次のものは移行されません。
プロジェクトのプリファレンス
言語および現在の言語プリファレンスのみ移行されます。
イベントにアタッチされた境界イベント
BPMNでは、アクティビティの境界イベントのみがサポートされています。イベントの境界イベントはサポートされていません。
BPMアクティビティのランタイム設定
BPMアクティビティの拡張設定
BPMアクティビティのカスタム・イメージ
測定マーク
オプションのタスク
PUnitタスク
プロセス・インタフェース
補正型推移
ビジネス・ルール
事前定義変数
相関
未使用のロール
グループ
参加者
カスタムJSP
Fuegoタグ・ライブラリ
レイアウト
ビュー
シミュレーション
ワークスペースのカスタマイズ
FDI API
事前定義済カタログに含まれる一部のコンポーネント・グループ使用方法
「事前定義済カタログの移行」を参照してください。
一部のイントロスペクトされたコンポーネント
「イントロスペクトされたコンポーネントの移行」を参照してください
BPM 10gR3からBPM 12cにプロジェクトを移行する際に発生する可能性のある問題は、次のとおりです。
プロジェクトの依存性
プロジェクトの依存関係プロパティおよびベース・プロジェクト・プロパティは移行されません。ただし、BPM 12cではカタログおよびロールの依存関係がサポートされています。依存関係を使用するには、ベース・プロジェクトと依存プロジェクトを同じディレクトリに保存する必要があります。たとえば、ベース・プロジェクトのパスが/home/user/baseproject
の場合、依存プロジェクトのパスは/home/user/dependentproject
である必要があります。
パラメータ・ロール
パラメータ・ロールは、通常のロールとして移行されます。
ビジネス・パラメータ
組織単位固有の値は移行されず、デフォルト値のみが移行されます。
コネクタ
12cバージョンでは、コネクタをサポートしていません。コネクタはデフォルト・シーケンス・フローに置換されます。
ドキュメント
イメージ、フォント・タイプ、フォント・スタイル(太字、イタリック、下線など)およびフォント色は移行されません。
プレゼンテーション
空のヒューマン・タスクとして移行されます。移行を完了するには、これらのヒューマン・タスクを手動で実装する必要があります。
カスタムJSP
カスタムJSPは移行されません。カスタムJSPをADFプロジェクトに移動することはできますが、ADFタスク・フローで適切に再利用するためには追加の作業が必要です。Fuegoタグ・ライブラリはBPM 12cでは使用できないことに注意してください。ヒューマン・タスクを使用してデータをマップする必要があります。
ビジネス・オブジェクトの継承
ビジネス・オブジェクトの複合属性は移行されません。カタログ化された複合オブジェクトから拡張したビジネス・オブジェクトは移行されません。ビジネス・オブジェクトとビジネス例外の間の継承は移行されません。
java.net.InetAddress
メソッド・コール
コンポーネントjava.net.InetAddress
は移行できません。移行するメソッドにこのコンポーネントからのメソッドのコールが含まれている場合、移行はコンパイル・エラーで失敗します。推奨される回避策は、BPM 10gR3プロジェクトで、このコンポーネントを使用するコード行をコメント化することです。移行の完了後に、コードのコメントを解除し、コールを手動で移行します。
Plumtreeコンポーネントを使用するスクリプト
10gr3 BPMプロジェクトにPlumtreeコンポーネントを使用するスクリプトが含まれている場合、-lib
パラメータを使用して移行ユーティリティのantタスクを起動し、配布されたedk jar (fuego.edk-10.3.3.jar
)の場所を指定する必要があります。
例: ant -lib route/to/fuego.edk-10.3.3.jar migrate10-12 -DprojectLocation=/home/myUser/OracleBPMWorkspace/Sample103Project -Ddestination=/home/myUser/migTests/FirstTest
JARファイルからイントロスペクトされた列挙を使用するプロジェクト
BPM 10.3ではjarファイル(外部リソース)を追加し、その内部タイプをJavaとしてカタログ化できます。使用可能な型の1つに列挙
型があります。
BPM 10gR3プロジェクトにjarファイルを使用してビジネス・カタログに追加した列挙が含まれている場合、-lib
パラメータと対応するパスを使用して、jarファイルか、またはjarファイルが含まれているディレクトリを移行ユーティリティに指定する必要があります。
次に例を示します。
ant -lib myenum.jar migrate10-12 -DprojectLocation=/home/myUser/OracleBPMWorkspace/Sample103Project -Ddestination=/home/myUser/migTests/FirstTest
移行レポートの欠落したクラス
移行レポートにカスタム・クラスが欠落していると示された場合、-lib
パラメータと対応するクラスを使用してカスタム・クラスへのパスを移行ユーティリティに指定する必要があります。
プロジェクトの依存関係
別のプロジェクトに依存するプロジェクトを移行するには、両方のプロジェクトが同じディレクトリに保存されていることを確認する必要があります。そうしない場合、ベース・プロジェクトからのコンポーネントは移行されません。
これらのBPM 10gR3アクティビティをBPM 12cに移行する際には、次の既知の問題が該当します。
タイマー・イベント
ランタイム設定は移行されません。
補正
実装なしの抽象アクティビティとして移行されます。それらを削除するか、手動による実装方法を決定する必要があります。
自動アクティビティ
コンポーネントが実装済のアクティビティは、実装なしのBPMNサービス・タスクとして移行されます。移行を完了するには、サービス・タスクを手動で実装する必要があります。
ループ条件は移行されません。
評価順序は移行されません。
条件は移行されません。
対話型アクティビティ
スクリーンフロー・コールは、プロセス・コールが実装されたBPMNサービス・タスクとして移行されます。サービス・タスクはロール定義をサポートしません。したがって、ロール割当てはコールされたプロセス自体に含まれます。元のロールは変わります。
PUnitタスクは移行されません。
オプションのタスクは移行されません。
対話型アクティビティの次の実装は、空のヒューマン・タスクを持つBPMNユーザー・タスクとして移行されます。移行処理を完了するには、これらをどのように手動で実装するかを決定する必要があります。
実装なし
コンポーネント
メソッド
外部
入力
表示
デシジョン
デシジョン・アクティビティ
デシジョン・アクティビティは、空のヒューマン・タスクを持つBPMNユーザー・タスクとして移行されます。移行処理を完了するには、これらをどのように手動で実装するかを決定する必要があります。
対話型コンポーネント・コール
対話型コンポーネント・コールは、空のヒューマン・タスクを持つBPMNユーザー・タスクとして移行されます。移行処理を完了するには、これらをどのように手動で実装するかを決定する必要があります。
コンポーネント
入力
表示
BPMオブジェクト対話型コール
サブフロー
動的プロセス起動はサポートされていません。
サブスクリーンフロー
実装なしの抽象アクティビティとして移行されます。アクティビティ・ラベルに接尾辞"was subscreenflow"が付加されます。実装方法を決定する必要があります。
プロセス作成
動的プロセス起動はサポートされていません。
ランタイム設定は移行されません。
終了待機
ランタイム設定は移行されません。
グローバル作成
自動完了およびその他のランタイム設定は移行されません。
グローバル自動
ランタイム設定は移行されません。