次の各項では、Oracle Database Applianceの現場交換可能ユニット(FRU)を保守する方法について説明します。これらのコンポーネントを保守する前に、システムの電源を切断し、AC電源コードをサーバーから取り外す必要があります。
FRUコンポーネントを保守できるのは、Oracle認定のサービス担当者のみです。
この項では、Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2およびOracle Database Appliance X5-2のサーバー・ノードFRUの保守の方法を説明します。Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)を使用している場合は、「Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のFRUの保守」を参照してください。
FRUコンポーネントを保守できるのは、Oracle認定のサービス担当者のみです。
注意:
次の表のほとんどのリンクは、Oracle Database Applianceライブラリの外部にあるSun Server X3-2、Sun Server X4-2およびOracle Server X5-2ドキュメント・ライブラリの手順を表示します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。ODA X3-2 | ODA X4-2 | ODA X5-2 |
---|---|---|
この項は、マザーボードおよびディスク・バックプレーンなど、特別なFRU ID情報を含むFRUコンポーネントを交換するOracleフィールド・サービス担当者用です。このFRU ID情報には、System_Identifierおよび最上位レベル識別子(TLI)が含まれています。システムで正しいSystem_Identifierおよび最上位レベル識別子(TLI)情報を維持することは、Oracle Database Applianceソフトウェアの正しい動作および保証サービスにおいて重要です。
System_Identifier:
これは、サービス・プロセッサで保持されるOracle ILOMの設定です。Oracle ILOM CLIにルートとしてログインすることで、サーバー・ノードのマザーボードを交換した後にこの値をリセットできます。
FRU ID情報:
Oracle Database Applianceには2つのレベルのFRU ID情報があります。
Oracle Database Appliance TLIの製品番号およびシリアル番号
コンポーネント・サーバー・ノードの製品番号およびシリアル番号
FRU ID情報はマザーボード(MB)、ディスク・バックプレーン(DBP0)および電源装置(PS0)に保持されます。
工場で組み立てられたOracle Database Appliance製品は、各バンドル・コンポーネント(サーバー・ノード、ストレージ・シェルフ)に同じアプライアンスTLI製品番号およびTLIシリアル番号がついています。オプションのストレージ拡張シェルフなど、後から追加されたコンポーネントには、別のTLIがついている可能性があります。
また、各サーバー・ノードにはFRU IDに保持される独自のコンポーネントレベルの製品番号およびシリアル番号があります。
アプライアンスTLIおよびサーバー・コンポーネントの番号は、前面付近の各アプライアンス・サーバー・ノードの上部に添付されたラベルに記載されており、次の図のようになっています。
コールアウト | 説明 |
---|---|
1 |
サーバーのシリアル・ラベル |
2 |
Oracle Database Appliance TLIのラベル |
アプライアンスがラック内にあってラベルを確認できない場合、情報が見えるところまで、レールでサーバー・ノードをスライドします。「Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2の保守の準備」を参照してください。
注意:
TLIを見るには、サーバー・ノードをスライド・レールで数インチ引けば十分です。ケーブルを外したり、保守位置まで引き出す必要はありません。実行するタスクを選択します。
マザーボードの交換後にSystem_Identifier情報を更新するには、次の手順を実行します。
set /SP system_identifier="Oracle Database Appliance X3-2 TLI serial number"
TLI serial numberは、アプリケーションの両方のノードで共通して使用されるOracle Database Appliance TLIのシリアル番号です。system_identifierに保存されている情報は、サーバー・ノードが一致するペアであることを確認するためにアプライアンス・ソフトウェアで使用されます。TLIシリアル番号は、サーバーの上部(左前面)にあります。ラベルの位置については、「交換用のマザーボードまたはディスク・バックプレーンについてのSystem_IdentifierまたはFRU ID情報の更新」を参照してください。
show /System
システム情報が表示されます。次に例を示します。
/System Targets: Open_Problems (0) Processors Memory Power Cooling Storage Networking PCI_Devices Firmware BIOS Properties: health = OK health_details = - open_problems_count = 0 type = Rack Mount model = ODA X3-2 part_number = 12341003+2+1 serial_number = 5678FM0001 component_model = SUN FIRE X4170 M3 component_part_number = 7064195 component_serial_number = 1150FML00J system_identifier = Oracle Database Appliance X3-2 5678FM0001 system_fw_version = 3.1.2.10.a
