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仕訳入力の作成

仕訳入力を作成するには、仕訳作成リクエスト コンポーネント (JRNLGEN_REQUEST) を使用します。

ページ名

定義名

用途

仕訳作成リクエスト ページ

JRNL_GEN_REQUEST

仕訳ジェネレータの処理を開始します。

仕訳ジェネレータ処理を行う仕訳を選択することが、会計入力処理に必要な最後のステップです。このステップでは、仕訳ジェネレータで会計入力テーブルから会計入力を抽出し、編集および転記用の実際の仕訳入力を作成します。

仕訳ジェネレータを実行するたびに、仕訳ジェネレータ リクエスト ページで定義したオプションに応じて、全てまたは 1 つのアプリケーション ビジネス ユニット、元帳グループ、ビジネス ユニットに設定されている仕訳ジェネレータ テンプレートに対して仕訳を作成します。

仕訳作成リクエスト コンポーネント (JRNLGEN_REQUEST) を使用すると、次を実行できます。

  • 仕訳ジェネレータ処理の実行。

  • 仕訳ジェネレータで作成した仕訳の変更。

  • 仕訳ジェネレータで作成した仕訳の削除。

仕訳作成リクエスト ページ (JRNL_GEN_REQUEST) を使用して、仕訳ジェネレータの処理を開始します。

画像: 仕訳作成リクエスト ページ

次の例では、仕訳作成リクエスト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

仕訳作成リクエスト ページ

[仕訳処理オプション] グループ ボックス

フィールドまたはコントロール

定義

編集

仕訳編集プロセスを実行するにはこのチェック ボックスをオンにします。前提条件は必要ありません。

予算チェック

予算チェック プロセスを実行するにはこのチェック ボックスをオンにします。この予算チェックを実行する前に、仕訳編集プロセスを実行する必要があります。

転記

転記プロセスを実行するにはこのチェック ボックスをオンにします。転記を実行する前に、編集および予算チェックを実行する必要があります。

注: これらのチェック ボックスを 1 つもオンにしない場合、追加プロセスは実行されません。

プロセス リクエスト パラメータ

フィールドまたはコントロール

定義

リクエスト番号

プロセス リクエストを特定するため、実行ごとにこの一意の番号がシステムにより割り当てられます。複数のリクエストを作成できます。スクロール矢印を使用して、現在のユーザー ID とラン コントロール ID に既に設定されているリクエストを表示します。

セットID

これはリクエストの会計入力定義の抽出に必要です。

会計処理定義名

仕訳ヘッダーと行を作成する場合に、システムで使用する会計入力定義を指定します。

アプリケーション ビジネス ユニット

仕訳ジェネレータ:

  • 選択したオプションに従って、リクエストされた会計入力を抽出します。

  • 1 つまたは全てのアプリケーション ビジネス ユニットの仕訳入力を作成します。

アプリケーション ビジネス ユニットは、一般会計ビジネス ユニット以外にすることができます。

このフィールドのプロンプトは、会計処理定義名のシステム ソースによって異なります。たとえば、会計処理定義のシステム ソースが仕訳ジェネレータ - APの場合、仕訳ジェネレータでは買掛金管理 (AP) ユニット テーブルが使用されます。システム ソースが JGen-他の場合、プロンプト テーブルは使用できません。

元帳グループ

指定された一般会計元帳グループの仕訳入力が仕訳ジェネレータにより作成されます。

テンプレート

指定された仕訳ジェネレータ テンプレートの仕訳入力が仕訳ジェネレータで作成されます。プロンプト値のセットID はこのページで既に入力したセットID から取得されます。

開始日オプション

このリクエストで、仕訳ジェネレータが抽出する会計入力をより細かく定義するための値を選択します。仕訳ジェネレータでは、各会計入力に関連付けられている会計処理日とこれらの日付が比較されます。次の値から選択します。

指定日: 指定された日付を使用して、期間を特定します。

現在日: 仕訳ジェネレータを実行する日付を使用します。

開始日 - 開始期間: 元帳の開始期間の開始日を使用します。

開始日 - 終了期間: 元帳の終了期間の開始日を使用します。

開始日指定なし: 指定した開始日より前の元帳の開始日を全て使用します。つまり、[終了日] フィールドの日付までの全ての日付がシステムで処理されます。

処理日: ビジネス ユニットの仕訳処理日オプションで指定した日付です。ビジネス ユニットで定義した指定日にするか、現在日にできます。

開始日

[開始日オプション] フィールドで [指定日] が選択されている場合に開始日を入力します。

終了日オプション

このリクエストで、仕訳ジェネレータが抽出する会計入力をより細かく定義するための値を選択します。仕訳ジェネレータでは、各会計入力に関連付けられている会計処理日とこれらの日付が比較されます。次の値から選択します。

