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ファイル レイアウトとドキュメント関係のマッピング

ページ名

定義名

用途

ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページ

IB_LOGICALSCHEMA

ドキュメント ビルダでドキュメントを表示および編集します。

PeopleSoft ドキュメントの定義」を参照してください。

詳細については、製品ドキュメントの『PeopleTools: Documents Technology』を参照してください。

ドキュメント関係ページ

FS_DOC_RLTS

データベース レコードに基づく PeopleSoft ドキュメントの各ノードの関係を定義します。

区切りファイル レイアウト ページ

FS_FF_LAYOUT

ソース データ セットのマッピングに使用する区切り形式ファイルの構造 (固定区切り文字を含む) を定義します。

コード マッピング ページ

TR_CODE_MAPPINGS

選択したコード マップ グループのマッピングの入力値と出力値を定義します。

コード マッピングの使用」を参照してください。

データのエクスポート/インポート ユーティリティでは、PeopleTools の PeopleSoft Documents Technology を使用してドキュメント データを取得します。PeopleSoft Documents Technology には、ドキュメントの構造を構築し、そのドキュメントに対して XML および関連フォーマットを定義できるドキュメント ビルダ ツールが用意されています。

詳細については、製品ドキュメントの『PeopleTools: PeopleSoft Documents Technology』を参照してください。

マッピング ユーティリティでは、PeopleSoft ドキュメントと区切り形式ファイルの 2 つのソース タイプがサポートされています。

ファイル レイアウトとドキュメント関係をマッピングするには、次の手順に従います。

  1. PeopleSoft ドキュメントを作成または指定します。

  2. データベース テーブル関連のドキュメントのデータ関係を設定します。

  3. XML フォーマットの PeopleSoft ドキュメントを作成します。

  4. 区切り形式ファイルのレイアウトを定義し、XML フォーマットのドキュメントに関連付けます。

  5. コード マッピングを定義します。

ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページ (IB_LOGICALSCHEMA) を使用して、ドキュメント ビルダでドキュメントを表示および編集します。

データのエクスポート/インポート ユーティリティ プロセスで使用するために、マッピング定義のソースまたはターゲット (あるいはその両方) となる PeopleSoft ドキュメントを定義します。

PeopleSoft ドキュメントの定義の詳細については、製品ドキュメントの『PeopleTools: PeopleSoft Documents Technology』を参照してください。

画像: ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページ

次の例では、ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページ

この例では、BI_HDR が基準ノード、BUS_UNIT_TBL_FS が兄弟ノードです。兄弟ノードには、請求取引用のレコードのフィールドが含まれています。

画像: ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページの例

次の例では、ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページの例

画像: ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページ、XML フォーマットの PeopleSoft ドキュメントの例

次の例では、ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページのフィールドおよびコントロールを説明し、XML フォーマットの PeopleSoft ドキュメントを示します。

ドキュメント ビルダ - ドキュメント ページ、XML フォーマットの PeopleSoft ドキュメントの例

データベース レコードから PeopleSoft ドキュメントを定義したら、次の手順としてグループ ノード間の関係を定義します。

特定のシナリオでの PeopleSoft ドキュメントの使用

データのエクスポート/インポート ユーティリティ処理では、マップ定義に応じて、XML フォーマットの PeopleSoft ドキュメントの [必須] チェック ボックスを指定および分析することによってデータ マッピングを構成します。

PeopleSoft Financial Gateway』「Understanding How to Use the Data Export Import Utility for Payment Dispatch[英語版] も参照してください。

システムでは次の 3 つのケースが考慮されます。

  1. 複合ノードおよびプリミティブ要素に対して [必須] チェック ボックスが選択されているが、それらはマップ定義でマッピングされていない。

    画像: PeopleSoft ドキュメントの例 - 複合要素の [必須] チェック ボックスが選択された状態

    次の例では、PeopleSoft ドキュメントのフィールドおよびコントロールを説明し、複合要素の [必須] チェック ボックスが選択された状態を示します。

    PeopleSoft ドキュメントの例 - 複合要素の [必須] チェック ボックスが選択された状態

    また、マップ定義 - 詳細 (ステップ 4/6) ページには、このフィールドのマッピング詳細が存在しません。

    このケースでは、XML 出力は次のようになります。

    - <PmtTpInf>
        <InstrPrty>NORM</InstrPrty>
      - <SvcLvl>
         <CD />
        </SvcLvl>
      </PmtTpInf>
  2. 複合ノードおよびプリミティブ要素に対して [必須] チェック ボックスが選択されていて、それらがマップ定義でマッピングされている。

    画像: PeopleSoft ドキュメントの例 - プリミティブ要素の [必須] チェック ボックスが選択された状態

    次の例では、PeopleSoft ドキュメントのフィールドおよびコントロールを説明し、プリミティブ要素の [必須] チェック ボックスが選択された状態を示します。