model: アプライアンス・モデルをリストする必要があります。
part_number: アプライアンスのTLIシリアル番号をリストする必要があります。
serial_number: アプライアンスのTLIシリアル番号をリストする必要があります。
component_model: サーバー・ノード・モデルをリストする必要があります。
component_part_number: サーバー・ノードの部品番号をリストする必要があります。
component_serial_number: サーバー・ノードのシリアル番号をリストする必要があります。
Oracle Database Appliance TLIおよびサーバーのFRU ID情報を確認または更新するには、次の手順を実行します。この手順は、ディスク・バックプレーン・ボードを交換するとき、またはマザーボードのTLIまたはFRU ID情報が項看護に自動的に更新されないときに実行する必要があります。
ログインが成功すると、サービス・モード・プロンプトが表示されます。
#
setsvcid
setsvcidコマンドは、システムに保存されているバックアップTLI情報を取得し、確認のために表示します。たとえば、Oracle Database Appliance X3-2では次のように表示されます。
Reading fruid:///SYS/DBP0... Top Level Product Name ['ODA X3-2']: Top Level PPN ['12341003+2+1']: Top Level PSN ['5678FM0001']: Top Level Product Name: ODA X3-2 Top Level PPN: 12341003+2+1 Top Level PSN: 5678FM0001 Is the above correct? (y|n) [n]:
次のメッセージが表示されます。
Writing fruid:///SYS/DBP0... You will need to reboot the SP for these changes to take full effect.
setpsnc
setpsncコマンドは、システムに格納されているバックアップ・コンポーネント・サーバーのFRU情報を取得し、確認のために表示します。たとえば、2台のSun Server X3-2 (旧名称Sun Fire X4170 M3)を含むOracle Database Appliance X3-2ノードでは、次のように表示されます。
Reading fruid:///SYS/DBP0... PPN ['7064195']: PSN ['1150FML00J']: Product Name ['SUN FIRE X4170 M3']: PPN: 7064195 PSN: 1150FML00J Product Name: SUN FIRE X4170 M3 Is the above correct? (y|n) [n]:
次のメッセージが表示されます。
Writing fruid:///SYS/DBP0... You will need to reboot the SP for these changes to take full effect.
reboot
SPを再起動すると、自動的にログオフされます。
ログインが成功すると、サービス・モード・プロンプトが表示されます。
#
showsvcid
システム情報が表示されます。次に例を示します。
Top Level Product Manufacturer: Oracle Corporation Top Level Product Name: ODA X3-2 Top Level PPN: 12341003+2+1 Top Level PSN: 5678FM0001
showpsnc
システム情報が表示されます。次に例を示します。
Primary: fruid:///SYS/DBP0 Backup 1: fruid:///SYS/MB Backup 2: fruid:///SYS/PS0 Element | Primary | Backup1 | Backup2 ------------------+-------------------+-------------------+------------------- PPN 7064195 7064195 7064195 PSN 1150FML00J 1150FML00J 1150FML00J Product Name SUN FIRE X4170 M3 SUN FIRE X4170 M3 SUN FIRE X4170 M3
通常、障害が発生したコンポーネントを交換し、サーバーが稼働状態に戻ると、Oracle ILOMのコンポーネントの障害状態は自動的に消去され、コンポーネントの保守要求インジケータはオフになります。これは、コンポーネント・ファームウェアにFRUシリアル番号が埋め込まれたすべてのコンポーネントのデフォルトの動作です。
FRUシリアル番号が埋め込まれていない、またはコンポーネントが修理されサーバーが稼働状態に戻った後も障害状態が自動的に消去されない交換済のコンポーネントでは、Oracle ILOMコマンドライン・インタフェースを使用して障害状態を手動で消去できます。次の構文を使用します。
set /path_to_target clear_fault_action=true
path_to_targetは、障害が発生したコンポーネント(DIMMなど)へのパスです。
