BI Serverの様々なファイル(NQSConfig.ini、odbc.iniおよびtnsnames.ora)に構成情報が入っています。NQSConfig.iniファイルによって、起動時にパラメータが設定され、個々のインストールの動作がカスタマイズされます。ファイルには、Fusion Middleware Controlによって管理されない構成の詳細が格納されます。odbc.iniファイルには非Oracleデータ・ソース(DSN)接続情報が含まれています。tnsnames.oraファイルには、ディスクリプタをローカル・ネーミング・メソッドに接続するネットワーク・サービス名またはリスナー・プロトコル・アドレスにマップされているネット・サービス名が含まれます。これらの11gファイルを確認して、構成情報をそれぞれの12cファイルに手動でコピーする必要があります。
BI Server構成詳細を移行するには:
cat
コマンドを使用して、次の場所にある11gのNQSConfig.INIファイルのサーバー・セクションの構成情報を表示します。user_projects/domains/domain_name/config/fmwconfig/biconfig/OBIS
- 該当する構成情報を11gのNQSConfig.INIファイルから12cのファイルにコピーします。
cat
コマンドを使用して、次の場所にある11gのodbc.iniファイルのBI Server情報を表示します。user_projects/domains/domain_name/config/fmwconfig/bienv/core
- 11gのodbc.iniファイルから12cファイルにBI Server構成をコピーします。
cat
コマンドを使用して、次の場所にある11gのtnsnames.oraファイルのサーバー・セクションの情報を表示します。user_projects/domains/domain_name/config/fmwconfig/bienv/core
- TNS構成情報を11gのtnsnames.oraファイルから12cのファイルにコピーします。