oracle.tip.tools.ide.pm.wizard.adapter.jca.JcaAdapterWizardクラスを拡張し、その抽象メソッドを実装することによって、アダプタ・ウィザードでJCAアダプタ・フレームワークを使用できるようになります。
このクラスの抽象メソッドとしては、getAdapterTypeString()およびgetWelcomeMessageがあり、これらのメソッドによって、汎用ウィザード・ページに必要なテキストが入力されます。
抽象メソッドaddInitialWizardPages()によって、アダプタ・ウィザードのページが追加されます。このメソッドでは、初期ページ、つまりユーザーの入力に関係なく常にナビゲーション先となるページのみが追加されます。
初期ページは通常、JcaServiceNamePage,、ConnectionPage(接続が必要な場合)およびWsdlSelectionPage(アダプタでサポートされる場合。次の詳細を参照)から開始します。
アダプタでWsdlSelectionPageがサポートされない場合、最後の初期ウィザード・ページは通常OperationPageになります。
WsdlSelectionPageおよびOperationPageでのユーザー入力によって、ウィザードでのナビゲーションを変更できます(つまり、表示されるページを変更できます)。また、ユーザーがこれらのページで「次へ」ボタンを選択したときに、追加のウィザード・ページが追加されます。
オプションで、JcaAdapterWizardのパブリック・メソッドをオーバーライドできます。これらのメソッドには次のものがあります。
すべてのページで使用可能なアダプタ固有のメソッドを登録するには、getAdapterSpecificContextをオーバーライドします。
ユーザーが「終了」ボタンを選択したときに呼び出されるようにAdapterWizardFinishInterfaceを登録できます。JcaAdapterWizard拡張クラスのgetAdapterWizardFinishメソッドをオーバーライドすることによって、このインタフェースを登録します。
デフォルトのデータ・モデルを使用するのではなく、独自のデータ・モデルにアクセスする場合は、readJCADataModelをオーバーライドします。ただし、これは推奨されていません。
パブリック・メソッドのオーバーライドの例は、<JDEV_HOME>\jdeveloper\integration\adapters\samples\customのoracle.tip.tools.ide.pm.wizard.adapter.custom.CustomAdapterWizard.javaを参照してください。