基本入出力システム(BIOS)は、BIOSフラッシュ・メモリーに設定ユーティリティが格納されています。設定ユーティリティでは、システム情報が報告され、BIOS設定の構成に使用できます。構成可能なデータは、状況依存のヘルプにより提供され、システムのバッテリバックアップのCMOS RAMに保存されます。CMOS RAMに保存された構成が無効の場合、BIOS設定はデフォルトの最適値に戻ります。
注意:
この章に記載されているBIOSメニューは例です。BIOSのバージョン番号、メニュー情報およびメニューの選択項目は、製品の存続期間中に変わることがあります。Oracleサービス担当者から指示された場合を除き、工場出荷時の設定を変更しないでください。この項では、Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2およびOracle Database Appliance X5-2のBIOSユーティリティについて説明します。Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)を使用している場合は、「Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOSユーティリティ」を参照してください。
すべての設定は、起動時に最適のデフォルト値に設定されています。
注意:
システムBIOS設定を構成しないでください。これはOracle Database Applianceパッチ・ソフトウェアにより実行されます。BIOS設定の構成は、Oracleサービスから指示された場合にのみ必要になることがあります。内容は次のとおりです。
この項では、Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2およびOracle Database Appliance X5-2のBIOS構成パラメータについて説明します。
注意:
次の表のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリの外部にあるSun Server X3-2、Sun Server X4-2およびOracle Server X5-2ドキュメント・ライブラリの手順に移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。ODA X3-2 | ODA X4-2 | ODA X5-2 |
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この項では、Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2およびOracle Database Appliance X5-2のBIOSユーティリティのメニュー・オプションについて説明します。
注意:
次の表のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリの外部にあるSun Server X3-2、Sun Server X4-2およびOracle Server X5-2ドキュメント・ライブラリの手順に移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。ODA X3-2 | ODA X4-2 | ODA X5-2 |
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ドライバの設定は、「Advanced」メニューを参照してください。
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この項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOSユーティリティについて説明します。Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2またはOracle Database Appliance X5-2を使用している場合は、「Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2のBIOSユーティリティ」を参照してください。
この項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOSユーティリティについて説明します。
すべての設定は、起動時に最適のデフォルト値に設定されています。
注意:
システムBIOS設定を構成しないでください。これはOracle Database Applianceパッチ・ソフトウェアにより実行されます。BIOS設定の構成は、Oracleサービスから指示された場合にのみ必要になることがあります。内容は次のとおりです。
次の各項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の起動時にBIOSによって実行されるテストについて説明します。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)サーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれます)の起動時に、BIOSにより電源投入時自己診断テストが実行され、すべてのコンポーネントが存在し正常に機能していることを確認するために、ハードウェアがチェックされます。次の表では、BIOS POST中に発生する可能性のあるイベントを示し、これらのイベントによりホストの電源投入が妨げられるかどうかを明示しています。
イベント | 原因 | ホスト上で起動続行 |
---|---|---|
ユーザー・パスワード違反 |
パスワードの入力に3回失敗しました。 |