また、障害管理シェルを使用することもできます。障害管理シェルの使用は、Oracle Service用に予約されています。コンポーネントの障害管理の詳細は、Oracle Integrated Lights Out Managerドキュメント・ライブラリのアクティブなSunハードウェア障害を管理するためのfmadmの使用に関する項を参照してください。
この項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のサーバー・ノードFRUの保守の方法を説明します。Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2またはOracle Database Appliance X5-2を使用している場合は、「Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2 FRUの保守」を参照してください。
注意:
FRUコンポーネントを保守できるのは、Oracle認定のサービス担当者のみです。CPUを保守するには、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の通気ダクトを取り外す必要があります。
通気ダクトはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の過熱。サーバーの電源を入れる前に、通気ダクトが適切に取り付けられていることを確認します。この項で説明する項目は、次のとおりです。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
通気ダクトは上に回転し、システムの背面から外れます。
注意:
装置の過熱。サーバーの電源を入れる前に、通気ダクトが適切に取り付けられていることを確認します。通気ダクトの両側の開口部が、ケーブルの上ではなく、ケーブルの周囲にはまっていることを確認します。
注意:
装置の過熱。通気ダクトが完全に閉じていることを確認してください。「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
この項には、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のCPUの保守に関する情報が含まれています。
CPUはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。これらの手順では、静電放電に敏感なコンポーネントを扱うことが必要になります。この敏感さのためにコンポーネントが故障する可能性があります。損傷を防ぐには、「静電放電と静電防止方法の実行」で説明しているように、静電防止の方法に従ってください。この項で説明する項目は、次のとおりです。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
「通気ダクトを取り外す」を参照してください。
注意:
障害検知ボタンを押すと、障害検知電源良好インジケータ(LED)が緑色に点灯し、障害検知回路に障害インジケータを点灯するだけの十分な電圧があることを示します。障害検知ボタンを押してもこのインジケータが点灯しない場合は、障害検知回路に電力を供給するコンデンサの充電が切れています。これは、障害検知ボタンを長く押し続けて障害インジケータが点灯しているか、サーバー・ノードがシャーシから15分以上取り外されている場合に起こる可能性があります。障害LEDは、そのCPUの隣にあります。
前面からサーバー・ノードを見ると、CPU0 (P0)はサーバー・ノードの右側にあります。
注意:
装置の損傷。CPUの上面をきれいにする際、CPUのソケットや関連コンポーネントにサーマルグリスが付かないように注意してください。注意:
装置の損傷。CPUを取り外す前にヒートシンクとCPUをきれいにできないと、CPUのソケットや他のコンポーネントが知らぬ間に汚れてしまう可能性があります。また、コンポーネントを汚す可能性があるので、指にグリスが付かないように注意してください。注意:
装置の過熱。ヒートシンクを取り外した場合は、サーバーを稼働状態に戻す前に、それを元に戻すか、CPUフィラーを取り付ける必要があります。そうでない場合、不適切な通気によるシステムの過熱が生じることがあります。「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
CPU交換キットには、新しいCPU、ふき取り用の布、サーマルグリスのチューブが入っています。
固定フレームがCPUの周囲と水平になるようにします。
各ヒートシンクには、ヒートシンクが正しい方向を向いたときにメモリー・モジュール(DIMM)の方を向く側を示すためのラベルが付いています。
「通気ダクトの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーを取り付ける」を参照してください。
「サーバー・ノードをシステム・シャーシに取り付ける」を参照してください。
-> show /SP/faultmgmt
Oracle ILOMにより、次のように既知の障害がすべて表示されます。
SP/faultmgmt Targets: 0 (/SYS/MB/P0) Properties: Commands: cd show
-> set /SYS/MB/Pn clear_fault_action=true
たとえば、P0上の1つの障害を消去するには、次のように入力します。
-> set /SYS/MB/P0 clear_fault_action=true Are you sure you want to clear /SYS/MB/P0 (y/n)? y Set 'clear_fault_action' to 'true'
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の起動ディスク・バックプレーン(BDB)は、マザーボードと背面ディスク・ドライブとのインタフェースとしての機能を果たします。
