Oracle® DIVAdirector

リリースノート

Release 5.3

E71110-01

2015 年 10 月

このドキュメントには Oracle DIVAdirector Release 5.3 のリリース情報が記載されています。DIVAdirector をインストールして使用する前に、このドキュメントをお読みください。

DIVAdirector のインストール、構成、または更新

DIVAdirector のインストール、更新、または構成については、Oracle サポートにお問い合わせください。Oracle サポートの連絡先グローバルディレクトリは次にあります。

http://www.oracle.com/us/support/contact/index.html

管理者が構成可能なパラメータについては『Oracle DIVAdirector 管理者ガイド』を、ユーザーが構成可能なパラメータについては『Oracle DIVAdirector ユーザーガイド』を参照してください。

システム要件

DIVAdirector Release 5.3 では、DIVArchive システムがリリース 6.5.3 以降になっている必要があります。DIVAdirector をインストールまたはアップグレードする前に、『Oracle DIVAdirector 管理者ガイド』を参照し、使用しているシステムがすべての要件を満たしていることを確認してください。

セキュリティー

オラクルでは、最新のセキュリティーパッチを使って OS とブラウザを最新の状態に保つことをお勧めします。ただし、OS とブラウザのセキュリティーパッチは DIVAdirector アプリケーションとは無関係であるため、すべてのパッチが DIVAdirector で正しく機能することは保証できません。

使用している環境に適用できる OS とブラウザのセキュリティーパッチレベルを判断するようにしてください。パッチレベルの互換性を判断する方法については、Oracle サポートにお問い合わせください。

DIVAdirector Release 5.3 の拡張機能

以降のサブセクションでは、DIVAdirector Release 5.3 の改善点について説明します。

ライセンス要件

DIVAdirector のライセンスは、同時ユーザーごとではなくユーザーごとに付与されます。ただし、システム管理者は DIVAdirector GUI の「Admin」、「System」、「Defaults」ページで最大同時ユーザー数を指定します。同時ユーザーの最大数は 1 から 100 までです。

データレイヤーの交換

DIVAdirector データレイヤーの交換により、データベースの対話型操作がさらに強化され、セキュリティーの脆弱性 (SQL インジェクションなど) が軽減されます。

ローカルアーカイブ

ローカルアーカイブでは、Plupload コントロールではなく、すべてのアップロードで DIVAdirector サーバーに対する認証を行うダウンロード可能なコントロールを使用するようになりました。選択されたファイルは、中間のストレージロケーションを必要とせずに、構成されたネットワーク上のストレージロケーションからローカルアーカイブディレクトリに転送されます。使用法の詳細は、『Oracle DIVAdirector ユーザーガイド』を参照してください。

メタデータのドロップフォルダ

DIVAdirector Release 5.3 では、メタデータのドロップフォルダに格納されている CSV ファイル内のエスケープ文字 (引用符など) をサポートしています。メタデータのドロップフォルダの構成には新しい Web インタフェースが使用されます。現在、この Web インタフェースを使ってサポートされているのはメタデータのドロップフォルダのみです。ほかの種類のドロップフォルダは現時点ではまだそれぞれの構成ファイルを使用しています。

プロキシの復元

DIVAdirector を通じてトランスコードサービスのソース/宛先に復元する場合は、復元対象のオブジェクト用に新しいプロキシが生成されます。

データベーススキーマ

データベースの拡張機能には、正規化、プライマリキーの追加、および暗黙の外部キーから実際の外部キーへの変換があります。新しいデータベース構造は、オブジェクトリレーショナルマッピング (ORM) サブシステムを実装するための要件を満たしています。

動的なインデックス作成スキームの強化により、特定のメタデータの検索速度が向上し、高度な検索に使われる問合せが最適化されます。

非管理状態のプロキシの場所

この機能は削除され、使用できなくなりました。

検索機能

新しいデータベーススキーマおよび強化された全文検索機能で検索を実行すると、複雑な問合せの処理速度が大幅に向上します。

改善された検索フィルタは親フィルタの特性を継承しています。組織ツリーの上位レベルで設定された制限があれば、それによって子孫へのアクセスが自動的に制限されます。

基本検索におけるリテラル文字列の照合は全文検索に置き換わりました。詳細は、『Oracle DIVAdirector ユーザーガイド』を参照してください。

検索結果のデフォルトのソート順が自動的に選択されるようにするには、管理者が「Admin」、「System」、「Defaults」ページでデフォルトの順番を構成します。

新しい DIVAdirector トランスコードサービス

DIVAdirector Release 5.3 では、新しい DIVAdirector トランスコードサービスが導入されました。

プロキシが組み込まれたタイムコードのサポート

DIVAdirector トランスコードサービスでは、トランスコードプロセスの実行中にヘッダーのタイムコード情報を抽出して格納し、その後プロキシに関連付けられたメタデータとして保存します。

強化された Vantage の実装

DIVAdirector で Vantage トランスコーダの実装が強化され、Vantage SDK に付属している Web サービス (WS) API RESTful スキーマを使用して、トランスコードサービスとの統合を行います。

トランスコード用メタデータの抽出

DIVAdirector トランスコードサービスでは、トランスコードプロセスの実行中にメタデータを抽出し、鍵と値のペアとして保存するため、手動による抽出は必要ありません。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program の Web サイト (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc) を参照してください。

Oracle Support へのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Support を通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs) を参照してください。


Oracle DIVAdirector リリースノート, Release 5.3

E71110-01

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