いいえ |
設定パスワード違反 |
パスワードの入力に3回失敗しました。 |
いいえ |
修正可能なECC |
メモリーの修正可能なECC (エラー修正コード)エラーが検出されました。 |
該当せず |
修正不可能なECC |
メモリーの修正不可能なECCエラーが検出されました。 |
該当せず |
システム・メモリーなし |
システム内で物理メモリーが検出されませんでした |
いいえ |
使用可能なシステム・メモリーなし |
取り付けられているすべてのメモリーに、回復不能な障害が発生しました。 |
いいえ |
ハード・ディスク・コントローラの障害 |
ディスク・コントローラが見つかりません。 |
はい |
キーボードの障害 |
キーボードを初期化できません。 |
はい |
起動メディアの障害 |
取外し可能な起動メディアが見つかりません。 |
はい |
ビデオ・デバイスなし |
ビデオ・コントローラが見つかりません。 |
いいえ |
ファームウェア(BIOS) ROMの破損 |
BIOSチェックサムに失敗し、起動ブロックは破損していません。 |
いいえ |
システムの再起動 |
システム起動が開始されました。 |
はい |
ハード・リセットによる起動 |
ハード・リセットにより起動プロセスが開始されました。 |
はい |
メモリーの初期化 |
メモリー・サイジングが発生中です。 システム・ファームウェアの進捗 |
該当せず |
プライマリ・プロセッサの初期化 |
プライマリCPUの初期化 システム・ファームウェアの進捗 |
該当せず |
ウォーム・リセットによる起動 |
ウォーム・リセットにより起動プロセスが開始されます。 |
該当せず |
埋込みコントローラの管理 |
管理コントローラの初期化 |
該当せず |
セカンダリ・プロセッサの初期化 |
セカンダリCPUの初期化のアサート システム・ファームウェアの進捗 |
該当せず |
ビデオの初期化 |
BIOSによりキーボードが初期化されるとき |
該当せず |
キーボード・コントローラの初期化 |
BIOSによりキーボードが初期化されるとき |
該当せず |
オプションROMの初期化 |
BIOSによりオプションROMが初期化されました。 システム・ファームウェアの進捗 |
該当せず |
オプションROMの領域の枯渇 |
BIOSでは、起動を妨げているデバイスからオプションROM (通常はプラグイン・カード・ドライバ)をメモリーにインストールできませんでした |
はい |
ユーザーがシステム設定を開始 |
ユーザーがBIOS設定ユーティリティへのアクセスを開始しました。 システム・ファームウェアの進捗 |
該当せず |
ユーザーがOSへの起動を開始 |
システム起動が開始されました。 システム・ファームウェアの進捗 |
該当せず |
起動可能なメディアなし |
起動するためのメディアがありません。 |
いいえ |
PXEサーバーが未発見 |
起動エラー - PXEサーバーが見つかりません。 [F12]キーが押されましたが、BIOSによるPXEサーバーからの起動は失敗しました。 |
いいえ。BIOSは次の起動デバイスを試行します。 |
ACPI電力状態 |
ソフトオフ電力が適用されました。 |
該当せず |
各Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の電源投入時自己診断テスト(POST)の診断は、特定のハードウェア・コンポーネントで障害を検出するための低レベルのテストです。POST診断によりF1またはF2エラーが明らかになった場合、通常、そのエラーに関する次の情報が報告されます。
検出されたエラーのタイプ
エラーが発生した時刻または場所
次の表は、POST診断中に表示される可能性のあるいくつかのF1およびF2エラー・メッセージを、報告されたエラーの考えられる解決方法の手順とともに示しています。
BIOS POSTエラー・メッセージ | エラー・タイプ | 解決方法 |
---|---|---|
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) Protocol Error (Please Check SP Log for more Details) |
IOHエラー |
|
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) QPI [x] Error (Please Check SP Log for more Details)
|
IOHエラー |
注意 - QPI [x]はQPIリンク0の場合は0、QPIリンク1の場合は1です。 |
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) PCI-E [x] Error (Please Check SP Log for more Details)
|
IOHエラー |
注意 - PCI-E [x]ポート番号は、IOH上のPCIルート・ポートに応じて1から10の範囲です。 |
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) ESI Error (Please Check SP Log for more Details) |
IOHエラー |
|
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) Thermal Error (Please Check SP Log for more Details) |
IOHエラー |
|
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) DMA Error (Please Check SP Log for more Details) |
