Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード 12c (12.2.1) E69933-01 |
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アップグレード・アシスタントでUMS構成ファイルの自動コピーに失敗した場合は、UMSをアップグレードする前に、アップグレードを停止して構成ファイルを手動でコピーする必要があります。
注意:
この手順は、アップグレード・アシスタントで構成ファイルの自動コピーが失敗した場合、または構成ファイルを手動でコピーした場合のみ必要です。
この項では、User Messaging Service (UMS)を11gから12cにアップグレードする際にリモートの管理対象サーバー・ノードから管理サーバーにコピーされる、UMS構成ファイルの場所について説明します。必要な前提条件をすべて満たし、必要なログイン情報を指定した場合、リモート構成ファイルは、アップグレード・アシスタントにより自動的にコピーされます。アップグレード・アシスタントによる構成ファイルのコピーに関する詳細は、『Oracle Fusion Middleware Upgrade Assistantによるアップグレード』を参照してください。
ただし、アップグレード・アシスタントでファイルの場所を特定できない場合は、リモートの管理対象サーバーからアップグレードを実行している管理サーバー上の同じ場所に、構成ファイルをコピーする必要があります。コピーする必要がある構成ファイルには、UMSサーバー構成ファイル(appconfig.xml)、ドライバの構成ファイル(driverconfig.xml)およびユーザー・プリファレンス・ファイル(businessterms.xml)などがあります。これらのファイルは、表3-5 に示されているように、各管理対象サーバーの/applicationsフォルダに置かれています。
管理対象サーバーから管理サーバーに構成ファイルを手動でコピーした後、「アップグレード・アシスタントを使用したドメイン・コンポーネント構成のアップグレード」に記載されている手順に従って、アップグレード・アシスタントを起動しなおす必要があります
表3-5 構成ファイルの場所
構成ファイル | 場所 |
---|---|
UMSサーバー |
<DOMAIN_HOME>/config/fmwconfig/servers/<MANAGED_SERVER_NAME>/applications/usermessagingserver/configuration/appconfig.xml |
ドライバの構成( |
<DOMAIN_HOME>/config/fmwconfig/servers/<MANAGED_SERVER_NAME>/applications/usermessagingdriver-<DRIVER_NAME>/configuration/driverconfig.xml |
ユーザー・プリファレンス( |
<DOMAIN_HOME>/config/fmwconfig/servers/<MANAGED_SERVER_NAME>/applications/usermessagingserver/configuration/businessterms.xml |
注意:
ドメイン内に複数のドライバがデプロイされている場合は、すべてのドライバの構成ファイルをコピーしていることを確認してください。<DRIVER_NAME>を、ドメインにデプロイされているすべてのドライバ名で置き換えて確認します。