WebLogicアプリケーション・サーバーにJCAアダプタをデプロイするには、ユーザーは次のプロパティを定義するデプロイメント・ディスクリプタ・ファイルを作成する必要があります。
表示名
アダプタ・ベンダー
EIS/バックエンド・タイプ
バージョン番号
javax.resource.spi.ManagedConnectionFactoryのアダプタ実装のクラス名
javax.resource.cci.ConnectionFactoryのアダプタ実装のクラス名
javax.resource.cci.Connectionのアダプタ実装のクラス名
ManagedConnectionFactory実装で公開されるすべてのBeanプロパティの名前
デプロイメント・ディスクリプタでは、<outbound-resourceadapter>のインスタンスが定義されるのみです。これは、インバウンドJCAラインタイム・コンテナはOracle WebLogic Serverではなく、Oracle JCA Frameworkによって直接管理されるためです。
デプロイメント・ディスクリプタ・ファイル(ra.xml)をRARファイル(リソース・アーカイブ)にアーカイブする必要があります。RARファイルは、WebLogic Serverコンソールまたはスクリプトを使用してデプロイできます。
ユーザーがデプロイするRARファイルには、次の構造が必要です。
/META-INF/ra.xml /adapter.jar /dependencies.jar
adapter.jarファイルには、JCAアダプタの実装が含まれ、dependencies.jarには、WebLogicアプリケーション・サーバーによって暗黙的には提供されないすべての依存Javaライブラリが含まれます。
これらの構成ファイルが前述のディレクトリ構造に配置されると、次のコマンドを使用してRARファイルを作成できます。
$ jar cf myAdapter.rar META-INF/ra.xml adapter.jar dependencies.jar
プロジェクトのコンパイルに必要なjarファイルのリストは、付録を参照してください。