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元帳テンプレートの定義

元帳テンプレートを定義するには、元帳テンプレート コンポーネント (LEDGER_TEMPLATE) を使用します。

ページ名

定義名

用途

テンプレート - レコード定義ページ

LEDGER_TEMPLATE1

元帳テンプレートのレコード名を指定します。これは、新しいテンプレートを追加するか、システムで用意されているテンプレートのデフォルト レコードを変更する場合にのみ実行します。

テンプレート - フィールド定義ページ

LEDGER_TEMPLATE2

元帳テンプレートのフィールド名を指定します。これは、デフォルト フィールドを変更する場合、または借方金額を貸方金額とは別に保存するフィールドを追加する場合にのみ実行します。

PeopleSoft では複数の元帳テンプレートが提供されており、これらのテンプレートでは、チャートフィールドをサポートするデフォルト レコードとフィールド、およびその他のフィールドとレコード定義が用意されています。システムを変更しない場合、またはチャートフィールドのセットが複数ある場合は、システムで生成されるデフォルト値のセットを変更しないでください。

元帳テンプレートを定義するには、次の作業を行います。

  • 元帳テンプレートのレコード定義を作成または変更します。

  • 元帳テンプレートのフィールド定義を作成または変更します。

  • 借方残高および貸方残高を個別に保存するテーブルを変更します。

注: ライセンスを取得していない、使用しない製品については、インストール オプション - 製品ページの全てのチェック ボックスをオフにします。出荷時には、ライセンスを取得しているかどうかにかかわらず、製品ページの全ての製品の全てのチェック ボックスはオンであり、ライセンスを取得していない製品の不要な設定が行われる可能性があります。たとえば、製品ページで [一般会計] が選択されており、その製品のライセンスを取得していない場合、一般会計のみに適用されるフィールドがあり、それらのフィールドは元帳テンプレートで値の入力が可能になります。

テンプレート - レコード定義ページ (LEDGER_TEMPLATE1) を使用して、元帳テンプレートのレコード名を指定します。

これは、新しいテンプレートを追加するか、システムで用意されているテンプレートのデフォルト レコードを変更する場合にのみ実行します。

画像: テンプレート - レコード定義ページ

次の例では、テンプレート - レコード定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テンプレート - レコード定義ページ

注: 新しいテンプレートを追加するか、システムで用意されているテンプレートのデフォルト レコードを変更する場合にのみ、元帳テンプレートのレコード定義を作成または変更します。

フィールドまたはコントロール

定義

説明

ページ、照会、プロンプト リストおよびレポートに表示される、この元帳テンプレートの説明を入力します。

明細

この元帳テンプレートが明細元帳を表す場合に選択します。

要約

この元帳テンプレートが要約元帳を表す場合に選択します。

デフォルト元帳タイプ

作成する元帳テンプレートのタイプに最も近い、デフォルト元帳タイプを選択します。この選択によって、システムで生成されるデフォルト レコード定義が決まります。

デフォルト

システム内の全てのテンプレートにデフォルト レコードのセットを適用するには、[デフォルト テンプレート設定] ボタンをクリックします。これらの値は変更できます。

デフォルト元帳タイプとして [コミットメント コントロール] を選択した場合、レコード名およびフィールド名は自動的に入力されます。これらは必須フィールドであり、変更できません。

注: コミットメント コントロール元帳タイプに対して [デフォルト テンプレート設定] ボタンは使用できません。

レコード (テーブル) 名

転記済アクティビティがある各チャートフィールド組合せの残高を保存するために使用する元帳レコードを表します。

元帳一時テーブル

元帳処理で使用されるワーク テーブルを指定します。このワーク テーブルは、詳細テンプレートとサマリ テンプレートの両方に必要です。

元帳一時テーブル 2

元帳処理で使用されるワーク テーブルを指定します。

仕訳行

各仕訳入力の金額および統計値を含む詳細行を保存します。

仕訳行一時テーブル

仕訳処理で使用されるワーク テーブルを指定します。

レポート セキュリティ ビュー

(オプション) PS/nVision レポート中に、権限のあるユーザー ID による元帳へのアクセスをセキュリティ保護するために、元帳レポート ビュー (一般会計の場合は LED_RPTG_VW、コミットメント コントロールの場合は LED_RPTG_KK_VW) を指定します。これはオプションのセキュリティ フィールドであるため、元帳レポート ビューを指定しない場合、PS/nVision により、レポートは元帳に対して直接提供されます。

注: 元帳セキュリティ ページを使用して、この元帳データにアクセスできるユーザー ID を指定します。レポート ビューを指定し、権限のないユーザーが元帳にアクセスしようとした場合、PS/nVision によってレポートの元帳金額には全てゼロが表示されます。

PeopleTools の「PS/nVision」、「Setting Up PS/nVision Security」、「Implementing PS/nVision Ledger-Based Data security」を参照してください。

勘定科目チャートフィールド

勘定科目チャートフィールド値を保存するレコードを指定します。標準の PeopleSoft 一般会計システムでは、これは GL_ACCOUNT_TBL です。

組合せデータ

チャートフィールド組合せ編集に使用されるデータを保存します。

仕訳ジェネレータ Tmp (仕訳ジェネレータ一時テーブル)

