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Oracle® Fusion Middleware Oracle ADFアプリケーションの管理
12c (12.2.1)
E70025-02
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2 Oracle ADFの管理の開始

この章では、Oracle Enterprise Fusion Middleware Controlを使用して、ADFアプリケーション構成の実行、パフォーマンスの監視およびログの設定を行う方法を説明します。また、ADF固有のWebLogic Scripting Tool (WLST)の使用方法についても説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

2.1 ADF管理ツールの概要

Enterprise Manager Fusion Middleware Control、WLSTコマンドまたはOracle WebLogic管理コンソールを使用して、ADFアプリケーションを管理および構成できます。

Oracle Fusion Middlewareインストールを管理するために、次のような主要なツールが用意されています。

2.2 Fusion Middleware Controlを使用したADFの管理の概要

Fusion Middleware Control内でのナビゲートおよびその要素とメイン・メニューの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』Fusion Middleware Controlでのナビゲートに関する項を参照してください。

Fusion Middleware Controlは、Oracle Fusion Middlewareの監視および管理に使用するWebブラウザ・ベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェースです。

Fusion Middleware Control内でOracle Application Development Frameworkにナビゲートするには:

  1. Fusion Middleware ControlのURLを入力します。これには、ホストの名前と、インストール時にFusion Middleware Controlに割り当てたポート番号が含まれます。このURLの形式は次のとおりです。
    http://hostname.domain:port/em
    

    ポート番号はOracle WebLogic Serverの管理サーバーの番号で、デフォルトは7001です。

  2. Oracle Fusion Middleware管理者のユーザー名とパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。
  3. ナビゲーション・ペインで、ファームを開き、「アプリケーションのデプロイ」を開いてから、ADFアプリケーションを選択します。

    ADFホームページが表示されます。

  4. 「アプリケーション・デプロイメント」メニューを選択し、「ADF」メニューを選択します。

    「ADF」メニューに次のオプションが表示されます。


    メニュー・オプション 説明

    ADFパフォーマンス

    アプリケーション・モジュール・プールのパフォーマンスのタブおよびADFタスク・フローのタブが表示されます。

    詳細は、「アプリケーション・モジュール・プールのパフォーマンスの表示」および「ADFタスク・フローのパフォーマンスの表示」を参照してください。

    ADFビジネス・コンポーネントの構成

    ADFビジネス・コンポーネントを構成します。次の構成タブを選択できます。

    • 「プーリングおよびスケーラビリティ」→「アプリケーション・プール・プロパティ」

    • 「プーリングおよびスケーラビリティ」→「接続プール・プロパティ」

    • コア

    • データベース・プロパティ

    • セキュリティ・プロパティ

    詳細は、「ADFビジネス・コンポーネント・パラメータの変更」を参照してください。

    ADF接続の構成

    ADFアプリケーションで使用可能な接続を作成および編集できます。

    詳細は、「接続構成の変更」を参照してください。

    ADFの構成(adf-config)

    システムMBeanブラウザを使用してADFアプリケーション・プロパティを構成できます。

    詳細は、「MBeanを使用したADFアプリケーション構成の変更」を参照してください。

    ADFログ構成

    ADFログ出力のロギング・レベルを構成できます。

    詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の「ログ・ファイルと診断データの管理」の章を参照してください。

    バージョン

    ADFランタイムJARファイルのバージョン情報を検索できます。

    詳細は、「ADFランタイムJARのバージョン情報の検索」を参照してください。

    ADFリソース・センター

    ドキュメント、ナレッジ・ベース、フォーラム、デモ、サンプルおよびソフトウェア・ダウンロードなどのADFリソースへのリンクを提供します。


2.3 WebLogic Scripting Toolの使用

Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)は、Oracle WebLogic Serverドメインの作成、管理および監視にも使用できます。WLSTはJythonに基づくコマンドラインです。ADFには、ADFアプリケーション固有の機能の実行に使用できる一連のカスタムWLSTコマンドが用意されています。

カスタムADF固有のWLSTコマンドは、Mavenとともに使用することができます。

WLSTの使用の詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のWebLogic Scripting Toolの使用に関する項、および『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Scripting Tool(WLST)の使用の概要に関する項を参照してください。

ADF WLSTコマンドに関する参照情報は、「ADFアプリケーションのためのWLSTコマンドの操作」を参照してください。

ADF固有のWLSTコマンドにアクセスするには:

  1. インストールのために、Oracleの共通ホーム・ディレクトリ、たとえば/home/Oracle/Middleware/oracle_commonに移動します。

    Oracleの共通ホーム・ディレクトリおよびOracle Fusion Middlewareのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』を参照してください。

  2. Oracle WebLogic Serverを起動します。
  3. oracle_common/common/binディレクトリにあるWLST.sh/cmdコマンドを使用して、WLSTを起動します。次に例を示します。
    • /home/Oracle/Middleware/oracle_common/common/bin/WLST.sh (UNIX)

    • C:\Oracle\Middleware\oracle_common\common\bin\wlst.cmd(Windows)

  4. connect()コマンドを使用して、実行中のWebLogic Serverインスタンスに接続します。たとえば、次のコマンドは、ユーザー名/パスワードの資格証明my_username/my_passwordを使用して、URL myAdminServer.example.com:7001でWLSTを管理サーバーに接続します。
    connect("my_username","my_password","t3://myAdminServer.example.com:7001")
    

ADF WLSTコマンドに関する参照情報は、「ADFアプリケーションのためのWLSTコマンドの操作」を参照してください。

2.4 Oracle WebLogic管理コンソールの使用

Oracle WebLogic管理コンソールは、Oracle WebLogic Serverドメインの管理に使用できます。このコンソールはWebブラウザで動作し、グラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Server管理コンソールの概要に関する項を参照してください。

2.5 Fusion Middleware Control MBeanブラウザの使用

Fusion Middleware Controlには、アプリケーションまたはOracle WebLogic ServerのMBeanを表示できる、一連のMBeanブラウザが用意されています。また、MBeanブラウザを使用して、タスクの監視および構成も実行できます。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のFusion Middleware Control MBeanブラウザの使用の概要に関する項を参照してください。