指定日: 指定された日付を使用して、期間を特定します。

現在日: 仕訳ジェネレータを実行する日付を使用します。

終了日 - 開始期間: 元帳の開始期間の終了日を使用します。

終了日 - 終了期間: 元帳の終了期間の終了日を使用します。

処理日: ビジネス ユニットの仕訳処理日オプションで指定した日付です。ビジネス ユニットで定義した指定日にするか、現在日にできます。

終了日

[終了日オプション] フィールドで [指定日] が選択されている場合に開始日を入力します。

注: 会計入力テーブルにあるアプリケーション ビジネス ユニットと一般会計ビジネス ユニットは異なる場合があります。ビジネス ユニットを 1 つ指定して、バッチ処理中にコントロール レコードのセットID を取得するようにする必要があります。コントロール レコードは元帳グループと元帳定義テーブル、カレンダー テーブル、仕訳ソース テーブル、および仕訳ジェネレータ テンプレート テーブルです。一般会計ビジネス ユニットはこれらのコントロール レコードのセットID を取得するビジネス ユニットです。ある特定のリクエストで全てまたは 1 つのビジネス ユニットを選択した場合、仕訳ジェネレータに処理対象の一般会計ビジネス ユニットが複数あるために、リクエストを定義した時点で関連付けられているセットID が特定できない場合があります。このため、[元帳グループ] フィールドと仕訳ジェネレータ テンプレートに表示されるプロンプト セットID は、バッチ プログラムが使用するセットID と一致しない場合があります。

サブシステムから来る仕訳の場合、特定のユーザーを有効にして仕訳ジェネレータ プロセスで作成する仕訳を変更できます。ユーザー基本設定の定義 - 一般会計ページでこのオプションを指定します。このオプションは仕訳ジェネレータ プロセスで作成された仕訳について、仕訳入力ページのチャートフィールドと金額を特定のユーザーが更新できるようにします。予算ステータスが仕訳に対して有効になっている場合でも、チャートフィールドは変更できます。そうでない場合は全てのフィールドを使用できず、ユーザーは仕訳の編集と転記のみが可能になります。

ただし、仕訳ジェネレータで作成した仕訳行のビジネス ユニット フィールドは使用することも変更もできません。

警告 仕訳ジェネレータで仕訳の変更を選択してからチャートフィールドの値を変更して仕訳を再編集すると、サブシステム データと一般会計データの間に矛盾が生じることになります。また、コミットメント コントロールをサポートするサブシステムに作成された仕訳の場合、チャートフィールドの値や金額が変更されても仕訳で予算チェックが再実行されません。

たとえば、サブシステムに入力したチャートフィールドが勘定科目 5011、資金 100、部門 ID 200 で、チャートフィールドを勘定科目 5011、資金 100、部門 ID 300 に変更した場合、サブシステムに作成された会計入力は元帳に転記された会計入力と異なります。取引が最初から部門 200 の予算に影響を与えている場合は、供給アプリケーションまたはサブシステムで予算チェックが実行されているため、変更後も部門 300 ではなく 200 に影響を与えます。

仕訳ジェネレータ プロセスは、次の条件で常に予算チェックを省略します。

  • 仕訳がコミットメント コントロールをサポートするサブシステムにより作成されている場合。

  • 会計入力定義ページで [GL でのコミットメント コントロール省略] チェック ボックスをオンにした場合。

    ユーザー基本設定の定義 - 一般会計ページで [仕訳ジェネレータから仕訳変更] を選択したかどうかに関係なく、システムでは変更された仕訳で作成された仕訳の予算チェックは再実行されません。

外部ソース (PeopleSoft 以外のアプリケーション) を含むコミットメント コントロールをサポートしないサブシステムの場合は、会計入力定義ページで [GL でのコミットメント コントロール省略] を選択できます。この場合、仕訳で作成された仕訳に一般会計で予算チェックを実行する必要があります。

仕訳ジェネレータ プロセスでは、GL_DISTRIB_STATUS フィールドの値が N の場合に会計入力テーブルから行を取得します。仕訳ジェネレータ プロセスが会計入力を一般会計仕訳に配布すると、この値が D に変わります。仕訳ジェネレータで作成した仕訳にエラーがある場合は、仕訳入力ページで仕訳を削除できます。削除すると、システムにより会計入力テーブルの GL_DISTRIB_STATUS フィールドの値が N に変更されます。次に、会計入力レベルでエラーを修正し、仕訳ジェネレータ プロセスを再実行して新しい仕訳を作成します。