カスタマイズされたチャートフィールドのセキュリティ保護
このトピックでは、提供外のチャートフィールドをセキュリティ保護する方法について説明します。
カスタマイズされたチャートフィールドのセキュリティ保護ステップ
チャートフィールド設定ユーティリティを使用して新しいチャートフィールドをシステムに追加する場合、およびカスタマイズされたチャートフィールドのいずれかに対してチャートフィールド セキュリティを有効化する場合は、追加の設定ステップを完了する必要があります。
注: 提供されたチャートフィールドは全て、潜在的なチャートフィールド セキュリティ実装の準備段階で既に設定されているため、これらのステップは必要ありません。
チャートフィールド セキュリティの実装対象となる新しいチャートフィールドに対して、次の設定ステップを完了してください。
チャートフィールド セキュリティのプロンプト編集テーブルで使用する、新しいワーク フィールドを作成します。
新しいワーク フィールドを、FSCM オンライン ページで使用されるワーク レコードに追加します。
新しいワーク フィールドをチャートフィールド セキュリティ ページに追加します。
取得ワーク フィールドを使用するように、プロンプト テーブル フィールドのプロパティを設定します。
新しいチャートフィールドをチャートフィールド セキュリティ オプション ページに追加します。
新しいチャートフィールド プロンプト編集ビューをチャートフィールド セキュリティ編集テーブル ページに追加します。
チャートフィールド設定ユーティリティを使用して、新しい (カスタマイズされた) チャートフィールドを追加できます。
『PeopleSoft アプリケーションの基礎』の「チャートフィールドの設定」を参照してください。
チャートフィールド セキュリティを使用して保護する新しいチャートフィールドそれぞれに対して、ワーク フィールドを作成します。これらのワーク フィールドは、オンライン プロセスによって実行時に動的に割り当てられる、プロンプト編集テーブルのプレースホルダとして使用されます。
新しいチャートフィールドに対して新しいワーク フィールドを作成するには、[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] を使用して既存のワーク フィールドをコピーします。
画像: [アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (フィールド)
次の例では、[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (フィールド) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。
![[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (フィールド)](img/i2a517932n-792c.png)
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
定義 |
[フィールド] を選択して、新しいワーク フィールド用にコピー可能なフィールドを開きます。 |
名称 |
フィールドの選択条件としてプレフィックス EDIT_ を入力し、選択するワーク フィールドのリストを取得します。 |
開く |
このボタンをクリックして、選択するフィールドのリストを取得します。EDIT_OPER_UNIT などの既存のフィールドをダブルクリックして開きます。 |
[保存] アイコンをクリックして、EDIT_<新しいチャートフィールド名> として保存します。たとえば、新しいチャートフィールド名が CFQ である場合、新しいワーク フィールドを EDIT_CFQ として保存します。ワーク フィールドは "EDIT_" で始まる必要があります。ただし、ワーク フィールド名に新しいチャートフィールド名を含めることは必須ではありません。正確でわかりやすいサフィックスを選択してください。[フィールド タイプ]、[フィールド長]、または [フィールド ラベル] などのフィールド属性は全て変更しないでください。
PeopleTools アプリケーション デザイナを使用して、カスタマイズされたチャートフィールドに対して作成した新しいワーク フィールドをワーク レコード DERIVED に追加します。これは、FIN および SCM オンライン ページで使用される共通のワーク レコードです。
新しいワーク フィールドを DERIVED ワーク レコードに追加するには、PeopleTools アプリケーション デザイナ - [定義を開く] を使用してこのレコードにアクセスします。
画像: [アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (レコード)
次の例では、[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (レコード) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。
![[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (レコード)](img/i2a517932n-78f6.png)