起動ディスク・バックプレーンはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。これらの手順では、静電放電に敏感なコンポーネントを扱うことが必要になります。この敏感さのためにコンポーネントが故障する可能性があります。損傷を防ぐには、「静電放電と静電防止方法の実行」で説明しているように、静電防止の方法に従ってください。この項の内容は次のとおりです。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
「起動ドライブを取り外す」を参照してください。
「起動ドライブを取り付ける」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーを取り付ける」を参照してください。
「サーバー・ノードをシステム・シャーシに取り付ける」を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の電力配分ボード(PDB)は、電源装置からすべてのシステム・コンポーネントへ電力を配分します。
電力配分ボードはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。「静電放電および静電気防止対策の実行」で説明している静電気防止対策に従ってください。部品のコネクタ付近には触れないでください。注意:
装置の損傷。電力配分ボードの取外しまたは取付け前には、システムのすべての電源を切ってください。次の手順を実行する前に、両方のサーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれます)の電源を切り、システムから電源コードを外します。手順については、「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。この項の内容は次のとおりです。
「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。
システム・シャーシのラック配置の詳細は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
「電源装置を取り外す」を参照してください。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「システムの上部カバーの中央部分の取外し」を参照してください。
リボン・ケーブルは、電力配分ボードとシャーシの側面との間にあります。これは電力配分ボードをディスク・ミッドプレーンに接続します。
ねじにはシャーシの側面にある2つの穴からアクセスします。
シャーシ・インターロック・スイッチ・コネクタにアクセスするには、両手で電源配分ボードをつかみ、システム・シャーシの後部にスライドさせて、ディスク・ミッドプレーン・モジュールからプラグを抜き、コネクタをつかんで取り外せるまで持ち上げます。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
上部カバーの中央部分をシステム・シャーシに固定するプラスねじを取り付けて締めます。
「電源装置を取り付ける」を参照してください。
手順は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のディスク・ミッドプレーンは、前面ディスク・ドライブをサーバー・ノード、前面インジケータ・モジュールおよび電力配分ボード(PDB)に相互接続します。
ディスク・ミッドプレーン・ボードはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。「静電放電および静電気防止対策の実行」で説明している静電気防止対策に従ってください。部品のコネクタ付近には触れないでください。注意:
装置の損傷。電力配分ボードの取外しまたは取付け前には、システムのすべての電源を切ってください。次の手順を実行する前に、両方のサーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれます)の電源を切り、システムから電源コードを外します。手順については、「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。この項の内容は次のとおりです。
「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。
システム・シャーシのラック配置の詳細は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
「電源装置を取り外す」を参照してください。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
「ストレージ・ドライブを取り外す」を参照してください。
「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「システムの上部カバーの中央部分の取外し」を参照してください。
側面カバーは、システムの上部カバーの中央部分の下にあります。側面カバーを取り外す前に、システムの上部カバーの中央部分を取り外す必要があります。
「電力配分ボードを取り外す」を参照してください。
ディスク・ミッドプレーンの下のコネクタはSN0用、上のコネクタはSN1用です。
ボードを取り外すには、ボードの下端をディスク・ドライブ・ケージから離して、ボードの左上隅にある隔離碍子を外すことが必要になります。これで、ボードを持ち上げてシステムから取り外せるようになります。
隔離碍子は4列あり、一番左の列に4つ、残りの各列に3つあります。
FIMコネクタが正しく接続されていることを確認します。ディスク・ミッドプレーンの下のコネクタはSN0用、上のコネクタはSN1用です。