IOHエラー |
|
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) Miscellaneous Error (Please Check SP Log for more Details) |
IOHエラー |
|
Uncorrectable Error Detected on Last Boot:IOH(0) VTd Error (Please Check SP Log for more Details) |
IOHエラー |
|
BMC Not Responding |
Oracle ILOMエラー |
注意 - このエラー・メッセージは、SP/BIOS通信中に内部エラーが発生した場合に表示される可能性があります。このエラーは、SPの再起動が必要になる可能性があります。 |
注意 - これらのエラー・メッセージは、Oracle Database Applianceではサポートされていません。 |
IDE/ATAPIエラー |
注意 - これらのタイプのエラー・メッセージは、BIOSがPOSTでIDE/ATAPIデバイスを構成しようとしているときに表示されます。 |
Timer Error |
8254タイム・エラー |
注意 - このタイプのエラーは通常、8254タイマーのチャネル2のカウント・レジスタのプログラミング中のエラーを示します。これは、システム・ハードウェアに問題があることを示している可能性があります。 |
RAM R/W test failed |
メモリー・テストの失敗 |
注意 - このタイプのエラーは通常、RAMの読取り/書込みテストが失敗したことを示します。 |
KBC BAT Test failed |
キーボード・コントローラ基本保証テスト・エラー |
注意 - キーボード・コントローラBATテストが失敗しました。このエラーは、キーボード・コントローラの初期化の問題を示している可能性があります。 |
Display memory test failed |
ビデオ・ディスプレイ・エラー |
|
CMOS Battery Low |
CMOSバッテリ・エラー |
|
|
CMOSエラー |
|
Password check failed |
パスワード・チェック・エラー |
注意 - このタイプのエラーは、入力したパスワードがBIOS設定ユーティリティで指定されたパスワードと一致しないことを示します。この状態は、スーパーバイザとユーザーの両方のパスワード検証に対して発生する可能性があります。 |
Keyboard/Interface Error |
キーボード・コントローラ・エラー |
注意 - このタイプのエラーは、キーボード・コントローラの障害を示します。このエラーは、システム・ハードウェアの問題を示している可能性があります。 |
S.M.A.R.T error on the drive |
S.M.A.R.Tデバイス・エラー |
注意 - 自己監視、分析およびレポート作成テクノロジ(S.M.A.R.T.)の障害メッセージは、ストレージ・デバイス交換の必要性を示している可能性があります。 |
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS POSTメモリー・テストは次のように実行されます。
DRAMの最初のメガバイトがBIOSによってテストされてから、BIOSコードがROMからDRAMにコピーされます。
DRAMから出た後、BIOSでは簡単なメモリー・テストが実行されます(パターン55aa55aaですべての位置の書込み/読取りが実行されます)。
注意:
簡単なメモリー・テストは、「Boot Settings Configuration」画面からクイック起動ができない場合にのみ実行されます。クイック起動を有効にすると、BIOSではメモリー・テストが省略されます。BIOSにより、修正可能および修正不可能の両方のエラーについてメモリー・コントローラに対してポーリングが行われ、それらのエラーがSPに記録されます。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)サーバー・ノードのマザーボードにあるCLR CMOSボタンを押すことで、CMOS NVRAMを消去できます。この操作により、BIOSがデフォルト値に設定され、BIOSのユーザー・パスワードとスーパーバイザ・パスワードが消去されます。
BIOS設定ユーティリティからBIOSパスワードを設定またはリセットすることもできます。詳細は、「BIOS「Security」メニュー画面」を参照してください。
注意:
データ損失。Oracle Serviceから指示されないかぎり、この手順を実行しないでください。「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
「Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の電源を入れる」を参照してください。
サーバー・ノードの電源を入れて起動するときに、NVRAMが消去されたことを示すメッセージが表示されます。
BIOSパスワードを含め、CMOS NVRAMは消去されてデフォルト状態にリセットされます。
BIOSパスワードのデフォルト状態とは、パスワードが不要な状態です。BIOSパスワードを設定するには、「BIOS「Security」メニュー画面」を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の各サーバー・ノードでは、シャーシの背面にある2つの10/100/1000Base-Tギガビット・イーサネット・ポートがサポートされています。ポートの位置は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