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
定義 |
[レコード] を選択して、ワーク レコード DERIVED を取得します。 |
名称 |
フィールドの選択条件としてレコード名 DERIVED を入力し、[開く] ボタンをクリックしてレコードを取得します。 |
検索結果グリッドから DERIVED レコードをダブルクリックして、このレコードを開きます。最初のステップで作成した新しいワーク フィールドを追加します (複数追加が可能です)。レコード定義内でのフィールドの位置は、重要ではありません。レコードを保存します。
PeopleTools アプリケーション デザイナを使用して、カスタマイズされたチャートフィールドに対して作成した新しいワーク フィールドをチャートフィールド セキュリティ SEC_CF_SBP サブ ページおよび INV_SEC_CF_SBR 2 次ページに追加します。これらのページは、チャートフィールド セキュリティをサポートするオンライン ページで使用されます。
新しいワーク フィールドをこれらのサブ ページおよび 2 次ページに追加するには、PeopleTools アプリケーション デザイナ - [定義を開く] 内でそれぞれにアクセスします。
画像: [アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (ページ)
次の例では、[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (ページ) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。
![[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (ページ)](img/i2a517932n-79f8.png)
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
定義 |
[ページ] を選択して、サブ ページまたは 2 次ページを取得します。 |
名称 |
選択条件としてページ名 SEC_CF_SBP または INV_SEC_CF_SBR を入力し、[開く] ボタンをクリックしてページを取得します。 |
検索結果グリッドからページをダブルクリックして、それを開きます。ワーク フィールドを追加できるように、ページをウィンドウ全体に拡大します。各ページで次のステップを実行して、新しいワーク フィールドを追加します。
最上部の [アプリケーション デザイナ] メニューから、[挿入]、[編集ボックス] を選択します。
編集ボックスをページ (SEC_CF_SBP) および (INV_SEC_CF_SBR) にそれぞれ追加します。
編集ボックスをダブルクリックして編集ボックスのプロパティ ウィンドウを開き、次の値を選択します。
レコード名 - DERIVED
フィールド名 - <新しいワーク フィールド>
[ラベル] タブから、[タイプ] としてなしを選択します。
用途タブから、[表示専用] および [非表示] チェック ボックスをオンにします。
ページを保存します。
PeopleTools アプリケーション デザイナ内で、レコード フィールドのプロンプト テーブルのプロパティを変更して、チャートフィールド セキュリティ サブ レコードで編集テーブルの代わりに取得ワーク フィールドが使用されるようにします。提供された全てのチャートフィールド セキュリティ サブ レコードを設定します。
CFS14_AN_SBR
CFS15_AN_SBR
CFS16_AN_SBR
CFS18A_AK_SBR
CFS21_AN_SBR
CFS29_AN_SBR
CFS9A_AK_SBR
CFS9B_AK_SBR
警告 変更するチャートフィールド セキュリティ サブ レコードを選択する際には、通常のチャートフィールド サブ レコードを選択しないように十分に注意してください。チャートフィールド セキュリティ サブ レコードのプレフィックスは CFS で、通常のチャートフィールド サブ レコードのプレフィックスは CF です。
チャートフィールド セキュリティ サブ レコードのレコード フィールド プロパティを設定するには、PeopleTools アプリケーション デザイナ - [定義を開く] 内で各レコードにアクセスします。
画像: [アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (レコード)
次の例では、[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (レコード) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。
![[アプリケーション デザイナ] - [定義を開く] (レコード)](img/i2a517932n-798f.png)
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
定義 |
[レコード] を選択して、設定するサブ レコードを取得します。 |
名称 |
選択条件として、チャートフィールド セキュリティ サブ レコード名 (たとえば、CFS14_AN_SBR または CFS15_AN_SBR) を入力し、[開く] ボタンをクリックしてレコードを取得します。 警告 誤って CF14_AN_SBR を選択しないように注意してください。これは対応するチャートフィールド サブ レコードで、変更してはなりません。 |
