次のトピックでは、Oracle Coherenceの新機能と変更された機能について、およびこのガイドに記載されるその他の重要な変更について紹介し、詳細情報へのリンクを提供します。
このドキュメントでのOracle Coherence 12c (12.2.1)に含まれる新機能と変更された機能は次のとおりです。
デフォルトのクラスタ・アドレスとクラスタ・ポート: マルチキャスト通信に使用されます。「クラスタのマルチキャスト・アドレスおよびポートの指定」を参照してください。
デフォルトのユニキャスト・アドレスとポート: ポイントツーポイント通信に使用されます。「クラスタ・メンバーのユニキャスト・アドレスの指定」を参照してください。
DNS名: WKAアドレスの定義に使用され、名前に関連付けられているIPアドレスのリストに対して解決されます。「WKAアドレスの指定」を参照してください。
システム・プロパティ・マクロ: キャッシュ構成ファイルの値の一部をシステム・プロパティの値で置き換えることができるリテラル文字列です。「システム・プロパティ・マクロの使用」を参照してください。
スライディング失効: エントリの有効期限を延長します。「キャパシティ・プランニング」を参照してください。
Java 8機能: アプリケーションでラムダ、ストリーム、デフォルト・メソッドを使用できるようにします。「Java 8機能のサポート」を参照してください。
ジェネリクス: コンパイルの型推論でコンパイル時と実行時の型チェックをアプリケーションで一緒に使用できるようにします。「ジェネリクスのサポート」を参照してください。
NamedCache
型チェック: 明示的な型を使用して、厳密に型指定されたNamedCache
インスタンスをCacheFactory
クラスにリクエストできるようにします。
非同期NameCache
操作: キャッシュ操作をパラレルに完了できるようにします。「NameCache操作の非同期実行」
切捨て操作: すべてのエントリをキャッシュから効率的にクリアします。「キャッシュのクリア」を参照してください。
パーティション・キャッシュ・ライフサイクル・イベント: パーティション・キャッシュの作成、破棄および切捨てを表します。「パーティション・キャッシュ・ライフサイクル・イベントの理解」を参照してください。
CohQL永続性: キャッシュの永続性を管理するコマンドを提供します。「ディスクへのキャッシュ・データの永続化」を参照してください。
CohQL GARサポート: CohQLを実行する前にGARをロードできます。「CohQLコマンド行ツールの使用」を参照してください。
JCacheリモート・キャッシュ: 拡張クライアントでJCacheとリモート・パーティション・キャッシュを使用できるようにします。「リモート・キャッシュの作成」を参照してください。
このマニュアルは、12c (12.2.1)の情報でいくつかの部分が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。
Coherence for Javaのインストール手順を削除しました。Coherenceのインストールの詳細は、『Oracle Coherenceのインストール』を参照してください。
WKAアドレス選択の手順を改訂しました。「WKAアドレスの指定」を参照してください。
クラスタ・メンバーをプログラムで起動する手順を改訂しました。「プログラムによるキャッシュ・サーバーの起動」を参照してください。
ファイアウォールの構成手順を追加しました。「クラスタ・メンバーのファイアウォールの構成」を参照してください。
Coherence APIの導入に関する新しい章を追加しました。第19章を参照してください。
基本的なキャッシュ操作の手順に関する新しい章を追加しました。第20章を参照してください。
デフォルトのマップ操作の使用手順を追加しました。「デフォルトのマップ操作の使用」を参照してください。
エントリ・プロセッサでのラムダ式の使用手順を追加しました。「ラムダ式を使用したエントリの処理」を参照してください。
集計でストリームを使用する手順を追加しました。「ストリームを使用したデータ・グリッドの集計の実行」を参照してください。
すべての新しい要素および変更された要素につき、オペレーション構成リファレンスが変更されました。付録Aを参照してください。
すべての新しい要素および変更された要素につき、キャッシュ構成リファレンスが変更されました。次を参照してください。
簡略された新しいプロパティ名を使用するためのシステム・プロパティ・リファレンスを改訂しました。次を参照してください。