イーサネット・インタフェースのデバイスの命名は、異なるインタフェースやオペレーティング・システムにより様々に報告されます。各インタフェースで使用される物理(BIOS)および論理(オペレーティング・システム)の命名規則は、次の表を参照してください。
インタフェース | NET0 | NET1 |
---|---|---|
BIOS |
NET0 |
NET1 |
Oracle Linux |
eth0 |
eth1 |
起動時にBIOSによってイーサネット・ポートが検出される順序と、それらのポートを制御する対応ドライブは次のとおりです。
NET 0 (INTEL NIC 0)
NET 1 (INTEL NIC 1)
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のTrusted Platform Module (TPM)機能セットを使用する場合、この機能をサポートするようにサーバー・ノードを構成する必要があります。
TPMを使用すれば、サーバー・ノードでTPMセキュリティ・ハードウェアを管理できます。この機能の実装の詳細は、トラステッド・プラットフォーム・モジュール管理のドキュメントを参照してください。
手順は、「BIOS設定ユーティリティのメニューへのアクセス」を参照してください。
BIOSが起動すると、メインのBIOS設定ユーティリティのトップレベルの「System Overview」画面が表示されます。
「Advanced Settings」画面が表示されます。
「Trusted Computing」画面が表示されます。
ポップアップ・ダイアログ・ボックスが表示されます。
注意:
前述のダイアログで「TCG/TPM Suppor」がすでに「Yes」に設定されていた場合も、すべてのTPM構成要件を満たすことができるように、操作を続行してこの手順の残りのステップを完了してください。更新された「Trusted Computing」ダイアログが表示され、「TCG/TPM support」の設定が「Yes」に変更されたことを示します。
注意:
この画面では、「Execute TPM Command」がデフォルトの「Don't Change」に設定されています。ポップアップ・ダイアログ・ボックスが表示されます。
更新された「Trusted Computing」画面が表示され、「Execute TPM Command」設定が「Enabled」に変更されたことを示します。
BIOSが起動すると、メインのBIOS設定ユーティリティのトップレベルの画面が表示されます。
更新された「Trusted Computing」画面が表示されます。
「TCG/TPM support」の設定が「Yes」に設定され、「TPM Enabled/Disable Status」が「Enabled」に設定されていることを確認します。
これでTPM構成は完了しました。
IPMI LAN構成メニューのBIOS設定ユーティリティからOracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)サーバー・ノードSPのIPアドレスを割り当てることができます。または、Oracle ILOMを使用してSPのLAN設定を指定することもできます。Oracle ILOMでIPアドレスを設定する手順は、Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM) 3.0ドキュメント・コレクションを参照してください。
手順は、「BIOS設定ユーティリティのメニューへのアクセス」を参照してください。
「LAN Configuration」画面が表示されます。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOSオプションROM領域は128KBです。この128KBのうち、約80KBがVGAコントローラ、ディスク・コントローラおよびネットワーク・インタフェース・カードによって使用されます。残りの約48KBが、すべての起動可能PCI-Expressプラグイン・カード上のオプションROMによって共有されます。
手順は、「BIOS設定ユーティリティのメニューへのアクセス」を参照してください。
「Boot」メニューが表示されます。
使用可能な設定を示すダイアログ・ボックスが表示されます。
次の表では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS設定ユーティリティOracle ILOMリモート・コンソールのキーと直接接続されたキーボードのキー、および対応するシリアル接続キーの組合せについて説明しています。
Oracle ILOMリモート・コンソールのキー | シリアル接続ホット・キーの組合せ | 機能 |
---|---|---|
F1 |
[Ctrl]+[Q] ([Ctrl]キーを押しながら[Q]キーを押します) |
起動プロセス中にエラーが発生した場合、BIOS設定ユーティリティにアクセスします。 |
F2 |
[Ctrl]+[E] |
システムの電源投入時自己診断テスト(POST)完了時にBIOS設定ユーティリティに入ります。 |
F7 |
[Ctrl]+[D] |
変更を廃棄しますが、終了はしません。 |
F8 |
[Ctrl]+[P] |
「BBS Popup」メニューを選択し、起動デバイスを選択できるようにします。 |
F9 |
[Ctrl]+[O] |
最適なBIOSデフォルト値をロードします。 |
F10
Oracle ILOMリモート・コンソールでは[F10]はサポートされていません。かわりに、矢印キーを使用して「Exit」メニューに移動し、[Enter]を押します。 |
[Ctrl]+[S] |
変更を保存して終了します。 |
