設定可能分析フレームワークの使用
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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CAF_DISPLAY |
複数のエンティティのデータを表形式またはグリッド フォーマットで比較します。 |
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CAF_DISPLAY |
1 つのエンティティのデータを分析します。 |
CAF_DISPLAY ページは、比較データおよび分析データを表示および操作するのに使用するページです。このページでは、比較モードと分析モードの 2 つのモードがサポートされています。各モードにはいくつかの類似点と相違点があります。
PeopleSoft アプリケーションで CAF を使用する場合、コンポーネント CAF_DISPLAY が必ず CAF のメニューに登録されます。たとえば、顧客分析に [顧客] メニューからアクセスするとします。この場合、[分析] メニューの下に分析表示、および設定のテストのみの目的で管理者用に分析テストの表示として登録されます。
Component.CAF_DISPLAY のデフォルトの検索レコードは INSTALLATION です。これにより、検索ダイアログが省略され、メニューに関連付けられたデフォルトの比較が表示されます。しかし、必要であれば、メニューの検索レコードを上書きし、検索ダイアログを表示してユーザーが複数の比較から選択できるようにすることもできます。
CAF_DISPLAY ページは、ブラウザ ウィンドウのサイズを変更するとそれに合わせて自動的にサイズ変更されます。ユーザーはエンティティおよびファクターを追加、削除および再配置できます。ユーザーが同時に選択可能なエンティティおよびファクターの数に本質的な制限はありません。
警告 実装によっては、ユーザーが選択するエンティティやファクターの数が多すぎると、パフォーマンスの問題が生じる可能性があります。
分析表示ページの表示には 2 つのモードがあります。各モードには類似点と相違点があります。このセクションでは共通の点について説明します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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分析ビューの選択 |
ユーザーが使用可能な、保存済のビューを選択します。保存済のビューは、サインオンしているユーザーまたは他のユーザーによって作成されたものです。 |
分析ビュー |
ドロップダウン リスト ボックスから選択した最新の分析ビューを表示します。これは、分析ビューが選択された後にファクターやエンティティが変更されていて現在の表示がその分析ビューを反映していない場合に、参照として使用できます。 |
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現在のビューを後からアクセスできるようにするには、[別名保存] アイコンをクリックします。ユーザーは [分析ビューの保存名] フィールドにテキストを入力して [OK] ボタンをクリックする必要があります。保存済ビューには、エンティティおよびファクターのリストが、順番やサイズといったレイアウト情報を含めて格納されます。システムではどちらのモードのデータも保存されます。 [分析ビューの保存名] フィールドに入力された名前が存在する場合、ビューは置き換えられます。 |
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分析ビューの編集ページにアクセスして以下のタスクを実行するには、[編集] アイコンをクリックします。
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電子メール通知ページにアクセスして他のユーザーに電子メールを送信するには、[通知] アイコンをクリックします。この電子メールには現在のビューへのリンクが含まれます。
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ページに表示されているデータをリフレッシュするには、[リフレッシュ] アイコンをクリックします。 |
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比較分析ページに分析モードでアクセスするには、[この <エンティティ> を比較] アイコンをクリックします。 このアイコンは比較モードと分析モードを切り替えるトグルのように動作します。 このオプションは、「分析設定ページ」で [分析モードのサポート] チェック ボックスが選択されている場合にのみ使用可能です。 |
(分析の関連アクション) |
関連アクションを実行するには、分析の関連アクション アイコンをクリックします。このアイコンは、分析で関連アクションが使用できる場合にのみ使用可能です。 |
分析表示ページ (比較モード) (CAF_DISPLAY) を使用して、複数のエンティティのデータを表形式またはグリッド フォーマットで比較します。
画像: 分析表示ページ (比較モード) (1/2)
次の例では、分析表示ページ (比較モード) (1/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

画像: 分析表示ページ (比較モード) (2/2)
次の例では、分析表示ページ (比較モード) (2/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