「電力配分ボードを取り付ける」を参照してください。
上部カバーの中央部分をシステム・シャーシに固定するプラスねじを取り付けて締めます。
「ストレージ・ドライブを取り付ける」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
「電源装置を取り付ける」を参照してください。
手順は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のHDDケーブルは、電力分配ボードをディスク・ミッドプレーン・モジュールに接続します。
ディスク・ミッドプレーン・モジュールHDDケーブルはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。ディスク・ミッドプレーン・モジュールHDDケーブルの取外しまたは取付け前には、システムのすべての電源を切ってください。次の手順を実行する前に、両方のサーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれます)の電源を切り、システムから電源コードを外します。手順については、「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。この項では、次のトピックについて説明します。
「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。
手順は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
「システムの上部カバーの中央部分の取外し」を参照してください。
上部カバーの中央部分をシステム・シャーシに固定するプラスねじを取り付けて締めます。
手順は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の前面インジケータ・パネルには、システムの前面にあるLEDとインジケータが含まれます。各サーバー・ノードには、システム・シャーシのイヤーの後ろにそれぞれの前面インジケータ・パネルがあります。
前面インジケータ・パネルはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。ディスク・ミッドプレーン・モジュールHDDケーブルの取外しまたは取付け前には、システムのすべての電源を切ってください。次の手順を実行する前に、両方のサーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれます)の電源を切り、システムから電源コードを外します。手順については、「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。この項では、次のトピックについて説明します。
「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。
システム・シャーシのラック配置の詳細は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
マークを付けて、後から正しいドライブ・ベイに戻せるようにします。
イヤー・ベゼルとインジケータ・パネルは、リボン・ケーブルに接続されたままです。
正しいインジケータ・パネルを取り外してください。イヤー・ベゼルには2つのインジケータ・パネルがあります。
マークを利用して、各ドライブを確実に元のベイに戻します。
手順は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。
この項には、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のケーブルの保守に関する情報が含まれています。
内部サーバー・ノード・ケーブルはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。これらの手順では、静電放電に敏感なコンポーネントを扱うことが必要になります。この敏感さのためにコンポーネントが故障する可能性があります。損傷を防ぐには、「静電放電と静電防止方法の実行」で説明しているように、静電防止の方法に従ってください。この項では、次のトピックについて説明します。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の各サーバー・ノードには2つのファンがあり、各ファンには個別の電源ケーブルがあります。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のPCIeカード・ケーブルは、内部PCIeカード、プライマリHBAおよびライザー搭載PCIeカード、セカンダリHBAをマザーボードに接続するために使用されます。手順は次の項を参照してください。
PCIeカード・ケーブルはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
各ケーブル・コネクタを取り外すには、コネクタを内側に押し込み、外れるよう押し下げて、引き出します。
マザーボード上には2組のコネクタがあることに注意してください。ケーブルは必ず各組の右側のコネクタ(サーバー・ノードの背面からコネクタを見て)に接続してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
セカンダリHBA PCIeカードは、PCIeライザーの上部スロットにあります(PCIeスロット2)
各ケーブル・コネクタを取り外すには、コネクタを内側に押し込み、外れるよう押し下げて、引き出します。
セカンダリHBA PCIeカードは、PCIeライザーの上部スロットにあります(PCIeスロット2)