    PeopleSoft ドキュメントの例 - プリミティブ要素の [必須] チェック ボックスが選択された状態

    画像: マップ定義 - 詳細 ページに入力されたターゲット フィールドの例

    次の例では、マップ定義 - 詳細 ページのフィールドおよびコントロールを説明し、このページに入力されたターゲット フィールドを示します。

    マップ定義 - 詳細 ページに入力されたターゲット フィールドの例

    このケースでは、XML 出力は次のようになります。

    - <PmtTpInf>
        <InstrPrty>NORM</InstrPrty>
      - <SvcLvl>
         <Cd>SEPA</Cd>
        </SvcLvl>
      </PmtTpInf>
  3. 複合ノードおよびプリミティブ要素に対して [必須] チェック ボックスが選択されておらず、それらがマップ定義でマッピングされていない。

    このケースでは、XML 出力は次のようになります。

    - <PmtTpInf>
        <InstrPrty>NORM</InstrPrty>
      </PmtTpInf>

複合ノードが静的な場合 (つまり、この複合ノードのみのマッピングが存在し、マップ定義で [定数] 変換タイプが設定されている場合)、システムにより値が出力されるようにするには、[必須] チェック ボックスを選択する必要があります。そうしないと、静的ノードは無視され、値が出力 XML に表示されません。

マップ定義の詳細については、「データ ソースおよびターゲットの定義」を参照してください。

複雑なプリミティブ複合要素タイプのドキュメントの使用

ターゲットの PeopleSoft ドキュメント ツリーでは、複雑なプリミティブ複合要素タイプを使用して、複数のプロパティを持つ XML 要素を定義できます。PeopleSoft ドキュメントとそれに対応する XML 出力の例を次に示します。

画像: 複雑なプリミティブ複合要素タイプの PeopleSoft ドキュメントの例

次の例では、複雑なプリミティブ複合要素タイプの PeopleSoft ドキュメントを示します。

複雑なプリミティブ複合要素タイプの PeopleSoft ドキュメントの例

この例の XML 出力は次のようになります。

<InstdAmt Ccy="EUR">1000</InstdAmt>

PeopleSoft ドキュメント内のプリミティブ ピアはグループ化解除できないため、グループ化解除不可のプリミティブを複雑なプリミティブ複合要素として定義できます。

データのエクスポート/インポート ユーティリティ処理の対象として、PeopleSoft ドキュメントに親子と兄弟の 2 つの関係タイプを定義できます。ここで紹介する PeopleSoft ドキュメントの例では、XML ファイルにデータをエクスポートするためのデータ ソースとして使用するように設定されたドキュメント構造とドキュメント関係を示します。

BILLING パッケージ内の INVOICE ドキュメントには、次のグループ ノードが含まれています。

  • BI_HEADER

  • BI_LINE

  • BI_ACCT_ENTRY

  • BUS_UNIT_TBL_FS

BI_HEADER は BI_LINE の親であり、BI_LINE は BI_ACCT_ENTRY の親です。この例では、BI_LINE に対して BI_HEADER と同じ BUSINESS_UNIT および INVOICE ID を含める必要があります。データのエクスポート/インポート ユーティリティのマッピング プロセスにこの関係を認識させて、BI_HEADER に属する正しい BI_LINE が取得されるようにする必要があります。ドキュメント関係は次のように表示されます。

画像: ドキュメント関係ページの親子関係

次の例では、ドキュメント関係ページの親子関係を示します。

この例では、BUS_UNIT_TBL_FS と BI_HEADER が兄弟です。このドキュメントに BUS_UNIT_TBL_FS レコードを追加する目的は、BI_HEADER の BUSINESS_UNIT フィールド (US001 など) を BUS_UNIT_TBL_FS の DESCR フィールド (US001 New York Operator など) に変換して、出力内の情報量を増やすことです。

画像: ドキュメント関係ページの兄弟関係

次の例では、ドキュメント関係ページの兄弟関係を示します。

ドキュメント関係ページの兄弟関係の例

ただし、このシナリオでは、BU (ビジネス ユニット) 情報ではなく、BI (請求) 情報をエクスポートすることを目的としています。したがって、BI_HEADER ノードが基準になります。BI 情報をエクスポートするときに、BUSINESS_UNIT ID (US001 など) を BU 名に変換できます。データのエクスポート/インポート ユーティリティ処理で兄弟テーブルからデータを取得する場合、外部キーを検索する必要があります。

ドキュメント関係ページ (FS_DOC_RLTS) を使用して、PeopleSoft ドキュメントの各ノードの関係を定義します。

複数の PeopleSoft テーブルに格納されているデータをドキュメントで参照する場合、ドキュメント関係を定義する必要があります。

画像: ドキュメント関係ページ

次の例では、ドキュメント関係ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

DEIU - ドキュメント関係ページ

この例では、レベル 0 のドキュメント関係のみが表示されています。同じロジックを使用して他のレベルを定義できます。INVOICE_BI_HEADER は、レベル 0 の基準ノードです。つまり、INVOICE_BI_HEADER がドライバ テーブルとなります。このテーブルにはメイン データが含まれており、他のノードのテーブル内のデータは基準ノードに従ってロードされます。