比較モードでは大きく分けて 3 つの領域があります。
エンティティ ヘッダー領域はページの最上部に表示されます。
エンティティの列見出しおよびエンティティに関連付けられているアクションが表示されます。
ファクター ヘッダー領域は左ウィンドウに表示されます。
ファクターの行見出しおよびファクターに関連付けられているアクションが表示されます。
ファクター データ領域はページで最大の領域を占めています。
関連エンティティおよびファクターに関連付けられているデータおよびアクションが表示されます。
ユーザーが 1 つの領域に変更を加えると、他の 2 つの領域に同期されます。たとえば、ユーザーがドラッグ アンド ドロップまたは [表示された <エンティティ> を選択] オプションを使用してエンティティを並べ替えると、ファクター データ領域の対応する列が並べ替えられます。
エンティティ ヘッダー領域 (比較モード)
エンティティ ヘッダーは、比較モードのときに、分析表示ページ (CAF_DISPLAY) の最上部に表示されます。エンティティ ヘッダーの最初の行には、「エンティティ設定ページ」で選択されたエンティティが表示されます。
画像: エンティティ ヘッダー (比較モード - 行 1)
次の例では、エンティティ ヘッダー (比較モード - 行 1) の例を説明します。

ユーザーはエンティティの横のドロップダウン矢印をクリックして次のオプションを選択できます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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表示された <エンティティ> を選択 |
ユーザーがビューに表示するエンティティを選択できるようにするポップアップ (ウィンドウ) にアクセスするのに選択します。 |
<エンティティ> を全て選択 |
このオプションは、個々のエンティティの横にある各チェック ボックスにチェック マークを付けるのに選択します。 |
<エンティティ> を全て選択解除 |
このオプションは、各エンティティの横にある各チェック ボックスのチェック マークを全て外すのに選択します。 |
エンティティ ヘッダーの 2 番目の行には、ビューに対して選択された各エンティティが表示されます。次のタスクを実行可能です。
画像: エンティティ ヘッダー (比較モード - 行 2)
次の例では、エンティティ ヘッダー (比較モード - 行 2) の例を説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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(チェック ボックス) |
[選択済エンティティ] アクション オプションの対象となるエンティティを選択します。 このオプションは、「分析設定ページ」で [エンティティ グループ アクションのサポート] チェック ボックスが選択されている場合にのみ使用可能です。 |
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このアイコンは、そのエンティティが選択済であることを示します。 |
(エンティティ名) |
エンティティ名をクリックすると、関連アクションを開きます。
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![]() |
ビューからエンティティを削除するには [削除] アイコンをクリックします。 |
ユーザーはエンティティの選択オプションを使用するかまたは列を新しい位置にドラッグすることで、エンティティ名の列の位置を変更できます。
ファクター ヘッダー領域 (比較モード)
ファクター ヘッダーは、比較モードのときに、比較分析ページ (CAF_DISPLAY) の左ウィンドウに表示されます。
画像: ファクター ヘッダー (比較モード)
次の例では、比較モードのときのファクター ヘッダーの例を説明します。

ファクター ヘッダーの一番上には、「ファクター設定ページ」で定義されたファクター ラベルが表示されます。ユーザーはラベルを選択して、各ファクターに関連付けられた関連アクションにアクセスできます。このセクションにはさらに、各ファクターの動的および設定済の関連アクションもあります。
画像: ファクター ヘッダー オプション (比較モード)
次の例では、比較モードのときのファクター ヘッダー オプションの例を説明します。<ファクター> が参照されているところに表示されるように、ファクター ラベル "メトリック" が定義されています。

