義の場合と同じステップ従って、[検索カテゴリ] タブを使用してそれをデプロイできます。これらの検索カテゴリのデプロイは、個々の検索定義を索引付けする前、または後に実行できます。

検索定義のデプロイ ページと検索カテゴリのデプロイ ページの詳細については、『PeopleTools: PeopleSoft Search Technology』の「Administering PeopleSoft Search Framework」および「Administering Search Definitions and Search Categories」を参照してください。

索引付けする検索定義を送信または作成するには、検索用索引のスケジューリング ページを使用します ([PeopleTools]、[検索フレームワーク]、[管理]、[検索用索引のスケジューリング])。作成する索引を表す名前を割り当てます。複数のユーザーが 1 つの特定の索引を作成する場合、各ユーザーが独自のラン コントロールを作成する必要があります。

検索用索引の作成ラン コントロール ページから、次の手順に従います。

  • [検索定義] フィールドの検索オプションには、デプロイ済の検索定義のみがリストされます。

  • 索引作成タイプも選択する必要があります。

    • 全索引は、古いデータを削除して完全に新規のデータを索引に適用する、索引の完全な再作成です。

      パフォーマンス上の理由により、大量のデータがある場合は全索引を使用しないでください。

    • 増分索引は、既存の索引を更新するために使用され、古い無効なレコードを削除して、前回の索引作成後に変更または追加された新規レコードを追加します。

      索引付きのドキュメントではヘッダー レベルで日時が保持され、これはヘッダーまたは子レコードが変更されるたびに、さまざまなページ、トランザクションおよびバッチ ジョブから更新されます。索引が前回作成されている場合、最新の作成に関する情報がラン コントロール ページに表示されます。一般に、増分索引は、特に大量のデータがある場合に全索引よりも効率的です。

  • 検索結果が頻繁に変更される場合は、夜間またはシステム使用率が低い時間に増分索引の作成を実行してください。

    これにより、検索データが最新に保たれます。ただし、索引の再作成が必要となる例外がいくつかあります。これは次のような場合です。

    • 購買者 ID が格納されている場所で更新されていない、購買者名などの関連データが変更された場合。

    • 既存の日付に対して修正モードを使用した有効日の情報があり、新規の有効日が作成されない場合。

検索用索引の作成ページの詳細については、『PeopleTools: PeopleSoft Search Technology』の「Administering PeopleSoft Search Framework」および「Working with Search Indexes」を参照してください。