マザーボード上には2組のコネクタがあることに注意してください。ケーブルは必ず各組の左側のコネクタ(サーバー・ノードの背面からコネクタを見て)に接続してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のSASエキスパンダ・ケーブルは、マザーボードの前部にあるコネクタからマザーボードの後部近くにあるコネクタまで延びています。手順は次の項を参照してください。
SASエキスパンダ・ケーブルはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
この項では、次のトピックについて説明します。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの停止およびシステムの電源の切断」を参照してください。
コネクタを内側に押し込み、外れるよう押し下げて、引き出します。
「PCIeライザーをサーバー・ノードに取り付ける」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の起動ディスク・バックプレーン・ケーブルは、起動ディスク・バックプレーンをマザーボードに接続します。
起動ディスク・バックプレーン・ケーブルはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
この項では、次のトピックについて説明します。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。
各Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)サーバー・ノードには、マザーボード・アセンブリがあります。マザーボードの保守の方針では、交換可能なコンポーネントをサーバー・ノードから取り外し、マザーボードが付いたままでサーバー・ノードを修理または交換のためにオラクル社に返品します。
マザーボード・アセンブリはFRUであるため、交換できるのはOracle認定のサービス技術者のみです。
注意:
装置の損傷。これらの手順では、静電放電に敏感なコンポーネントを扱うことが必要になります。この敏感さのためにコンポーネントが故障する可能性があります。損傷を防ぐには、「静電放電と静電防止方法の実行」で説明しているように、静電防止の方法に従ってください。次の図は、サーバー・ノードから取り外す必要のあるコンポーネントを示しています。
コールアウト | 説明 | コールアウト | 説明 |
---|---|---|---|
1 |
CPUとヒートシンク |
6 |
内部搭載PCIeカード |
2 |
メモリー・モジュール(DIMM) |
7 |
起動ディスク・ドライブ(2) |
3 |
PCIeライザーに搭載されたPCIeカード |
8 |
起動ディスク・ドライブ・バックプレーン |
4 |
PCIeライザー |
9 |
バッテリ |
5 |
ファン・モジュール(2) |
この項では、次のトピックについて説明します。
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
サーバー・ノードをシステムから取り外すと、サーバー・ノードの電源は切れます。「システム・シャーシからのサーバー・ノードの取外し」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取外し」を参照してください。
注意:
SASエキスパンダ・ケーブルを特定するには、「SASエキスパンダ・ケーブルを取り付ける」を参照してください。ファン、プライマリおよびセカンダリHBA PCIeカードおよび起動ディスク・バックプレーンのケーブルを外す必要があります。
ファンの電源ケーブル
「ファンの電源ケーブルを取り外す」を参照してください。
プライマリHBA PCIeカード・データのケーブル
「プライマリHBA PCIeカードからPCIeカード・ケーブルを取り外す」を参照してください。
セカンダリHBA PCIeカードのデータ・ケーブル
「セカンダリHBA PCIeカードからPCIeカード・ケーブルを取り外す」を参照してください。
注意:
装置の損傷。HBAデータ・ケーブルは損傷しやすい部品です。マザーボードの保守の際には、それらを必ず外して、邪魔にならないようにしてください。起動ディスク・ボードのケーブル。
「起動ディスク・バックプレーンのケーブルを取り外す」を参照してください。
ファン・モジュール
起動ディスク・ドライブ
起動ディスク・ドライブ・バックプレーン
メモリー・モジュール(DIMM)
PCIeライザーと取り付けられたPCIeカード
CPU
内部PCIeカード
バッテリ
「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。
ファン・モジュール
「ファン・モジュールを取り付ける」を参照してください。
起動ディスク・ドライブ
「起動ドライブを取り付ける」を参照してください。
メモリー・モジュール(DIMM)
「DIMMを取り付ける」を参照してください。
PCIeライザーと取り付けられたPCIeカード
「PCIeライザーをサーバー・ノードに取り付ける」を参照してください。
CPU
「プロセッサ(CPU)を取り付ける」を参照してください。
内部PCIeカード
「プライマリHBA PCIeカードをマザーボードに取り付ける」を参照してください。
ファン・モジュールの電源ケーブル。
「ファンの電源ケーブル(FRU)の保守」を参照してください。
内部PCIeカードのデータ・ケーブル。
「PCIeカード・ケーブル(FRU)の保守」を参照してください。
注意:
装置の損傷。ディスク・ドライブのデータ・ケーブルは損傷しやすい部品です。注意深く扱ってください。起動ディスク・バックプレーン・ケーブル。
「起動ディスク・バックプレーン・ケーブル(FRU)の保守」を参照してください。
「サーバー・ノードの上部カバーの取付け」を参照してください。
「サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け」を参照してください。