この項では、Oracle WebCenter製品に高可用性を構成する方法を説明します。
この項には次のトピックが含まれます:
WebCenterの詳細は、次を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのインストールと構成
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalのインストールと構成』
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesのインストールと構成』
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
WebCenter Content: Inbound Refineryコンポーネントでは、WebLogic Serverクラスタリングを使用してスケール・アップおよびフェイルオーバーを実行しません。固有のInbound Refinery管理対象サーバーを複数構成して、WebCenter Contentで使用します。
Oracle WebCenter Contentをスケール・アップすることはできません。
WebCenter Portalの高可用性設定で、リフレッシュ間隔のデフォルトが10分であるために、2番目のノードでデータの表示が遅れる場合があります。たとえば、ノード1がリクエストの処理中で、ノード2上に作成した新しいポータル・コンポーネントへのアクセスを試みる場合に、発生することがあります。
WebCenter CaptureドメインをOracle SOAコンポーネントで作成する場合、JRF-MAN-SVRおよびWSMPM-MAN-SVRサーバー・グループを選択する必要があります。これらのサーバー・グループによって、Oracle JRFとOracle Web Services Manager (OWSM)のサービスが、作成中の管理対象サーバーにターゲット設定されます。
OWSMはクロス・コンポーネント・ワイヤリングを使用して、ドメイン内のポリシー・マネージャを自動検出します。構成ウィザードを使用してOWSMを含むドメインを作成または更新するとき、ローカル・サービス表にポリシー・マネージャURLが公開されます。ローカル・サービス表に公開されたエンドポイント・エントリを使用して、OWSMエージェントが自動的にOWSMポリシー・マネージャに接続されます。ただし、構成ウィザード以外のツール(WebLogic管理コンソール、Fusion Middleware ControlまたはWLSTなど)を使用してドメインを変更した場合、ポリシー・マネージャURLへの変更は自動的にローカル・サービス表に公開されますが、OWSMエージェントのクライアントは自動的に新しいURLにバインドされません。この場合、ポリシー・マネージャURLにOWSMエージェントを手動でバインドする必要があります。詳細は、 『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のFusion Middleware Controlを使用したエージェント・バインディングの検証に関する項を参照してください。
WebCenter Sitesでは、外部コンポーネントが開始され、実行されている時に、接続の確立を試みる必要があります。外部コンポーネントが停止中で起動していない場合、または接続がタイムアウトの場合、WebCenter Sitesは接続を再試行しません。
WebCenter Sitesは、データベース接続がアクティブであることを確認し、これがアクティブである時のみ接続を再確立します。
WebCenter Sitesは、マルチキャスト・サポートに依存し、inCacheレプリケーションをクラスタ化環境内のノードに提供します。WebCenter SitesでのinCacheサポートの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理』のinCacheフレームワークの使用に関する項を参照してください。