フィールドまたはコントロール

定義

ドキュメントのスキャン

新しいドキュメント関係の作成時に表示されます。このボタンをクリックすると、選択したパッケージ、ドキュメント名、バージョンによって指定されるデータベース テーブル関連のドキュメントの初期 PeopleSoft ドキュメント構造が構築されます。

レベル (ヘッダーレベル)

条件グループで使用するレベルを選択します。レベルごとに正しい親子ノード関係を定義する必要があります。

検索

このボタンをクリックすると、選択したレベルの条件グループのみが表示されます。

ノード

関係条件が当てはまる PeopleSoft ドキュメントのノードが表示されます。

条件の追加/編集

[条件の追加] または [編集] ボタンをクリックして、レコードやフィールド間の関係を定義する新しい条件を作成するか、既存の条件を編集します。

レベル (条件レベル)

PeopleSoft ドキュメントのノードのレベルが表示されます。

基準

データのドライバ ノードを指定します。データのエクスポート/インポート ユーティリティ プロセスでは、最初に基準ノードの値をロードしてから、その値を使用して兄弟ノードの値をロードします。たとえば、INVOICE_BI_HEADER ノード (テーブル) には、ID が BU の BUSINESS_UNIT フィールドが含まれています。BUS_UNIT_TBL_FS テーブルには、BU 情報が含まれています。データのエクスポート/インポート ユーティリティ処理では、最初に INVOICE_BI_HEADER テーブルをロードして BU ID を取得してから、BUS_UNIT_TBL_FS テーブルに進み、この BU 情報を使用します。

基準ノードと兄弟ノードは、次のルールに従って区別されます。

1 つのレベルに複数の基準を表示できます。

子ノードを基準として表示する場合、その親ノードも基準として表示する必要があります。

親ノードを基準として表示する場合、その子ノードの基準チェック ボックスが選択解除されます。

マッピング ユーティリティでは、基準別にスキャンし、兄弟ノードで同期します。

論理

異なる式間の論理関係を入力します。ほとんどの場合、この値は [AND] です。

PeopleSoft テーブルを使用する代わりに、ソースまたはターゲットのデータ構造として区切り形式ファイルを定義できます。マッピング ユーティリティでは、区切り形式ファイルのレイアウト ID に関連付けられている PeopleSoft ドキュメントを使用して、ソース ファイルまたはターゲット ファイルの構造を指定します。

区切りファイル レイアウト ページ (FS_FF_LAYOUT) を使用して、ソース データ セットまたはターゲット データ セットのマッピングに使用する区切り形式ファイルの構造 (固定区切り文字を含む) を定義します。

画像: 区切りファイル レイアウト ページ

次の例では、区切りファイル レイアウト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

区切りファイル レイアウト ページ

区切り形式ファイルのレイアウトを定義し、XML フォーマットの PeopleSoft ドキュメント (この例では FSCM/BI_HDRs/v1) に関連付けます。

フィールドまたはコントロール

定義

レイアウト ID/説明

区切り形式ファイルのレイアウトのレイアウト ID および説明を入力します。

フィールド区切文字/レコード区切文字

[フィールド区切文字] の場合、1 行 (つまり、1 つのレコード) に含まれている各フィールドを区切る固定区切り文字を入力し、[レコード区切文字] の場合、各行 (つまり、各レコード) を区切る固定区切り文字を入力します。これらのフィールドに入力可能な文字数は 5 文字です。

区切り文字を空白にする場合は、その値を一重引用符で囲んで入力してください。そうしないと、システムにより区切り文字が削除されてしまいます。リターン記号を指定するには、RT と入力します。

一重引用符を含む区切り文字を使用する場合は、バックスラッシュを入力して、リテラル記号が文字どおりに解釈されるようにします。

コメント

区切り形式ファイルで使用するコメント タイプを指定します。たとえば、コメントが "//" の場合、"//" より後の情報またはテキストは無視されます。

列ヘッダーの挿入

区切り形式ファイルの先頭行を列ヘッダーにする場合に選択します。PS ドキュメントのノード名が列ヘッダーとして使用されます。

パッケージ/ドキュメント/バージョン

この定義に関連付ける PeopleSoft ドキュメントを指定するためのパッケージ名、ドキュメント名およびバージョンを入力します。

PS ドキュメント ビルダ

このリンクをクリックすると、指定したドキュメントがドキュメント ビルダのドキュメント ページに表示されます。

コード マッピング ページ (TR_CODE_MAPPINGS) を使用して、選択したコード マップ グループのマッピングの入力値と出力値を定義します。

このページでは、銀行取引明細と銀行支払の両方の処理に使用する外部銀行コードとそれに対応する内部 PeopleSoft コードのマッピングを定義できます。

詳細については、PeopleSoft Financial Gateway』「Setting Up Common Components for Bank Statement Payment and Payment Acknowledgment Processing[英語版] を参照してください。