仕訳ジェネレータ処理によって使用されるワーク テーブルを指定します。

要約元帳ステージング テーブル

元帳行の保持テーブルとなります。要約元帳の作成後、転記処理によって追加行がここに保存されます。要約元帳増分転記処理を実行すると、要約元帳ステージング テーブルはこの保存データによって増分更新されます。このフィールドは、サマリ テンプレートではなく詳細テンプレートのみで必要です。

連結ログ

連結処理中に連結ログ用に更新するレコードを指定します。

連結資本一時テーブル

連結処理で資本消去を計算するために使用されるワーク テーブルを指定します。

締め処理レコード名

次のフィールドは、締め処理に適用されます。

フィールドまたはコントロール

定義

締め処理ログ

締め処理中に締め処理ログ用に更新するレコードを指定します。

締め処理 Tmp (締め処理一時テーブル)

締め処理で使用されるワーク テーブルを指定します。このテーブルと締め処理剰余金 Tmp テーブルは同じ構造であり、どちらも締め処理に必要です。

締め処理剰余金Tmp (締め処理剰余金一時テーブル)

締め処理で使用される剰余金ワーク テーブルを指定します。このテーブルと締め処理 Tmp テーブルは同じ構造であり、どちらも締め処理に必要です。

締め処理 CF テーブル

締め処理チャートフィールド値を保存するテーブルを指定します。

締め処理勘定科目一時テーブル

クローズされるビジネス ユニットの勘定科目情報を保存するワーク テーブルを指定します。

締め処理仕訳ヘッダー一時テーブル

仮締め処理または年度末締め処理の結果であるソース仕訳のヘッダーを保存するワーク テーブルを指定します。

締め処理仕訳行一時テーブル および 締め処理仕訳行一時テーブル 2

仮締め処理または年度末締め処理の結果であるソース仕訳の行を保存するワーク テーブルを指定します。

多通貨レコード名

次のフィールドは、多通貨処理に適用されます。

フィールドまたはコントロール

定義

多通貨ログ

多通貨処理中に通貨ログ用に更新するレコードを指定します。

多通貨一時テーブル および 多通貨一時テーブル 1

多通貨処理で使用されるワーク テーブルを指定します。

ADB (日中平均残) レコード名

次のフィールドは、ADB 元帳処理に適用されます。

フィールドまたはコントロール

定義

日中平残元帳

ADB がアクティブである場合に日単位元帳に残高を保存します。

元帳 ADB 一時テーブル (元帳日中平均残一時テーブル)、元帳日中平残一時テーブル2 および 元帳日中平残一時テーブル3

日中残高を転記するために ADB 処理中に元帳 ADB 転記によって使用されるワーク テーブルを指定します。

ADB 元帳調整保持テーブル および ADB 元帳調整保持テーブル 2

仕訳転記処理から日中残高への調整を保存します。ADB 処理中に、残高はこれらのテーブルから ADB 元帳テーブルに転記されます。

元帳ロード レコード名

次のフィールドは、別の PeopleSoft またはサードパーティ システムからロードされる元帳に適用されます。

フィールドまたはコントロール

定義

元帳ロード ステージング テーブル

元帳ロード処理 (チャートフィールド値マッピング) および連結で使用される元帳パブリッシュ エンタープライズ インテグレーション ポイントで使用される値を保存します。

[元帳ロード一時レコード] および [元帳ロード一時レコード 2]

元帳ロード処理で使用されるワーク レコードを指定します。

テンプレート - フィールド定義ページ (LEDGER_TEMPLATE2) を使用して、元帳テンプレートのフィールド名を指定します。

これは、デフォルト フィールドを変更する場合、または借方金額を貸方金額とは別に保存するフィールドを追加する場合にのみ実行します。

フィールド定義ページのフィールドには、テンプレート - レコード定義ページで選択したデフォルト元帳タイプに基づいて、デフォルト値が入力されます。これらの値は変更でき、借方金額を貸方金額とは別に保存するフィールドを追加できます。

フィールドまたはコントロール

定義

勘定科目

勘定科目チャートフィールドのフィールド名が含まれます。このフィールド名はバックグラウンド処理にのみ使用されます。オンライン PeopleCode では、引き続き勘定科目フィールド名が参照されます。

金額

仕訳行の金額 (基本通貨額) を含む必須フィールド。

統計値

(オプション) 仕訳行の統計値が含まれます。

転記済金額合計

元帳に転記された各チャートフィールド組合せの借方金額と貸方金額の残高純額が含まれます。

転記済借方合計

値が入力されている場合、およびユニット別元帳 - 定義ページで元帳に対して貸借個別入力オプションを選択した場合、システムによってこれらのフィールドに値が入力され、借方残高と貸方残高が個別に追跡されます。

転記済貸方合計

値が入力されている場合、ユニット別元帳ページで元帳に対して貸借個別入力オプションを選択したことを意味し、その結果、借方と貸方が個別に追跡されます。

組合せ編集テンプレート

仕訳編集処理に必要です。[仕訳] を選択します。

警告 チャートフィールド組合せ編集を使用しない場合でも、[仕訳] 組合せテンプレートを選択します。仕訳編集処理を実行するために、このフィールドに値を入力する必要があります。