検索結果グリッドからレコードをダブルクリックして、それを開きます。プロパティを設定するには、次のステップを完了します。
サブ レコード内の新しい (チャートフィールド設定ユーティリティによって作成された) チャートフィールドをダブルクリックします。これにより、レコード フィールド プロパティが開きます。
[編集] タブを選択して、[プロンプト テーブル] フィールド値を、作成したワーク フィールド値に置き換えます。ワーク フィールド値の先頭に % を付ける必要があります。たとえば、新しいチャートフィールド値が CFQ である場合、(ステップ 1 で) 作成したワーク フィールドは EDIT_CFQ になります。この場合、元の [プロンプト テーブル] フィールド値 CFQ_TBL を新しいワーク フィールド値 %EDIT_CFQ に置き換えます。レコード フィールド プロパティ内のその他全てのフィールド値は変更しないでください。
[OK] をクリックして保存します。
この項の最初にリストされているその他全てのチャートフィールド セキュリティ サブ レコードについて、これらのステップを繰り返します。
チャートフィールド セキュリティ オプション ページを使用して、新しい (チャートフィールド設定ユーティリティによって作成された) チャートフィールドを追加します。
ナビゲーション
画像: セキュリティ オプション - チャートフィールド セキュリティ
次の例では、セキュリティ オプション - チャートフィールド セキュリティのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「セキュリティ オプション - チャートフィールド セキュリティ ページ」を参照してください。
次のステップを実行します。
[セキュリティ対象フィールド] タブ - 新しい行を追加して、プロンプト リストから新しいチャートフィールドを選択します。[アクティブ] チェック ボックスをオンにして、そのチャートフィールドに対してチャートフィールド セキュリティを有効化します。
[セキュリティ レコード] タブ - 新しいチャートフィールドのユーザー、ロール、および権限リストのチャートフィールド セキュリティ テーブルを選択します。チャートフィールド セキュリティ テーブルには、保護されたチャートフィールドの値が格納されます。これらのテーブルは、新しいチャートフィールドの作成時にチャートフィールド設定処理によって作成されます。
[照会ビュー] タブ - 新しいチャートフィールドのユーザー、ロール、および権限リストのチャートフィールド セキュリティ照会ビューを選択します。これらのビューは、セキュリティ値ページで保護された値を表示するために使用されます。これらのテーブルは、チャートフィールド設定処理によってコピーされます。
チャートフィールド セキュリティ編集テーブル ページを使用して、チャートフィールド セキュリティ編集テーブル コンポーネントに新しいチャートフィールド プロンプト編集ビューを追加します。
ナビゲーション
これらのビューは、チャートフィールド セキュリティをサポートするトランザクション オンライン ページのプロンプト編集リストで使用されます。
画像: チャートフィールド セキュリティ編集テーブル - 編集テーブル
次の例では、チャートフィールド セキュリティ編集テーブル - 編集テーブルのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このコンポーネントから新しいチャートフィールド、関連付けられた編集テーブルおよびセキュリティ編集テーブル (SEC_EDIT_TBLS) を選択します。提供される標準の編集テーブルセット (STND) と GL ビジネス ユニット (BUGL) の両方を変更します。
編集テーブル
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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フィールド名 |
プロンプト リストから新しいチャートフィールドを選択します。 |
編集テーブル |
プロンプト リストからチャートフィールド テーブルを選択します。 |
セキュリティ編集テーブル
ユーザー、ロール、および権限リストのチャートフィールド セキュリティ ビューを選択します。これらのビューは、チャートフィールド設定処理によって作成されます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
フィールド名 |
[編集テーブル] タブから選択した、新しいチャートフィールドを表示します。 |
ユーザー ID セキュリティ ビュー |
ユーザーのチャートフィールド セキュリティ ビューを選択します。このビューは SEC_OU_UVW からコピーされます。 |
ロール セキュリティの表示 |
ロールのチャートフィールド セキュリティ ビューを選択します。このビューは SEC_OU_RVW からコピーされます。 |
権限リスト セキュリティ ビュー |
権限リストのチャートフィールド セキュリティ ビューを選択します。このビューは SEC_OU_PVW からコピーされます。 |