各アダプタでは、JcaAdapterWizard拡張クラスのgetAdapterWizardFinish()メソッドをオーバーライドすることによって、AdapterWizardFinishInterfaceの実装を登録できます。これによって、アダプタで、終了時に追加のアクティビティを実行できるようになります。
たとえば、ファイル・アダプタでは、この終了処理のオーバーライドを使用して、FileAdapterHeaderスキーマが現行プロジェクトであるかどうかを確認し、このスキーマが現行プロジェクトでない場合は、ファイル・アダプタでヘッダー・ファイルがプロジェクト・ディレクトリにコピーされるように設定できます。
AdapterWizardFinishInterfaceには、アダプタのアーティファクト(WSDLファイルおよび.jcaファイル)の作成前と作成後のいずれかに制御を得る次の2つのメソッドが含まれます。
beforeWSDL()メソッドは、falseを返し、アダプタのアーティファクトを作成してはいけないことを示します。
afterWSDL()メソッドは、WSDLファイルの作成後に呼び出されます。
これらのメソッドはどちらも、実装で必要に応じて使用できます。