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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareカスタム・テクノロジ・アダプタの開発
12c (12.2.1)
E69919-02
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3.1.3 カスタム・アダプタ・ウィザードのページの実装

アダプタ・ウィザードのページすべてで、techAdapterWizardPage (Jpanelから継承)を拡張する必要があります。

ページ・コンストラクタでは、ウィザードにページを追加して、必要なその他のコンテキスト情報を設定するsetContextAndPage()を呼び出す必要があります。oracle.tip.tools.ide.pm.wizard.adapter.custom.CustomConnectionPage.javaの例を参照してください。

ユーザーが「終了」ボタンを選択すると、アダプタ・フレームワークによって各ウィザード・ページで、ページが表示されていた順序でbuildDataModel()メソッドが呼び出されます。buildDataModel()メソッドは、ページの画面データをデータ・モデルにコピーする処理を担当します。これは、単に、次のようなコードを使用して実行できます。

JcaDataInterface jdata = (JcaDataInterface)getDataModel();
jdata.setProperty(propname,screenField.getText().trim());

JcaAdapterContextは、すべてのページで使用できます。このとき、有用な情報を取得するための多くのアクセッサ・メソッドが使用されます。ウィザード・ページで一般的に使用されるアクセッサのリストの一部を次に示します。

表3-2 JcaAdapterContextアクセッサ・メソッド

アクセッサ・メソッド 注意

Object getAdapterSpecificContext();

Adapterコンテキスト・オブジェクト。

JcaDataInterface getDataModel();

データ・モデルを取得します。

Project getProject();

ほとんどのJDev相互作用に必要なJDeveloperのProjectオブジェクトを取得します。これには、プロジェクト名も含まれます。

Frame getAdapterFrame();

これは、新規ダイアログまたはポップアップ・エラー・メッセージの呼出し時に必要なFrameオブジェクトを返します。

Frame getAdapterFrame();

これは、新規ダイアログまたはポップアップ・エラー・メッセージの呼出し時に必要なFrameオブジェクトを返します。

boolean isUpdateMode();

既存のアダプタが更新されていることを示します。

String getServiceName();

サービス名を取得します。

String getServiceType();

サービス・タイプを取得します。

WsdlInfo getExistingWsdlInfo();

既存のWSDLが選択されなかった場合はNULLです。これは、WsdlSelectionPageでユーザーが選択したWsdl/porttypeのWsdlInfoになります。

String getOperationName();

操作名を取得します。

Boolean isInbound();

アダプタがインバウンド(Read、Get)の場合、Trueです。

Connection getConnection();

データベース・アダプタなど、接続オブジェクトを使用するアダプタの接続を取得します。

最初から開発したウィザード・ページの例は、oracle.tip.tools.ide.pm.wizard.adapter.custom.CustomPropertiesPage.javaを参照してください。