ユーザーはファクターの横のドロップダウン矢印をクリックして次のオプションを選択できます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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表示された <ファクター> を選択 |
選択すると、ユーザーがビューでファクターを選択、削除および再配置できるファクターの選択を開きます。 |
<ファクター> リストに切替 |
選択すると、ユーザーがファクターの定義済リストに切り替えることができるファクター リストが開きます。ファクター リストは、ユーザー、他のユーザーおよび管理者が「ファクター リスト設定ページ」を使用して定義できます。 |
<ファクター> リストに保存 |
選択すると、ユーザーがリスト名を入力してファクター リストを保存できるウィンドウが開きます。[リスト名] フィールドに入力された名前が既に存在する場合、ファクター リストは現在のファクターで置き換えられます。 |
<ファクター> リストを編集 |
選択すると、ユーザーによって保存されているファクター リストを表示する <ファクター> リストを編集ページにアクセスします。ユーザーはファクター リストを公開したり、ステータスをアクティブまたは非アクティブに変更したり、ファクター リストを削除できます。 |
ファクター データ領域 (比較モード)
ファクター データは、比較モードのときに、分析表示ページ (CAF_DISPLAY) の中央に表示されます。ファクター データはセルに表示され、エンティティ ヘッダーのエンティティとファクター ヘッダーのファクターが組み合せられます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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([詳細] ドロップダウン) |
[詳細] ドロップダウンをクリックすると、関連アクションを選択できます。各ファクター データ セルにはファクターの関連アクションの設定が可能で、これはファクター ハンドラまたは「関連アクション設定ページ」で決定されます。 |
([アクション] ボタン) |
[アクション] ボタンをクリックすると、ファクター データの組み込み関連アクションにアクセスします。 |
分析表示ページ (分析モード) (CAF_DISPLAY) を使用して、1 つのエンティティのデータを分析します。
画像: 分析表示ページ (分析モード)
次の例では、分析表示ページ (分析モード) のフィールドおよびコントロールを説明します。

分析モードでは大きく分けて 2 つの領域があります。
エンティティ ヘッダー領域はページの最上部に表示されます。
エンティティおよび関連アクションが表示されます。
ファクター データ領域はページで最大の領域を占めています。
エンティティのファクター データが表示されます。ファクターはユーザーが追加、削除、サイズ変更、位置変更、最小化および最大化できます。
エンティティ ヘッダー領域 (分析モード)
エンティティ ヘッダー領域にはエンティティ情報およびアクションが表示され、ユーザーがファクター関連のアクションにアクセスできます。
画像: エンティティ ヘッダー オプション (分析モード)
次の例では、分析モードのときのエンティティ ヘッダー オプションの例を説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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表示された <ファクター> を選択 |
選択すると、ユーザーが使用可能なファクターを表示するファクター ポップアップ ウィンドウを表示します。選択したファクターをリストからファクター データ領域の任意の場所にドラッグできます。システムによりファクターのサイズのフレームが表示されます。ファクターをドロップすると、ファクターのデータが取得および表示されます。 |
(比較モードに切替) |
このアイコンをクリックすると、比較モードに切り替わります。 |
ファクター データ領域 (分析モード)
ファクター データ領域はページで最大の領域を占め、自由形式のフォーマットでファクターを表示します。各ファクターはそれぞれ自分のフレームに、ヘッダーと共に表示されます。
画像: ファクター ヘッダー オプション (分析モード)
次の例では、分析モードのときのファクター ヘッダー オプションの例を説明します。

ファクター データ領域のサイズはディスプレイのサイズに制限されません。ファクター フレームは現在のファクター データ領域の外に移動でき、領域はフレームが収まるようにサイズ変更されます。ファクター データ領域の右側および下側のスクロール バーを使用して、全てのファクターをスクロール表示できます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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![]() ![]() |
[折りたたみ] アイコンおよび [展開] アイコンを使用すると、各フレームを折りたたんだり展開できます。フレームを折りたたむと、ファクター ヘッダーのみが表示されます。 ファクター ヘッダーをダブルクリックしてもファクター フレームを最大化および集約できます。 |
(ファクター名) |
ファクター名をクリックすると、ファクターの関連アクションにアクセスします。これらのアクションは、[複合表示] および [設定] を除き、比較モードのものと同じです。 |
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ファクター データ領域からファクター フレームを削除するには、削除アイコンをクリックします。 |