F12 |
[Ctrl]+[N] |
ネットワークからサーバー・ノードを起動します(PXE起動)。 |
次のインタフェースからOracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS設定ユーティリティにアクセスできます。
サーバー・ノードに直接接続されたUSBキーボード、マウスおよびVGAモニターを使用します。
サーバー・ノードのバック・パネル上のシリアル・ポートを介して端末(またはコンピュータに接続された端末エミュレータ)を使用します。
Oracle ILOMリモート・コンソールを使用してサーバー・ノードに接続します。
次の手順は、BIOS設定ユーティリティのメニューにアクセスするための手順を説明しています。
これには数秒かかります。
注意:
起動プロセス中にエラーが発生した場合、[F1]を押してBIOS設定ユーティリティにアクセスできます。「BIOS Setup Utility」ダイアログが表示されます。
注意:
「BIOS Setup Utility」ダイアログが表示されない場合は、[F2]キーを押すまでに時間がかかりすぎています。画面に「Done」が表示されたら、[F2]キーをすぐに押す必要があります。もう一度実行してください。変更可能なオプションのみが、上下矢印キーを押したときに強調表示されます。
一部の画面では、不要な変更を取り消すことができる確認のダイアログ・ボックスが表示されます。
この項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS設定ユーティリティ画面について説明します。内容は次のとおりです。
BIOSユーティリティには7つのトップレベル画面があり、そのほとんどにサブ画面があります。矢印キーを使用してナビゲートできます。また、構成可能なオプションやフィールドは色付きで表示されます。オンライン・インストラクションで、追加情報が提供されます。
注意:
これらは画面の例を示しています。示されているバージョン番号や画面の項目および選択項目は、製品の存在期間中に変わることがあります。次の表は、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のトップレベルのBIOS設定画面の概要を示しています。
画面 | 説明 | 参照先の項 |
---|---|---|
Main |
BIOSタイプ、プロセッサ、メモリーおよび時刻/日付などの一般的な製品情報。 | |
Advanced |
CPU、メモリー、IDE、スーパーIO、トラステッド・コンピューティング、USB、PCI, MPSおよびその他の情報の構成情報。 | |
PCI |
システム起動時にNVRAMを消去するためにシステムを構成します。 | |
Boot |
起動デバイスの優先順位を構成します(ストレージ・ドライブおよび起動ディスク・ドライブ)。 | |
Security |
ユーザーおよびスーパーバイザのパスワードを設定または変更します。 | |
Chipset |
システム・チップ・セットの構成を表示します。 | |
Exit |
変更を保存して終了、変更を廃棄して終了、変更を廃棄、または最適またはフェイルセーフのデフォルト値をロードします。 |
次の図は、BIOS画面のマップを示しています。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS「Main」画面では、一般的な製品情報(BIOS、プロセッサ、システム・メモリーおよびシステム時刻/日付)が表示されます。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS「Advanced」画面には、CPU、メモリー、IDE、スーパーIO、トラステッド・コンピューティング、USB、PCI、MPSおよびその他のシステム情報の詳細な構成情報が表示されます。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS PCI画面により、システムの起動時にNVRAMを消去するようにサーバー・ノードを構成できます。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS「Boot」画面により、起動デバイスの優先度(ストレージ・ドライブおよびDVD-ROMドライブ)を構成できます。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS「Security」画面により、スーパーバイザおよびユーザーのパスワードを設定または変更できます。デフォルト状態とは、パスワードが構成されていない(不要な)状態です。
スーパーバイザのパスワードを構成する場合、ユーザーはBIOS設定にアクセスするのに、スーパーバイザのパスワードを入力する必要があります。
ユーザーのパスワードを構成する場合、ユーザーはOSを起動する前に、ユーザーのパスワードを入力する必要があります。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS「Chipset」画面により、チップセット・パラメータを設定できます。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のBIOS「Exit」オプションにより、変更を保存して終了、変更を廃棄して終了、変更を廃棄または最適なデフォルト値をロードできます。
確認ダイアログ・ボックスが表示され、変更内容を保存して設定ユーティリティを終了するか、「Exit」オプションを取り消すことができます。
注意:
次に示す確認ダイアログ・ボックスは、「Save Changes and Exit」オプションの画面にのみ対応しています。他の終了確認画面も同様に機能します。